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伊豆大島で磯遊びのお勧めスポットとグッズ紹介!家族旅行兼ファミリーフィッシングの野望④

父ちゃんのつぶやき
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夏の家族旅行先としてマルチな魅力がある伊豆大島。
しかし、夏の家族旅行で離島に来ておいて、これだけは外せないでしょ?
っていう王道アクティビティがありますよね。
それは・・・

海!

海水浴ですよ!

これを外しちゃうと、家族に言われちゃうこと必至ですよ。
かなりの高確率で。

「父ちゃん釣りがしたかっただけでしょ?」って。

磯遊びがしたい!

ただですね。
伊豆大島の海水浴場は、いわゆる遠浅の白くきれいなサラサラの砂浜ではないのですよ。

なにしろ、島全体が一つの火山なので(正確には一つじゃないらしいのですがそれはおいといて)、
地形はドン深で、山の稜線が同じ角度で水中まで続いている状態。

バス釣りする人なら山間のリザーバーの地形といえば分かりやすいでしょう。
岸を見れば水中の地形が推測できるという、アレと同じです。

次に底質。砂浜も玄武岩質の溶岩が砕けてできているのです。
もちろん砂浜なので波に砕かれ磨かれていて素足で歩けないほどのトゲトゲの溶岩ではないのですが、本州の海水浴場にあるサラサラの砂浜のイメージとは違います。

これもバス釣りする人なら
「砂底じゃなくて砂礫底~礫底」
「サンドじゃなくてピーグラベル」って感じ。
・・・ちょっとマニアックになってきました。

要は、そんなに素敵な砂浜じゃないってことです。
砂が巻き上げられない分透明度が高くて、
泳いでいても魚が見えたりするっていう利点はありますけどね。

一方、本土の海水浴場より優れた魅力もあります。
それは、各海水浴場の脇に必ずといって良いほどある磯場での、

磯遊び。

もちろん、本土にも磯遊びできるところはありますよね。
でも、伊豆大島の磯は、いろいろ魅力があるんです。

伊豆大島の磯遊びの特徴、生き物がたくさん見える!

伊豆大島は離島なので、水がきれいです。

これ、拾い画像じゃありませんよ。伊豆大島の、何と最大の繁華街である元町港の埠頭から覗いた海の色がこれなんです!

なので、水中がよく見えます。

また、地形や潮通しの影響なのか人が少ないからなのか分かりませんが、
魚の稚魚とかがいっぱいいます。

さらに、黒潮の影響で、ちょっとだけ南方っぽい魚も混ざっていたりしないでもないです。

まとめると、生き物がよく見えるのです。

磯遊びって、生き物を探すことですよね、突き詰めると。
ただひたすら磯=岩場を歩いて遊ぶこと、ではなくて。

となると、いろんな生き物がいて、よく見えた方が良い。
特に魚ってテンション上がるんですよね。
そして、磯遊びで魚を追いかけることが、
その後のファミリーフィッシングへのモチベーションにつながるわけです。
完璧なプランじゃないですか!

伊豆大島の海岸はほぼ磯。

伊豆大島の周囲の海岸は、ほぼほぼ磯場になります。

海水浴場も遠浅のサラサラの白い砂浜ではなく、
玄武岩質の黒っぽい溶岩が砕かれた砂礫から礫底。
地形も岸から数mで最初のブレイクがありどんどん深くなるドン深地形。

その海水浴場の脇の磯場は、大抵磯遊びができます。

全周磯場なら全周どこでも磯遊び可能なんじゃないの?と思いますが、そういう訳にも行かないのです。

磯遊びができるというか、安全に楽しめるためには、外洋の荒波を直接受けずに遊べる、外側を岩礁で囲われたラグーン状の潮溜りのような穏やかな環境が必要です。
バス釣りする人なら「春先に狙うようなプロテクトされたエリア」といえば分かると思います。

