さて、前回の記事では愛用のタックルボックスプラノ1612にロッドホルダーを増設するに至るまでの経緯を、あしびきの山鳥の尾の枝垂り尾の長々し夜をひとりかもねむぐらい長々と書いてしまいました。
【ロッドホルダー増設の野望!】バッカン購入か?愛用のプラノを4本立てにカスタムするのか?
こんな記事ばっか書いてるからPV数伸びないんですよね。
分かってるんです。
サクッと本題に入ってシンプルに要点をまとめた方が検索で伸びるのは。
今回はサクッと実際の製作レポートに入りま~す!!
ほんまかいな・・・。
セリアで購入。ロッドホルダーと自転車用傘立て。どちらを使う?
さて、前回の長々し前置きで、既存のプラノ1612をそのまま生かし、
100均グッズを使ってロッドホルダーを増設する方向性は決まりました。
そしてセリアで買ってきたのがこちら。
ロッドスタンドと、
自転車用アンブレラスタンド(めんどくさいから以下傘立てと呼びます)。
横から見るとこんな感じです。
微妙な違いですが、傘立ての方が微妙にカッコイイ。
しかも若干スラントが入っているので、リールが安定しそうですよね。
しかしこの傘立て&ロッドホルダーには様々な弱点があったのです。
弱点① ロッドのグリップエンドが地面に着く。
まずは微妙に見栄えのいい、傘立ての方を優先し、
タックルボックスに合わせてみました。
固定方式としてはボックスに穴を開けてボルトナットで留めることになります。
可能な限り上の方に着けるようにして、手で押さえて愛用のロッドを合わせてみると・・・
まずファインテールS5102L。
グリップエンドが地面に引きずりますね。
トラウティーノは・・・
やっぱりはみ出します。
ロッドホルダーの方はというと・・・
引きずらずに何とかなりそうです。
この差は何かというと、どうやらステーというのか、
ホルダーをボックスに固定する位置からどれぐらい上までホルダー部が伸びているのかっていうことみたいなんですよ。
伝わりますでしょうか?
ステーの高さを揃えても、左のロッドホルダーの方が右の傘立てよりも数cm上までありますよね。
どうしても傘立ての方を採用したければ、
たとえばボックスの下に数cmの下駄をはかせて、
地面までのクリアランスを増やせばいいんですけれど・・・。
それをやっちゃうと、底までネジ穴だらけになって雨とかが底から入るようになるし、
せっかく付けた転倒防止のL字金具も高さを調整して付け直さなかきゃいけないし、
そうすると穴もあけ直さなきゃいけなくなるかもしれないし、
手間がかかり過ぎるのでやめておきました。
ということで、今回は左のグレーのロッドホルダーを採用することに。
次に、固定する位置ですが・・・
色々考えた結論、ここしかありません。
短辺側、バックルの横です。
長辺側は既に1辺に3本分のロッドホルダーがついており、
その間に入れたらリールのハンドルが絡んでしまうことが予想できます。
かといって反対側の長辺に付けたら中身を取り出しづらくなってしまいます。
なので、付けるのは短辺のバックルの横しかないですね。
そしてバックルの両側に付けることも考えましたが、
それもバックルの開閉がしづらくなってしまうのでとりあえずやめておきました。
弱点② 蓋の縁と干渉して閉まらない。
さて、このセリアのロッドホルダー、
固定方法としてはボックスやバッカンの縁を挟むだけという簡単なもの。
もはや加工も要らないんじゃね??
と思ったのは甘かった。
挟んだのは良いけれど・・・
このままじゃ蓋の出っ張りが干渉して、閉まらないのです。
伝わりますかね?
プラノの蓋の縁を加工して切り欠きを作る。
蓋が閉まらなくては困るので、出っ張りを切り取って切り欠きを作るしかありません。
マークした部分を切り取ります。
幸い、プラノの材質は軟らかいので加工が簡単です。
必要な道具は、
- プラカッター
- 普通のカッター
- ニッパー
- ペンチ
ぐらいですね。
特にプラカッターはこういう加工には便利です。
プラカッターで削る。
蓋についている余分な出っ張りをプラカッターで切り取ります。
裏からも。
切れ込みが入ったら・・・
両サイドをニッパーで切ります。
ぺキッと板チョコのように折っちゃいましょう。
きれいに折り取りました。
これで蓋が閉まるはず・・・閉ま・・・らないな・・・。
よく考えたらそりゃそうか。
図形のセンスないんすよね・・・。
しょうがないのでここを切り取ります。
縦はニッパーで。
横のラインはプラカッターで。
裏からも・・・。
ペンチでペキッと折り取ります。
板チョコのように。
折り取りました。
カッターできれいに削ります。
できた・・・かな??
