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【コルトUX612UL-HS】アジングロッドで団子魚?アジ竿なのに巻きに良い謎の竿の話。@川越水上公園2025.11.18

川越酢上公園プールトラウトその他攻略計画シーズン5。
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釣り好き兼業主夫のビーノです。

釣りの腕も料理の腕も大したことありません。
というと謙遜に聞こえますが、本当に大したことありません。
が、まあどちらも人様と比べなければ、自分が困りはしないから・・・。

というレベルの、決してガチじゃない釣り人の話ですよ。という、前置きです。

では、いってみますか。

26コルトUX 612UL-HSを買いました。

ビーノは今シーズン、新しいロッドを買いました。

それがオリムピックの「コルトUX」というシリーズの、「612UL-HS」という竿です。
(以下、612ULと略すことがあります。)

実売価格は約2万円
世間ではエントリークラスという人もいますが、
ビーノ的にはこの価格帯は中級モデルだと思っています。
ビーノにとっては、お財布的にもこれぐらいが適正レベルかなと。

8万とかするハイエンドモデルを買える人はどんどん買ったらいいし、
そのへんは価値観なので否定しません。
買う人がいるから開発費が回収されて、いずれその技術の恩恵がが中級以下にも回ってくるので、
むしろ買う人がいることはありがたいと思います。
決して負け惜しみではなく、本当にそう思ってますよ。

だからうらやましいとは、・・・ちょっと思います。

・・・ちょっとだけよ。

ところで知ってる人は知ってると思いますが、このオリムピックの「コルト」というシリーズ、
エリアトラウト用ではなく、海のアジングロッドなのです。

そして、アジングロッドの6フィート前後のショートモデルというと、
エリアトラウト界隈では縦釣り用のロッドに流用する人が少なくないのです。

よく使っているのを見かけるのが、ダイワの月下美人シリーズですね。
番手としては5102UL辺りが多いと思います。

月下美人でもちょっと上級グレードの月下美人MXシリーズも、
縦釣り用にさらに評判が良いらしいです。某有名YouTuberさんも使ってるみたいです。

その数あるアジングロッドの中でも、コルトUXシリーズは上位機種に負けない軽量・高感度の性能を
庶民にも手の届く価格帯で実現したコスパの高さで評価が高いロッドです。
エリアに流用される代表的な機種としては、572UL・612Lがありました。
ビーノも昨年572ULを購入し、バベル用に使っていました。

このロッドはビーノが持っている縦釣り用ロッドの中でも最高の感度とフッキング性能をもつ、バリバリの縦竿でした。

その特徴はメーカーがハードソリッドと呼ぶ繊細だけれどハリのあるソリッドティップと、
フッキングの際にベリーで止まるエクストラファストテーパーでパリパリの高弾性、
それでいて魚を掛けるとちゃんと曲がるブランクス、
何の色気もそっけもない無塗装アンサンドフィニッシュと軽量オリジナルリールシート。
ハッキリ言って見た目に全く金を掛けていない外見。

それでいて実釣性能に直結するガイドはオールSiC-S、
ステンレスながら糸がらみを防止するKシリーズガイド採用と、

質実剛健

を商品化したようなロッドでした。

そして今回購入した612ULですが、番手だけ見ると572ULを4インチ伸ばしたロングバージョンかな?とか思いますが、
実は572ULとは全く用途・性格が違うモデルになります。

なんと、

アジングロッドなのにエクストラファストじゃないのです。

アジングロッドなのに、ソリッドティップなのに、レギュラーテーパーなのです。

そう、はっきり言っちゃうと縦釣りロッドではないのです。

アジングロッドなのに!!

マイクロスプーンを巻くロッドが欲しかった。

そんな縦竿じゃないアジングロッドをなぜ欲しいと思ったかというと、

間違えて買ったから。

・・・ではなく。

マイクロスプーンを巻くためのロッドが欲しかったからです。

これまでビーノはは縦釣り用のロッドは複数本持っていましたが、
スプーンの巻きの釣りはほぼほぼ1本でやっていました。

それが、ヴァルケインのゼロヴァージ60ISS-ULです。

このロッドもUL表記のソリッドティップですがレギュラーテーパーで、
ファストテーパーの60ISSのベリー以下のパワーを落として一回りしなやかにして、
バット付近まで曲がるようにしたモデルです。

