PR

【花粉対策】段階的防衛ラインその③寝室編。部屋と掃除機と寝具。安眠を守るアレルギー対策寝具アルファイン製カバーとインビスタ綿の人工羽毛布団の効果とは?

家事と生活雑貨
当サイトの記事内には広告・アフィリエイトが含まれています。

花粉対策三部作も最終回。

前回までの2回で、永年の苦闘から構築した段階的な防衛ラインの、

第1段階:屋外での花粉対策と、
第2段階:屋内に入る際の花粉を落とす手順

について述べました。

【花粉対策】極意は「部屋に入れるな!」段階的防御ライン:その①屋外編。永年の苦闘とオススメグッズ。

【花粉対策】アイボンとハタキ。自宅内を安全ゾーンにするために。段階的防衛ラインその②帰宅時編。

今回はいよいよ、最終ライン。寝室を安全ゾーンにできるか否かで、QOLが大きく左右されるのです。

では、運命の最終章、行ってみよう!

最終ラインを死守せよ!睡眠場所はセイフティゾーンに。

ここまで読んで下さっている方はバリバリの花粉症持ちだと思います。

あなたは、夜、寝ようと思って
布団に入ったらくしゃみが止まら
眠れなかったことはありませんか?

または、朝起きたら喉が渇いてイガイガして、
鉛かタングステンのシンカーが詰まったように
鼻の奥がズーンと重くて頭も体も重くて動きたくなかったり。

……なんてことはないでしょうか?

それって、布団やベッドなどの寝室の環境から、
寝ている間に花粉やハウスダストなどのアレルゲンをたくさん吸い込んでいるせいかもしれませんよ?

ビーノも以前はそうだったのですが、永年の苦闘を経て対策をとってから、かなりマシになりました。

花粉症そのものは治りませんが、寝る前にくしゃみが止まらなかったり朝起きた瞬間から鼻の奥が詰まって頭痛と頭重感で動けない、なんてことは無くなりました。

これは寝室をセイフティゾーンにできた結果だと思っています。

寝室をセイフティーゾーンにできるかどうかはこの時期の生活の質を大きく左右します。

そして花粉症は、杉と檜を合計すると、2月から5月まで3ヶ月ぐらいは続きます。
1年の約1/4です。
栗やら稲科やらブタクサやらいろいろ合計すると、
人によっては1年の半分以上、花粉症に悩まされている人もいます。

1年の半分以上の生活の質を左右されるということは、
もはや人生の質に半分もの間影響を与えかねない重大事項
だと言えなくもないような気がしないでもないのです。

では、具体的な対策、行ってみましょう!

着替えはリビングや洗面所で。外出着で寝室に入らない。

寝室をセイフティゾーンにするためには、やはり花粉を持ち込まないことです。
帰宅時に玄関で払ったじゃない?
何で同じこと繰り返すの?っていわれるかもしれません。

しかし、いくら玄関前で払って来ても、幾らかはついてきて持ち込んでしまうことは避けられません。
食品工場や製薬工場でも、PPE着てエアカーテンとか使って2段階で入室するじゃないですか。
(あくまでイメージ)
確かエヴァンゲリオンにもそんなシーンなかったっけ?
(おぼろげなイメージ)

なので、玄関で払ったとはいえ、
外出着でズカズカと寝室に入ってばさばさ着替えたり
するのは避けましょう。

まして、脱いだ外出着をベッドに放り投げたりしてはいけません。
減らしたとはいえ、花粉はついているのです。

なので、着替えは洗面脱衣場かせめてリビングでして、
寝間着か部屋着に着替えてから寝室に入るようにしましょう。

窓は開閉しない。

寝室の窓は開閉してはいけません。
換気は換気システムに任せましょう。

洗濯物を干すために寝室からじゃないとベランダに出入りできないよっていう方、

そもそも洗濯物を外に干してるんですか?それ、アウトです。

そして外に干して多量に花粉の付いた洗濯物を取り込むときに寝室に入れることになるじゃないですか?
それもアウト、ダブルプレーです。

まさかその洗濯物をベッドの上で畳んだりはしてませんよね??


