
バベルを使う上でロッドと並んで最重要なタックル、それがラインですね。
古来「釣り」と名の付くもので、釣り竿を使わない釣りはあっても、
釣り糸を使わない釣りはないのではないでしょうか。
特にバベルの釣りでは「アタリを取る」こと、「掛ける」ことが非常に重要で、
また「投げる」ことにも大きく関わってくるのがラインセレクトなのです。
・・・と、ビーノもやってみて実感しました。
いやあ、釣りって何年たっても自分なりの新しい発見があって楽しいですねぇ。

- 結論:蛍光色の高比重PE+透明フロロのリーダー1.5mが最適。ナイロンの20倍は釣れる。
- PE導入の経緯
- ナイロンだとバイトが取れない、フッキングが難しい?!
- フロロのメリットデメリット・おススメのフロロ
- ついにPE導入
- PEのメリット① 軽量ルアーの飛距離が出る
- PEのメリット② バイト感知
- PEのメリット③ 5倍はフッキングが決まる
- PEのデメリット① 風に弱い?
- PEのデメリット② ライントラブル
- PEのデメリット③ 結ぶのが大変!
- バベルにおススメのPEラインの条件4つと、おススメ&検証したいPEライン
- おススメ① シルバースレッド アイキャッチPEⅡ(ユニチカ)
- おススメ② アーマードF (デュエル)
- 検証したい!高比重PEの本命、オードラゴンとピットブルG5のデメリット
- おススメのリーダーはスプールで選ぶ?
- まとめ
結論:蛍光色の高比重PE+透明フロロのリーダー1.5mが最適。ナイロンの20倍は釣れる。
結論を言っちゃうと、やっぱりうまい人が言うとおり、PEだと使いやすいし釣れます。
メインラインはPEの中でもなるべく目立つ色で、できれば高比重のもの。
太さは0.2号を基本に考えれば良いと思います。

ビーノは最初、ユニチカのシルバースレッドアイキャッチPEⅡの0.4号を使用しました。

現在はDUELが出している「アーマードF・アジメバル」の0.2号を使用しています。
リーダーは透明フロロの3lb(0.8号)を1.5m~2mぐらい。
ビーノはヤマトヨテグスのFAMELフロロショックリーダーを使用。

と、例によって長くなる予想の元、最初に結論を言ってしまいましたが。
本当は自分で使い比べて検証するのが楽しいんですよ。

以下、どんな考えで紆余曲折してこの当たり前っぽい結論にたどり着いたのか、
その過程を書いていきます。

PE導入の経緯
バベルなどの縦釣り、ボトムの釣りにはPEがいいって聞いたことありませんか?
上手い人が言うのならそうなんでしょう。
たぶん。

でも初心者にとってPE導入ってハードル高くないですか?
なんか結び方とか難しいらしいし。
太さの選び方とかも分からないし。
ライントラブル多いとか風に弱いとかいろいろ聞くし。
・・・高いし。

ビーノも昨年までそうでした。
海のルアーフィッシングだとPEは定番ですが、
ビーノは埼玉県民で海は遠いし子育て兼業主夫だし、
なんちゃって医療従事者なので、コロナになってからなおさら海なんて行けなくなりました。
PEは1回買ってみたもののちゃんと使わず下巻きになってました。

ナイロンだとバイトが取れない、フッキングが難しい?!
もっとも一般的なラインであるナイロンでは釣れないのでしょうか?
要はラインの動きでバイトが取れればいいわけでしょ?
見やすいラインならいいはずなので、伸びとか関係ないんじゃないかな?と。

ということで、最初は蛍光のナイロンでやってみました。
選んだのはユニチカのシルバースレッドアイキャッチの3lb。

むっちゃ見やすい。

ルアーフィッシング黎明期のデュポンのストレーンゴールドか、
東レの初代ソラロームかってくらいの色です。知ってる人少ないか。

さて、これで釣ろうとしたところ…
はい、釣れません。
ていうかバイトそのものがなく、開始直後にスレで1本のみ。
まあしょうがないですよ、場所は川越水上公園で、季節は真冬。
そして釣り人はバベル初心者で、釣りそのものも決してうまくないビーノですから。

ところが検証のためにフロロに変えたところ…

あれ、普通にバイトが出るじゃないですか。
フッキングは難しいんだけれどポツポツアタリがあるんですよ。
結局その日はフロロに変えてから1時間で5キャッチでしたが、バイト数はかなりありました。
ていうことは…ナイロンではバイトがなかったのか?

