兼業主夫流、おいしい煮干し出汁の取り方
皆さん、みそ汁の出汁は何を使ってますか?
カツオ?
昆布?
ほんだし?
いろいろありますが・・・。
出汁は和食の基本、旨味の源ですよね。
旨味は甘味、酸味、苦味、塩味の4大味覚に次ぐ第五の味覚で、たしか20世紀初頭に日本人が発見したんですよね。
ちなみに「辛味」が入っていないじゃんって思った方。
「辛い」というのは味覚じゃなくて、痛覚なんだそうですよ。
辛党の皆さんは納得いかないかもしれませんが、
生理学的にそういうことになっているのです。
煮干しの頭は雑味が出るから取るべき。
…って聞いたことないですか?
ビーノも誰に教わったか忘れましたが、ずっとそうしていました。
頭を取り、はらわたを取り、半身に割ってから煮出していました。
本当だろうか?
しかし、ふと疑問が浮かんできてしまいました。
それって本当なんだろうか?
いや、世の中でスタンダードとされていることに、理由がないなんてことは無いでしょう。
なにがしかの意味があってそうなっているのだと思います。
ただ、ふと疑問に思ったのが・・・
「そんなに差があるの??」
もっと具体的にいうと、
「庶民の兼業主夫が味噌汁作るレベルで分かるくらい、
手間やコストを差し引いても意味があるくらい、
そんなに差があるの???」
ってことなんです。
例えていうなら、
管釣り界隈で流れてくる、
「何色狼」とかいう高級ロッドだったり、
リールでいったら
「星」とか「存在」とか「空気みたい?」とか「ヴぁん・・・??(直訳不能)」
・・・まあ、ウン万円とかするタックル達って、やっぱり高くても支持されているのは、それなりに理由があるのは間違いないと思うんですよ。
ただ、物自体に値段に見合う価値があるとしても、全ての人にそれが必要なわけじゃないじゃないですか。
庶民の釣り好き兼業主夫にとって、釣りに行く資金がなくなるほどの出費をするだけの価値があるのか。
それとおんなじ構造だと思うんですよ。
ん?・・・余計に分からなくなったような???
頭とワタをガッツリ入れて検証してみた。
気になったことは検証してみるしかない。
ということで、頭とワタをガッツリ入れて出汁をとってみました。
やってみてすぐわかったことがあります。
それは・・・
ビーノはそもそも、ワタとか取ってなかった!
何という勘違い。
いや、頭は取ってたんですよ。
衝撃の結果!
煮干しが残り少なくなってきたときに袋の底の方に残るカスみたいな部分、あるじゃないですか。
あの粉々の残骸を全部入れてみたんですが・・・
「粉だらけ」
になってしまいました。
出汁は取れたけれど、鱗のようにキラキラと散らばるカスを掬い取るのが、大変ったらない。
さすがにこれはやりすぎでした。
ビーノ式、おいしい煮干し出汁の取り方
で、出汁の取り方なんですが。
ビーノの場合は夕飯の用意をするとき、最初に米を研いで炊飯器をセットしたら、
まず煮干しを鍋に放り込んでおきます。
その時、頭は取って体は2つに割りますが、頭も一緒に鍋に入れちゃいます。
火にかけて沸騰させ、いったん火を止めます。
教科書的には沸騰したらすぐに煮干しは捨てちゃうらしいですが、ビーノはそのまま放置しておかずの仕込みをします。
この時、鍋に蓋をしておかないとどんどん冷めて水分も蒸発しちゃうので蓋をしておきます。
おかずの仕込みが終わって良い頃合いになったら、味噌汁の鍋をもう一回火にかけ、沸騰させます。
この時、ビーノは他の作業を並行して行っているのでけっこうな確率で吹きこぼしてしまいます。
特にケチって蓋をしたまま煮立てると吹きこぼしやすいです。
よいこはマネしないようにしましょう。
沸騰したら、柄のついた網みたいなやつで煮干しを取り出します。
急須のお茶のように最後の1滴まで絞ります。
そうすると結構茶色っぽいいいかにも出汁出てますっていう色とにおいの汁ができているので、
そこに具を投入して味噌汁を作ります。
頭を取らない分雑味がどうかな~と思いますが、一瞬煮立てるぐらいなら気にならないですね。
あんまり煮詰めるとさすがに苦味が出てくるので、沸騰させたら止めるぐらいが良いと思います。
オススメの煮干しはコレ!サカモトにぼし熟成2倍だしおいしいにぼし!