となると、各海水浴場の脇にある磯場が、ちょうどいい感じなんですよね。

それ以外の磯は道路からのアクセスが悪かったり沖にプロテクトしてくれるような岩礁が無かったり、石鯛やヒラスズキが狙えるような荒磯だったりしますからね。

あと単純に海水浴場の横だと更衣室やシャワーが使えるっていうのは普通にメリットですね。

状況で選ぶ!伊豆大島の磯遊びスポット3選。

前述のように、伊豆大島の周囲はほぼほぼ磯でできているので、
各海水浴場の浜の脇には必ず磯場があり、磯遊びができます。

なので、ここに挙げた以外の海水浴場も磯遊び場として遜色ないクオリティがあると思うので、
ここに挙げたのは島内磯遊び場のベスト3というわけではなく、
「こんな状況に合わせて選ぶならここ!」という意味の3選です。

①元町から歩いて行ける!弘法浜海水浴場。

伊豆大島で最もメジャーな海水浴場が弘法浜です。

Google マップ
Google マップで地図を検索。乗換案内、路線図、ドライブルート、ストリートビューも。見やすい地図でお店やサービス、地域の情報を検索できます。世界地図も日本語で、旅のプランにも便利。

最大の繁華街?であり観光の拠点である元町中心部から、徒歩で行ける海水浴場。

海の家が2軒あり、更衣室やシャワーも完備。
元町周辺に宿を取れば、宿から歩いて行けるのが魅力です。
また、弘法浜の南側には海水プールがあり、海が荒れて泳げない場合でもプールで泳ぐことができます。

弘法浜サンセットプール · 4.3★(24) · プール施設
〒100-0101 東京都大島町元町2丁目1

その名も「弘法浜サンセットプール」。

島の西側の海岸に面しているので、それはそれは綺麗な夕陽が見える!
…んでしょうね、おそらく。夕方利用したことはありませんが。

そしてこのプール。
大島町営で、シャワーも更衣室もコインロッカーもあり、

何と無料です。


海水のプールって泳いだことありますか?
実は、普通の淡水のプールより泳ぎやすいんですよ。
海水って比重が高い分、浮力が強くなるじゃないですか。
ゲーリーとかの塩入りワームが沈むのと反対の理屈ですね。

もちろん海もそうなんですが、プールは波が無いし水深も一定なので・・・。
なので、泳ぎに自信がない子の練習にはもってこいじゃないでしょうか。
本土のプールよりも空いているし。

しかし、海水と言えどもプールはプール。プールでは磯遊びはできませんね。

弘法浜にも磯遊びができるスポットはあるのですが、弱点が一つあります。
それは、風に弱いこと。

特に西風、南西風に弱いです。
なんか大島って、西風吹いてること、多くない?

だから客船が岡田港に発着することが多いのかな。
西風が強く波が高いと、磯遊びといえどもちょっと危険です。
風裏になる磯やビーチに逃げるか、プールで遊んだほうが賢明です。

もしくは、磯遊びは他の日に回して、その日は島内観光するか、次の日の出浜に行ってみるかですね。

②波風に強い!消波ブロックに囲まれた入江、日の出浜海水浴場。

元町港と並ぶ伊豆大島のもう一つの旅客船発着港、岡田港のすぐ東にある浜が日の出浜です。

日の出浜 · 〒100-0102 東京都大島町岡田
★★★★☆ · 浜

ここの特長は風、波に強いこと。

理由は3つ。
① 西風や南風から風裏になりやすい、島の北側に位置すること。

② 岡田周辺が断崖絶壁で、後方からの風をブロックする地形になっていること。

③ 入り江の奥に位置していること。

④ 沖に消波ブロックが入れられており、沖からの波をブロックする人工のラグーンのようになっていること。

あれ?4つある。

③レンタカーがあれば是非!完璧なラグーン!トウシキ遊泳場。

3つ目は、トウシキ遊泳場

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伊豆大島の南側、波浮港の近くにあるのがトウシキ遊泳場。

繁華街からは離れており、不便ですが、
独特の地形で2重?3重?にラグーンが形成されており、
さらに人工の堰が作られているので、
膝下ぐらいから幼児プールぐらい、大人が歩けるプールぐらい、
本格的なシュノーケリングができるくらいと、水深の違う複数のラグーンがあり、
年齢や難易度別に選び放題なんです。

まさに・・・

磯遊びパラダイス!