いやいや、そんなことないでしょ。
魚はバイトしてたのにこちらで感じ取れてなかったと考えるのが自然ですよね。
でもなんで?ド派手な蛍光のライン使って、ラインの動きにむっちゃ集中して見てるのに。

フロロのメリットデメリット・おススメのフロロ
推測でしかないのですが、もしかしたら、それはラインの「重さ」に関係があるんじゃないかと。
よく、「フロロはナイロンより感度がいい」って言いますよね。
あれって、世間ではラインが伸びないからだって言われてますがそうじゃないと思うんですよ。
もちろんぴんと張った状態のラインなら伸びが少ない方が感度がいいわけで、
極端な話、PEとナイロンでクランク巻いてたらPEの方がブルブル伝わってきますよね。
それはそれで正しいとして、ラインがたるんだ状態での感度ってまた違うと思うんです。
伸びだけでいったら、2ポンドのフロロと20ポンドのナイロンでいったら、
20ポンドのナイロンの方が全然伸びないと思うんですよ。
でも、バベルや、バス釣りのライトリグでは、
細いフロロの方が太いナイロンよりバイトを取りやすいですよね?
あれは、フロロの比重でラインが下方向に引っ張られて、
たるんでいても一定のテンションがかかりやすいのと、
またその状態になる(なじむ)のが早いからじゃないかと思うんですよね。
余計なグニャグニャのラインスラッグが放物線の反対のようなきれいな弛みになって、
同じたるんでいるのでもバイトを伝達しやすくなるんじゃないかと。

当然、振動として手元に来るだけでなく、
ラインの動きとして視覚的にも出やすくなると思うんですよ。
特に、もっともバイトが出やすい着水後のイニシャルフォールでは、
キャスト直後のラインの弛みがあるので、
ラインが水になじむ速さの違いがバイトを感じ取れるかどうかにかかわってくるんじゃないか。
とりわけ、ビーノみたいにキャストがヘタクソで天ぷらになる人の場合、
糸ふけの量が多くなりがちですから、この差も大きくなりそうです。

ではフロロのデメリットは?
・見やすい色の蛍光フロロが意外と少ない。
これ、探してみると店頭に並んでいる蛍光ラインはナイロンが多いんですよ。
GT-Rピンクとか、バリバスのサイトエディションとか、
これ見やすそう!ってラインはたいていナイロンです。

色付きフロロというと、BMSスナイパー。
発想はいいですけど、高いですよね。
75mしかないんですよ。1500円前後するのに。1mで20円!

あとはシーガーのこの2つ、ライトロックイエローとイエローハンター。

両方使いましたがたぶん同じものではないかと思います。
さすがフロロといえばシーガー、しなやかで使いやすく、視認性もバッチリでした。
値段も1m当たり13円前後と、BMSスナイパーアザヤカよりはリーズナブル。
ビーノもPEをメインにするまで何度もリピ買いしたのがこのラインでした。
ただ、それでもデメリットはあるんですよね。
それが、フロロ特有の投げづらさ。
フロロの硬さ、巻き癖からくるライントラブルと、飛距離です。

誤解がないように言い訳をしとくと、このライン自体はさすがシーガー、
非常に質の高い、投げやすいフロロだと思います。
このラインが投げにくいのではなく、フロロ全般の特長としてです。
いやいや。
バス釣りでフロロ使い慣れてるから。余裕~♪
って思う人も多いでしょうが、
軽いルアーを多用するのと、投げて巻くエリアトラウトではバスのライトリグよりもキャスト数が多くなりやすいこと、
さらに吹きっさらしの水上公園では強風下で釣りをすることが多いので、
意外と結構きついときが多いのです。
しかも。
飛距離は、やっぱりライン自体が硬くて癖がつきやすいので、
軽いルアーを投げるにはラインがスパイラル状になって空気抵抗を受けるため、飛びにくいです。
そして0.4g~0.55gのバベルのゼロシリーズは非常に飛ばしづらいし、
強い逆風では、もはや釣りにならないです。
・・・ビーノの技術では。

