どうも、釣り好き兼業主夫のビーノです。
ところで、プールトラウトとか、プールフィッシングってご存じですか?
エリアトラウトについて解説しているサイトは数多くあれど、
プールトラウト専門に掘り下げたものはあまりないように思います。
このプールトラウトについて解説しつつ、
個人的なこだわりをふくめて語りたいと思います。
まあ大した腕もないんで、
個人的なこだわりしか語れない気もしますが・・・。
一筋縄ではいかないプールトラウトを、
決して釣りウマではない中年釣り師のビーノが
いわゆる豆ルアー「バベル」で攻略を目指すに至るお話です。
1.プールトラウトとは
さて、プールトラウトとは?
プールでトラウト=マス類を釣ること。
またはその釣り場。
そのまんまやん。😅
夏になると、みなさんプールに行きますよね。
人が泳ぐあのプールです。
いや、こんなオシャレなイメージじゃないんですけど・・・。
ビーノの住む某埼玉県にも県立〇〇水上公園という大きなプールが4つほどありまして。
さいたま・しらこばと・加須はなさき・川越の4か所です。
海なし県・埼玉の夏のレジャーを担っています。
(注:さいたま水上公園は令和3年度をもって営業を終了するそうです。残念。)
流れるプールや波の出るプール、多目的プール、幼児プール、ウォータースライダーなどがあり、
夏は家族連れや若者グループなどでにぎわいます。😊
県立なので料金も安いです。🥰←ここ重要。
プール:プールの紹介 | 川越公園(川越水上公園) | 公益財団法人埼玉県公園緑地協会 (parks.or.jp)
しかし屋外プールである水上公園の営業期間は年に2か月足らず。
もったいない。🙄
ああ、実にもったいない。😥
県民共有の財産であるこの素晴らしい広大な施設を、
秋冬春にも県民のために有効活用できないか。
と、県の公園担当者の方は考えたのです。たぶん。😁
そして生まれたのが、
プールとして使われていない期間、
魚を放流して釣り堀として営業するという
プールフィッシング。
「プールフィッシングエリア」
として釣り人のために解放されているのです!
魚は飛び込んでも大丈夫な気が・・・
↓むしろ飛び出しちゃ危ないような気が・・・
営業期間としてはプールの営業期間を除く、
秋・冬・春の3シーズン。
令和3年度に関しては10月30日から4月3日となっています。
プールを釣り堀として活用するというアイデアは結構古くからありまして。
ビーノが子供のころ、・・・40年ぐらい・・・前?
都内練馬区にある遊園地「としまえん」のプールでマス釣りができるという記事を
確か「週刊釣りニュース」で読んで、
父に連れて行ってもらった思い出があります。
当時はイクラを使った餌釣りでした。
時は流れ・・・。
管理釣り場(エリア)でニジマスなどのマス類をルアーで狙うという、
エリアトラウトフィッシングの流行と、
マス類が冬場の低水温に強い特徴が
プールの休眠期間活用というニーズに合致し、
瞬く間にプールトラウトは全国へ広がったのでした。
・・・たぶん。😅
ていうか全国にあるのかな?
話を県立水上公園に戻すと・・・
県立公園のプールなので、郊外ではありますが、
そこそこアクセスしやすい立地条件にあります。
多くのエリアのように高速に乗って山間部まで行かなくても良いので、
交通費が安く済むうえに、
非常事態宣言下でも生活圏内で釣りができる。
もちろん密にならない。
コロナに負けるな!!
にも、もってこいのアクティビティなのです。🥰
あと県立のなので料金が安いのです。(←ここ重要。)
かくしてエリアトラウト業界で市民権を得た
「プールトラウト」
というジャンルは、
「埼玉プールトラウトグランプリ」
というトーナメントシリーズが開催されるまでに盛り上がりを見せているのでした。
・・・たぶん。
2. プールトラウトの特徴と料金、 メリットとデメリットとか。
何事でもそうですが、プールトラウトにもメリットとデメリットがあります。
ざっくり挙げてみます。
メリット | デメリット |
アクセスが良い | 人は多い |
料金が安い | 放流頻度が少ない |
足場が良い | 地形変化が少ない |
広い | 魚の密度が低い |
ちなみに料金ですが、一次情報撮ってきましたよ!(^▽^)/
・・・はい。😅
一般的なエリアの料金と比較すると
川越水上公園 | 宮城アングラーズ ヴィレッジ |
日本イワナ センター |
|
1日券 | 2620円 | 4400円 | 4600円 |
半日券 | – | 3300円 | 3600円 (5時間券) |
3時間券 | 2100円 | 2200円 | – |
1日券の安さが目立ちますね。
ビーノは水上公園で1日やることはまずなく、ほぼ3時間または90分コースですが。
・・・メリット生かせてないじゃん。😅
続いて交通費を比較すると
川越水上公園 | 宮城アングラーズ ヴィレッジ(MAV) |
日本イワナ センター |
|
高速代 | 0円 | 2800円 | 4000円 |
ガソリン代 | 300円 | 2800円 | 4000円 |
合計 | 300円 | 5600円 | 8000円 |
埼玉県内のビーノの自宅から。
合計すると 1日券の場合
川越水上公園 MAV イワナセンター
2400円 7800円 12600円
と、場所によっては1万円もの大差がついてしまうのです。😮
これは逆に言うと、
MAV(宮城アングラーズヴィレッジの略称。長いので。)に1回行く資金で3回、
イワナセンター1回の資金なら5回も!