このロッド、ダルすぎない巻き物ロッドという感じでビーノ的には気に入っているのですが、
フォルテ0.9gあたりをPEラインで巻くにはちょうどいいのですが、
もっと繊細な0.7とか0.6gのスプーンを巻くには、もうちょっと繊細で感度の良い竿が欲しくなってきたのです。
ついでにラインも何度か断念したエステルに再入門しようと。

マイクロスプーン用のロッドとして最初に欲しいと思ったのは、
ベレッツァUXの612SUL-Sというロッド。

コルトUXと同じオリムピックのUXシリーズで、なおかつメーカー公式が
「コルトのDNAを受け継ぐ」と言っているくらいなので、
ほぼほぼコルトUXシリーズの素材感や弾性、感度、ソリッドティップの感じとか、
そのまんまエリアトラウトロッドに落とし込んだものと考えて間違いないと思います。

ていうか、この価格帯に許される開発費とかを考えても、コルトUXをほぼほぼそのまんま流用し、、
パワーとレングスとアクションをエリアトラウト向けに最適化したものと考えて良いのではないかと、勝手に想像しました。
コストの都合かもしれないけれど、縦竿としてのコルトUX572ULが気に入っていて、
同じような素材感と弾性と感度でマイクロスプーンを巻いても弾かないもっとマイルドなテーパーのロッドが欲しいビーノには極めて好都合といえるのです。

ちなみにベレッツァUXの612SUL-Sのメーカー説明文はこんな感じです。

スプーニングとマイクロクランクのスローリトリーブがメインとなるモデル。
繊細なソリッドティップを採用することで、ショートバイトが多発するシビアな状況下でもフックを口に残し、
掛けた後はスムーズに曲がりこむベリーで魚をバラさずにキャッチすることが可能です。

オリムピック公式より

まさに!という感じです。コンセプトとしては。

しかし、現物を触ってみたいのですが近くの店にありません。
オリムピック特約店でもです。
コルトUXシリーズがベースになっているのであればシリーズの性格としてはかなり想像ができるとはいえ、
触ってみたことのないモデルに説明文だけで2万円出せるほどビーノはお金持ちではありません。
気に入らなければ売ればいいと考える人もいると思いますが、
有名メーカー品と違い、トラウト界隈ではマイナーブランドの商品なので、リセールはあまり期待できないかもしれません。

イチかバチかのギャンブルで買ってみるか、諦めるか。
なんて考えているうちに通販サイトからも姿を消しました。

悩み始めると何年でも悩み続けてしまうのがビーノの悪い癖なのです。

タカマサさんが巻きに使っていた!コルトUX621UL-HS。

諦めかけたころ、目にしたのが、ずぼらカラーで有名なタカマサさんの投稿です。

タカマサさんといえば、自塗りの「ずぼらカラー」のあまりの釣れっぷりがバベル界の神・しもきんさんの耳に入り、
ROBルアーが公式採用して商品化してしまったというほどのバベルマスターなのですが、
バベルの釣りにコルトシリーズのロッドを使用されています。
メインはコルトUXの612Lだったでしょうか?
上位シリーズの20コルトの59XULも使ってらっしゃったような?
ビーノがコルトUXの572UL-HSを買ったときも御丁寧にアドバイスを下さいました。 

管釣りバベラー界隈におけるコルトの第一人者といっても良いでしょう。

そんなタカマサさんが、コルトUX612UL-HSを購入したと投稿されていたのですが、
何とその用途がバベルではなく、マイクロスプーンの巻きだというのです。

気になって調べると、612ULは前記のように「ソリッドティップだけどレギュラーテーパー」だということが分かったのです。
これは、ビーノが求めている「手が届く価格で高感度で弾かない巻きのマイクロスプーンロッド」なのではないかと。

例えていうなら、今のGT-Rは庶民には絶対手が届かない超高級スポーツカーになってしまいましたが、
かつてR32スカイラインの時代にはポルシェなどの高級スポーツカーを買えない庶民でも頑張れば手が届く「プアマンズポルシェ」なんていう言い方がされたこともありましたね。
ビーノはR31(セブンス)スカイラインGTS-Xを買った後にかかる修理代で四苦八苦する友人を横で見てきましたが。
GT-Rに手が届かないリアル庶民にはインプレッサWRXが「プアマンズGT-R」だったこともありました。
それいうとインプユーザーの別の友人はマジギレするから言いませんでしたけど。
先にインプ推してたのはスバル・ヴィヴィオのユーザーだったビーノなんですけどね。

