防寒は肌着が重要。
冬場の釣りにおける防寒問題。永遠のテーマですね。
以前、足元編と手先編をアップした際は、まぁまぁな反響をいただきました。
動脈カイロに関するノウハウとしては、
釣りブログ界でも結構詳しく書けてる方ではないかと自負しています。
【動脈カイロ手首編】釣りの防寒、手袋問題に動脈カイロはどこまで有効か?ダイソー手首サポーターの活用法とは?
【手先の防寒】手甲グローブの選択と動脈カイロ×ダイソー手首サポーター併用の可能性。
【足元防寒】ワークマンのブーツ「ケベック」と動脈カイロがキモ?釣りの防寒・足元編。
しかし、肝心のボディ、中枢側の防寒について何も語っていませんでした。
年々寒がりになる痩せ型アラフィフの釣り好き兼業主夫には、
ボディ本体の防寒もこれ以上先送りにできない重要課題。
しかもお金をかけ過ぎることなく、
最小限の投資で最大限の効果
を得ることが重要なのです。
なので。
釣り好き兼業主夫のビーノが現時点で到達した、
コスパ重視でベストの防寒についてシェアしたいと思います。
まずはアンダーウェア、肌着編です。
前代未聞、空前絶後!おっさんの下着姿大公開です!
違いました。「姿」は無しです。でもおっさんの下着公開です。
結論。発熱系は着ない。本気仕様のモンベル・光電子と普段使いのしまむら肌着を使い分ける。
例によって先に結論です。
本気仕様の時はモンベル「ジオライン」と、ハヤブサ「フリーノット光電子」をメインに。
さらに普段使いには夏冬通して使い倒せる、
万能型かつコスパ最強のしまむら「ファイバードライ」。
この2通りを使い分けます。
ヒートテックに代表される発熱系は着ません。
理由は後で説明します。
防寒はアンダーが重要。
昔から防寒の肝と言われているポイントがいくつかあります。
ひとつは、手先と足元など、末梢の保温。
ひとつは、部位としては被りますが、「3首守れ」といわれる、首・手首・足首の防寒。
これはつまり動脈が体表面に近い所を通っている箇所であり、動脈カイロ法につながる考え方です。
もう一つが、肌に直接触れる肌着、アンダーウェアの重要性です。
ということで、今回はそのアンダーウェアについて掘り下げていきたいと思います。
防寒の基本はレイヤリング。
おさらいですが、防寒の基本はレイヤリングシステムです。
ざっくりいうと、要するに重ね着です。
ですが、適当に枚数を重ねればいいわけではなく、層ごとにそれぞれ役割があるわけです。
以下、各層の役割を確認します。
①アウターシェルで防風・防水・外気の遮断。
一番外側に着る、いわゆる上着です。
外の冷たい空気や風、雨や雪などを遮断し、
次のミッドレイヤーで蓄えている体温で温められた暖かい空気を外に逃がさない役割を果たします。
狭い意味で防寒着として売られている分厚い上着のほか、
カッパやウインドブレーカー、スキーウェア等が該当します。
②ミッドレイヤーで保温・断熱。
アンダーウェアとアウターシェルの間に重ねる中間着で、保温と断熱の役割を果たします。
フリースやダウン、化繊綿入りのジャケットやパーカー、セーターやベストなど、様々な衣類があります。
③アンダーウェアで湿気を放出。
レイヤリングの最下層に位置し、肌に直接触れる、いわゆる肌着です。
汗から来る湿気を放出し、体表面から遠ざけることが最重要課題です。
今回のメインなので、次の項目で詳しく。
アンダーの役割
アンダーウェアの最大の役割は、汗の処理です。
冬といえど、寒くないように防寒して少し動いたり暖かいものを食べたりすると、やっぱり汗をかきます。
この汗が曲者で、汗をかいたまま体表面に水分として残っていると、
あっという間に冷えて体温低下を招きます。
極寒の水辺での汗冷えは極めて危険です。
それを防ぐために肌着に求められる機能が、
できるだけ速く体表面から汗を吸い取って蒸発させる、吸汗速乾機能です。
つまり、まずは速乾性が大事。
保温性は2の次、おまけに過ぎない。
何ならアンダーに保温性なんて無くたって、足りない分はミッドレイヤーを多めに着れば良いのです。
…理屈では。
ヒートテックがダメな理由。
防寒肌着と聞いてすぐに思いつくのが、