デメリット①は、交通の便が悪いこと。
観光の拠点である元町からも岡田からも離れているので、バスはありますが、
できればレンタカーで行きたいところです。

デメリット②は、島の南岸に位置していて南風の影響を受けやすいこと。
夏に多い南風が強い日には荒れやすいようです。

人によってはデメリット③は、他の海水浴場と違って砂浜はありません。
普通に砂浜の海水浴もしたい人は弘法浜かその他の海水浴場の方がいいでしょう。

逆に、砂浜にはこだわらず、レンタカーが確保できていて、
波風が穏やかな日ならば第一選択肢になるのではないかと。

まとめ。レンタカーがあって波風が穏やかならトウシキ。宿が元町で徒歩なら弘法浜。波風強めなら日の出浜。

ということで、レンタカーなどの足があり、波風が強い日ではなく、砂浜にこだわらないのであれば、トウシキ遊泳場がお勧めです。

以下、今回トウシキ遊泳場で実際に磯遊びをしてきたので報告します。

トウシキ遊泳場はキャンプ場隣接。駐車場、無料シャワー付き更衣室が使える!

磯遊びで無いと困るのが駐車場と着替えやシャワー。

トウシキ遊泳場は砂浜のビーチではないのでいわゆる海水浴場の設備は無いのですが、
すぐそばの「トウシキキャンプ場」の駐車場と、シャワー付き更衣室、トイレが使用可能です。
しかも、全部無料。
更衣室は1人ずつでしたが、混雑もしていませんでした。

シャワーは温水ではなく常温でしたが、海水ではなく真水でした。

(舐めてみました。)

トウシキ遊泳場の入り口

トウシキ遊泳場で遊ぶには、まず隣接の「トウシキキャンプ場」に車を停めます。
ちょっとドキドキしちゃいますが広い駐車場だし、
公式に認められているようなので堂々と駐車させてもらって大丈夫です。
(とはいえ、キャンプしてる人の邪魔はしないようにしましょう。)

車のダッシュボード越しに。ロクな写真撮ってなくてすみません。あえてトリミングなしで。


左奥の尖った屋根の建物にシャワー付き更衣室とトイレがあります。
意外なくらいきれいでした。シャワーは常温なので夏以外はお勧めしません。

キャンプ場から坂道を下っていくとトウシキ遊泳場の看板があります。
右折して砂利道をさらに下って行くと・・・

海~

この細い砂利道の下にも10台前後の駐車スペースがあります。
当日も、「わナンバー」のレンタカーを中心に何台も停まっていました。

しかし、慣れないレンタカーでこの砂利道を登り下りするのはお勧めしません。
理由は、伊豆大島のレンタカーはだいたいそこそこの年数がたった軽自動車がメイン。
非力かつ、限界値を把握していない車で家族フル乗車してこの道を登り切れるのか?
トラブル起こすと、家族旅行のプランが一気に崩れ、パパの株も大暴落の危機ですよ。
ママかもしれないけど。

それに、磯遊びしたら帰りは濡れてるわけですよ。
そのまま乗ったらレンタカーのシート濡らしちゃうでしょ?
更衣室まで歩いて戻るんなら、最初からキャンプ場に停めた方がいろいろ都合よくないですか?
徒歩5分あるなしですから。

右側の奥に見える尖った島が利島です。
真ん中あたりにうっすら見えるのは、たぶん新島と式根島、でしょうか??
歩いて行った方がこの絶景を満喫できるってもんです。

トウシキ遊泳場は一応遊泳場なので、安全のための表示板があります。

ムッチャアナログな感じがとても良いですね。

「可能」「注意」「禁止」

の、いずれにも丸がついているように見えて、
どれが「本日の状況」なのかわかりづらいのが玉に瑕ではありますが、
下に「潮の流れが激しいので注意!!」と書いてあるので、
この日は「注意」で間違いないと思われます。

なので、「可能」「注意」「禁止」の3択はあまり気にせず、
本文をしっかり読めば大丈夫ということなのかもしれません。

いずれにせよ、
安全にかかわる情報なので、よく読みましょう。
特に子供連れの場合は特にこういう情報は特にしっかり確認する姿勢を見せることは重要ですね。

ムッチャ親切なのは、干潮満潮の時刻が書いてあること。
これは磯遊びをする上で非常に有難いです。
これから潮が満ちてくる時間なのか、引いていく最中なのかで、
どこまで行って良いかの判断が変わりますからね。

トウシキ遊泳場さん有難う!!

