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釣り好き兼業主夫の車選び④カローラクロス編。ラゲージボックス必須。万人に受けるコスパ優秀な「SUVのど真ん中」。天地方向の狭さと納期が気にならない人は買い!

物欲生活。
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さて、釣り好き兼業主夫の釣り車兼ファミリーカー選びですが。

エクストレイル編、フリード編、ステップワゴン編に続いては、
大人気のSUVを見て、試乗してきました。

カローラクロスです!

これだけ人気の車種ですから、きっと間違いのない、いい車なんでしょう。
一般的には。

ただそれが、自分にとってのベストな1台かどうかは、全く全く別問題♪。

フロボが積めるか、そして自分なりのこだわりポイントを満たしてくれるかが大切ですからね。

では、行ってみましょー。

  1. 結論。トヨタらしい過不足ないSUV。価格も適正。運転に違和感ないがアイポイント・最低地上高は低め。荷室はフロボ積載可能だが天地方向が狭い。納期は一年以上先で受注停止も!比較基準にはなるが、たぶん買わない。
  2. カローラクロスの長所と短所
  3. カローラクロスはこんな車
  4. サイズ関係まとめ
  5. 積載性能。フロボ積載には天地方向が狭い。
    1. 荷室。
      1. ノーマル状態では段差が大きくフロボ積載に不適、釣り車には向かない。
      2. ラゲージアクティブボックス(ディーラーオプション)使用で段差は解消。フラットな荷室になる。
      3. 荷室の奥行はカタログ値と実測でまるで違う
      4. 荷室の高さは80cm。結構高い。
      5. 天地方向の余裕がない。積み下ろしのしやすさや後方視界に不安がある。
      6. タイヤハウスの出っ張りがちょっとデカイ。
      7. バックドアはハッチバック式で邪魔にならない位置。
  6. 悪路走破性
    1. 四駆はE-Fourでハイブリッド車にのみ設定。
      1. E-Fourとは何ぞや?
      2. E-Fourの走行性能。雪道・坂道での発進とぬかるみの脱出に特化。たぶん。
    2. 下回りのクリアランス
      1. 最低地上高
      2. 側面地上高
      3. サイドシル
  7. 日常の使い勝手
    1. 視界
  8. 走りと燃費
    1. 走りは自然。取り回しも良好。
    2. 燃費はさすがトヨタのハイブリッド。
  9. 価格とコスパ。
    1. 見積額は
    2. 税金
    3. ガソリン代
  10. まとめ。良い車だけど、フロボ積載にもファミリーカーにもベストではない。

結論。トヨタらしい過不足ないSUV。価格も適正。運転に違和感ないがアイポイント・最低地上高は低め。荷室はフロボ積載可能だが天地方向が狭い。納期は一年以上先で受注停止も!比較基準にはなるが、たぶん買わない。

例によって話が長いので結論から言います。

悪くないし、決して嫌いじゃないし、内容の割に価格も良心的。
万人に受ける優等生SUVだと思います。
人気なのも納得の、トヨタらしく良くできた車です。
だけど、受注停止を押してまで、あえて選ぶ積極的理由もない。
天地方向の狭さが若干以上に気にかかる。
よって、たぶん買わないです。

あ、この記事ホンダのTさんに見せない方がいいな・・・😅

では、以下に遠慮なく詳細書いていきまーす!

