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【親の終活】高齢者ケアのプロが自分の老親に振り回される話、序章。

親の終活
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新シリーズ、【親の終活】始めます。

高齢の親の人生の終わりに向けて、「終活」やってますか?

今年87歳で逝ったビーノの父と、
82歳で存命の母の終活、
おまけで50代の統合失調症の姉のことも絡めてシェアします。

終活とは?定義と目的、内容、類似概念。

終活の定義

終活(しゅうかつ)とは、「人生の終わりのための活動」を意味し、
自分の死後に備えるための準備や活動を指します。
主に以下のような要素が含まれます。

  1. エンディングノートの作成: 自分の希望や遺言、葬儀の形式、財産分与、医療の意思決定などを記録するノートの作成。
  2. 財産整理: 自分の財産や資産を整理し、相続の準備を行う。
  3. 葬儀の準備: 自分の葬儀の形式や場所、方法についての希望を伝える。
  4. デジタル遺品の管理: インターネット上のアカウントやデジタルデータの整理・管理。
  5. 生前整理: 不要な物品の処分や遺族が困らないように整理整頓を行う。

終活の目的

終活の目的は、死後、遺族や関係者の負担を軽減し、
自分自身が納得のいく形で人生を終えるための準備を整えることです。
また、終活を通じて自分の人生を振り返り、より充実した生活を送ることにも繋がるとされています。

以上、Chat-GPTにまとめてもらいました。

4はあんまり関係ないかな。

この中で、今回メインになるのが、お金の問題と健康の問題。
終わり方をどうするかという問題は結局、
人生の残りをどう生きるかという問題になる訳ですね。

人生会議とは何か

もう一つ、最近聞かれるようになった関連の概念として、
「人生会議」という言葉があります。

「終活」に比べると耳なじみのない言葉ですが、どう違うのでしょうか?
これもChatGPTにまとめてもらいました。

終活(しゅうかつ)と人生会議(じんせいかいぎ)は、
どちらも人生の終わりに向けての準備や考え方に関する概念ですが、
それぞれ異なる側面を持ちます。
定義、違い、関連性について説明します。

人生会議の定義

人生会議は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とも呼ばれ、将来の医療やケアについて患者本人と家族、医療提供者が話し合うプロセスを指します。
具体的には以下の内容が含まれます:

  • 医療やケアの希望の共有:将来の病気や終末期における治療方針について話し合う。
  • 代理決定者の選定:本人が意思を伝えられない場合に備えて、信頼できる人を代理決定者として選ぶ。
  • 価値観の確認:本人の価値観や生活の質に関する希望を確認する。

人生会議の目的

人生会議の目的は、患者本人の希望に沿った医療やケアを提供するための準備を整え、家族や医療チームが一貫した対応を取れるようにすることです。

終活と人生会議の違い

  • 範囲:終活は、遺産整理や葬儀の準備など、死後の様々な事柄を包括的に含む活動であるのに対し、人生会議は主に医療やケアに焦点を当てた話し合いです。
  • 参加者:終活は主に本人とその家族が中心ですが、人生会議には医療提供者が積極的に参加します。
  • タイミング:終活は早い段階から始められ、徐々に準備を進めるものですが、人生会議は健康状態が悪化した場合や高齢になった時期に行われることが多いです。

終活と人生会議の関連性

  • 共通の目的:どちらも本人の希望を尊重し、家族や関係者がスムーズに対応できるようにするという点で共通しています。
  • 相補的な関係:終活と人生会議は互いに補完し合うものであり、終活の一環として人生会議が行われることもあります。例えば、エンディングノートに医療ケアの希望を書き記すことや、人生会議で話し合った内容を終活の一部として記録することが考えられます。

以上のように、終活と人生会議はそれぞれ異なる側面を持ちながらも、
人生の終わりに向けた準備として重要な役割を果たします。

なるほど。

重なる部分もあるということですね。

今回のシリーズでは、医療やケアの関わる人生会議の面も含めながらも、
身の回りの整理やお金や住まいのことなど、
より包括的な概念として「終活」という言葉を使う方が、よりしっくりくるような気がします。

ビーノはこんな人

母の紹介をする前に、この記事を書いているビーノの背景について簡単に説明します。

ビーノはこのブログで「釣り好き兼業主夫」と名乗っていますが、

主夫が副業で釣りが本業!