ついにPE導入
ということで、ついに重い腰を上げてPEを導入することにしたわけです。
なので、前提としてフロロ3LBより細く、
0.4gのバベルエースゼロがちゃんと投げられて、目でアタリがとれることが必要なわけです。
PEのメリット① 軽量ルアーの飛距離が出る
ナイロン・フロロの4lbが1号(0.166mm)、3lbでも0.8号(0.145mm)あります。
ユニチカの場合。
それに対して一般的なPEだと0.4号で6~8lbの直線強力があるようです。
高比重のアイキャッチPEⅡでも0.4号が4lb、0.3号が3lbと、
同じ強さならナイロンやフロロより、明らかに細くできる。
ということは、空気抵抗が少ないからよく飛ぶのです。
話それますが、子供のころ凧揚げしましたか?

ビーノが小学校5年生ぐらいの頃、友達とたこ揚げに行こうとしたら、
友達の一人がタコ糸の代わりに釣り竿とリールをつけてきたんですよ。
ビーノはそのころルアーフィッシングを始めて、
リールのついた竿を振り回すだけでうれしい頃でしたが、
凧なんか付けたら竿が折れるんじゃないかって心配してました。
だって、凧って結構重いというか、力がかかるじゃないですか。
それが楽しいという面もあるし。クランク引いてるときみたいに。

ところが、友達の凧はあっという間にスプールいっぱいの糸を出して、
軽々と上がって行っちゃったんですよ。
引っ張る力も、そんなにいらないみたいで。
たぶん、ナイロンのラインがタコ糸より軽くて細く、
空気抵抗も少なかったからじゃないかと。
あれ?何の話でしたっけ?

PEのメリット② バイト感知
PEは伸びが少ないです。
もう、ほとんど伸びないといってもいいくらいです。
っていうことはビーノも何となく知ってました。
みなさんもそうだと思います。
じゃあ、ナイロンやフロロはどれぐらい伸びるのか、ご存じですか?
ビーノは知りませんでした。
あるサイトによると、
PEラインの伸び率は3~5%。
ナイロンラインの伸び率はなんと30%、
フロロでも20%も伸びる!・・・んだそうです。
びっくりじゃないですか?

信じない・・・俺は信じないぞ。🐍
だって、20m投げた先で、4m~6mも伸びてたら、
アタリなんてわかるわけないじゃないですか。
ジャーキングなんてしたって、4mも伸びたらルアー動かないですよ。
・・・って、たぶん、嘘ついてるわけじゃなくて、
きっとそういう測定条件なんだと思うんですよね。
目いっぱい、最大限伸ばしたときは20%から30%伸びて、限界を超えたら切れるとか。
たぶんですが。
だから、バイトを取るときの感度に関係ある伸び率は、それじゃないと思うんです。
妥当性ってやつですね。

デュエルのサイトにあったのがこちらのデータ。
いわゆる初期伸度ですね。

これによると、
ナイロンの伸びは7%、
従来のPEが0.8%。
(アーマードFは0.3%)。
この方が実感に近いんじゃないでしょうか。
なので、PEは圧倒的に伸びが少ないから感度がいい。
・・・というのは分かりましたが、それは主に糸が張っているときの話。
もう一つ、糸がたるんでいる、糸フケが出ているときの感度ってまた別にあると思うんですよ。
フロロのところで書いたじゃん、くどい!って思いますよね。
すいません盲腸っと、いやちがったもうちょっとお付き合いください。