水上公園になら行けてしまうわけです。😍
・・・自宅の立地条件によります。あくまで我が家比です。😅
さらに重要なのが、「ちょっとした時間で行ける」ということ。
90分コースなら往復含めて2時間あれば釣りができちゃうので、
「子供たちを学校や保育園に送り出してゴミ出しやら朝食の片づけやら布団干しやらちょっとした家事をしてたら時間が経ってしまった。出遅れたけど釣りに行こうかどうしようか迷ってるうちにスマホばかりいじって半日過ぎて貴重な休日を結局何もせずに過ごしてしまった。あー凹む」
・・・的な案件を避けることができるのです。(^_^;)
これは休日ですら何かをやっていないと生きている気がしない、
泳ぎ続けるマグロの習性をもつが、
そのくせ決断力が乏しく心の鱗滝さんにいつも怒られている
「判断が遅い👺」ビーノにとって、
非常に助かる大きなメリットなのです。
さらに、
足場が良いので、子供を連れて行っても安心!
何ならライジャケも着せておけばさらに安心!
ビーノも子供たちが保育園のころはよく連れて行って一緒に釣りしてました。
夏に自分たちが泳いだプールに魚が泳いでいる、
逆にお魚が泳いでいたプールで夏になって自分たちが泳ぐという体験は
相対的な視点を養うために役立つのではないでしょうか。
なんちゃって。
敷地が広いだけに探検ごっこになってしまうと
なかなか戻ってこれないというデメリットがありますが・・・。😅
まとめると、安い、近い、子連れにも安心!ということですね。(^_^;)
3.川越水上公園の釣り場の構成
さて、そんなメリットデメリットがある水上公園のプールトラウトですが。
実際の釣り場の構成はどうなっているのでしょうか。
川越水上公園に絞って紹介します。
釣り場の構成は3つのプールに分かれます。(数値データは公式サイトより。)
・多目的プール
・流水プール
・波のプール
順番にご紹介します。
・流れるプール(流水プール)
夏の(人間様が泳ぐ時の)メインになるプールで、
面積2,750平方メートル、1周344mの長さを誇ります。
幅8m、水深1.1mはほぼ一定ですが大きく蛇行しており、
水車などの水流変化が演出されています。
そのため自然の川の気分が味わえる・・・かどうかは釣り人の想像力に依存します。😅
ビーノはやったことありませんが、このエリアだけテンカラ釣りがOKになっているそう
です。
ちなみに流水プールの途中には「はつかり丸」という船があるのですが、
これが釣りにどう影響するのかは未検証です。
ご存じの方がいたらこっそり教えてください。😅
・波のプール(造波プール)
面積4,370平方メートルの広さを誇り、水深0~1.6m。
ちなみに釣りシーズンは波は出ません。😅
しかし波打ち際は0メートルで沖は深い。
しかも中央は岬状に張り出しており、
プールでありながら地形変化に応じた釣りが楽しめます。
サーフのような気分が味わえる・・・かどうかはやっぱり釣り人の想像力次第。
また、イトウやロックトラウトなどの大型魚が放流されることもあります。😍
写真ではわかりにくいですが、60cmクラスのイトウが足元まで回遊してきています。
しかし、地形変化があるということは落とし穴もあります。
(いや別に水底に穴が開いているわけではありません。
・・・誰もそんなこと思ってないでしょうが・・・)。
変化があるスポットは朝イチに取られることが多く、
中途半端な時間から来て入るのは容易ではありません。
また、波打ち際は遠浅になっているのである程度の遠投が必要であったり、
風で波をかぶるためニーブーツなどの装備が必要になります。
ウエーダーを履いて立ちこむ猛者がいたり(たぶん冬は寒い)、
フライのダブルハンドキャストをする人がいたりもします。
釣果にムラが出やすく、初めての人には難易度が高いが、
通いこんでハマれば爆発力のある、そんな危険なエリアです。
ちなみに令和3年度は工事中で、残念ながら釣りはできません。( ノД`)シクシク…
・多目的プール
面積:2,760平方メートル、水深:0.8~1.5m。
釣り場としてのメインになるエリアです。
何の変哲もない四角いプールに見えますが。
実は水深の違う3つのエリアがつながっています。
・半円形の浅いエリア。
夏はビーチボールで遊んでいる人が多いです。
釣りシーズンは水深が浅くレンジコントロールの難易度が低いため、
初心者優先エリアとされています。