個人的な好みの問題なんで、オーナーの方は気分を悪くなさらないでくださいね。

カローラクロスの長所と短所

長所:

  • ハイブリッドのE-Four(電動四駆)が選べる。
  • 座り心地良好。
  • 運転、取り回しに違和感なし。
  • 運転視界も悪くない。
  • ハイブリッドは自然な動作で燃費も文句なし。
  • ハイブリッド車でも300万前後と価格もこなれている。
  • 35万円の価格差でハイブリッドが選べる。
  • さすがトヨタのハイブリッド。

短所:

  • そのままだと荷室に大きな段差がある。
  • 段差解消のためにラゲッジボックスを設置する分、荷室の天地方向が狭くなる。
  • サイドミラーがデカくて視界の邪魔。
  • ていうかウエストラインが高い?潜っている感覚で首がつかれる。
  • 後席の窓が小さく視界が良くない。家族での長距離ドライブにはマイナスポイント。
  • これだけハイブリッド押しなのに人気すぎてハイブリッド車が受注停止。買えない!😅

MクラスのSUVというよりは、本当のクロスオーバー。
より普通車に近い位置づけなんでしょうね。
なので、本格的なSUVが欲しいというよりは、乗用車感覚でSUVのスタイルが欲しい人に向いているんでしょう。競合としては、ベゼルやキックス、XV改めなんだっけ?😅
この中で選ぶならカローラクロスかXVだと思います(キックスはない)。

悪くないし、人気なのも分かるけど、ビーノの感覚でいうと、
「釣り車」でも「ファミリーカー」でもない。
とてもトヨタらしいというか、カローラらしい車。

とてもそつなく作られているいい車だけれど、自分の琴線に触れるストロングポイントもない。
自分じゃない、他の誰とでも幸せになれそうな異性には惹かれない、天邪鬼な奴なんですよ・・・。

カローラクロスはこんな車

トヨタのSUVの中で、ド真ん中に位置する車種。

大雑把に並べると、小さい方から

ライズ→ヤリスクロス→カローラクロス→RAV4・ハリアー→プラド→ランクル。

あ、C-HR忘れた。😅
たぶんヤリスクロスとカローラクロスの間ですかね?😅
個人的に候補に入ってないからいいか、と。😅

全幅1825mmの3ナンバーボディですが、全長は4490と長くない。

ガソリン車もハイブリッド車もエンジン排気量は1800cc。
買うなら間違いなくハイブリッドだと思います。
なんたってトヨタのハイブリッドは世界一の実績がありますからね。
日産のe-powerや、ホンダも最近e:HEVになってすごく良くなりましたけど、
ようやく追いついたかな?というところで。
トヨタのハイブリッドシステムには一日の長がありますね。

他のSUVに対してのアドバンテージとしては、カローラらしい快適設計とコスパ。
運転席の座席周りの座り心地やスペースの余裕は対抗車種のホンダ・ベゼルを寄せ付けず(キックスは論外)、ひとクラス上の日産エクストレイルにも引けを取らない、
と言ったら言い過ぎですか?
でもそれぐらいの質感があります。

逆に割り切った部分もあります。

それは本格SUVなら絶対条件の、悪路走破性。
最低地上高は、SUVとしては低めの160mm。
四駆の設定があるのは拍手ですが、ハイブリッド車のみにE-fourがあり、ガソリン車はFFのみです。
理由は後述しますが、ビーノとしてはこの設定には納得です。

ここでは、カローラクロスのキャラクターとして、
「オフロード性能を求める本格SUVは目指していない。
あくまでも乗用車ベースのクロスオーバーSUVだ」
ということをはっきりと自覚的に割り切っていることを評価したいですね。
だからこその万人受けするパッケージと驚異のコスパが実現できているのだから、
これはこれで大いにアリアリであり、だからこそ受注停止になるほどの人気なのであり・・・。

要はそういう位置づけの車だということ、
そしてビーノはそこを理解し肯定的に受け止めている。
という前提で話をすすめますよ。

サイズ関係まとめ

 
車種カローラクロス
モデルハイブリッド E-Four
全長4490
全幅1825
全高1620
最小回転半径(m)5.2
ホイールベース2640
最低地上高160
側面地上高230

荷室カローラクロス
    
荷室長(後席有り時)650
  (後席倒した時)1500-1620
荷室幅(最大)1365
  (タイヤハウス間)950
段差(後端)180
  (後席下端)180
荷室高さ800
開口幅1040
開口高さ640