トウシキ遊泳場にいた生き物たち

さて、看板を確認したビーノ一家は、
まず手前の浅い潮だまりから入っていきますが・・・

浅ーい水たまりなのですが、よーく見てみると・・

早速、いろんな生き物を発見します。

ほら!よく見て下さい。たくさんいるでしょ。

フナムシが。

フジツボとか。

いましたいました、カメノテ

ビーノはこのカメノテには思い入れがあります。

確か中1の時だったか、理科の授業で海辺の生物の話の時、
先生が「カメノテを見たことある人?」って聞いたんですね。
ビーノはフジツボやヤドカリやイソギンチャクと同じように、
磯に行けば普通にいるもんだと思っていたから、
特に自慢とかじゃなく普通に手を挙げたんですけど。

手を挙げたの、一人だったんです。

で、先生が「どこで見たの?俺は他のは見たことあるけど、これだけは無いんだよ」
とかって、ハードル上げてくれちゃったんですよ、悪気は無いんだろうけど。

予想外の事態だったのでコミュ力の低いビーノ少年はしどろもどろ。
クラス皆微妙な空気になっちゃって。

休み時間になって、「あいつ意外とシッタカなんだよな」とかいう陰口が聞こえてくるわけですよ。
正面切って「なーにシッタカこいてんだよ~ッ」とか言ってきてくれれば、
カメノテが図鑑の絵のように平べったい亀の手のように岩に引っ付いているわけではなく岩の隙間から詰めだけ出しているから知らないと気付かないことをくそ真面目に説明するなり、
「イヤーマジで?亀の手も借りてえ~」とかいって煙に巻くなり対処もできたんですけど、
陰口はね。対応のしようがないです。

わざわざズカズカ歩み寄って反論したりしたら、ただの痛い奴になっちゃうし。

まあそれ以来、磯遊びに来ると自然とカメノテを探しちゃうのです。
岩の隙間から爪を出している姿を確認して、つぶやくのです。
「きっとみんな見たことあるんだよ、気づかないだけで。」

ちなみに伊豆大島には「シッタカ」という貝がいて、旅館や磯料理の店で食べられます。
名前の由来は貝の先がとがっているので尻が高いと書いてシッタカなんだよ。

・・・と、シッタカこいてみる。

たぶんこの右側の巻貝がシッタカなんじゃないかと思います。たぶん。ちなみに左はアワビじゃなくトコブシ。

あ、貝を持って帰ると密漁になるので、もし見つけてもその場でリリースしましょう。

いやあきれいな海ですね~。
ただこの深さだとちょっと子供とは入れません。退却です。

浅い潮だまりにもきれいな魚や、生き物がたくさんいて、小3のボウズはもちろん、中2のお姉ちゃんも夢中。
身長は大きくなっても、こういうところがかわいいよなぁ。

ナマコもいっぱいいました!!

隣のもう少し深い潮だまりに移動すると、たくさんの家族連れや、子供たちのスクールでにぎわっていました。

(写真は盗撮にならないようなるべく人を避けています)

他の家族連れとも仲良くなって、飼育ケースを持っていない家族が小さなタコを捕まえてきて、うちのミニ水族館に入れてくれて、一緒に眺めました。

娘がなんかわからない魚の稚魚をたくさん捕まえてきました。

妻は一人でだんだん沖の方へ行ってしまって帰ってこないと思ったら、
ソラスズメダイの群れを撮影するのに夢中だったようです。

「青い魚と縞々の魚、撮れたよ~!!」って喜んでいました。

父ちゃんとしては、坊主の飲み水が切れたので買いに行きたいのと、
昼飯の営業時間のリミットが気になって早く上がりたかったんですけどね。

ちなみにキャンプ場というくらいだから飲み物の自販機ぐらいあるだろうと思っていましたが・・・

な~んにもありませんでした。

すみません、離島を舐めてました。
熱中症防止のため、必ず十分な飲み物を持参しましょう。
こどもに聞くと「ある」と答えますが、奴らの感覚だと、
空っぽになる直前までは「ある」ですからね。
親の責任で、人数分の予備を用意しときましょうね。

磯遊びにオススメのグッズ5選!