また話が逸れましたが、何が言いたいかというと、
ビーノは価格を超えた高感度を持つコルトUXの中に隠れていたマイクロスプーンロッドであるこの612UL-HSに、Madaraさんの開発された「ヤマト・ゲームチェンジャー」が買えない庶民にとっての、

「プアマンズヤマト」の可能性を見たのです。

コレジャナイキガスル・・・・。

実物を触りに行って、かなり良さげ。

釣具量販店に現物を探しに行ってみたところ、ありました!
コルトUX 612UL。

ちなみにタカマサさんの縦釣りロッド、612Lもありました。


やっぱりアジングロッドの方がエリアトラウトよりユーザーが多いんでしょうかね。
メーカーもお店も力入れて在庫置いてますよね。海から遠い埼玉なのに。
エリアトラウト用のロッドは、あるにはあるけどエントリーモデルと高級品に偏っていて、中間の層が薄い気がします。

それはともかく、目的のコルトUX612UL。
コルトシリーズなのでダルさは全くなく、
ピンとしたハリはあるのですが、振ってみるとしなやかで、
曲げてみると繊細なティップからベリーで止まらずに徐々に入っていくテーパー。
いわゆる可変テーパーというやつです。

試しに612Lと比べてみるとベリーからバットにかけてのパワーを絶妙に落としているのが分かります。
612Lは、ビーノが持っている572ULのレングスを全体を均等にではなくバット側を延長して、その分パワーも上がった感じ。
逆の言い方をすると、572ULは612Lのショートバージョンで、パワー表記はULになっているけれど、実際はLに近い。

それに対して612ULは、
612Lのパワーダウンでも572ULのロングバージョンでもなく、
全く違う目的・デザインの竿
だということが分かりました。

キンキンのファストテーパーの掛け竿ではない。
軽い抵抗のルアーを巻いて乗せて掛ける、高感度クランキングロッドだということが分かりました。

ちなみにここでいう「クランキングロッド」とは、
クランクベイトを使うための竿という意味ではなく、
巻いて釣るためのロッド
という意味です。

ビーノは「クランクベイト」って、最初は「カクカク・ブルブル動くルアー」っていう意味かと思ってたんですが、違うんですよね。
ロッドの操作ではなく「リールを巻く動作=クランキングで使うルアー」って意味だと知ったのは小5でルアーを始めてから30年ぐらい経ってからでした。

だから、エリアトラウトでは一般的なスプーンの巻きの釣りも、
バス釣りならスピナベやバズやバイブレーションもミノーも、
巻いて使えばみんなクランキングなんですね。

逆にクランキングじゃない釣りというのは、
ミノーのジャーキングやトップの首振りアクション、ワームやジグのロッド操作で動かす釣り。
エリアだったら代表的なのがバベルなどの縦釣り、メタルバイブなどのシャクる釣り、ボトムのズル引きなど。
トップやミノーイングもそうですね。いわゆる操作系というやつ。

面白いのがマジックジャーク。
単純なクランキングではないけれど、ロッドワークじゃなくてリーリングで動かすじゃないですか。
「グリグリジャーク」とはよく言ったもので、反語的というか、グリグリ(クランキング)とジャーク(ロッドワーク)は本来反対の概念なのにハイブリッドになってるのが面白い。
なので、ジャーキングメインのエリアミノーイングと違って、マジックジャークはジャーキングとクランキングの中間的な釣り方なんだと思うのですよ。
なので、タックルのの性質も両方の要素があった方が良いのかもなぁとか。
でもテンションの少ないところからのフッキングを考えるとジャーキング寄りなんだろうなぁとか。
そう考えると・・・いやまあ、使ってからにしましょう。

要するに、触ってみて妄想が広がるほど、気に入ったわけです。
何がって、コルトUXの612ULの話ですよ。やだなぁ。

しかしもう一つ気になる竿が。ヤマガブランクス・ブルーカレントⅢ510UL。

しかしふと近くにあったPOPに目がとまりました。
曰く、
アジングロッドとメバリングロッドの中間的性質
「魚種にとらわれないライトゲームロッド」
(意訳)

それって、求めているものにすごく近くない?
アジングロッドの繊細さと、メバリングロッドのしなやかさのいいとこ取りができたら、
ダルくないシャキッとしたマイクロスプーンロッドになりそうじゃないですか?
さらに詳しく見ると、「5~6フィートの機種はエリアトラウトにも」って。
公式に認められてるじゃないですか。

触ってみると、コルトUXよりしなやかで、しかしハリは有って、決してダルくない。
モチっとしていて肉厚感の感じられるブランクスです。
きっと、良く曲がり、投げやすく魚ををかけて気持ちが良い竿です。
ソリッドティップではなく、チューブラーです。
レギュラーテーパーですが、いきなり胴に入るタイプではなく、徐々に入っていくタイプです。
曲げてみたら分かるくらい、めっちゃ好きなタイプの竿です。
そして、グリップや深いネイビーブルーのブランクスカラーがめっちゃカッコイイのです。

お値段を見ると、おおよそ¥27,000。
ちょっと予算オーバーです。

いつものことですが、結局どちらにも決められず帰宅しました。

まあ、いつもなんですけどね。

マイクロスプーンに好適。合わせる前に掛かっている不思議な竿。

タカマサさんにいろいろ質問させていただきました。


612ULはマイクロスプーンを巻くのに買ったのですが実際にスプーンを巻いてみると重さを感じた時にはすでに掛かっていて合わせなくても自然に竿が曲がっていつの間にか魚とやり取りしている感じの不思議な竿です。
縦釣りで使うとしなやかに曲がるけど張りがあるから魚が寄って来ます🐟

なんと、バベルマスターであるタカマサさんをしてこのように言わしめるとは。
そして、やはりメインの用途は縦ではなくマイクロスプーン。
そして、張りがあるのに弾くことなくバイトを乗せることができるようです。

まさにイメージ通りじゃないですか。

612UL購入。カードで買って楽天ポイントを日常で消費する。

迷った末に512ULを購入することにしました。
ブルーカレントⅢ510も買ったら買ったで絶対満足感はあると思うのですが、
今回マイクロスプーンを巻くための高感度なクランキンロッドというコンセプトにより忠実なのはコルトUXの612ULの方ではないかと思ったのです。

実際の購入は、楽天のセール期間中のポイントアップデーに購入。
買い合わせや楽天モバイル契約者特典などをフル活用して買い回りポイントも上げた上で、
ポイントを使わずに全額カードで決算。ポイントをたくさん積み上げます。

そして、使った2万円分をポイント利息から引き出してスーパーでの日常の買い物に使うことで、実質ポイントで買ったことになるのです。

詳しくはビーノ流ポイ活術が書いてあるこちらの記事を御参照ください。

実戦投入。場所は川水。寒波襲来。

ようやく釣り当日の話になりました。

場所は今季2回目、というか自分で釣りをするのは今季初になる、ホーム川水。

なんのこっちゃですね。
そう思った方は前回の釣行記事もどうぞ。

スプーンを巻いてみる。フォルテ0.9、0.6、デイジー0.8、ピット0.9。

開幕のフィーバーは遠に過ぎ、通常運転となった川水。
ちなみに入場整理券は4番でした。

今回の主なミッション、コルトUX612ULの使用感を確かめていきます。
ちなみに今回、ラインはエステル(ES2レモニー)の0.3号を巻いてみました。
リールはレアニウムのC2000です。

UL投げやすさ

マイクロスプーンを使う上で気になるのが、投げやすさ。

タカマサさんは0.4gぐらいから普通に投げられるとおっしゃっていましたが、
そもそも釣りのレベルが違うので。
初心者に毛が生えたレベルのビーノの場合はどうでしょうか?

川水の多目的プールって、真ん中に柵があるじゃないですか。
無風でフォルテ0.9gをフルキャストすると、あの柵越えちゃいます。

デイジー0.8、フォルテ0.6を投げてみると・・・

普通にストレスなく飛びます。柵は越えませんでしたが。

気持ちよく、ピッと飛んでいきます。
なんというか、一か所のパワースポットに乗せてピシッ!と投げるのでもなく、
竿全体のしなりでふわんと投げるのでもなく、
ちょうど良い感じに飛んでってくれます。

0.4はどうかというと、普通のマイクロスプーンの0.4は持っていなかったです。
なので代用でバベルエースのZeroを投げてみると、普通に投げられます。

そらそうですよね。同じコルトUXの572ULで投げられるんだから、
・同シリーズで同じULパワー
・5ft7in→6ft1in
・曲げやすいレギュラーテーパー
で、投げづらいわけがないですよね。

簡単にまとめると、「投げやすいです」。

612ULで、バベルもやってみる。

今回612ULを購入した主な用途はマイクロスプーンの巻きの釣りなので、
バベルを使う用ではありません。
バベル用にはやはりエキストラファストテーパーのロッドが最適で、
それに当てはまるロッドをビーノも複数本持っています。

具体的には、

  • コルトUX572UL-HS
  • ファインテールS5102UL
  • ゼロヴァージ60ISS
  • トラウティーノS5120L

の4本が当てはまります。
この4本はいずれもソリッドティップのエクストラファストテーパーですが微妙に性格が異なり、
大雑把にいって上に行くほど高感度でフッキング性能重視の縦釣り特化型で、
下に行くほど汎用性が高い竿になります。


これだけ持っているので新たな武器をバベル用のロッドにするつもりはありません。

とはいえ、ビーノの基本的な考えかたとして

「バベルだって・・・、マイクロスプーンだろうが!」

というものがあります。
(アムロの声でお願いします)

バベルやインバイトやブングなどのフロントフックルアー、
いわゆる「豆ルアー」をスプーンのカテゴリーから除外して考えるのはエリアトラウト界隈のみで、
ルアーフィッシング全体から見れば、バベルを含むこれらいわゆる豆ルアーも、
小さなスプーン以外の何物でもないと思います。
(バベコンはプラグだと思います)

そもそもスプーンの起源となった有名な逸話、
「ボート上から落とした弁当のスプーンが落ちて行くところに鱒が食いついた」
ということから、

「スプーンの釣りはそもそもフォール、つまり縦から始まった」

とも考えられるわけです。

何が言いたいかというと、
「マイクロスプーンに最適なら、巻きバベルにも適しているのではないか??」
という、根拠のない仮説を検証してみたいという、ただそれだけのことなのです。

やってみた結果。

感度と操作性については、やっぱりエキストラファストテーパーの方が良い。

感度は、やっぱりコルトUXの572UL、ファインテールのS5102ULの方が良かったです。
エキストラファースト圧勝ってことでしょうか。

ただ、長さの違いもあるし、もしかしたらセッティングの影響もあるかもしれません。

どういうことかというと、いつもはバベルもスプーンもPEライン(アーマドFアジメバル0.2号)にフロロ0.8号のリーダーを使っているのですが、
今回612ULに合わせたラインはエステルのES2・0.3号なのです。
しかも、ナイロンリーダーの0.6号を1ヒロ取っているのです。

その良し悪しは置いといて、というかスプーンを巻く分には問題ないのかもしれませんが、
バベルを巻くには感度が甘い気がしたのです。

じゃあリーダーをフロロにして短くすれば良いかというと、
フロロにするのは問題ないと思うので次はそうしたいと思います。
長さについては、老眼対策で色付きのレモニーを使っている関係で、
まだ透明感のある水質の川水ではリーダーはできるだけ長く、魚にメインラインを見せないようにしたいのです。

なので、メインラインにレモニーを使っている限り、リーダーは最低1mは取りたいかなぁと。
でもそれによってエステルならではの感度と操作性が弱まってしまうのなら、悩ましいところです。

フッキングレスポンスは、たぶんエクストラファーストテーパーの方が良い?

もう一つフッキングレスポンスについてはどうかというと、

全く分かりません。

何故かというと、釣れなかったのです。
どれぐらい釣れなかったかというと・・・

全く、1匹も釣れなかったのです。
バベルでも、スプーンでも。

これでは検証のしようもありません。
ひどすぎる・・・。

団子魚に、かなり良い。気がする。

スプーンがダメ、バベルも全然ダメで、どうしようかと思ったときに頼るのが、これ。

近頃の切り札、団子魚です。

もう近頃は、困った時はこればっかりです。

なんと、ダンゴウオに変えて1投目からバイトがあり、釣れました。

その後も何度もバイトがあり、釣れました。

調子に乗って何匹か釣っていると・・・

プッチン!!

レギュラーサイズのマスの普通の引きで、ラインがぷっつり切れました。

帰らぬ人となった、団子魚DR-Lowのシャイニーグリーンさん。
写真は在りし日の姿です。

他のクランク(モカ、ニョロ)

ビーノの主力クランク、モカDRSSは普通に使えました。
ニョロは引き抵抗が少し大きいですが、まあ問題なく使えそうでした。
が、魚は掛けておりません。

ミノーはイマイチ

ミノーもやってみましたが、巻きで使うマジックジャーク系には良いものの、
ジャークで使うにはベリーまで入り過ぎてイマイチというか、全然でした。
やはりジャークには明確な「止まるポイント」がある竿の方がやり易いですね。

じゃあマジックジャーク系だけに使うかというと、
専門のミノーマンでない限り現実的にはミノーのために2セット用意したりはしないので、
やっぱりこのロッドは巻きの釣り用の竿なんだと思います。

(ビーノもバス釣りではジャーキングだけに3セット用意したりしてた時期もありましたが、それはまた別の話です)

曲がり

きれいに気持ちよく曲がります。

つまり、急激に曲がりがきつくなるポイントとか、曲がりが止まる明確な点というものはなく、ベリーが徐々に入っていって竿全体が曲がるタイプのテーパーです。

写真はイメージです。

可変テーパーとかプログレッシブテーパーと呼ばれるタイプですね。
アジングロッドには珍しいのではないでしょうか?

これは、巻きで使う時の「弾かなさ」やファイト時の「バレにくさ」につながると思うのですが、
半面、しっかりと掛けに行く時のフッキングレスポンスには不利だと思います。
しっかりと掛けるスタイルには、やっぱり明確なパワー領域を持つエクストラファーストテーパーが有利なのです。

軽さとバランスはバッチリ。

ショートロッドの572ULと比べ6フィート1インチと長さがある612ULですが、持ち重り感はありませんでした。

20ヴァンフォードのC2000と組み合わせた時のバランスがこちら。

フォアグリップのところでほぼほぼ水平を保っています。

ん?ちょっと待って?20ヴァンフォードに、PEライン巻いてない?
レアニウムにES2レモニーって言ってなかったっけ??

そうなのです。レアニウムにレモニーでスタートしたのですが、やむにやまれぬ事情があったのです。

いやほら、ちゃうんすよ。
エステルとレアニウムで使用感の違いを検証するために、あえてリールを付け替えたのです。
あえてですよ。

結果は・・・忘れてしまいました。

いや、あえてですよ、あえて。

やだなあ、もう。

川水は空いていた。

開幕日は抽選に漏れるくらいの人気だった川水ですが、
経った半月余り後のこの日、平日とはいえ釣り人はまばら。
ビーノが入った時点で5人ぐらい、全部でだいたい10人ぐらいの釣り人でした。

スプーンでもバベルでも一匹も釣れず、悶絶から団子魚のみで6匹。

数は少ないですが、団子魚に辿り着いて連発を含む入魂。
なかなか面白い釣りができたと思います。

結論。最高のダンゴウオロッド。??

今回の結論。

マイクロスプーン用に導入した新兵器、「コルトUX612UL-HS」。

使ってみたら、概ねイメージ通りでしたが、ややしなやかな印象でした。

アジングロッド≒縦釣りロッドと、メバリングロッド≒スプーニング(クランキング)ロッドの中間的アクションということで、掛けられるけれど弾かないクランキングロッドを期待していましたが、
使ってみた印象は、
「縦釣りロッドではない、シャッキリ目の巻き物ロッド」
でした。

プアマンズヤマトではなさそうですね。
ただ、巻き物ロッドとして割り切ればとても使いやすい、お気に入りのロッドになりそうです。

しかしまあ、今回スプーンで1匹も釣ってないので、そこは何とも・・・。

代わりに団子魚にはバッチリなのが分かりましたけど。

団子魚を、クランクとして巻いて使うならこのロッドの持ち味がバッチリ生きると思います。
しかし、止めて・沈めて・漂わせて使うのであれば、もしかすると・・・

そのへんの検証は、またにしたいと思います。

あとは、エステルで運用するのか、PEにするのかによっても違ってきますね。
当たり前だけれど。


おまけ。トイレのマナーを守りましょう。たぶん大丈夫だと思うけど。

ところでご存じでしょうか?
晩秋のこの時期、川水の駐車場前のトイレに張り出される注意書きがあります。
注意書きがあるということは、それに違反する人がいるということなんだと思います。
直接管釣りのマナーやレギュレーションに関係する訳ではありませんが、
大好きな地元の川越水上公園で釣り人がマナー違反しているといわれるのは嫌なので、
念のため注意喚起を共有しておきますね。

トイレで銀杏を洗ってはいけません!!

あ、洗うかッッ!!

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