ビーノが気に入って毎回リピ買いしている煮干しが、これ。
国内産熟成にぼし
もうね、パッケージの文字数がすごいんですよ。
サカモトにぼし熟成2倍だしおいしいにぼしの秘密簡単でおいしいだしの取り方裏面参照煮干魚類セシウム・ヨウ素放射能検査済ゲルマニウム半導体機器使用ご安心下さいセシウム・ヨウ素放射能検査済
もうどこからどこまでが商品名でどれがキャッチコピーでどれが商品説明だかわかりゃしない。
伝わりやすさとかカッコよさとか度外視して、言いたいこと言い尽くしちゃった感と、
そんな自分をどこかでネタにしている感があって、なんだか、
どこぞのブログみたいで、他人とは思えない。
もちろん、コストに厳しい兼業主夫のビーノがパッケージだけでリピ買いするわけがありません。
選ぶ理由は、やっぱり、
① いっぱい入っている割に安くて、コスパが良いから。
② しっかり濃い出汁が出て、おいしいから。
食品を選ぶ理由で優先すべきは、いつだってこの2点ですよね。
もちろん、栄養とか安全性とか日持ちとかいろいろあるけど、そのへんは付加価値であって、
基本は安くて美味しいものを買うわけですよ。
で、この煮干しは「熟成2倍だし」というだけあってそれなりに濃い出汁が出る気がします。
熟成だし、2倍だし。さすがに2倍は出てないとは思うけど、そういう名前だし。
パッケージ裏には、前夜からペットボトルに入れて冷蔵庫に入れて水出ししておくとおいしい出汁が取れるみたいなこと書いてあるんですが、
んなことやってられないじゃないですか。
なので、一瞬煮立てて放置です。ん?4~5分に出していいのか。まあ、どっちでも大丈夫かと。
「熟成にぼし2倍だし」のデメリットは、保管?
さてビーノおすすめのこの安くていっぱい入っていて濃い出汁が出るこの「サカモトにぼし熟成にぼし2倍だし」のデメリットとは・・・?
それは、たくさん入っている割に袋がチャック付きじゃないこと。
ジップロックに入れれば問題ないと思うじゃないですか。
ところが、この1kg入りとか750g入りという大容量パックを買うと、グラム単価は安くなるんですけれど、袋ごとだとジップロックのLにも入らないんですよ。
なのでビーノは最初開封したらある程度まとまった量をジップロックのMに入れて普段はそこから使えば、毎日使う分は取り出しやすく、残った本体がジップロックに入れられて、しかも本体の開封が少なくて一石三鳥かなと。
※「さんちょう」を「3,000,000,000,000」と変換するのやめて下さい。
釣り好き兼業主夫のブログでは一生打つことのない数字です。
結論!シロートレベルでは頭とか取る必要なし。むしろ濃い出汁が出る?
最初に結論書きそびれたので、最後に書きます。
頭を入れて煮出しても、雑味とかは気になりませんでした。むしろ濃い出汁が出ていいかも。
ただしあんまり煮詰めちゃうとさすがに苦味が出るので、しっかり煮出すならあえて入れる必要はないかなあと。
あと蓋をしたまま煮立てるのは危険ですね。
まあ、どっちでも大丈夫ですよ。
身も蓋もないですね。・・・頭はあるけど。
うーん・・・・・。
微妙にかぶってない!!
あ、煮干しはおすすめです!
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