磯遊びをめいっぱい楽しむには、いくつか用意しておきたいグッズがあります。
現地で買ってもいいのですが、意外とお店がなかったりもするので、事前に用意しておくと安心です。

生命を守るライフジャケット。愛しい我が子の命はギャンブルに賭けない!!

基本、沖側に岩礁があってラグーン状になっている潮だまりで、
しかも背が立つ深さで遊ぶわけなのですが、そこは自然の磯場。

プールのように平らでもなければ、遠浅の砂浜のように一定の傾斜でもありません。
歩いているのが海底だと思っていたらただの岩で、急にズボッと深くなったり、岩そのものが動いたり、滑って岩の間に足がハマったりとか、ウツボにビビッてパニックとか、ザラにありますからね。

それに上げ潮になってきてラグーン内に入ってくる波がだんだん高くなって水位が上がってきたりとか。

伊豆大島の海は一歩出ればすぐ外海。いったん波にさらわれて沖に出たら、もう太平洋ひとりぼっちです。
もしお父さんお母さんが泳ぎが得意で、流される我が子に追いつけたとしても、沈むまいともがいている子供を捕まえて抱えて岸まで泳ぐのは、プロのライフセイバーでもなければ簡単なことではありません。

ライフジャケットがあれば、頭が浮いているから、呼吸ができる。
呼吸ができれば、パニックにならない。
落ち着いて浮いている子どもであれば、もがいている子供に比べればはるかに捕まえやすいし、持つ場所があり、浮いているので掴んで引っ張ってくることができる。

抱き抱えた状態よりもはるかに泳ぎやすいのです。

とはいえビーノはダメダメの実の能力者なので、泳げないんですけどね。
というのも、15歳ぐらいかな?
最後に親と行った大島北西部の野田浜で、離岸流に乗って戻れなくなり、
黒潮に乗って流されそうになったのがトラウマ🐅🐎になっておりまして。

とにかく自然の磯場で遊ぶのであれば、ライフジャケットは絶対着用しといた方がいい。
っていうか、着けましょう。

問題はこのライフジャケット、結構かさばるんですよね。


小さい子供用はそうでもないですが、うちの中学生の娘なんか160cm以上あるんで、もう普通に大人サイズなんですよ。

ですが、
愛しい我が子の命を、ギャンブルには賭けられない。
賭けるものがとてつもなく大きいのに、得られるリターンが小さすぎる。

せいぜい、
・荷物が小さくなる。
・ライジャケ代2~3千円くらいが浮く。
・浮いちゃいましたね、ライジャケ代。ライジャケだけに。・・・っていうダジャレが言える。

・・・ぐらいじゃないですか。
究極のハイリスク・ローリターンですよ。

安心感のために持って行って、結果的に使わなかったらそれでいいじゃないですか。
お守りですよ。かさばるお守りだけど。

実はレンタルのライフジャケットもある。

岡田港近くに「うみのわ」というダイビングショップがあります。

伊豆大島ダイビングうみのわ
スキューバダイビングを楽しもう!

なんとここで、ライフジャケットのレンタルが可能です!

ビーノ一家が島の南側にあるトウシキ遊泳場で磯遊びをしていたところ、
このお店の名前が入ったライフジャケットやシュノーケリングセットを持った家族が何組もいました。

大人用のライフジャケットはかさばるし、子供なんて2、3年ですぐ大きくなってサイズアウトしちゃうんで、頻繁に使わないのであればレンタルしちゃうのもアリだと思います。
レンタル料金は1日¥1,100とのことです。

スノーケリングレンタル| 子供用から大きなサイズまで豊富なダイビング器材 | 伊豆大島ダイビングうみのわ (uminowa.net)

スノーケリングレンタル | 伊豆大島ダイビングうみのわ
スノーケル器材をレンタルして、伊豆大島の海を楽しみませんか? 子供用サイズも豊富です。① マスク・スノーケル・足ヒレ 3点セット 1,650円42セット ② ダイビングブーツ(18 ~ 28 ㎝) 880円51足 ③ フローティングベスト(...