荷室関係はカタログ値と実測でかなりの開きがあります。
素人特性なのですみません。
といっておきながらカタログ数値に合わせないのは、実感のある数字を並べたいから。
カタログを信じて買ったけどフロボを積もうとしたら載らなかった、なんて泣くに泣けないですからね。

積載性能。フロボ積載には天地方向が狭い。

荷室。

ノーマル状態では段差が大きくフロボ積載に不適、釣り車には向かない。

素のままの状態では、カローラクロスの荷室後端には大きな段差があります。
もはや測ることも忘れるくらい、絶望的な深さの段差です。

約18cmですね。測ってるやん。😅

リハビリを職業としている身としては、バスタブの出入りを連想してしまうような深いヘリがあり、とてもフロボの積み下ろしには向きません。ヘリを乗り越えるたびに大きな労力が必要で、ボティを傷つけるリスクも高くなります。

後部座席を倒した後端にも同様の段差があります。

このままだとフロボ積載はおろか、レンタルボートにエレキ持ち込みスタイルの方にもお勧めできない、釣り車不適格車になってしまいます。

しかしそこに。うってつけのディーラーオプションが存在したのです。
これについて詳述している記事はざっと見かけなかったので、ここだけでも見る価値ありです。

ラゲージアクティブボックス(ディーラーオプション)使用で段差は解消。フラットな荷室になる。

さて、試乗車にはディーラーオプションの「ラゲージアクティブボックス」がついていました。
そう、これが見たかったんですよ。試乗車にたまたまこれがついていて、ラッキーでした。
他のお店の試乗車には、滅多についていないそうです。

後席を倒して、後端にできた段差と、荷室後端の縁の間を埋める頑丈な板と、それを支える梁というか、ステーの組み合わせです(あ、ステーも撮ってくればよかった!😅)。
板の強度は「人が寝られるぐらい」だそうで、フロボやバッテリーを載せても問題ないと思います。

オプション価格は¥28,050

これを使えば、荷室後端のヘリとツライチになって、フロボのような大きな荷物も楽々載せられるはず。楽々・・・でもないかな?

後席後端と荷室の間の段差は解消されますが、
後席背もたれ裏面とボックスの間には8cmぐらいの隙間ができます。
ブルーシートは必要ですね。

荷室の奥行はカタログ値と実測でまるで違う


後席をたたんだ時の荷室の奥行は、助手席の位置が通常の場合で150cm。
ギリギリ座れるくらいに前に出した場合で162cm(実測値)。
カタログ値だと1885mmなのですが、これは助手席に座らない前提でしょうね。

荷室の幅はタイヤハウス間で95cmあります。カタログ値947mmと合致。

荷室の高さは80cm。結構高い。

荷室面の高さはラゲージボックスの面までで800mm。要は80cmですね。

これは、ステップワゴンの53cmはもちろん、フリード+のボード面70cm、ヴェゼルの71cm、エクストレイルの75cmと比べても高いです。結構高い位置に持ち上げなければいけない印象です。
同じSUVの中でも高い方です。ていうか、今まで試乗した中で一番高いです。
これは小さくないマイナスポイントです。
スキー場で座ってブーツを履くにも、ちょっと高すぎます。
(当社比。実際には個人の足の長さによる)

天地方向の余裕がない。積み下ろしのしやすさや後方視界に不安がある。

さらにラゲージボックスの上にフロボを縦にして載せた場合、80cmの上にフロボ本体の幅70cmが乗って地上高150cmになるわけで、後方視界の妨げにならないか、重心が高くなりすぎないかなど心配は心配です。

あれ?待てよ?開口部の高さがラゲージボックスから64cmじゃなかったですか?
てことは、フロボを縦にして積めないじゃないですか。

ということは、横にして積んでから、中でひっくり返すか、そのままか。
積み下ろしが快適にできる余裕はないのは間違いないでしょう。
積めたとしても、後方視界はガッツリふさがりますね。