PEはフロロと逆に軽く糸フケが出やすいので、
その糸フケを処理してあげないとせっかく伸びなくてもバイトが伝わらないよというのが一つ。
特に水面に漂って流れてしまうと、「つ」の字みたいになって何にも伝わってきません。
だから高比重PEが欲しくなるんですね。
しかしメリットもあるのです。
同じ強度ならばより細い糸を使えるので、水の抵抗を受けにくい。
さっきの空気抵抗と同じで、水の抵抗も少なければ糸フケを取る時も抵抗が少ないので、
感度も上がると思うんですね。
もう一つのメリットは、巻き癖がほぼつかないので、
テンションのかかっていない時でもラインがスパイラル状にならない。
下向きの放物線状のすっきりした糸フケになりやすい。
その状態だとバイトが分かりやすいんですよ。


PEのメリット③ 5倍はフッキングが決まる
フッキングはもう、本当に全然違います。
ナイロンからフロロに変えた時も2倍はフッキングしやすくなった気がしましたが、
PEにしたら気のせいと間違えることはないくらい、
控えめに言って5倍はフッキングが決まるようになりました。
それまで巻きアワセもしないと掛けられなかった、
しかし巻いていると間に合わなかったバイトが、
手首を返すだけで掛けられるようになりました。

うまい下手以前にラインの違い!ってくらい。
初心者に教えるなら貸し出し用のタックルにもPE巻いてあげなきゃ悪魔かってくらい違います。
ラインの伸びないことでアワセの力がしっかり伝わること。
プラス細い分、水の抵抗が少なく、
アワセの挙動がフックまで伝わりやすいのもあるかもしれませんね。

PEのデメリット① 風に弱い?
水上公園は吹きっさらしで風が強いことが多いので、結構風の影響を受けます。
確かに、軽い分風に流されやすいのはあると思います。
特に横風はラインが「つ」の字に流されると釣りにくいですね。
なので、早く水面につけてあげることが大切で、
それにはフェザーリングとラインメンディングと、
できれば高比重ラインが欲しくなりますね。
ですが、対するフロロは風に強いのか?というと、そうでもない。
ていうか弱いです。
ラインが硬い分、コイル状になって風を受ける面積が大きくなるので、
ルアーが重ければ気になりませんが、軽いほど影響を受けやすいです。
確かに水になじむのは早いんだけど、空中での影響はPEと似たり寄ったりではないでしょうか。
じゃあどうしたらいいんでしょう?
いやでも、風によってラインを巻き替えられますか?
どうしてもの時はなるべく早起きして風上の釣り座を確保するしかないです。
ラインの問題じゃなくなってるし・・・。

エステルラインってそのへんどうなんでしょうね。
ビーノはまだ使ったことがありません。
高比重PEをもう少し詰めてから、来シーズン以降の課題です。
PEのデメリット② ライントラブル
ライントラブルがあるっていうイメージありますが、頻度としてはそうでもないです。
むしろ、糸ヨレが発生しない(ヨレても目立たない?)ため、
フロロよりトラブルは少ないかもしれません。

ただ、爆風の時はやっぱりトラブルはあると思います。
PEだから多いってわけではないですが、
発生した場合のリカバリーはモノフィラよりもちょっと面倒です。
繊細なソリッドティップの竿を使っていると、ティップにラインが絡まった状態で、
魚がもし掛かったら・・・やばくないですか?

もう一つは風で緩んだラインがローターの中に入り込んじゃって、
メインシャフトに絡みついちゃうトラブル。
ヘタクソあるあるです。

いやでも、ここまでのトラブルはそうそうあるわけじゃないですよ。
いくらビーノがヘタクソでも。
爆風の中でラインが流されないように急いで巻くのを繰り返してたからで・・・

言い訳はともかく、このトラブル自体はフロロでも初心者などはよくあるんですが、
(ビーノは下手だが初心者ではない)
PEでこうなっちゃうと、途中でラインを切ってササっと結び直して応急処置で釣り続行!
ってことが難易度高いのですよ。こういう時ってだいたい爆風だし。
で、切りたくないからライン手繰ってたらこうなっちゃったというのがさっきの写真なのです。

対策としては、フェザーリングなどはもちろんですが、
最終的にはPE用のハサミと、予備のリールまたは替えスプールを用意しとくしかないでしょう。
PEのデメリット③ 結ぶのが大変!
これが最大の参入障壁じゃないでしょうか。
FGノットだのSFノットだのノーネイムノットだの、
聞いたことはあるんだけど結べない!って人、多いですよね?
バスやエリアトラウトなど淡水の釣りしかしない人は、だいたいそうですよね?