ただ、レンタルするには条件があります。それは

① レンタカーを確保できている。

または、

② 岡田港周辺に宿をとっていて、磯遊び場は日の出浜に決めている。

のいずれかを満たしていること。

でないと、バスの時刻表とにらめっこしてわざわざライジャケを借りに岡田まで行って、坂の上にあるお店を探してから、また時刻表を見ながら磯に向かわなくちゃいけなくなりますからね。

本土の感覚だとどこの海水浴場のでも近くにお店がありそうな気がしますが、
離島ではそんなことは無いのです。

時間を無駄にするぐらいなら、ライジャケぐらいネット通販で買って持って行きましょう。

あとライジャケ、磯遊びだけじゃなくって釣りの時も使えますからね。
っていうか、特に夜釣りなんて、磯遊び以上に怖いですから、ライジャケ必須ですよ。

ちなみに今回大人用は普段釣りに使う自動膨張式を持参しましたが、これは水につかると膨らんじゃうので、そのあとボンベと水感知器を交換しないと使えなくなりますから、スッコケないように要注意です。

足元を守るマリンシューズ。ビーサンはダメ!

磯を歩くにはマリンシューズが必須です。たまにビーサンで来る人がいますが、危ないです。

なぜなら、

・ゴツゴツした岩や溶岩がたくさんあって、
・海藻が生えたりして滑るし、
・足底だけでなく指先や側面や甲も保護したい。
・ビーサンだと水中で脱げて流される。

最悪、足首をちゃんと止められるタイプのスポーツサンダルならギリギリ対応できるかもしれませんが、でもマリンシューズのほうがいいなぁ。
安いのでいいので、是非用意しときましょう。

熱帯魚用の網

生き物を見つけると、捕まえたくなりますよね。カニやヤドカリなら素手で捕まえることもできますが、魚となると網がないと無理ですし、中には素手で掴んでいいのか悩む生き物もいます。

そんな時に網が欲しくなりますが、船旅(もしくは飛行機)なので、大きな網を持って行くのは大変です。

なので、ホームセンターやダイソーの観賞魚コーナーで売っている、目の細かい小さい網を持って行きましょう。アレなら小さな魚の稚魚もすくえるし、第一かさばらないです。


ビーノは竿ケース(中古で¥501)のポケットに入れていきました。
ちなみにこの目の細かい網は水の抵抗が大きいので、動きの素早い魚を獲るには向いていません。
どうしても魚を捕まえたい人は別に目の粗い網も持っていきましょう。
大きな網を枠から外して針金を曲げた枠を自作したり、柄だけ外して枠をグニャッと潰せば運べるかと。

飼育ケース

生き物を捕まえたら、我が物としたい欲求が湧き上がりますよね。生物としての本能なのか、狩猟採集時代の記憶がDNAに刻まれているのかわかりませんが。

なので、捕まえた生物は飼育ケースに入れて、持って帰…れませんね。

何に使うのかというと、捕まえた生き物を一時的に入れて観察する、いわゆる

「ミニ水族館」

を作ることができます。

飼育ケースも船旅で運ぶのでなるべく小さいものでOKです。
透明なビニールバケツでもいいみたいです。他の家族で持っている人がいました。
たまに色付きの飼育ケースがあるので、透明なタイプを選びましょう。

ポケット図鑑

見つけたり捕まえた生き物を観察したり、名前を調べたくなりませんか?
そんな時にオススメなのがポケット図鑑です。

ちなみに現在ビーノ一家が使っているのが、
「魚(小学館の図鑑Neoポケット)」です。(カニとかも載っています)

「ミニ水族館」ということばもこの図鑑で知りました。

見つけた生き物の名前が分からないと、

「カニ」とか「魚」ぐらいの大雑把な把握しかできません。
それが、図鑑を開くと

「イソガニ」とか「ソラスズメダイ」とか、
名前を与えられることで、世界はより深みを増すのです。

「そんなの、今時スマホでできるよ。何言ってんの情弱オヤジ。」

・・・って、思うでしょ。その通りです。
なので、要りませんね、図鑑なんて。

…本当にそうでしょうか?