参考までにステップワゴン(4代目)の積載状況をみてみると。

フロボを縦にして積み込んでも、天地方向には余裕があります。
むしろ、横の窓の下端や、2列目シートの背もたれ部分から出ていない。
ということは、後方視界にも何ら影響がないということですね。

タイヤハウスの出っ張りがちょっとデカイ。

嵜ほどの写真にもありましたが、タイヤハウスがけっこう出っ張ってますね。

フロボのような長くてデカい荷物を載せる場合、荷室に出っ張りがあるか無いかで有効な荷室幅、広さが全く違ってきます。ここが同じ荷室にボードを使うフリード+との大きな違いですね。
残念ながらマイナスポイントです。

バックドアはハッチバック式で邪魔にならない位置。

ビーノのこだわりポイントの一つ、バックドア。
これは、雨天の撤収作業時や、スキースノボで座ってブーツを脱ぎ履きするのに便利なんですよね。

素のままだと大きな段差があって座れませんが、ラゲージアクティブボックスを設置すればツライチになって、強度もあるので座れます。ちょっと高いですが。
金額じゃなくて、足の長さの問題。手が届かないんじゃなくて、足が・・・。

悪路走破性

四駆はE-Fourでハイブリッド車にのみ設定。

前述のようにガソリン車には四駆の設定がなく、FFのみ。
ハイブリッド車にはE-Fourの設定があります。ステップワゴンとは対照的ですね。
これはとても合理的な判断だと思います。以下、掘り下げます。

E-Fourとは何ぞや?

前輪は通常のガソリンエンジンと電動モーターを併用するハイブリッドシステムで駆動するものの、後輪は電動のモーターのみで必要時に駆動するパートタイム4WDシステムです。

メリットとしては、ガソリンエンジンの回転を駆動力として後輪に伝えるプロペラシャフト等の駆動系が不要で、電気の配線とモーターのみで済むので、その分の重量増や車内または床下スペースの圧迫、コスト増大が抑えられること。

デメリットとしては、電動なのでそもそもハイブリッドシステムを搭載していないガソリン車には搭載できないこと。
ガソリン車のために機械式4WDを別に用意するなんてことをしたら、せっかくE-Fourで合理化したメリットが飛んで行ってしまう。
そもそもハイブリッドが推しなんだから、四駆が必要な人はハイブリッド車を選んでね。その代わりガソリンとハイブリッドの価格差はなるべく抑えておくからね。

・・・っていうことなんだと思います。

E-Fourの走行性能。雪道・坂道での発進とぬかるみの脱出に特化。たぶん。

近隣のトヨタディーラーで試乗できたのはFF車だけだったので、
(あとそもそも試乗コースに悪路がないので)、
体感したわけではなく推測に過ぎないのですが・・・。

カタログスペックから、
フロント側のハイブリッドのモーターが53kW/72PSを発生するのに対して、
リアはたった5.3kW/7.2PS。
たった1/10の出力しかないのです。

だからE-Fourなんて役に立たない、なんちゃって四駆だ!

・・・・という人もいるようですが、そうではないようです。

最大トルクを見てみると、
フロントの163N・m/16.6㎏f・mに対し、リアは55N・m/5.6㎏f・mと、
フロントの約1/3のトルクを発生しているんですね。
モーターなので何回転にピークがあるとか分からないんですが、とにかく発進時、低速時のトルク重視の設定なのが分かります。
これ以上詳しく説明するのは超文系のビーノには不可能なので専門のモータージャーナリストの方にお任せしたいと思います。😅

なので、スバルのシンメトリカルAWDとか、WRCマシンとかGT-Rみたいな走り重視のフルタイム四駆とはそもそも狙いが違うわけです。

そして、重要なのは、「自分の用途にとって」目的に合った特性かどうかなわけですが、
「雨後の河川敷でぬかるみにハマるのが怖い」
「ついでに年1~2回スキーに行く時や大雪が降った時にも役に立つかな」
という程度で、そもそも「滑りやすい路面を軽やかに走り抜けてライバルに差をつけたい」とか「豆腐を壊さずに峠を駆け下りたい」とか微塵も思っていないビーノにとっては
低速トルクがあれば十分なわけで、必要十分な機構だと思います。