ユニクロのヒートテックをはじめとする吸湿発熱系素材の肌着。
冬場になると、ユニクロに限らず、
衣類の量販店やスポーツ用品店、スーパー、ホームセンター等の肌着売り場を席巻します。
ですが基本、ビーノはこのヒートテック等の発熱系肌着を着ません。
理由は2つ。
動くと急激に熱くなりすぎることと、
汗をかいた後寒くなること。
実はビーノはヒートテックが出る前に、発熱系肌着の草分けである、
ミズノのブレスサーモというアンダーウエアの厚手タイプを買って、冬場の釣りやスキーに使っていました。
その他ノースフェイスの発熱系肌着やもちろんヒートテックも買って着てみました。
結果、無茶苦茶寒い状況で着ていても、意外と暖かくない。
暖まってくれば暖かいんですが、今度は急激に暑く、のぼせたような状態になったり、
ちょっと動くと汗だくになったりします。
外は氷点下なのに。
スキーでV字登行をしなきゃいけない時なんて、暑さでスタミナ削られて最悪でしたね。
あと釣りだとフロボの担ぎ下ろし作業。
フロボやエレキやバッテリーも担いで土手を何度も上り下りしていると、
冬場といえど汗をかくぐらいの運動量になります。
そうすると汗に反応する吸湿発熱系インナーがここぞとばかりに発熱して、
暑くて息切れしてしまうのです。
あんまり暑いからと上着を脱いで出航すると、
今度は汗が引いてきたら急激に寒くなってきて、最悪なのです。
もう一つ、発熱系素材のアンダーウエアの問題は、
速乾性が絶望的に悪いこと。
発熱系素材は主にレーヨン繊維を発熱源にしているらしいのですが、
このレーヨンが乾きにくいらしいのです。
なので、ガチの登山をする人は、決してヒートテックを着て山に登ったりしないそうです。
理由は、極限状態での汗冷えは生命の危機に直結するから。
乾かない肌着はそれだけ危険なのです。
例外として、ある有名登山家がユニクロと契約してヒートテックを着てエベレストだかチョモランマだかに登ったそうです。
ただしこれにはカラクリがあって、ヒートテックを着て登ったのは確かに嘘じゃないのですが、
ヒートテックの下に他社の速乾性アンダーを着ていたそうです。
速乾性アンダーが汗を体表面から遠ざけてくれれば、あとは水蒸気に反応したヒートテックに発熱だけさせればいい。
保水しがちなヒートテックは体表面に触れさせなければいいという発想です。
つまりこの場合ヒートテックはミッドレイヤー第1層として着るのであって、
もはやアンダーウェア=肌着として着ていないのです。
まあそれでも、急激かつ必要以上に発熱してしまうヒートテックをコントロールして極限状態で命を託すにはかなりの経験が要ると思います。
誤解のないように一応書いておきますが、
ビーノは決してユニクロアンチではありません。
むしろ普段着は7割ユニクロ、その他はモンベル、たまーに別の服も着るという、
いわばモンベラーの皮をかぶったユニクラーです。
特に最近はふとイケオジを目指そうと思い立ってファッション改革を断行し、
Tシャツショップグラニフのかわいい系のTシャツを大量に処分して
ハイテク企業CEO風の無地のTシャツとチノパンを大人買いしたので、
さらにユニクロ率が高まっています。
そう、あくまでイケオジ風なので、ブランド品に課金したりせず、
ユニクロどまりの低課金おじさんではあるのですが・・・。
にもかかわらず日頃の恩を忘れてディスっちゃうくらい、
ヒートテックはアウトドアの肌着に向かないっていうことなんですよ。
そうそう、発熱系素材のデメリットがもう一つありましたよ。
暖かくなりすぎると、眠くなるのです。
特に帰りの運転中に眠くなると、どうにもなりません。
寝不足で早朝出発しがちな釣り人にとって、危険すぎるのです。
「釣りで死んではいけない」
をモットーにする非ガチ勢の軟弱系釣り好き兼業主夫であるビーノにとって、
帰りの車内で暑くなりすぎる肌着は、特に上半身には着られません。
肌着は熱くなってもすぐには脱げないですからね。
例外は靴下で、ヒートテック全然履いてます。
ではどんなアンダーウエアを着ているのでしょうか。
いくつかご紹介します。
非発熱系肌着のど定番。速乾性の雄・モンベルのジオライン。