分からないことを図鑑で調べることができて、それを楽しむことができる子供に育てたくないですか?
将来、自分で資料を集めて調べものをして、プレゼン資料を作るのにも、ブログを書くのにも役立ちますよ。

そしてもう一つ。
「いつだって あると思うな スマホの電波」

旅行中、ビーノのUQモバイルは普通に電波を拾っていましたが、
妻と娘の楽天モバイルは、元町のごくごく限られた場所しか電波を拾いませんでした。

つまり、スマホがあれば何でもできるという本土の常識はここでも通用しないのです。

それにもし電波が入ったとしても、炎天下での液晶画面って意外と見づらいし、水辺で使うのって結構不便。
現場で足元水に浸かった状態で「パパぁスマホ貸して~」を連発されたら、いつ落っことして失くすかわかったもんじゃないですからね。

宿や家に帰ってからも図鑑で見る方が、なんかいいじゃないですか?昭和かな?

そして、後からこっち買っとけばよかったと後悔したのが、同じシリーズの「海辺の生物」
こちらの特長は魚類に限らずより多種多様な生物が掲載されており、
しかも「親子で海に遊びに行った時を想定している」そうで、潮だまりにいる生物を網羅しているのはもちろん、大きくなる魚に関しては「潮だまりにいる幼魚の写真も掲載している」という徹底ぶり。
まさにプロの仕事です。

ちなみに淡水版の「水辺の生物」もおススメです。
昭和といえば、これのNEOじゃない版はビーノの子供の頃のバイブルでした。

防水カメラ

潮溜りで生き物を見つけると、捕まえたくなります。

しかし、ヤドカリとかカニぐらいなら捕まえられても、魚となるとそう簡単には捕まえられません。

捕まえてじっくり観察してスケッチしたり、夏休みの課題に使いたい!という人、いませんか?

そんな時に大活躍するのが防水カメラです。

水中の魚を、驚かせることなくありのまま、うまくいけば上からではなく側面から撮ることができ、後で図鑑の写真との照合にも役立ちます。

ビーノが使っているのは十数年前に買ったニコンの青いデジカメですが、今だったらWiFiでスマホやPCと共有できる機能が欲しいですね。

今時のスマホは防水機能付きだから、大丈夫!っていう人もいると思います。
まあ大丈夫といえば大丈夫なんだと思いますが・・・

ちょっと心配なのはビーノだけ??

浸水はしなかったとしても、海水で腐食しない??

それに、さっきも書きましたが、ホント磯遊び中のスマホの受け渡しは危険ですよ。

手が滑ったり、バランスを崩した時とか、子供たちが見つけた生き物を取りたいからと渡そうとした時とか。
岩の上に落としたらゴツゴツの溶岩に直撃して画面が割れるリスクがあるし、
水中に落としたら、今度は真っすぐ沈みませんからね。
足元は水深50cmしかないのに、ちょっと波を受けただけで流されて水深数mの淵に沈んだり、見失ったりしますから。

そして旅先でスマホを失った時のダメージって、かなり大きいじゃないですか。

ざっと挙げるだけで、

  • 旅の写真を失う
  • ナビ機能が使えなくなる
  • 決済アプリが使えなくなる
  • もしも台風とかで帰れない時とかの連絡手段がなくなる
  • 船のチケットを片道ずつで購入した場合、帰りのチケットの予約番号が分からなくなる
  • 食事や観光、買い物等の行先情報を調べられなくなる。
  • 天候などの原因で帰りの便を変更する際のネット購入ができなくなる。
  • 天気の急変などの安全情報が得られなくなる。
  • 帰りの電車にモバイルSuicaで乗れなくなる。
  • お得な決済アプリ「しまぽ通貨」
    が使えなくなる。

とか、被害甚大です。

そんなリスクを冒すくらいなら、おもちゃだと思って防水デジカメ買っておいた方が、少なくともスマホは無事ですよ。

(ちょっと待った何だこの値段・・・?)

まとめ。条件に合わせた磯を選んで、安全に磯遊びを楽しもう!

いかがでしたか?非日常を楽しめる磯遊び。泳ぎが得意じゃ無くても、海の雰囲気を満喫できます。
ついでに自然や生態系に興味をもつきっかけにもなります。

非日常を楽しむには、ある程度の準備と段取りがあった方が、安心、安全に楽しめますね。

あと、カメノテはしっかり教えてあげてくださいね。
岩の隙間からツメだけ見えてますからね。

間違っても、スリッパみたいに岩に張り付いてないですからね!

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