むしろ最小限の重量増、コスト増で買えるメリットは大歓迎ではあります。

E-FourとFF車の価格差は¥209,000。
重量差は110㎏です。

下回りのクリアランス

悪路走破性のもう一つのポイントとして、下回りのクリアランスがあります。

最低地上高

最低地上高は160mm。これだけをみると、SUVとしては全く物足りない。
だって、Newエクストレイルで180mm。フォレスターなんか220mmもあるんですからね。
XVでもたしか200mmあるんですからね。

でも、カタログ数値だけじゃ走破性は計れないと思うんですよ。
下回りをのぞいてみたら、1か所にでっぱりがありました。
この部品が指定地上高を押し下げていると思われます。
幸いもっとも接地しやすいタイヤに近い位置なので前後方向では擦りにくいのかなと思いますが、深い轍をまたぐような状況ではヒットする可能性もあります。
何とも言えないですね。

側面地上高

ビーノの独自基準である側面地上高は230mm。
これはホイールベースの中間あたりの、外側から見える「へり」の地上高を実測した値です。
下回りの備品のでっぱりは含みません。
これだと、さすがSUV。ステップワゴンより約5cm高いですよ。

サイドシル

サイドの素材、構造としてはSUVらしい樹脂製のプロテクターがついており、外れにくそうな構造に見えました。

日常の使い勝手

視界

視界は、思ったほど悪くないです。

視界の写真は、ポジションを合わせた時の目のすぐ前の位置にスマホを構えて撮っています。
なのでいつも条件は一緒のはずなんです。

天地方向の広さとかは、そりゃあミニバンにはかなわないですけど。
顔のすぐそばにルームミラーがくるような圧迫感はありません。
ここは、Newエクストレイルよりむしろいい気がします。

だけど気になったのが・・・ミラー、デカくない?

なんか、視界のかなりの部分をドアミラーが占めてる気がするんですけど・・・。
そして、ステップワゴンの広々とした視界に慣れてしまった身にはなんですが、
ドアがけっこう高い位置まであって、ガラス面が少ない気がします。
何か潜ってる感じがするんですよね。

全般的にSUVとしてはアイポイントは低め、ウエストラインは高めな気がします。
気にならない人は気にならないはず。

ただし言っときますが、ビーノは身長は173cmと普通ですが、
自慢じゃないけど座高は高めです

伸長162cmの妻と、足の長さは一緒なんです。
車のシートの位置も自転車のサドルも、合わせないでそのままOKです。
保育園や学童の送迎がギリギリの時、ほんとに便利でしたよ、マジで良かった・・・。

走りと燃費

走りは自然。取り回しも良好。

試乗してきたのはハイブリッドのFF車。

まず、トヨタのハイブリッドなので、発進はモーターのみで動き、とても静かです。
発進からの加速もとてもスムーズで余力があります。
エクストレイルのe-POWERほどの軽い加速感じゃありませんが、モーターとエンジン併用で過不足なく、そしてとてもスムーズに加速してくれます。

そして、変速もとてもなめらかで自然です。ガソリン車のCVTと変わらないか、よりスムーズじゃないかと思うくらい。
ここ、ホンダの旧型ハイブリッドと比較すると雲泥の差です。
ホンダはe-HEVになって追いついたので現状では何ら劣っていませんが、
フリードハイブリッドのクラッチ接続は、やっぱり比べちゃうとギクシャクしてましたね・・・。

ただ、ホンダの場合は同乗しているのが旧知のTさんなので、遠慮なく踏み込めるからわかるってのもあるかもしれません。いや絶対ありますね。
Tさん本当にありがとうございます。ホント、Tさんから買いたいですよ。