非発熱系の速乾性アンダーウエアで王道なのがモンベルのジオラインシリーズです。
これは厚手のEXPタイプです。
ジオラインの特徴は、何といっても速乾性です。
「肌表面からできるだけ早く汗を遠避ける」
というアンダーウェアの最重要機能を最重視している訳で、
基本に忠実であるからこそ、長い間多くの人に支持され続けているのですね。
その他の特徴として、
- ほどほどに暖かい。
- 3種類の厚さが選べる。
- 臭くならない。
等があります。
モンベルショップであれば一年中安定供給されているのもうれしいですね。
抗菌防臭加工もなかなか強力で、冬場なら5日ぐらい着ても臭くなりません。
(個人の感想であり効果を保証するものではありません)
あと、応用編になりますが、このジオラインは今回紹介した中でも最強の速乾性能を誇る最ガチのアウトドア用アンダーウエアなので、重ね着する場合はその速乾性能を生かして汗の処理を任せるために最下層に着ることをお勧めします。
ジオラインの薄手LWの上にフリーノット光電子のウエーブ厚手タイプを着るとかは全然アリだと思います。
逆に、間違ってもジオラインの下に綿100%のTシャツとかタンクトップなんか着ちゃダメですよ。
ジオラインの弱点
ド定番のジオラインに弱点なんかあるのか?と思いますが、あるのです。
誰も言っていないと思いますが個人的にとても気になるマイナスポイントが。
上半身のシャツ限定、特に厚手EXPに関することですが。
それは、肩周りがなんかゴワゴワモソモソして、肩が凝ること。
肩が凝ると何が困るかというと、これも帰りの運転で眠くなること。
肩が凝ると眠くなるのか、眠くなると肩が凝るのか分かりませんが、
両者は密接にリンクしている気がします。あくまで体感でありエビデンスはありません。
じゃあ何で肩周りがゴワゴワゴソゴソするのかというと、
最初は分からなかったのですが、最近思い至ったことがあります。
それは・・・
ラグラン袖だから。
写真でわかりますか?
肩に明確な切り替えポイントがなく、
首の横から上腕にかけてなだらかにつながっているタイプの袖ですね。
何でかわからないんですけど、個人的かも知れないですけど、
ラグラン袖の服だと、肩が凝る気がするんですよ。
根拠はないんですけど、経験的に。
ジオラインサーマルのハイネックシャツだとラグランではないので肩は凝らないんですが、
これはアンダーウェアとしてはフィット感がイマイチで、
どっちかというとミッドレイヤー第1層として着るには優秀な感じです。
なのでこの下にジオラインLWか後述するファイバードライのTシャツを着ることが多いです。
フリーノット光電子
アウトドア全般ではモンベルのジオラインほど有名ではないものの、
釣り人界隈では熱く支持されているハヤブサのフリーノット光電子。
写真は厚手(ウエーブ)タイプです。
特徴はいろいろありますが、
- 遠赤外線効果でじわじわ暖かい
- 薄手・厚手(ウェーブ)・超厚手(シープバック)の3種類がある。
- 速乾性(ジオラインほどではないがヒートテックと比べると雲泥の差)
- 非吸湿発熱系のため、運動に伴って急激に暑くなることがない。
なので、冬場の釣りに向いてるから支持されてるんだろうと思います。
特に「シープバック超厚手」は、ビーノが触ったことのあるアウトドア用アンダーウエアの中で最も分厚く保温性の高い肌着です。
発熱系と違って急激に暑くはならないメリットがあるので、
真冬の一日中陽が当たらない場所とかで、温度変化への対応よりも暖かさを最優先したい場合。
極限の寒さの中で着るアンダーウエアとしては最高に最強だと思います。
が、非発熱系とはいえ遠赤外線機能付きで、かなり分厚いモコモコした暖かそうな生地です。
なので、極限の寒さではない状況では、暖かすぎるアンダーウエアは万能とは言えません。
何故なら簡単には脱ぎ着ができないから。
朝イチ寒くても日中日が上がって暖かくなったり、歩いたり荷物を運んだりと多少でも動いて汗をかく状況や、帰りに着替えずに運転して帰る時などは暑くなりすぎる場合に温度調節が難しいのは、非発熱系でも同じ。
オーバースペックは及ばざるがごとしなのです。