ビーノもそうでした。
バス用ベイトリールの下巻きには海外製の安いPEを使ってましたが、
太いし下巻きなので電車結びで済ませていました。
糸の結び方って昔は入門書のイラストを頼りにやってましたが、
今はYouTubeの動画で分かりやすく教えてくれるからいいですよね。
・・・しかし・・・
・・・ほ・・・・・
・・・・ほ・そ・い・・・・・・・。
ここ数年、スマホ依存と電子カルテ化のおかげで老眼が進んだビーノにはきびしい・・・
さらに、手先の動きも不器用になった気がする・・・・・・・・
映画・リバーランズスルーイットの冒頭のシーンで
・・・ってあれ?どっかで書いた気がするぞ。

はい、王道はやっぱりFGノットだと思います。
いろんなサイト、YouTubeの解説で分かりやすかったのがダイワの動画でした。
ですが、ビーノはこれが苦手で・・・何度も練習して、ようやく1回成功する感じです。
まして現場で寒くて風もあって偏光もかけてて
・・・なんて条件で結び直すなんて、できない自信ありまくりです。

そこで見つけたのが我等がカリスマバベラー、しもきんさんが動画で解説されていた、
「柏木ノット改」です。
これならギリ、強風でなければ何とかなる。かも。
最悪休憩室で遠近両用メガネかけて結べば何とかなる。・・・のではないか。

っていうレベルで、FGノットよりは、だいぶハードルが下がりました。
ビーノは当面これでいきます。
しかし予備のリールとPE用ハサミは忘れずに持っていかなくては。
2024年10月追記:現在は伊藤雄大先生お勧めの、より簡単な方法に変更しました。
「電車結びPE側6回回し、リーダー側4回回し」です。
これだと冬の屋外で老眼でも、偏光外せば何とかいけます。
結び目の小ささやちゃんと結べた時の強度ではしもきんさんの柏木ノット改の方が上です。
バベルにおススメのPEラインの条件4つと、おススメ&検証したいPEライン
ビーノが考える、バベルに最適なPEラインの条件は以下の4つ。
① 0.2号のラインナップがある。
② 見やすい蛍光カラー。
③ できれば高比重。
④ 値段が高すぎない。
以下、使ってみてよかったラインとこれから試したいラインについて書いておきます。
おススメ① シルバースレッド アイキャッチPEⅡ(ユニチカ)
現状で一番バランスよく条件を満たしているビーノお気に入りのラインが、
ユニチカのシルバースレッドアイキャッチPEⅡです。