今度こそ!蓋、閉まりました!
バラシ連発のあとにフッキング成功した気分!!
完成!!
上から見るとこんな感じ。
ロッドを差してみると・・・
どうやら引きずらずに差せました。
・・・完成したみたいです。
ついでに内部をプチ改造。
本題のロッドホルダー増設とは直接関係ないのですが、この際なのでついでにプチ改造をしました。
ビーノのタックルボックスにはプラスチック製の両サドルというパイプを壁面に固定するパーツが
3対6個、ボルトナットで固定してあるのですが。
ボルトの先で手をひっかく怪我防止と、見た目の飾りを兼ねてトラスネジと袋ナットを使っています。
そして、脱落防止と見た目のために、トラスネジを外側に、袋ナットを内側にしてありました。
詳しくはこちらの記事で。
↓
コスパ重視!¥1,000から。タックルボックスの自作ロッドホルダーカスタム術。
しかし、タックルボックスに入れるものが増えてくると、
ボックス内面に飛び出している袋ナットが邪魔に感じるようになってきたのです。
邪魔というと言葉が良くないですが、スペース効率が良くないってことですね。
とくにこの底面近くの転倒防止金具兼竿受けを固定するナットは径が大きいので(たしかM8)、
出っ張りも多いんですよ。
でっぱりの少ないトラス頭をボックス内側に、でっぱりの多い袋ナットを外側に入れ替えました。
ボックス内側がナットであればスパナを当てておくだけでよかったのですが、
トラスネジはドライバーを差す必要があるので、狭いボックス内部に入れるのは大変。
かと思ったら、ラチェット式スタビードライバーがありました。
そういえば何年か前に使った記憶が・・・。
ついでのついでに、バス釣りに使っていた時に棒式ルアー回収機ルアーリトリーバーを固定するのに使っていたツールキャッチも外すことに。
バス釣りの時はドカット持つようになっちゃったのと、ステッカーを貼るスペースを増やしたいから。
ということで、完成しました!
ロッドホルダー増設のメリット
この改造のメリットは・・・
①とにかく安くつくこと。
今回傘立てとロッドホルダーを買いましたが、使ったのは1個だけ。
最初から決まっていれば投資額は¥110で完結。
ボルトナットすら使いません。
プラカッターはあった方が良いですけど、
別の工作にも使えますからね。
②重くならないこと。
金具や角材やカーテンレールなど、重量増につながるパーツを使わず、
ロッドホルダー本体のみなので、最低限の重量増で済みます。
③かさばらないこと。
カーテンレールやガルウイング式のように余計な出っ張りが無いので、自宅での収納時にかさばりません。何なら簡単に取り外すこともできます。
ロッドホルダー増設のデメリット
逆にデメリットは2つ。
①雨に弱くなること。
蓋の縁のオーバーハング部分を切り取ってしまうので、
上から降る雨が内部に侵入しやすくなります。
これに対しては、コーキングするとか何とか、対策を考えないといけませんね。
そうすると取り外しはできなくなりますが・・・。
②カッコよくないこと。
傘立ての方はシンプルでスマートでそれなりにカッコ良かったのですが、
こちらのロッドホルダーは謎デザイン。
三菱のマークの偽物みたいな謎の穴が開いていて、ちょっと野暮ったい。
穴を開けたいならシンプルに〇とかではダメだったのでしょうか・・・。
しかしそこは我慢して、むしろ、
「俺ってば見た目よりも実用性とコスパを選ぶイケてる兼業主夫だぜ~」
というキャラに自分で酔っちゃうしかない。
節約して釣行費用に充てよう。
そしてブログネタにするのだ!!
PV数にはつながらない気がしますが・・・。
まとめ。現状のタックルボックスを変えたくない人にはオススメ。
ということで、最小の投資と労力でタックルボックスのロッドホルダーを増設し、
3本から4本立てにアップグレードすることが出来ました。
ゼロから始めるなら格安のバッカンを買う方がオススメですが、
ステッカーその他の理由で愛用のボックスを変えたくない場合は、
この方法もアリなんじゃないでしょうか。
見た目はよりショボくなったのでダウングレードか、
いやむしろビーノのキャラ的にはよりマッチする方向に良い具合にショボくなったので、
むしろアップグレード??
「あざとショボい」
という新ジャンルを標榜しようか・・・。
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