そんなことしたら一晩中浴び続けるのに十分な量の花粉が布団周りに供給されちゃいます。
スリーアウト、チェンジです。

洗濯物は当然部屋干し。ホスクリーン必須。

じゃあ洗濯物どうするのっていったら、部屋干しか乾燥機しかないですね。
コインランドリーという手もありますが、
コインランドリーで乾燥させた場合は帰りに花粉を浴びないように大きなビニール袋などでくるんで持ち帰りましょうね。

なぜそこまでするかというと、
一つはたたむときに寝室などの居住空間に花粉を持ち込む原因になること、
もう一つは乾燥した洗濯物をいざ着たり使う時に花粉が付着したり吸引するリスクが高いから。

せっかく洗眼・洗眼・洗髪して完璧に花粉を落としても、
外干しでガッツリ花粉の付いたタオルで拭いたら、顔面に花粉を刷り込むことになるし、
シャツやシーツや枕カバーについていたら、むっちゃ吸い込むじゃないですか。

そうならないためには部屋干し、川口技研のホスクリーンです。

賃貸だと勝手に加工できないので、置き型が基本になりますね。

ていうか、持ち家で吊るし型が設置できても、
足りない場合のために置き型も持っておいた方が良いと思います。

あと、ホスクリーンには物干し竿もないと無意味です。

ベッド上は聖域。洗濯物とか余計なものを置かない。

ベッド上は安心して眠るための清潔な聖域にしなくてはいけません。
そのためには余計なものを置かないことが大切です。

洗濯物とか、上着とか、毛布とか。

まさか、ぬいぐるみとか置いてる人、いませんよね??
「アンフェア」ドラマだったか篠原涼子演じるシングルマザーの刑事・雪平夏見が喘息の娘の枕元に大量のぬいぐるみを置いていた描写について、どっかで書いたような記憶があるのですが、見つかりません。

掃除機は紙パックが正義!空気清浄機よりもきれいな排気、日立GP-2000FSナノテク高捕じんプレミアム衛生フィルター。

あれは、喘息とかアレルギーについて分かっている人には強烈に刺さる、すごい演出でしたね。
仕事が多忙で愛する娘の元にいてあげられない、想いだけはあるからぬいぐるみというモノで代償しようとする、しかし一緒にいる時間が短いだけに娘の病気に何が良くて何が良くないのか理解していないからハウスダストの発生源であるぬいぐるみを喘息の娘の枕元に大量に置いてしまう、医療者もそれを止められない・・・

そういう強烈な地獄絵図を一瞬で見せる演出だったわけですよ。

小さな息子がが喘息で苦しんでいるのにバカバカタバコを吸って、
楯突けの悪い引戸を泣きながら閉めているのにいちいち開けっ放しにしてたばこを吸いまくっていたビーノの亡きクソ親父とは訳が違うのですよ。

しかしビーノに生涯の趣味である釣りを教えてくれて、いつも連れて行ってくれていたのも、また亡きクソ親父なのです。

空気清浄機は性能よりもフィルター交換。交換コストが安いのはダイキン。

室内の花粉対策としては、空気清浄機も定番ですね。

正直、ちゃんとしたメーカーの物ならばどれを買ってもいいと思います。
目的が花粉対策ならば。

というのは、花粉って、けっこうデカいんですよ。

スギやヒノキの花粉は直径30μm前後だそうです。
1μmは0.001mmなので、0.03mm~0.04mmぐらいですかね?
(算数弱いので間違ってたらごめんなさい)

マイクロメートルといわれると凄く小さく感じますが、定規の1mmの目盛の1/10の1/3ぐらいなので、目の良い人なら肉眼で見えるくらいあるのです。
もちろん老眼のビーノには厳しいですが。