なので、ビーノは究極の温かさよりも使い勝手を優先し、
有名な超厚手シープバックではなく、厚手ウエーブタイプを選びました。
悩みましたけど。
写真で分かりますでしょうか、裏地が凸凹のウエーブ状になっているのが。
ここに空気を保持して保温する訳ですね。
であれば、これで寒い時はこの下にさらに速乾性に優れたジオラインの薄手LWを着ればいいのではないかと。
ジオラインLW+フリーノット光電子厚手ウエーブタイプ
という重ね着です。
ウエーブ厚手とシープバック超厚手、両方を上下買うとなると、かなりのお値段になりますからね。
庶民の釣り好き兼業主夫ビーノは防寒にそこまでのお金を掛けられないので、
光電子はウエーブタイプのみにして重ね着でしのいでいます。今のところ。
ただし、もっと寒がりで暖かくしたいけれど帰りの車で眠くなりたくない場合は、
下半身だけシープバック超厚手タイツにして、上半身は厚手ウエーブタイプのアンダーシャツにしておく。
という選択肢もアリなのではないかと。
暑さ寒さに対する感覚というのは、本当に個人で大きく違うものなので・・・。
フェニックスのアウトラスト
もう一つ、釣り人界隈であまり言及されませんが、ビーノが長年愛用していたアンダーウェアがあります。
それが、フェニックスのアウトラストアンダーウェア。
フェニックスとは、スキー・スノボウエアで有名な日本の超老舗スポーツウエアブランドです。
かの名作映画「私をスキーに連れてって」でも、「ウェアはフェニックス、板はロシニョール、ブーツはサロモン…」(だったかな?)と、まぁとりあえず代表的なウェアブランドとして挙げられていたような超老舗な訳です。
…アメリカのバスロッドメーカーではないですよ。
では、アウトラストってご存じですか?
「どっかで聞いたことあるんだけど、何だっけ?」って方が大半じゃないでしょうか?
Chat-GPTに訊いてみましょう。
説明しよう!アウトラストとは?未来を創る温度調整素材
アウトラスト(Outlast)は、NASAの宇宙開発のために生まれた高機能素材で、
「温度調整機能」を持つのが最大の特徴です。
当初は宇宙服の裏地に使用される目的で開発されましたが、その後、一般向けの衣類、寝具、車のシートなど、幅広い分野で採用されています。
アウトラストの特徴
1. 温度調整機能
アウトラストの最大の魅力は、温度を「調整」する能力です。これは、相変化素材(PCM:Phase Change Material)という特殊なマイクロカプセルが含まれているおかげです。
PCMは、温度が高くなると熱を吸収して蓄え、逆に温度が低くなると蓄えた熱を放出する仕組みを持っています。このため、暑いときには涼しく、寒いときには暖かく感じられる快適な環境を提供します。2. エネルギー効率の向上
アウトラストを使用した製品は、体温を適切に調整することで、エネルギー消費を抑える効果があります。例えば、アウトラストを使用した寝具では、エアコンの設定温度を低くしたり、高くしたりする必要が減るため、省エネにつながります。
3. 多用途性
アウトラストは、布地、フォーム、レザー、プラスチックなど、さまざまな素材に加工可能です。
そのため、衣類(インナーやスポーツウェア)だけでなく、寝具、自動車シート、靴、手袋、さらには医療用製品まで、幅広い製品に利用されています。
⑴. 衣類
アウトラストを使用した衣類は、気温の変化が激しい環適さを維持します。特にスポーツウェアやアウトドアウェアで人気が高まっています。
⑵ 寝具
マットレスパッドや掛け布団、枕などに採用されており、季節を問わず快適な眠りをサポートします。
登録商標と権利関係
「アウトラスト」(Outlast®)は、Outlast Technologies, LLCの登録商標です。
引用元
- Outlast Technologies公式ウェブサイト
(https://www.outlast.com)
・・・だそうです。
宇宙服のために開発された温度調節素材、いわゆる「NASAの技術」ですね。
・・・うさん臭くなってきましたか??
ですが、寝具と聞いて思い出した方もいるのではないでしょうか?