・・・という訳ではもちろんなく。

本業は言語聴覚士(ST)という、言語や嚥下(飲み込み)のリハビリをする仕事をしています。


現在は回復期リハビリテーション病棟といって脳梗塞・脳出血等の後遺症で入院している方のリハビリをお手伝いする部署で働いていますが、通所リハ(デイケア)や訪問リハに関わっていたこともあります。

資格としては言語聴覚士の他、社会福祉士、介護福祉士、
一時はケアマネ資格も持っていました。
(ケアマネは更新研修が1週間もかかるので受けなかったため失効してしまいました)。

資格ホルダーを自慢したいわけではなく、
要するに、
「医療職のリハビリ屋だけどリハビリ馬鹿ではなく、
福祉畑出身で高齢者ケアについてはそれなりの経験を持っている人だよ」
っていうことが言いたい訳です。

その立場から、

じゃあ自分の身内が当事者だったら、どうなのか?

っていう視点で書いていきたいということです。

先に結論を書いちゃうと、知識や経験があったとしても、当事者としてうまく行くとは限らないよ。
身内は言うこと聞かないよ。振り回されちゃうよ〜?
・・・ってことを、セキララに綴っていこうと思うわけです。

ビーノの母はこんな人

生活歴

ビーノの母は昭和18年生まれの82歳。
埼玉県某所で呉服屋を営む両親の元に生まれ、商業高校を出て大手銀行に就職しました。
お花を習いに行った教室で先生の弟子だった父と出逢い、見染められて24歳で結婚しました。

結婚後は父と一緒に花屋を経営し、得意の簿記を生かして店の収支を仕切ってきました。
しかし小売りだけでなく地方に卸す事業を広げていたところで不渡りを食らい経営が悪化したり、
職人気質の父が売れる以上に良い花を常に沢山仕入れてしまうために赤字が多く、
経理をつけていた母は心労が絶えなかったと思います。
お金のことをいつも心配していた母の影響はビーノの経済感覚にも引き継がれていると思います。

息子は喘息で不登校

結婚後、間もなく長女を、30歳で長男(ビーノ)を出産し育てました。

息子(ビーノ)は小さい頃から体が弱く、小児喘息で幼稚園や学校を休みがち、
小学校高学年頃は入院したり不登校に。
今思うと小児鬱もあったかもしれません。
母は不在がちな父に代わって独りで店を回しながらそんなビーノ少年を受診させたり、
心身ともに余裕がなかったと思います。

娘は統合失調症に

ビーノの姉は6歳上ですが、身体の弱い弟に母を取られて、幼少期にずっと満たされない思いをして育ったそうです。
本人がずっと言っていたので。
母が不在の時に「お前が生まれてこなければよかった」と、6歳下の弟に毎度呪うように言っていました。
子供の頃だけでなく、成人してからもそれは続きました。

そんな姉も定職には就かないまでも、主にフリーの派遣販売員などをして、それなりに社会生活を送っていました。
恋愛もして、真剣に付き合ってくれる相手がいたこともありました。
ある男性は姉との結婚も考えていそうな雰囲気もあったりしましたが、
姉の側にまだその気がなく、別れてしまいました。

そんな姉が統合失調症を発症したのは30代半ば、ビーノが実家を出て独立した直後でした。

それ以前から人間関係でトラブルを抱えて悩んだり妄想的な発言があって修正が効かないなどちょっとおかしい兆候はあったのですが、
ある日急激に症状が出て家を飛び出し、電柱にしがみついて泣き喚いていました。