参考までに、黄砂は約4μm、PM2.5は名前の通り2.5μm以下だそうです。

コロナウイルスやインフルエンザウイルスの大きさは0.1μmぐらいだそうなので、スギやヒノキの花粉はウイルスの300倍ぐらいあるということになります。

何が言いたいかというと、たいていの空気清浄機はウイルス除去にも対応しているのだから、
花粉の除去が目的であれば、特に高性能のHEPAフィルターとかにこだわらなくても、
どの空気清浄機でも全然余裕で除去できるということです。

ただし、いつ変えたか分からない詰まったフィルターでは電気代もかかるし音もうるさくなるし、
最悪カビの巣窟になりかねないので、フィルター交換は定期でやった方が良いです。

そういう意味ではフィルターの単価が安い方がいいですね。

ビーノがリビングと寝室で永年使っているダイキンの空気清浄機は、
適度な性能のプリーツフィルターでランニングコストが安く、
何と替えのフィルターが5枚も本体に収納できるためかさばりません。

今のモデルはフィルターのシステムが変わっているかもしれません。

空気清浄機を買う時に迷うのが加湿機能付きにするか否かですが、ビーノは個人的には加湿機能無しの方が良いと思っています。

なぜなら、電子部品にとってもフィルター類にとってもカビや故障の原因になる水と湿気を常に含んでいる加湿器は、他の電気製品にとってなるべく遠ざけておきたい存在だから。

加湿器側からしても、掃除のときはになるべく気軽に洗えるように、なるべく軽くシンプルな構造でいて欲しいので。

色々付加価値を付けたがるのは売る側の都合。使う側としては、混ぜるな危険です。

加湿器は管理が面倒過ぎて使わなくなってしまったので無くてもいいと思っていますが、
欲しいなら、もしもスペースが許すなら別々の方が良いと思います。

空気清浄機、有るか無いかでいったら、ある方が良いです。

家に高性能換気システムがあるから空気清浄機は要らないっていう方。
ちょっと考え直した方が良いです。

何故かというと、花粉は大きくて重いので下に溜まるから。
換気システムの排気口って、だいたい天井の隅とかだし、必ずしも各部屋にあるわけじゃないので、各部屋の床付近に転がっている花粉を吸うのは床近くに設置した空気清浄機の方が有利なんですよね。

新築の頃、ハウスメーカーの営業の人に頼まれてシックハウスを気にしている他のお客さんに話をしたことがあるんですけど、その人もシックハウスだけでなく花粉症もあるっていうので、「換気システムはとてもいいけど万能ではない、空気清浄機は要ります」と営業さんの前でもはっきり言いました。営業さんもうなずいてました。

あとは掃除機で吸い取るのが一番ですね。

掃除機は紙パック。サイクロンはダメ。

花粉を持ち込まないようにいくら頑張っても、ゼロにはなりません。
食品工場とか製薬会社の工場並みにエアカーテンとPPE装着で入室すれば別ですが、
それじゃあリラックスして眠ることは難しいですよね。

ということで、最終ラインまで持ち込まれてしまった花粉にゴールを割らせないためのスイーパーの役割をするのが、掃除機です。
掃除機だけにスイーパー、うまいこと言っちゃったつもり・・・?

ところでこの掃除機について、気にしている人少ないですが、
花粉症の人に向く掃除機と向かない掃除機があります。

花粉・ハウスダストなどのアレルギー持ちが家族で一人でもいる家では、

掃除機は紙パック式が正義です。

サイクロン式では、ゴミをタンクから回収するときに、室内にアレルゲンが飛び散ります
どんなに吸引力が衰えなくても、アレルゲンの飛散は防げません。

じゃあ屋外でやればいいかというと、実際にはめんどくさくてそんなことはやらないと思います。
だって、屋外でゴミ捨て作業するときだって回収したごみから飛散するホコリと外からの花粉と、ダブルで浴びますからね。それを屋内に持ち込んだら、何のための掃除機か分からないじゃないですか。