一時期テレビ・ラジオショッピングで宣伝されていた、
温度調節素材の敷パットや枕、毛布などの快眠寝具を。
うたい文句は、寒い時はより暖かく、暑い時は涼しく、自ら温度調節する機能性素材ということでした。
というくらいなので、アウトラストのアンダーウエアの特徴は、ズバリ、
必要なだけの保温性は確保しつつも、「暖かくなっても暑くなり過ぎない」こと。
これこそ、万能な気がするでしょ?
欠点なんてないような気がするじゃないですか。
・・・あるのです。アウトラストのアンダーウエアにも決定的なデメリットが。
それは、入手性の悪さ。
どこに行っても売ってないのです。
これって、致命的ですよね。
手に入らなくなったから、ジオラインやフリーノットに手を出したわけで・・・。
もし見かけた方がいたら、試してみていただければと思います。
と、思ったら…
あるじゃないですか、ミッドウエイト限定ですけど。
暑くなるのが苦手な人には、ジオラインや光電子より合っているかもしれませんね・・・。
洋服の青山のコントロールα
手に入らなくなったフェニックスのアウトラストの代替として、
よく似たコンセプトのアンダーウエアを発見しました。
それがこの洋服の青山の「コントロールα」です。
仕組みはちょっと違うようですが、
コンセプトとしてはアウトラストと同様の温度調節素材のようなので、
買って試してみることにしました。
といっても、仕事用の長袖アンダーウエアで、発熱系素材じゃないものが欲しかっただけなんですけどね。
仕事で使ってみた結果、「暑くなり過ぎない」点は合格でした。
どれぐらい合格かというと、下にジオラインLWのタイツを、
上にこのコントロールαの長袖アンダーシャツを着て仕事をしたところ、
下が先に熱くなり、上半身は快適だった。
・・・というくらいです。
しかし、残念だったポイントとして、汗冷えはありました。
速乾性をうたっていた筈なんですが、これの上に感染対策でPPE(個人防護具)のビニールガウンを着て仕事をしていたところ、PPEを脱いだ瞬間、汗冷えで寒くなりました。
そんな用途は想定してないでしょうから、しょうがないです。
なので、これはアウトドア用ではなく、あくまで仕事用にしたいと思います。
よく見るとレーヨン50%って書いてありますね。
鬼コスパ!しまむらのファイバードライ
ガチのアウトドア用アンダーウエアから、だんだんとコスパ重視の普段用肌着に移ってきました。
肌着も消耗品です。
1回買ってずっと使い続けられるなら、多少高くても元は取れると思います。
しかし、着て洗ってを繰り返すうちに、毛玉もできるしヨレヨレになったり薄くなってきたりもします。
モンベル製品はかなり洗濯耐久性は高い方だと思いますが、
それでも普段使いで毎日着て洗っていたら1年も持たないでしょう。
では、普段着として着回せるぐらいのコスパのいいアンダーウエアはないものか。
特に、着たら毎回洗いたいアンダーウエア第1層。
そこに求められる性能は速乾性が第1で、保温性は2の次です。
その条件にぴったり合う肌着が、ありました。
それが、しまむらのファイバードライです。
しまむらのファイバードライの特徴は、速乾性とコスパの良さ、安定供給と耐久性です。
ざっくりした薄手の通気性の良い織り方の生地なので、
素材としての速乾性×生地としての通気性で、
汗を肌表面に残さず、洗濯時の速乾性も抜群です。
吸湿発熱や遠赤外線など余計な機能がついていないので、夏でも冬でも着られます。
ていうかビーノは一年中着ています。
真夏であっても綿100%のTシャツ1枚よりも、
Tシャツの下にこのファイバードライの半袖肌着を着た方が快適です。
因みにパンツもあります。
特に夏場はパンツが汗でぐちゃぐちゃにならなくて済むので快適ですが、
パンツなんて夏でも冬でも基本的に乾燥しているに越したことはないので、
一年中履いてて大丈夫です。
因みにビーノは一年中スーパー履いてます。
・・・洗濯はしています。
エアリズムは寒すぎる。
ファイバードライの説明を聞いて、賢明な読者の方はあの有名な肌着のことが頭に浮かんだことでしょう。
そう、「エアリズムじゃだめなの?」
と。
結論から言います。
エアリズムは速乾性には優れているものの、冬場のアンダーウエアには向きません。
何で?アンダーウエア第1層に必要な機能は速乾性で、
保温性は2層目以降に任せればいいって言ってたじゃん!って思いますよね。
しかし、エアリズムは、実際着ていて寒いんです。
それは、エアリズムのもう一つの特徴的な機能である、「接触冷感」が強すぎるから。
いくら保温性を求めていないとは言っても、肌に触れたら冷たく感じるようでは、
寒い時に着るのはきついですよね・・・。
じゃあ何で同じ速乾性肌着であるファイバードライは寒く感じないのかというと、
単純に接触冷感機能がないからということもありますが、
もう一つが生地が若干メッシュっぽい疎らな織り方になっており、
肌表面にぴったりと張り付きづらいというのもあるのでなないかと思っています。
ところでこのファイバードライ、ビーノはかれこれ10年ぐらい?前から愛用しているのですが、
一時期は存亡の危機にあったことをご存知でしょうか?