4つの条件について検証していきます。
条件① 細号柄のラインナップがある。
0.2号、0.3号、04号のラインナップがそろっています。
ただ、表示の強度が一般的なPEに比べて低いです。
なんか詳しいことは分かりませんが、
比重を高めるためにフロロ系の混ぜ物を入れているために、
太さあたりの引張り強度が低下するらしいんです。
なので0.2号で2lb、0.3号で3lb、0.4号で4lbしかないのです。
ビーノは2lbとか使ったことがなく怖かったので、0.4号から導入しました。
0.4号=4lbあれば強度的には十分。
体感的にはもっと強い気がしました。
太さ的には、0.4g前後のバベル(WZzero、エースzero、ウエイトチューンzeroとか)は、
正直0.4号でも投げづらいです・・・。次は0.2か0.3どちらを試すか迷いますが…0.2かな。
条件② 見やすい蛍光カラー。
蛍光イエローで、ばっちり見やすいです。
しかも不透明な分、同系色のフロロより明らかに見やすいです。
「アイキャッチ」を名乗るだけあります。
ちなみにユニチカのシルバースレッドにはナイロンの「アイキャッチ」と、
PEの「アイキャッチPEマークス」(オレンジ色。比重は同じ1.18)
もあるので買い間違えないように注意しましょう。
下のリンクから購入すれば間違いありませんぜ旦那。😁
条件③ できれば高比重。
アイキャッチPEⅡの比重は1.18。
ナイロンが1.14だそうなので、ほぼナイロン並み。
ちなみにフロロが1.78と断トツで重く、最近はやりのエステルが1.38。
1.18というとさほど重くないですが、
普通のPEラインが0.97とかで水に浮くことを考えれば、まあ若干高比重。
「沈む」というよりは「浮かない」ということ。
メーカーでは「サスペンドライン」と表現していますが、正直な表現ですね。
「浮かない」ことで、フロロのリーダーの重さを生かすことができると考えています。
実際使用してもきれいな弛みを描いてくれるのでいい感じです。
条件④ 高すぎない。
150m巻きなので、安いところで買えば1m当たり8~9円と10円を切ります。
兼業主夫ビーノの感覚としてはギリ許容範囲ですが、
使ってみたところ、イトヨレによるライントラブルが少ないせいか、
フロロよりはかなり交換頻度が少なくて済みます。
余裕をもって50m巻いても3回、30mなら5回巻けます。
なかなかのコスパです。
25mでもやってみたところ、結び目が引っかかることがあるので30m以上は巻いた方が無難ですね。
追記。当初30mでやっていましたが、ラインが痛んで先をカットしたりすると、下糸との結び目が引っ掛かっちゃうんですよね。逆に多めに巻いておいても、ラインが細い分、減ってきてもスプールエッジからそんなに引っ込まない。なので50mとか75m巻いちゃった方が結果的に快適に使えることが分かりました。

好きな長さを巻くには高速リサイクラー2.0とラインカウンターが必需品です。

第一精工 高速リサイクラー2.0楽天で購入 |

PX846W プロックス デプスチェッカー(ホワイト) PROX楽天で購入 |
【プロックス PROX】プロックス PROX ICデプスチェッカー ブラック楽天で購入 |
あと同じサイズの替スプールがあれば便利ですが、そのために買うのはもったいないので、
ラインを買った時のスプールは1、2個は捨てずにとっておくと便利です。 😅

おススメ② アーマードF (デュエル)
新世代のPEラインらしいです。

その昔、XーTEXとかのハイブリッド素材を出したデュエルらしいですね。
気になってしょうがなかったので試してみました。
特長の一つは高比重にもかかわらず引張り強度が高いこと。
PEを高比重にするにはフロロなどの混ぜ物をするので
通常はノーマルのPEよりも強度が落ちるらしいのですが、
メーカーサイトによるとアーマードFはそうではなく、
何ならノーマルのPEより強いらしいです。
0.2号で4lbあるので、安心して細糸が試せるじゃないですか。
試してみるとさすが0.2号、バベルシリーズのゼロ(0.4g前後)も投げやすく、
同じ強度表示のアイキャッチPEⅡの0.4号と比べて、断然快適でした。
強度的な不安も55cmクラスまでは全く感じませんでしたが、
大型ロックとかはかけてないので限界の強度は分かりません。

もう一つの特長は独特の張り、コシがあること。
PEのヘナヘナ感がなく、フロロのような張りがあり、
むしろ極細の割にはナイロンより硬いのではないかと思いました。
そのため極細の割には結びやすい印象でした。
半面、実際に釣りをするときには、
PE独特の「糸癖のないきれいな放物線」にはならず、
かといってフロロのようなスパイラル状に糸癖が残るほどでもなく、
「フリーの時は若干癖が残ってまっすぐにはなっていない」が、
「少しでも力が加わるとまっすぐになる」
これもPEとフロロの中間的な性質ですね。
あと、フェザーリングの時の指の感触がナイロンに近く、ブワッと広がらないのでやりやすかったのは好印象でした。
その他にも感度がいい・・・伸びが従来PEの半分とか、いろいろ書いてありますが、
その辺はノーマルのPEでも十分なので気にしません。
ていうかビーノのレベルでは分からないくらいの差です。