掃除機についてはこちらの記事も参照してください。
   ↓


掃除機は紙パックが正義!空気清浄機よりもきれいな排気、日立GP-2000FSナノテク高捕じんプレミアム衛生フィルター。

結果だけ欲しい人はこちら。

ゴールキーパーは寝具。アルファイン等のダニ対策高密度カバー必須。

最終ラインのさらに後ろを守る、いわばゴールキーパーの役割をするのが寝具です。
布団やベッドパット、布団カバー・シーツ・枕カバーといったリネン類ですね。

ダニ対策高密度カバーというものがあります。

非常に高密度に織られた生地でできており、
繊維の隙間からダニが通れないくらい細かいというものです。

縫製などにも気を使っていて、針穴からもダニが侵入できないように工夫しています。

生地の表面がつるつるして非常に滑らかなのが特徴です。

え?ダニ対策?花粉じゃないの??

と、思うかもしれませんが、ダニ対策寝具は花粉対策にもなります。

理由の一つは、表面の滑らかさゆえに花粉そのものが付着しづらく落としやすいこと。

もう一つは、ダニやホコリを通さないことは、
ハウスダストによるアレルギー症状を引き起こしにくい環境を作れるということです。

アルファイン製カバー

ダニ対策高密度カバーの代表格に、「アルファイン」という製品があります。

アルファインという商品名の語源はおそらく「アル・ファイン」で、
アレルギーの「AL」と、繊細なとか優れたというニュアンスの「fine」からなる造語だと思われます。

ところがこのアレルギー対策寝具である「アルファイン」についてグーグルでググってみると、
おそらく「アルファ・イン」(Alpha INN)と区切るのであろうと思われる、
東京都港区にある、とある宿泊施設の方が上位にヒットしてしまいます。

これはビーノがアレルギー対策策寝具である方の「アルファイン」について初めて調べた十数年前でも、
この記事を書くために再度検索してみたつい先日でも同様でした。

つまり、この「アルファ イン」という宿泊施設が、十数年間、ある分野において不動の地位を確立しているということだと思います。
弱小ブロガーとしてはうらやましくもリスペクトせざるを得ません。
(ビーノは訪れたことはありませんが)
どんな分野においても独自の地位を確立するというのは素晴らしいことだと思います。

どんな分野において不動の地位を確立した宿泊施設なのかについてここに詳細に書いてしまうと、
サーバーの規約に抵触する恐れがあるので書きません。

なので、みなさんも決してググってはいけませんよ。
フリじゃないからね。

最重要な掛け布団カバー。ホコリの発生源をカバーする。

寝具の中で最も重要なのは掛け布団カバーです。

なぜなら、最大のホコリの発生源となり得る掛け布団を
文字通りカバーする機能があるから。

なので、予算が限られている場合や、半信半疑でまずは1つお試しに買いたいという人は、
掛け布団カバーを最優先で導入することをお勧めします。

シングルサイズ
セミダブル
ダブルサイズ
ワイドダブル

ビーノ家のベッドはワイドダブルなのですが、
このサイズの掛布団は見つからなかったので、
掛け布団に関しては一つ上のクイーンサイズを使用しています。

隣の人に引っ張られて掛け布団が無くて寒い!
なんてことが無いので、いや、一つ上のサイズを使用していてすらあるので、
一つ上のサイズにしておいてよかったと思います。

クイーンサイズ
キングサイズ

ベッド用のボックスシーツはこちら。
シングルサイズ

セミダブル
ダブルサイズ
ワイドダブル
クイーンサイズ
キングサイズ

ついでに枕カバー。

枕カバーは最も顔に近いところにあるリネンです。なので、アレルギー対策製品を使いたくなるような気もします。

ただし、アルファインのカバーは伸縮性が無いという弱点があります。
肩こり対策やラ安眠枕とかで、変形の枕の特性を生かすには不利かもしれません。
効果についても、使ってみたところ普通のカバーと大差ないような気がしました。