その理由は、当初の製造元が「レナウン」だったから。
レナウン、倒産しちゃったんですよね。
しかも、会社更生法適用とか吸収合併とかもされず、消滅してしまったのです。
事情はよく知りませんが、製造元が無くなったために商品も消滅するかと思ったところ、
しまむらブランドで復活してくれて消費者目線ではほっとしたところです。
もちろんその裏で涙をのんだ方もたくさんいらっしゃるのでしょう。
ビーノはファイバードライぐらいしか買っていないので、何も言えません。
で、このファイバードライの肌着ですが。
もしあなたが釣りやアウトドアの肌着に全くお金を掛けたくなく、
もしくはかけられない事情があって、
普段着の重ね着でしのぐというのであれば。
最下層に着る肌着は夏冬通してこのファイバードライをお勧めします。
特に暖かくはないけど、一応速乾性はあって、汗冷えはしません。
吸汗発熱素材のように急激に暑くなったり、暑さで眠くなることもありません。
接触冷感素材のように寒く感じることもありません。
突出した性能はないけど、ネガが無いのです。
しかも、低価格。
価格は変動しますが、写真の購入時でシャツ2枚組で¥890とか¥990。
1枚当たり¥500以下です。
あとは重ね着でしのげばいいという考えの人は、これでもなんとかなりそうです。
まあでも、寒がりの人は普通にジオラインか光電子の上下買った方が快適ですけどね・・・。
結論!
ということで、結論です。
イチ押しはやっぱり、ジオラインの薄手LWシャツ+タイツの上に、
フリーノット光電子の厚手ウエーブの上下を重ね着です。
第1層の上はしまむらファイバードライのシャツでもOKです。
タイツはファイバードライが無いので、重ねるならジオラインLW1択ですね。
この方法のメリットは主に2つ、
① ガチの極寒の時だけでなく、そこそこの寒さの時期にも枚数調整で対応できる。
何なら普段着にも流用できる。
よって、余計なコストがかからない。
というか、掛けたコストの分、きっちり使い回せる。
② 重ねる層が多いので、各層の間にデッドエアーを保持することができる。
断熱保温って、結局は動かない空気をどれだけ保つかってことなので。
あと、上下の継ぎ目がお腹周りにできるじゃないですか。
あれ、ちゃんとめんどくさがらないで互い違いに重ねましょうね。
パンツ、シャツ、タイツ、シャツって感じで、
人間ミルフィーユになるつもりで。
これやっておくと、温まった空気が逃げないのでかなり違いますよ。
面倒くさかったら下は光電子のシープバック超厚手です。
さあ、これ着て一日中日が差さない真冬の小菅に行くぞ!
って、肌着だけじゃマズいでしょ、いろんな意味で・・・。
あ、そういえば書き忘れるところでしたが・・・
男性の方は、冬場はスネ毛は剃らない方が良いですね。
何故って、つるつるの脚スネもスネ毛がたくさんあった方が、
肌着第1層のタイツとの間に動かないデッドエアーをため込めるじゃないですか。
フリーノット光電子の厚手ウエーブタイプの裏を見て確信しました。
スネ毛はこのウエーブと同じ機能をしていたんだって。
なので、超寒がりだったりちょっとでも節約したいケチ経済観念のしっかりした人は、
秋ごろからスネ毛は剃らずに育てておくと、1クラス上の厚さのタイツを履くぐらい違うと思います。
スゲー暖かいって訳じゃないんだけどね。
剃るのなら、春になって防寒が必要なくなってから剃ればいいのです。
きれいなおじさんは好きですか・・・?
コメント