燃費はさすがトヨタのハイブリッド。

表で比較しますね。

ハイブリッド E-Fourハイブリッド FF ガソリン FF
WLTCモード24.226.214.4
市街地23.525.99.8
郊外25.828.915.6
高速23.624.717.0

これ見てガソリン車選ぶ人いないんじゃないでしょうか?
スバルのガソリンターボみたいにガソリン車に走りの付加価値があってのことじゃなく、
車体の軽さ以外は完全にハイブリッドの方が上ですからね。

注目すべきは、ハイブリッド車の市街地での燃費。
郊外・高速とほぼ遜色ないというか、近い燃費が出せるんですね。
これはすごいことですね。
長距離をあまりのらないで日常のお買い物や通勤や子供の送迎がメインの人でも、

十分低燃費のメリットを実感できるってことですからね。

そして、E-FourでもFFとそこまで差をつけられていないのもすごくないですか?
釣り人がカローラクロスを買うなら、絶対ハイブリッドのE-Fourがおススメですよ。

価格とコスパ。

見積額は

合計見積金額は¥3,131,610。

ざっくり300万ちょっとですね。
ベースグレードとはいえ、比較的というか、今時の車としてはかなりリーズナブルな部類なのではないでしょうか。
エクストレイルの見積額と比べると、安いとさえ思えちゃいますね。
これなら十分購入検討範囲に入る金額じゃないかと思います。

条件は、ハイブリッドのE-Four、グレードは一番安い「G」。
オプションは必需品のラゲージボックスとフロアマット・バイザー、塗装色のみの最低限。
ナビは詳細は把握できていないのですが、「ディスプレイナビ」というのが標準装備らしいです。

ラゲージアクティブボックス¥29,700
フロアマット デラックスタイプ¥20,900
サイドバイザーRVライト¥26,400
特別塗装色センシュアルレッドマイカ¥33,000

オプション料金合計¥110,000

実際に買う時にはナビを替えたり、もう一つ上のグレードにしたりすると金額も上がるかとは思いますが・・・。

ていうか最近のナビ・オーディオってなんか複雑でわかりにくくないですか?
「ディスプレイナビでオーディオ機能とスマホ連携機能を搭載。CD・DVDはオプション」って意味がよくわからない。グーグルマップとかとつなげば表示できるのかな??音楽はSDカードとかで入るのかな?それとも常にスマホの接続必須??とか。
「ナビキット」というのをディラーオプションで付けると
「標準でETCはついているけれどETC2.0とCD・DVDは同時装着ができない」とかもよくわからない。
ナビのほかにオーディオを入れるスペースがどこにあるんだ?
普通にイエローハットとかオートバックスで社外品買って付けられないんでしょうか?
ディーラーの人に聞いても良く分からなかったので、今度イエローハットに行って聞いてみよう。

税金

基本的にはハイブリッド推しなのですが、納期が待てないもしくは受注停止なので比較的手に入りやすいガソリンエンジンも考える場合のために比較します。

ガソリン車は1800ccのエンジンなので、自動車税は2000ccクラスと同じで年間¥36,000。
13年超過すると環境課税で15%の加算があり、¥41,400になります。

重量税は2年分で¥32,800、13年目からは¥45,600です。

合計すると、基本が¥36,000+¥32,800÷2=年間¥52,400。
13年超になると、¥41,400+¥45,600÷2=年間¥64,200。

すみません、ハイブリッド車の場合はいろいろ減税とかややこしくて計算が追い付いておりません。
調べてわかったら更新しますね。

とりあえず自動車税に関してはハイブリッド車は13年超の重課はなく、EVや燃料電池車、PHEVのような減免もないので年間¥36,000でいいらしい。

重量税は燃費基準75%以上達成車でエコカー割引の対象になるようなので、1.5t未満で2年で¥15,000。
ちなみに最高グレードの「Z」のハイブリッドE-four車は車両重量が1,510㎏と1.5tを超えてしまうので、重量税が¥20,000/2年に上がります。
おそらくハンズフリーパワーバックドアの重さが影響しているのかな?と思います。
年間で¥2,500の差を高いと感じるかどうかは個人の価値観ですが、ビーノはそんなところにお金をかけるのは馬鹿馬鹿しいと思うから付けないですね。