ホコリの発生源としては掛け布団ほどではないので、ストレッチ性の素材が良い場合はそちらを優先に、マメに洗うようにすればいいと思います。

ダニコマール

アルファインのつるつるした肌触りが冷たく感じて好きじゃないという人も中にはいると思います。

そんな方におすすめの素材が、こちらです。

「ダニコマール」

アルファインと同様にダニを通さない高密度折りの生地でありながら、ちょっとピーチスキンっぽい風合いが特徴です。

なので、高密度織りでダニを通さず、アルファインほどではありませんがホコリや花粉も付きづらく落としやすいと思います。あと、ネーミングセンスが小林製薬チックですね。

また、アルファインは無地の3色しかないので見分けがつかなくて面倒という方には、
家族ごとに区別するためとか、
シーツはアルファインで掛け布団カバーだけこのダニコマールにするとかいった使い分けもおススメです。

つちなみにビーノ家では主寝室の掛け布団カバーがダニコマールのベージュとブラウンのクイーンサイズ、ボックスシーツはアルファインのワイドダブル。

子供部屋の掛け布団カバーと敷布団カバーはアルファインのピンク(娘)とブルー(ボウズ)のシングルサイズで、洗い替えがアイボリーです。

この他に以前子供達が小さかった頃はセミダブルの布団を2枚並べて4人で川の字ならぬ「リリの字」で寝てたので、セミダブルの掛け布団カバー4枚と敷布団カバー4枚もありました。

子供が小さい時は洗い替えが必須なのです。アルファインは部屋干しでも2時間もあれば乾くので助かりましたマジで。

あと、こたつ布団の側生地も地味にアルファインだった気がします。

布団もアレルギー対策の物に換えるとなお良い。

掛け布団カバーをはじめ、カバー類が最優先ではありますが、
予算に余裕がある方は、掛け布団そのものもアレルギー対策の物に換えるのがオススメです。

とはいえ万単位のお金がかかるので誰にでもすぐ買おうとは言えないのですが、
まあ見るだけでも見て下さい。

布団はインビスタ社のダクロン中綿を使用した布団がオススメです。

ダクロン綿とは何か

ダクロン綿とは、インビスタ社が開発した中空性の中綿用繊維で、速乾性と保温性が特徴。
そのため布団や防寒服などの中綿素材として使用されています。

速乾性を生かして「洗える布団」として売られています。

ところでこのダクロン®︎という名前、長年釣りをしているアングラーならば聞き覚えがあるのではないでしょうか?

もともとはかの有名なデュポン社が開発した高機能繊維の名前です。
デュポン社というと、古い釣り人ならかつてダイワが輸入していたストレーンというルアー専用ラインを憶えている人もいるのではないでしょうか?東レがソラロームを出す前は、ルアー専用ラインといえばストレーンかバークレーのトライリーンの2択だったかと思います。
もっともビーノ少年のようなガキンチョは専ら釣具屋のおまけで巻いてもらったボビン巻きの蛍光ラインでした。

釣り糸といえば、PEラインが普及するはるか前、「ダクロンライン」というブレイデットラインがあり、一部のマニアックなバサーなどが使っていました。
ズイールの柏木さんとかが使っていたような記憶がありますが、間違っていたらごめんなさい。

ビーノも1回だけ買ってみて当時の愛機ABU3500Cに巻いてみたことがありますが、
何にもメリットが理解できず、魚もほとんど釣れず、二度と巻くことはなかったような黒歴史があります。

巡り巡って今はPEラインをメインにエリアトラウトをやっているわけですが。

あと、速乾性衣類の走りとして、「ダクロンQD」という素材もあり、釣り具メーカーのウエアにも採用されていました。
エアリズムとかファイバードライとかクールマックスとかの祖先ですかね。

【釣りの防寒】アンダー編!コスパ抜群普段使いと本気防寒の使い分け。非発熱系がキモ。

ダクロン綿の種類

そのダクロン綿ですが、棉の繊維一本一本がポリエステル系の中空繊維でできているため、
軽くて空気を含みやすく、乾燥しやすいという特徴があります。

そして、ダクロン綿の中にもいくつか種類というかグレードがあります。

ダクロン®ナチュラルフィールダウンライク(旧コンフォレルダウンエッセンス)