一方フライの人が多く、半円であるためにラインクロスが発生しやすい難点もあります。
また、長方形部分との境目に排水溝があり、
プールなのに根がかり連発エリアになっていますので要注意です。
この柵の向こう側が危険地帯。
長方形のエリアのうち、受付側は中間の水深で1.1m。
柵をはさんで対岸は深めの1.5m。
形は四角で底は真っ平らな典型的なプールですが、
水流の当たり具合や風向き、日照などでその日によって良し悪しがあります。
吹きっさらしの水上公園では
爆風の時は風下に立つと軽量ルアーはまるで投げられなくなるので
釣り座を選ぶ必要がありますね。
もう一つ、秋にオープンして春に終了するプールならではの特徴として、
水質の変化があります。
これはあんまり他に書いていないと思うのですが(当たり前すぎて?)、
10月頃のオープン当初はプールの底が見えるジンクリア。
多くの人がイメージするプールそのままの水質です。
ところが季節が進むにつれ、公園内の豊富な落葉樹から降ってくる落ち葉が堆積し、タンニン系の赤茶がかった水質のステインウオーターになっていくのです。
正直、シーズン末期の茶色く濁った水質のプールで釣れたマスを、持ち帰って食べたいとはあんまり思わないです。あくまで個人的な感覚ですが・・・。
(2022年2月現在、水質はあんまり茶系に濁らず、緑系の水質になっています。
おそらく秋に清掃係のオジ様たちが、一生懸命落ち葉を拾ってくれていた効果ではないかと。ありがとうございます!!)
なので、ヒットカラーなどもその時々の水質によって変わってきます。
レギュレーションですが。
・普通にシングルバーブレスフック使用。
・ワーム類禁止。
・ルアータックルでのフライやトレーラー禁止。
などなど管理釣り場として一般的なものですが。
令和3年度よりレギュレーション変更がありました。
これについては後ほど書きたいと思います。
なお、コイとニジマスが釣れる餌釣り池もあったのですが、
令和3年度現在はコロナ対策で閉鎖中です。
数年前に一度だけ挑戦しましたが、餌のペレットが割れやすくて意外と難しかったです・・・。
余談ですが、水上公園内には他にも幼児プールやちびっこプール、
(紛らわしいですが別にあり、ちびっこプールのほうが大きめの子供向き。)
飛び込みプール(水深3.5mのディープエリア!)
やウオータースライダー(アクアスネークスライダー、直線スライダー、ベンチャースライダーの3種類もある!)
・・・などもありますが、夏以外は干上がっており、釣りはできません。😥
ベンチャースライダーで釣りしてみたかったかも・・・?
4.必殺技・フェザージグが禁止に
さて、水上公園のデメリットのところで「放流頻度が少ない」と書きました。
どれぐらい少ないかというと、
ざっくり言って「2週間に1回ぐらい」が平均のようです。
一般的な管理釣り場はどうかというと、
「毎日」とか、多いところだと「午前午後各1回」とかのところもあるんですよね。
え?ということは・・・1/14ってこと?
(1月14日じゃないよね?分数だよね?)
料金は安いといっても…コスパ良くないじゃん??
いやいや、頻度が少ないからと言って1回当たりの量が同じとは限らないじゃないですか!
ですがこれだけは言える。
単純に言って「釣れる日と釣れない日が極端に分かれる」という特徴があるのです。
いや、うまい人はその限りじゃないですよ。
現に僕が釣れずに悶絶している横でもポツポツとコンスタントに釣ってる人もいるし。フライの人は必ず釣ってるし。
ただ、「初心者でも簡単に釣れる」という状況は放流日直後に限られるんですね。
これは、
「手軽に釣れるから子供を連れていきたい」
「初心者を連れて行って釣りの楽しさを教えたい」
という時には大きな壁になりますよね。
すいません、見栄はりました。
正直いうと、ビーノの腕では自分が釣れないです。😥
釣りたいんだったら毎日放流している釣り場に行けばいいのですが。
兼業主夫であるビーノには子供たちの送り迎えもあり、
優しい妻の機嫌もみつつ、家事も諸々こなさねばならないため、
丸1日釣りができる日は限られているので、そうそう遠出はできないのです。
おまけに資金的な問題もありますしね・・・いや、貧乏なわけではないんですよ。
将来のことを考えると若い頃のように好きなことにばかり使っていられないというか・・・(要するに時間もお金もない)
ということで、要約すると
・手近な水上公園でなら短時間は釣りができる!