条件② 見やすい蛍光カラー
アーマードFシリーズにもF+とかF+Proとか、魚種別とかいろいろあるようで。
F+Proとかは素材や加工方法も違うらしいですが、魚種名の違いは色や太さ長さのラインナップだけらしいですね。
なので使いたい太さで気に入った色があれば、魚種名は気にしなくていいみたいです。
ビーノが愛用しているのが、アジ・メバル用のオレンジ色とピンク。
なぜアジ・メバル用にしたかというと、数百円安かったから。

まあ違う色も試したかったっていうのもあるんですけどね。
ちなみに他の色ではネオングリーンという色が見やすそうでしたね。

で、使ってみると、フロロのイエローより見やすいと思います。
でも、アイキャッチPEⅡの蛍光イエローに比べると、見やすさは劣りました。
ただこれは、天候とか環境とか、偏光グラスの色とか、目そのもので個人差はあると思います。
あと、そもそも太さが違うので、見やすさを左右する要因として
色の影響が大きいのか、太さの影響が大きいのか、これは要検証だと思いました。
ということで次はアイキャッチPEⅡの0.2号をテストだな。検証したら更新しますね。
追記:0.2号でもアイキャッチPEⅡは十分見やすかったです。
むしろ見やすさでは0.4号と変わらない印象でした。
あと、「色落ちしない」というメリットはありますね。
アイキャッチPEⅡを含め、一般的な色付きPEは何日も使っているとだんだん白っぽくなっていきますが、アーマードFは糸の中まで染色されているので色落ちが無く視認性が落ちないです。
検証したい!高比重PEの本命、オードラゴンとピットブルG5のデメリット
未検証ですが、気になる高比重PEの本命として、
オードラゴン(よつあみ)とピットブルG5(シマノ)を挙げたいと思います。
オードラゴンは、高比重PEの分野を切り開いた草分けです。
ビーノがリスペクトするカリスマ釣りブロガー、
「ロングリーダーPEシステム」を提唱するDeepStreamのKenDさんも紹介されています。
その比重、なんと1.4。
フロロには及びませんが、ナイロンを超えてエステル並みです。
しかも号数ごとの比重もバラつきなく統一されている。
文句なしの高比重PEです。
細号柄は、0.4号まではラインナップされていますので、エリアトラウトにもギリ使える、かな?
ただし、ことバベルに使うには視認性が重要です。
カラーラインナップが、「ウグイスグリーン」とかは、渋すぎるのです。
せめてもう少し鮮やかな「メジログリーン」にしてくれれば・・・。
・・・って馬の名前みたいだな。

ピットブルG5はどうでしょう。
ピットブルG5の比重は、号数による違いはあれど、1.3前後と十分水に沈む高比重ライン。
色も「ハイビズオレンジ」をラインナップしています。
そして価格がリーズナブル。
さすが天下のシマノさん、ナイロン並みです。
ときたら、買わない理由はないじゃないですか。
いや、あったんですよ。買わない理由が。
それは・・・細号柄がないこと。
2022年2月現在、ピットブルG5のラインナップは0.6号~しかないのです。
なんでも、0.4号、0.5号もテストしていたものの、開発者の黒田健史プロがボツにしたそうで。
きっと、強度面で納得いく性能が得られなかったんでしょう。
KenDさんも、「オードラゴンの細号柄はよく切れる」とおっしゃってますから、
高比重PEで細糸を作るのは難しいんでしょうね。
そう考えると、アイキャッチPEⅡの強度表示って、
本当はもうちょっと強めにつけてもいいけれど、
切れる可能性もあるから弱めに表示しているってことじゃないのかな?
なんて思っちゃう。
考えすぎですかね・・・?
追記:ピットブルG5、バス釣り用で使用してみました。
結果、色落ちが激しく、視認性が良いのは最初だけ。
高比重のメリットもさほど感じられず、あらゆる面でアーマードFの方が使い勝手が良かったです。
おススメのリーダーはスプールで選ぶ?
リーダーって言ったらモノノフ的には
夏菜子ぉぉぉぉぉ⤴
しかいないわけですが。