ダクロン綿のうち、最もハイグレードなものがこちら。

「ダクロン®ナチュラルフィール ダウンライク」。

以前は「コンフォレル ダウンエッセンス」と呼ばれていました。

名前からして軽くてふわふわして高級そうな雰囲気を醸し出していますね。
繊維の中に穴が開いた中空の繊維がつぶ上になっており
その名の通り、最も軽く、ふんわりしていて保温性も高く、布団の中をダウンのようにふわふわと流動的に動くため、掛け布団にした時のフィット感が特徴です。

使ってみた感触としては、「ほぼダウン」

もちろんポーランド産ホワイトグースダウン100%とかの高級羽毛布団と比べればふんわり感はやや劣るかもしれませんが、それでも、フェザーの混入率が低くダウン使用率が高い良質な羽毛布団に近い、
「ほぼダウン」の感触。「ダウンライク」の名前に偽りはありません。
(念のため、ダウンは水鳥の胸のフワフワした毛で、非常に軽くて柔らかく保温性が高い。フェザーは羽根の部分のから取った文字通り羽根の毛で、軸があって平らで硬い)

寝ている人の身体のラインにぴったり追随して包んでくれて、じんわり暖かい。
しあわせな気持ちで眠りにつくことができます。
(個人の感想です)

その上、ダウンのようなホコリが出ることはなく、経年劣化もほとんど感じられないレベルで耐久性抜群。
高級ではない普通のダウンに比べて、ベストのパフォーマンスを長期間維持できているるように感じます。

水洗いしても、ヘタリません。ちゃんと乾燥させればふかふかに回復します。
なので、子供が小さい頃は頻回に洗わなければいけなかったので、ホント助かりました。
本物の羽毛布団だったらと思うと、たぶん夜中に布団洗わなきゃいけないとかまず無理だったと思います。
洗濯機で洗えることになっていますが、洗うには洗っても脱水と干すのに苦労するので、シングルサイズの2枚重ねタイプを1枚ずつ洗うぐらいにして、コインランドリーの大型洗濯機・乾燥機に任せた方が良いと思います。

ダクロン®︎フレッシュ(旧ダクロンアクア)

1ランク下のダクロン綿に、「ダクロン®フレッシュ」というモノがあります。
以前はダクロン®アクアという名前でした。
その前はクォロフィルという読みにくい名前の棉があり、その後継だと思われます。

ダクロン®フレッシュとナチュラルフィールダウンライク、どちらも掛け布団素材として十分な保温性能だと思うのですが、やはり「ほぼダウン」な「ナチュラルフィールダウンライク」のフィット感は格別です。

なので、掛け布団に選ぶならできればハイエンドのナチュラルフィール ダウンライクのほうを買うことをお勧めします。値段以上の差はあると思います。
そうそう買い替えるものでもないので、長く使えば元は取れるぐらいの違いはあると思います。

もう一つ、ダクロン®サポートという名前の綿もあります。
以前はホロフィルⅡという綿素材があり、その後継です。

何が違うかというと繊維1本1本が中空になっているのは同じなのですが、中空の穴の数が違います。

ダクロン®フレッシュは穴が7つ、ダクロンサポートは4つ空いています。

当然、穴の数が多い方が軽く、保温性能も高く、風合いも柔らかです。

じゃあダクロン®サポートの存在意義は無いのかというと、そんなことはありません。
ふんわり感よりも体重がかかってもヘタらずかさを保つことを重視するには適しているので、
敷布団やベッドパット、枕など、敷き物の中綿には最適だと思います。

ダウンみたいにあんまりふかふかの敷布団だとかえって寝づらいですからね。

ビーノ家のベッドパットは旧モデルのホロフィルⅡです。

ちなみにリバレイとか釣り用の防寒着の中綿でもホロフィルⅡ使ってるのがありました。
防寒着はコストが許せばダウンライクの方が軽くていい気がしますが。
手袋はフォロフィルⅡの方が良いですね。