・しかし釣れない日は超悶絶高難易度エリアになってしまう!
ていうかベースが渋くて放流直後に当たればラッキー!ぐらいに思っといたほうがいいです。
・でもやっぱりボウズは嫌だ!魚を釣って帰りたい!
・まして子供や初心者を連れてきた日には魚釣りの楽しさを教えたいし面目を保ちたい!
そこで必殺技の登場となるわけです。(前置き長っ!)
エリアトラウトの必殺技、それは
「フェザージグ」
バス釣りや、最近では海のアジングやメバリングで使うようなジグヘッドに毛をつけた単純なルアーですが、これがよく釣れます。
一般的なスプーンやクランクの横の動きに魚が反応しない時でも、フェザージグを縦に落としたり、底に置いといてチョンと動かしてやると食ってきたりします。
代表的なルアーに、アラベスクシリーズ(ロブルアー)、G7(小林重工)等があります。
右上が確かG7で下の二つはアラベスク。左上は・・・オニベスクだったかな?
なぜこれが効くのかについては諸説ありますが・・・
- 他の管釣り用ルアーが横に引くものばかりの中、縦に落としたり、底に置いた状態で誘えるから。
- ソフトなマテリアルが水流で揺らめき、独特の生命感があるから。
- 水を押しすぎず、ほぼ止まった状態でも魚を誘えるから。
- 見た目や大きさが養魚場の餌であるペレットに似ているから。
- 同じく、魚卵(イクラ)に似ているから。
などなど。
動き系の理由と見た目系の理由に大別されますが、
理由はともかく、
渋いときほどよく効く切り札的なお助けルアー
なのです。
しかし、フェザージグはよく釣れるのですが、欠点があります。
アワセが遅れると飲まれてしまいやすいんです。
だからなのでしょうか、
フェザージグを禁止にしている管理釣り場が少なくない
のです。
川越水上公園では、令和2年度シーズンまではOKだったのですが、
令和3年度からレギュレーションが変更になり、
禁止
になってしまいました。
( ノД`)シクシク…
・これを使って子供たちに釣らせよう、
・自分も坊主逃れの切り札にしよう、
・初心者にも教えてあげよう
と計画していた、決して釣りウマではない兼業主夫釣り師ビーノの目論見は
見事に崩れ去り、
別の攻略法を探ることを余儀なくされたのでした。
つづく・・・。
5. 禁断の豆ルアー・バベルで プールトラウト攻略へ!
さて、フェザージグという切り札(予定)を封じられた、
決して釣りウマではない兼業主夫釣り師のビーノは、次の手を考えました。
それは・・・
①修行して巻きのスプーンでも釣れるようになる。
②下の子も小学校に上がったし、もうちょっと釣れるエリアに遠征する。
③エリアをやめてバス釣りに専念する。
うーんどれもそうそう上手くいくとは思えません。
そして考えた末、持ってはいたものの魚を釣ったことはなかった、
いわゆる「豆ルアー」「縦釣り」「バベル」の世界に足を踏み入れることを決意したのです。
いわゆる「豆ルアー」とは、豆のような小さな丸形をした超小型スプーンのこと。
普通のスプーンが横に引いて使う(いわゆる「巻きスプーン」という)のに対して、
縦に落としたり底につけて使うことが多く、
「縦釣り」という釣り方で使います。
そして、養殖トラウトの主食である配合飼料、
ペレットの大きさや形に近いという特徴もあります。
餌釣りに近いといって馬鹿にする釣り人もいます。
そう、フェザージグと似ている点があるのです。
もちろん、小さいとはいえ金属でできたスプーンなので、
毛の独特の生命感や止めていても水流で微妙に動くということはないのですが、
狙いや使い方は共通点があります。
では、豆ルアーの中でも、なぜ「バベル」なのか。
それは、開発者である
宮城アングラーズヴィレッジの山ちゃんが好きだから。www
いや、そんなもんでしょ。🤣
子供連れでMAVに行って、さんざん面倒見てもらってますしね。
写真の使用には許可を頂いております。
・・・ナベちゃんと養田さんの。なぜ本人じゃないのかは謎。😅
http://anglers-village.com/staff/staff.html
あとは、新しいことを始めるのに、複雑にしたくないので1つに絞るのが吉。
それなら「元祖」から始めるのがいいっていうのもあります。
だから、NSTでもブングでもいいんだろうと思いますが、
ビーノはバベルにこだわってみました。
名前もかっこいいし。😅
かくしてビーノはバベラーになってプールを攻略することを決意したのでした。
ついしん。
ちなみにビーノという名前の由来は豆ルアー好きだからではありません。
某スナック菓子のキャラに似ているからです。
アフィリエイト貼っとこうかな・・・。😅
・・・貼り方よくわからん。😥
修行します。😅
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