先に結論で書きましたが、リーダーは透明フロロの3lbを1.5~1.8mぐらい。
透明なのは、もちろんクリアな水質の場合、魚から見えづらくするため。
色付きだと釣れない時に「見切られてるのかな?」と不安になるのを防止する意味もあります。
フロロなのは、比重が高いから。
フロロの比重は1.78もあるそうで。
ラインの先が重いことで、ルアーの沈みがスムーズになります。
ここでフォールスピードは速ければいいってもんじゃないんじゃない?と思った方は、鋭い!

わざわざ投げにくい0.4~0.5gのバベルのゼロシリーズを使ってフォールスピードを遅くするぐらいなら、リーダーを軽くしてやったらいいんじゃないか?というのも理にかなってますよね。
が、そのマニアックな課題は中級者以上の方に譲りましょう。
今はPE導入の初級者として、このレベルでは
「着水直後のフォール(イニシャルフォール)時にラインが早くなじむ。余計なラインスラッグが出にくい。バイトがとりやすい」
というメリットの方がはるかに大きいです。
まずは基本を押さえましょう。

長さは、水なじみを考えると長い方がいい。
しかし長すぎて結び目をリールのスプールに巻き込むと、
放出時の抵抗になって飛距離が極端に落ちたり、ライントラブルの原因になったりします。
なので、落としどころとしては、ロッドティップ~リールの少し手前まで。
ということになります。
当初は1mぐらいでもやってみたのですが、結んでいるうちに短くなっていってしまい、
1mを切ると使い勝手が悪いので、スプールの手前ギリギリがベストな気がしてきました。
結んでいるうちにだんだん短くなることを考えると、2mぐらいあっても良いと思います。
まあいちいちメジャーで計るのも面倒なので、とりあえず大雑把にヒトヒロで、
次回以降は好みで微調整で良いと思います。
ビーノはヤマトヨテグスのフロロリーダーを使用していますが、
ぶっちゃけ透明フロロなら何でもいいです。


ヤマトヨのリーダーがいいのはスプールがコンパクトで連結でき、
現場に持ち込んで使いやすいから。
なのでなくなったら手持ちの透明フロロを高速リサイクラーで巻いておけば十分使えるのです。

コスパ重視ならフロロマイスターが最高だし。
なんと320m巻きで1000円前後。1mあたり3円ちょっと!
R18フロロリミテッドとか王道ですが。
100mで1500円として1mあたりは15円。フロロマイスターと比べると高級品ですね。
フロロリミテッド最大の特徴はしなやかさと安定した品質。
リーダーに使うにはもったいない気がします。
最高のハリスとして知る人ぞ知る、シーガーグランドマックスとか最高だし(値段も)。
60m巻きなので1m当たり30円!フロロマイスターの10倍!金に糸目をつけないならこれ。糸だけに。

ビーノの考えでは、わざわざ高いの買わなくても、手持ちのもので十分だと思います。
むしろ高速リサイクラー2.0とラインカウンターは必需品かも。🦆
ん??なんだこれは?おもしろそう。
横着な人にはこれかな。
高速リサイクラーはなくても、ラインカウンターはあった方が良いと思います。
150m巻きののラインを75mずつとか50mずつ使うなんて、目分量ではできませんからね。
ビーノが使っているのは上のアナログタイプですが、1回壊れて買い替えているので、
次に壊れて買い替えるならデジタルタイプですね。
壊れなければ買い替えませんけど。
まとめ
ということで、現時点でのビーノ的にベストなラインセッティングは、以下の通りです。
メインライン:アーマードF(デュエル) 0.2号 50または75m巻く リーダー :フロロショックリーダー(ヤマトヨ)3lb ヒトヒロ ノット :電車結びPE側6回、リーダー側4回回し |
ラインについてはもっともっと検証して、
より使いやすいセッティングを見つけていきたいですね。
エステルラインでのバベルも未挑戦ですし。
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ということで、検証が進み次第、更新していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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