本当のことは医者にも家族にも本人にも分かりませんが、
思うようにいかないことを親の育て方のせいにしたり弟が生まれたせいにしたりして自分を保っていたのを、
捌け口にしていた弟が家を出て独立してしまったために、
心のバランスが保てなくなったのではないかと弟のビーノは考えています。

あくまでもビーノが考えているだけで、実際にどうなのかは分かりません。

健康状態と生活機能

母の話に戻ります。

健康状態について。

以前から頭痛持ちで内頸動脈の狭窄があり、特に夏場になると不調で血圧が上がったり気分が悪くなることが多くあります。

昨年腸閉塞を起こして入院し、大腸癌が判明して切除術を受けました。


その後の全身のスクリーニングで肺の方にも癌が見つかり、転移ではなく原発性の肺癌だと思われるそうです。
現在のところ進行はしておらず、手術や抗がん剤治療も提案されましたが手術や治療で体力が低下するリスクを考えて様子を見ている状況です。

整形的には頸部の椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症もあって、
買い物など長距離の歩行はカートを押しています。

日常生活動作(ADL)は自立しており、家事や金銭管理などのI-ADLも基本的には自立しています。
ただし体力面から「料理はめんどくさくなった」とここ数年は簡単なものしかしなくなり、
ご飯も炊かずにパックご飯を食べているようです。

介護保険は申請済みで介護度は要支援2。
ヘルパーと訪問看護を利用しています。

精神面・認知機能面

母本人は認知症を心配していますが、
認知機能は年齢の割にしっかりしている方だと思っています。
スマホも使いこなしているし、預貯金の管理とかもしっかりしています。

ただ、心配性は昔からなのですが、気になってしまうとつじつまの合わない行動をパッとしてしまうことがあり、10年ぐらい前と比べて抑制が効かなくなった感はあります。

ビーノが病院に勤めていて分刻みのスケジュールで働いており電話には出られないこと、
昼休みもササっと飯食ってガッツリ事務作業しないと夕方子供の迎えに間に合わないこととかも知ってるはずなのに、朝から何度も電話かけてきて、
しょうがないから昼に電話返したら昨夜話して結論出てる話の蒸し返しだったとか、
そんなのが増えてきました。

でもこれは認知症=「記憶力の低下を中核症状として複数の高次脳機能が総合的に低下し行動障害を生じる状態」ではなく、加齢による脳の(おそらく前頭葉の)委縮によって抑制が低下し
もともとあった性格傾向の心配性や不注意の面がより前面に出てきたものではないかと考えています。
もちろん、年相応の衰えはあるんですけど、記憶力は比較的保たれている方だと思います。

母の心配事。それは老後の資金不足と娘の行く末。

そんな母の心配事は、老後の生活資金が足りないのではないかという心配と、
障害のある娘の行く末でした。

ビーノのことはあんまり心配していないみたいです。

老後っていつのこと??

しかし、違和感感じませんか?

80歳を超えて大腸がんの摘出手術を受けて体力が低下し、肺癌の疑いもある高齢者が、

「老後の資金」

について心配しているんですよ。

80代の女性にとって、老後っていつなの・・・?

今でしょ!!

てことで、話は長くなるのでお金の面については次回掘り下げていきます。

老後資金の管理と相続の実際、
葬式にかかる費用費用と諸々、
成年後見制度と家族信託、ネット銀行の活用と運用、
そして人生の終盤をどう過ごすかについてまとめていきたいと思います。

・・・まとまるのか??


いやむしろ、まとめちゃうのか??

それともいつものように脱線しまくるのか???

今回、割と脱線少なかったですよね??

アイコン全部使っちまった・・・。

実家のついでに朝霞東大90分授業。短時間でも釣りに行くことの大切さを学んだ日。2023.5.8@朝霞ガーデン→父と面会→実家

プチ鬱から悶絶へ。老親介護問題と癒しを求めて。@朝霞ガーデン2023.6.8

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