その他に「環境割」というのがあるらしいですが、理解が追い付いていないので省略します。

ということで、ざっくり計算して36000+15000÷2=43500。
年間の税額は概算で¥43,500となります。
ガソリン車と比較すると年間¥8,900の差ですが、
13年超になると年間¥20,700も違います。

ガソリン代

このほかにガソリン代が大幅に違います。

市街地走行が多い場合で比較します。
ハイブリッドのE-fourが23.5km/L、ガソリン車が9.8km/Lなので、2.4倍です。
ガソリン車のガス代が月刊¥10,000かかる場合でも、ハイブリッド車だと¥4,200で済む計算です。
年間にすると7万円の差になります。10年間で70万円、13年間で91万円の差です。
もちろん走行条件と距離によるのであくまでも目安です。

ハイブリッドはE-Four、ガソリン車はFFで比較しているにもかかわらず、この差です。

税金の差が年間¥8,900で13年間では¥115,700。
ガソリン代の差を足すと13年間でざっくり72万円。

価格差は約60万円。

走破性や静かさなどの付加価値があった上で、維持費にこれだけペイできるのです。
買うなら絶対ハイブリッドのE-fourだと思います。

しかし・・・この車、生産が注文に追い付かなくて、ハイブリッド車は受注中止なんですって。
いくら車検取ったばかりだとはいえ、注文できなきゃねえ・・・。

他の車もメーカーも今みんなそうみたいですが、
注文した後、万一の事故や故障で今の車が使えなくなっちゃった場合、どうするんだろう・・・?

まとめ。良い車だけど、フロボ積載にもファミリーカーにもベストではない。

まとめです。
繰り返しますが、良い車なんですよ。
すごく良い車といってもいいです。

いいところを挙げていくと、

  • トヨタ熟成のハイブリッドシステム(ハイブリッド車の場合)。
  • 必要十分、合理的な電動四駆、E-Four搭載車が選択できる(ハイブリッド車の場合)。
  • 走行性能問題なし(ハイブリッド車の場合)。
  • 取り回しも良好
  • 燃費も良好(ハイブリッド車の場合)。
  • 価格もリーズナブル。ハイブリッド車とガソリン車の価格差は維持費の違いでペイできる。

ほとんどハイブリッド車のメリットですね。

悪いというほどじゃないけれど、イマイチなところは、

  • フロボ積載車としては、荷室の天地方向が狭い(ラゲージボックスの厚みの分)
  • でもラゲージボックスがないと段差が大きく、フロボは積載不可能。
  • タイヤハウスの分、荷室の有効幅も物足りない。
  • SUVとしては最低地上高も160mmと物足りない。
  • ファミリーカーとしては、後席の見晴らしがちょっと物足りない。

というふうに、誰にでも当てはまるわけじゃないけれど、
ビーノのくだらないこだわりのポイントを、少しずつ外しているんですよ。
一般的にはとてもいい車なんだけれど、自分のこだわりをこれだけ多く外している。
そんな車を、あなたは愛せるでしょうか?

車なんて、しょせん道具。走ればいいじゃん。
そう割り切れるのなら買いですが・・・そんな人は長い納期を押してまで選ぶかなぁ。

この車も、たぶん買わないなぁ。
ビーノのくだらないこだわりが邪魔しはじめましたよ。
どこかで妥協しないと、結局どの車も買えなくなっちゃいますよね。

いっそ今の愛車にハイブリッドシステムと四駆と運転支援装置を後付けできないかしら・・・。

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