アラエマックス ウォシュロン中綿

もう少しお安いものだと、このあたり。

インビスタではなく日本のテイジンが開発した「ウォシュロン」という中綿を使った布団です。

ウォシュロンも中空繊維の中綿ですが、穴は1つです。マカロニ状といわれています。
繊維に「ねじり」が入っていることで荷重に強い特徴があるそうです。
なので敷布団にも強いです。
確か子供たちの部屋の敷布団がウォシュロン綿だったと思いますが、しっかりしていますよ。

話は掛け布団に戻って、お値段の話。
シングル2枚合わせオールシーズンタイプで¥13,000前後。
釣り具で例えれば、フリームスとかアルテグラクラスでしょうか。
¥600(税別)のスプーンを20枚買った分のお金で改暦な睡眠が手に入るなら、決して高くはないかと。
まあ価値観ですけど。

ビーノは・・・やっぱりここは最高ランクのダウンライクを驕りたいですね。

だって、眠りの快適さは健康の基本だもの。

あと、布団のランクは中綿のほかに側生地にも左右されます。
側生地も高級なものの方が柔らかで確かに気持ちいいのですが、中綿の方が影響が大きいので、
側生地は予算に合わせてで良いと思います。

毛布とか使わない。

分かりますよね。
せっかくアレルゲンのハウスダストを発生させないインビスタ綿の布団や、
アレルゲンのダニを通さずつるつるで花粉も落ちやすいアルファインのカバーなどを使っているのに、
ホコリの発生源であり花粉も付着しやすい毛布なんか使ったりしませんよね??

ましてやビーノが妻の誕生日にプレゼントした
超モコモコの「着るこたつ」とかにくるまったまま布団に入ったりしませんよね??

ダブルベッドの隣でこれやられると、花粉もそうなんですが、隣に寝てるビーノ相方にとっては、
隙間ができて寒くてしょいうがのです。

そもそも、羽毛布団やいわば人工羽毛布団であるインビスタ綿等の軽量ふわふわ系の布団って、体のラインに馴染んで隙間なく密着してくれて、空気の層を作って体温を逃がさないから暖かいんだと思うんですよ。

その内側に分厚いモコモコの着るコタツがあったら、羽毛布団やインビスタ綿の機能って全く生かされなくて、ただ着るコタツにくるまっているだけと大差ないと思うんですよ。

もし重ねるなら、羽毛布団やインビスタ綿の布団をインナーにして、毛布とかはアウターシェルのつもりで布団の外側を覆う方がずっと効果的だと思いますが、それは保温を重視した場合の話。

今回のテーマは花粉やレルギー対策なので、そもそもモコモコをベッドに持ち込む時点で花粉やホコリの発生源を増やすことになるのでNGなのです。

しかしこの話をすると妻がキレるのが分かってるので非常に言いづらいのです。
「私のやることをすぐ否定する!」とか、
「人をバイ菌みたいに見てる!」とか。

妻の方がずっと潔癖だし・・、

まとめ。

まとめです。

居住空間のなかでも、寝室をセイフティーゾーンにすることは花粉症者のQOLを左右する最重要といってもいい課題です。

そのためには、
外出着のまま寝室に入らない・持ち込まないこと、
着替えは洗面脱衣所等で行うこと、
ベッド周りに余計なものを置かないこと、
寝室の窓を開けて洗濯物を出し入れしたりベッドの上で畳んだりしないこと、
それでも侵入した花粉やホコリは掃除機や空気清浄機で吸い取ること、
そしてアルファイン等のアレルギー対策寝具を使うこと。

以上になります。

かくして平和は訪れた。・・・かのように見えた。

ビーノが永年の苦闘で構築してきた花粉に対する段階的防衛ラインについて、
3回にわたって余すことなくシェアしました。

しかし、ですよ。

これで症状は確かに軽減したはしたのですが、家族を養う兼業主夫のビーノにとって、

結局、これだけの段階的防衛ラインを敷いても、規律を守れなければ機能しない。
身内との意思統一がなされていないと、防衛ラインは簡単に突破されて裏をとられ、
あっという間にくしゃみ鼻水頭重感&呼吸困難に見舞われてしまうのです。


貴様だって…花粉症だろうが!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました