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【フリード+】最高にちょうどいい!広大な荷室にフロボ積載可能。走破性よりも視界と使い勝手優先、一つのベストアンサー。釣り好き兼業主夫の車選び② フリード/フリード+編。

物欲生活。
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  1. 結論。最高にちょうどいいHONDA!悪路走破性は低いが十分な積載能力と使い勝手、快適な視界、手頃な価格。釣り車として最適解の一つ。ぬかるみに入る予定さえなければ最強。😅
  2. ベストグレードはフリード+のクロスター、4WDのガソリンエンジンモデル。
  3. 荷室積載性。フロボを積むなら「フリード+」一択!
    1. 王道コンパクトミニバン、3列シートの「フリード」の荷室から。
    2. フリード+(プラス)とは
    3. 後席は簡単にたためてフラットな荷室が出現!段差はごくわずか。ボードの収納は簡単。
    4. 荷室長は十分。
    5. 特長は2段式の荷室。上下2段に荷物を積める。だけじゃない!
    6. 上段の幅、なんと127cm!タイヤハウスに影響されない分、有効荷室幅が広い!
    7. 座ってもOK。
    8. デメリットは荷室面の高さ。でもSUVと同じぐらい。
  4. 悪路走破性
    1. 下回りのこすりにくさ。最低地上高150mm、側面地上高200mm。(4WD)
    2. 4WD車の見た目。車高が上がったバランスをどう感じるか?
    3. 四駆の性能
  5. サイズ関係まとめ
  6. 走りと燃費
  7. 視界
  8. その他日常の使い勝手
    1. 取り回し
    2. 装備いろいろ。
  9. 試乗の感想
    1. やっぱり視界と取り回しがいい。
    2. ハイブリッドは1世代前。パワーはあるが加速時は音がうるさく挙動がギクシャク。
  10. ハイブリッドがe-HEVで四駆があればベスト。次のモデルで出ないかな?
  11. お値段、そして税金は?
  12. まとめ。走破性より日常使いを優先する場合の、現時点でベストアンサーの一つ。視界と取り回し、積載性◎。価格も手頃。悪路を重視せず、ハイブリッドの最新モデルにこだわらなければ買い。
    1. まとめのまとめ。

結論。最高にちょうどいいHONDA!悪路走破性は低いが十分な積載能力と使い勝手、快適な視界、手頃な価格。釣り車として最適解の一つ。ぬかるみに入る予定さえなければ最強。😅

結論言っちゃうと、フロボを積める釣り車として、日常の使い勝手との両立を重視するならば、現時点でのベストアンサーの一つといえると思います。短所は、悪路には強くないことです。そこさえ妥協できるならば、日常の使い勝手は間違いなくいいはず。まさに、最高にちょうどいいHONDA!なのです。

ベストグレードはフリード+のクロスター、4WDのガソリンエンジンモデル。

ズバリ、釣り車としてのベストグレードは、5人乗り2列シートの「フリード+(プラス)」、
グレードはSUV風の外観を持つ「クロスター」、
駆動方式はもちろん4WD
パワートレーンは迷いますが1.5Lガソリンエンジンモデルです。

理由はじっくり細かく書いていきます。
では、詳細行ってみましょう。

荷室積載性。フロボを積むなら「フリード+」一択!

フロボを積むことを前提に、釣り車としての荷室の使い勝手を検証します。
ある意味ここがビーノ@くだわり生活。のオリジナリティでして、
他は正直読まなくても…いや読んでほしいんですけど!
ここが他で読めないくだわり視点満載ポイントなんで。
(この文章使いまわそうかな😅)

このブログ、google先生に「オリジナリティがない」「価値が低い」とか言われて審査落ちてますが、悪いけどカタログ数値だけ並べて某社のリール全機種インプレ!とか言ってる某人気釣りサイトよりはオリジナリティあると思うんだけど…(読みづらいのは認めますけど😅)

・・・すみません、兼業主夫だってたまには毒吐くんです。😅

では行きます!

王道コンパクトミニバン、3列シートの「フリード」の荷室から。

まずはご覧下さい。

試乗したフリードハイブリッド(FF)、6人乗り3列シート車です。

テールゲートを開けてみると・・・
普通に3列目シートがありますね。この状態ではお世辞にも荷物がたくさん乗るとはいい難いです。
このサイズの車体に3列ですから、当然です。むしろ居住スペースの広さは異常なくらいだと思います。

後ろからあんまり見つめるから、赤くなっちゃいましたよ。😅

3列目シートは側面に跳ね上げる方式です。よいしょっと。

両サイドに3列目シートが格納されると…格納・・・されてないなぁ。
むき出し、分厚いです。タイヤハウスより出っ張っています。

これだと、左右のシート片方をたたんで、フロボ本体を入れ込むという技が使えません。
2列目シートをたた・・・たためません。
キャプテンシートなので、スライドはできても、たたんでしまうことはできないのです。😥

ダメだこりゃ。フロボ積載には向きません。積めたとしても、快適じゃありません。
ということで、3列シート車の選択肢はなくなりました。

あれ、心なしか青白くなってません・・・?

註:厳密にいうと、3列シート車でもFF(2WD)ならば7人乗り(2列目ベンチシート)の設定があります(クロスターにはありません)。ただ、そこまでして荷室の狭い3列シート車を選ぶメリットはないと思います。釣り車では、四駆優先ですよ。

フリード+(プラス)とは

続いて、フリードプラスを見ていきましょう。

そもそも、フリードプラスとは何かというと、本来3列シートのコンパクトミニバンであるフリードですが、このサイズの車の3列目なんて、めったに使わなくないですか?
それよりも、3列目シートなんて無くして、何でも自由に乗せられる空間にした方が楽しくないですか?って話から生まれた2列シート車です。たぶん。
シートが減った分、自由に使える空間が増えて、とにかくいろいろ載せられます。
キャンプ道具とか、自転車とか、車椅子とか、釣り道具とか。

これ、昔のフリードのご先祖様にあたるモビリオの派生モデル、「モビリオスパイク」からの伝統なんですよね。初代フリードの2列シート車は「フリードスパイク」ではなく単に「スパイク」という車名だった記憶があります。なのでビーノは今回のも最初「フリード+」って呼び慣れなくて「スパイク」って呼んじゃってました。(←どんだけ昭和やねん😅)

後席は簡単にたためてフラットな荷室が出現!段差はごくわずか。ボードの収納は簡単。

後席はいきなりたたんじゃいましょう。
3ステップで簡単にたためます。

普通の2列目シートがありますね。

シートの「座面のみ」を跳ね上げます。運転席・助手席の後ろにピッタリくっつきます。

するとあら不思議。座面がなくなっちゃった?!

リアシートの背もたれを前に倒して・・・
背もたれの裏側のベルトを緩め、ボードを荷室側にひっくり返すと・・・

後席後端の隙間をふさぎ、ほぼフラットな荷室が完成します。


ボードの厚み分、約3センチの段差が前後にできてしまいますが、許容範囲でしょう。フロボやエレキを載せるときはブルーシートを敷きますから。
このボードを固定する方法を考えた人は偉いですね。アナログだけど、ちゃんと使う時のことを考えている。「ラゲッジボード搭載。使わない時は取り外しできて超便利!」とかいっておいて、外したボードをどこにしまうのか考えてない車がゴマンとありますからね。
物置にしまうと土埃だらけになるし、玄関は邪魔だし、出かける前に荷物積むタイミングで押し入れまでしまいに行くの?駐車場が家に隣接してなくて2~3分歩く人だってザラにいますからね。
ホンダの設計思想ってこういうところが好きですよ。使う人本位の視点っていうんですかね。さすがスーパーカブから始まった会社ですよね。

荷室長は十分。

後席を倒した状態での荷室長は165cmあります。ステップワゴンRKが164cmなので、何と同等です。車体のサイズに対してこの広さは素晴らしいと思います。シートの折り畳み方式の勝利ですね。
フロボを積んでも手前に約20cmの余裕があります。

特長は2段式の荷室。上下2段に荷物を積める。だけじゃない!

写真はFFモデルです。4WDは下段の縦方向が狭くなります。(写真なくてすみません)

カタログ的には、2段になっているからいろんな荷物が積めるよ!
ボードを外せば自転車も詰めるよ!
・・・的なことを売りにしています。

が。釣り車的には、このラゲッジボードを外して使うメリットはほぼないでしょう。
それよりも、フロボやエレキなど大物は上段に、車内に常備しておきたい緊急備品(ブースターケーブルやスタックヘルパー、軍手、工具、ゴミ袋やガムテなど)は下段という方が現実的かと思います。バッテリーや長靴・ウエーダー・ライジャケやカッパなども入れてもいいかもしれません。タックルボックスは形によりますね。ビーノの使っているドカットだと、4WD車の下段には高さが入りません。

上段の幅、なんと127cm!タイヤハウスに影響されない分、有効荷室幅が広い!

しかしこのラゲッジボードの真価は、2段であることではないのです。
大切なのは上段の広さです。タイヤハウスの上を覆う高さにボードを入れることで、コンパクトボディの車内に広大なフラットスペースを作り出したことこそが最大のメリットなのです。
バスアングラーなら、ローボートにツライチのフラットデッキを張った状態といえばイメージできるでしょう。
荷室の有効幅、何と127cm!(実測値)

ステップワゴンでも荷室幅はタイヤハウス間で98cmですからね。圧倒的じゃないか!

座ってもOK。

このボードはかなり丈夫にできているので、座ってもたわんだりしません。
(個人の体重によります。ビーノは約55㎏です。)
バッテリーを上下どちらに積むかは未定ですが、上段に積んだとしても耐えられそうです。
(註:まだ買うとは言っていない)
しかし走行時の安定性を考えれば重量のあるバッテリーは下段の方が安心ですね。
どっちにしても、買ったらすぐに採寸だけはしておきます。そうすればもし壊れたらボードだけ自作すれば使い続けられますから。
(註2:まだ買うとは言っていない)

デメリットは荷室面の高さ。でもSUVと同じぐらい。

ちょっと気になるかもしれないのが荷室上段の荷室面の高さ。70cmあります。
(FFの場合。おそらく4WDの場合15mmぐらい高くなる)

荷室面が高くなると困るのが、フロボのような大きな重量物を載せるときに、大きく持ち上げなければいけないことと、スキー・スノボで座ってブーツを履くときに座面が高くなること。

とはいえ、70+数cm。エクストレイルが75cmですから、SUVだと思えば普通なのかもしれません。

あと、テールゲートが長い。これ、大きなひさしができるけれど、開閉時に大きなスペースが必要になりますので駐車環境によってはデメリットになります。
ただし、四駆は床面が高い分、ゲートが少し短いです。

悪路走破性

最初に言ったように、フリードは悪路には強くありません。
四駆を選んでもあくまで乗用車ベース、しかも居住性優先の低床ミニバンなので。
それを前提に、荷室と視界の素晴らしいメリットのためにどこまで妥協できるか、を冷静に見ていきたいと思います。

下回りのこすりにくさ。最低地上高150mm、側面地上高200mm。(4WD)

悪路に対する強さは2種類あります。

ひとつめは、下回りのこすりにくさ

判断基準は、いわゆる最低地上高と、ビーノ独自の基準である側面地上高。
そして、擦ってしまった場合のダメージ、パーツが外れやすくないか。

最低地上高は4WD車で150mm
実はノーマルのFFでは135mmしかないのですが、4WDでは15mm高くして、150mm確保しています。
正直、150mmでも標準的で、最低限必要なレベルです。FFの135mmでは話になりません。
これはフリードという車の性格が、誰もが快適に使えるコンパクトミニバンとして、乗降性や居住性、積載性を最大化するために低床設計を採用しているからで、完全にオンロード仕様の設計思想なんだと思います。
しかし、雪国などでも使えるように4WD車の設定も怠らなかった。そして下回りに着雪して走行不能にならないように、4WD仕様だけ車高を少し上げた。コンセプトを阻害しない範囲で。ということだろうと。たぶん。

それに伴ってビーノが最も気にしているサイドシルの部分、側面地上高(仮)ですが。
FFで150mm、4WDクロスターで200mmでした。なんで5cmも違うのか分かりません。😅
そして、クロスターには専用の樹脂製サイドシルがついていますが、エアロのように浮いておらずしっかり固定されているようです。その他のグレードは鉄板のボディで、すぐに外れてしまいそうなエアロ的なパーツはありませんでした。

分かりづらいですね。😅

4WD車の見た目。車高が上がったバランスをどう感じるか?

4WD車は走破性を確保するために気持ち車高を上げていますが、見た目のバランスもちょっと変わります。タイヤとタイヤハウスの間に若干隙間が空くので、人によってはカッコ悪いと感じる人もいるかもしれません。この辺、営業担当のTさんが必要以上に細かく解説してくれるんですよ。営業的にはプラスになることじゃなくても、客のためになる情報は惜しみなく提供してくれる。そして車が好きなんだなあというのが話していて伝わってくる、気持ちのいい営業さんです。なのでホンダ車を選ぶならぜひこの人から買いたいなあと思うんですが。ですが。購入にあたっては他社も含めて冷静に比較しますよ。義理や情状では車は買えないのです。😁
(あ、近隣でホンダ車買いたい人、良かったらご紹介しますからコメントください。😅)

話を戻して、4WD車の車高を上げた見た目。
ビーノは気になりません。むしろ、なんちゃってSUV感が出て、悪くない。何ならもう2~3cm上げてくれても良かったです。
そういう意味でも、ノーマルよりもクロスターの方が似合うかもしれませんね。見た目のバランス的にも。

実車見てみたいけれど、まあマイナーグレードだからなかなか機会がないよなーと思っていたら。すぐに出くわしちゃいました。某ホームセンターの駐車場で。😅
持ち主様が出てきたら撮影許可をいただこうかとウロウロしてたのですが・・・すみません、ナンバーは特定できないようにしてありますのでお許しください。

何とフリード+のハイブリッド、4WD、クロスターという、見たかったグレードそのまんまじゃないですか。

横から見ると、こんな感じです。Tさんが心配するような不自然な感じは、全然しないですよね?

タイヤをインチアップしてローダウンした車がカッコいいという価値観の人には向かないと思いますが、そもそもそういう人はフロボ積んで土手に入らないと思いますからね。

四駆の性能

もうひとつは四駆としての性能。

フリードの四駆は「リアルタイム4WD」(インテリジェントコントロールシステム)です。
これはどういう性格の駆動システムかというと、基本はFFベースで、通常は燃費重視で前輪のみで駆動し、各種センサーで路面や走行状態の変化を検知すると電子制御で後輪にも駆動力を配分する方式だそうです。
後輪の駆動力は、電動ではなくエンジンのパワーをプロペラシャフトを回して伝達します。
要するに普通のFFベースの生活四駆ですね。
実際に試乗でぬかるみに入って体験するわけにもいかないので、あくまでメーカーサイトやカタログ、解説動画そしてディーラー担当者さんの話などを基にした推測になりますが、本当にガチで滑りやすい凍結路面とかを長距離で走るなら、SUVの専用モードには全然かなわないと思います。
フルタイム4WDと違って滑り出しを検知してからじゃないと後輪にトルクが伝わらないわけですから、どうしてもタイムラグが出そうですよね。
ただ、ぬかるみにハマらないという目的でいえば、この方式でも十分役に立つと思います。ぬかるみではそもそも既に滑っている状態なので、1輪がハマった時にFFの残り1輪で脱出しなきゃいけないのと3輪の駆動力が残っているのとでは雲泥の違いがあるわけで(泥だけに😅)。

まとめると、ガチのオフロード向きの四駆と比べちゃうと見劣りはするけれど、フリードでも4WD車を選ぶメリットは十分あると思います。
逆に2駆しかラインナップしてないSUVって、いったい何なん?って思っちゃいますね。
燃費とか排出ガス基準とかコストの関係なんでしょうけど、SUVの意味ないじゃんって思います。
あくまで個人の感想ですけどね。

サイズ関係まとめ

フリード+のクロスター4WDの前提でサイズ関係のまとめを載せておきますね。
比較対象としてビーノの乗っているステップワゴン(4代目RK型、FF)を載せておきます。

まずはボディまわり。

車種フリード+(クロスター4WD)ステップワゴン(RK)
全長42654690
全幅16951695
全高17351815
最小回転半径(m)5.25.3
ホイールベース27402855
最低地上高150155
側面地上高 200180
サイドシル樹脂製ガードエアロ

次いで荷室関係です。

車種フリード+(クロスター4WD)ステップワゴン(RK)
荷室長(後席有り時)88110
   (後席倒した時)165164
荷室幅(最大)78(下段)/130125
(タイヤハウス間)13098
段差(後端)
  (後席下端)3
 (他箇所)3
荷室高さ33(下段)/7052
    開口幅108123
 開口高さ125/88118

走りと燃費

1.5Lのガソリン車、ハイブリッド車ともに必要十分な加速性能がありますが、どちらも正直、速い車ではないです。
車体の軽いフィットのe-HEVなんかは軽快に小気味よく走ってくれますが、そういうのを期待してしまうと若干もっさり感が目についてしまいます。コンパクトではあるけれど、あくまでミニバンそう思えば必要十分な走行性能です。

気になる燃費ですが、こんな感じです。

フリード+フリード+ステップワゴン
  (RK)
HV(4WD)ガソリン(4WD)FF
JC0826.016.413.4
WLTC平均19.815.8 9(実燃費)
  市街地17.012.28.5(実燃費)
  高速20.317.213(実燃費)

WLTCモードの燃費はほぼ実燃費を反映しているらしいので、WLTCの普及前だったステップワゴンは実燃費で比較しています。
うん、まあこんなもんでしょうね。やっぱりハイブリッドとガソリン車の燃費は市街地で差が出るんですね。これを見ると、スーパーに買い物とか子供の送迎みたいな短距離の普段使いでストップ&ゴーが多い人は充電の機会が多いのでハイブリッドが有利なんでしょうね。逆に言うと、高速に乗って釣りに行くような状況ではガソリン車も健闘していると言えます。

視界

視界、良好です。ステップワゴンより全高が約8cm低いので若干アイポイントの低さはありますが、ステップワゴンから乗り換えても圧迫感を感じさせない車って、そうそうありません。
Aピラーの傾斜が直線じゃなく若干左右に広がっていること、フロントクオーターガラスの位置と形状から死角が少ないことが、街乗りでの快適性と安心感の向上につながっていると思います。
って提灯記事かいっ!てくらいほめてますね。

その他日常の使い勝手

悪路の走破性ではSUVに負けるのは当たり前。
それでもあえてフリードを選ぶメリットは日常の使い勝手にあります。

取り回し

まずは取り回し。今時貴重な5ナンバーボディで、最小回転半径は5.2m
という数字以上に、取り回しは良いです。
今回比較予定の車種の中でも、本気の購入候補の中ではトップクラスだと思います。

視界の良さが大きく貢献しています。

装備いろいろ。

・両側スライドドア。
ミニバンなら当たり前ですが、あえて書きます。
後席がスライドドアだと、フロボも積みやすいんです。
リアゲートからフロボを押し込むのに、最後まで一気に押すのって意外と力がいるんですよ。
車内を汚さないようにブルーシートでくるんでも、そのシートがモチャモチャになっちゃったりすると横から直さなきゃいけないし。
そんな時、スライドドアは便利なんですよ。もちろん、子供の乗り降りにも安心ですね。

・後席リクライニング&ロングスライドシート 撥水・撥油シート
・UV/IRカットガラス、後席ロールスクリーンなど快適装備いろいろ。
・アクティブコーナリンングライト:これ、ステップワゴンについていて、個人的に地味に気に入っている装備なんです。ハンドルを切る方向にヘッドライトの補助灯がついて、これから曲がる方向を照らしてくれるというやつ。暗く細い道を曲がっていく時の安心感が違います。

・助手席ウォークスルー
5ナンバーボディなんで広くはないですが、小学校中学年ぐらいの子供なら通れます。スライドドアから乗り込み、リアシートにランドセルを乗せたらウォークスルーして助手席に座る。
子供の送迎には便利です。特に雨の日には手放せない便利さです。

・インパネ周り
ウォークスルーに伴って、シフトレバーはインパネシフトです。ビーノ的には好きです。SUVでも採用して欲しいです。
その他のレイアウトも直線基調で、木目などデザインで遊んでいる割に意外と機能的で好感が持てます。

・メーター
ハイブリッド車はデジタルメーター。味もそっけもない、ただの数字です。
ガソリン車は、液晶表示ではありますが丸形の2連アナログメーターです。これは昭和生まれの元・車好き少年には落ち着く仕様ですね。

・後席エアコンは?
カタログ記載なし。聞いてくるの忘れました。😅
これ、ファミリーカーには重要ですよね。今度確認します。無かったら?買いません。

追記します。フリードに乗っている同僚に確認したところ、後席にエアコン吹き出し口は無いらしいです。ただ、車内空間がそんなに広くないのでそれで不便を感じたことはない。ちゃんと冷えるし暖まりますよ。とのことでした。小学生の子供2人持ちの4人家族のママです。
気になるかどうかは個人の暑さ寒さへの耐性や、使用環境にもよるんでしょうね。

ちなみにライバルになるシエンタは後席エアコンがない代わりに天井サーキュレーターがオプションで用意されているそうです。微妙…?

試乗の感想

試乗したのはフリード3列シート車のハイブリッドFFモデル。
4WDじゃないですが、フリードの四駆はマイナーなので仕方がないです。

やっぱり視界と取り回しがいい。

やっぱり視界がいいのがいいですね。
しつこいようですが視界は運転者も同乗者も乗っている時間全てに影響するから重要なんです。
後席に座った子供たちも見晴らしが良いと喜んでいました。

あと、視界が縦方向だけでなく斜め上も見やすい。
Aピラーの傾斜で上部が横方向に広がっているデザインのため、右上の信号などが見やすいです。
クォーターガラスの形も絶妙で、左折時の自転車の巻き込みとかの確認もしやすい、これはステップワゴンを上回ります。
長距離ならステップワゴン、市街地ならフリードの方が疲れない車ですね。

もちろん5ナンバーボディなので狭い道も車庫入れも楽々です。
我が家の前の細い道でも苦労はなさそうです。

ハイブリッドは1世代前。パワーはあるが加速時は音がうるさく挙動がギクシャク。

現行フリードのハイブリッド車は、新型のステップワゴンやフィットに搭載されている最新のe-HEVではありません。
一世代前のモーターアシストのハイブリッドです。

走りはじめはハイブリッドの電動っぽい静かな走りです。

しかし、ハイブリッドでの加速が知りたかったので、試乗でちょっと踏み込んでみることにしました。

すると・・・アクセルON、そこからモーターのアシストが効いてスムーズな加速が・・・ん?来ない?と思ったら、完全に1拍遅れて、ブオン、ガチャガチャガチャ、グイーン!!

伝わりますか?踏み込んで、タイムラグがあって、エンジンが吹け上がり、クラッチがつながり、そこからパワフルに加速。
加速そのものはパワフルですよ。
でもうるさいのと、タイムラグがある。
なぜこうなるのかというと、営業のTさん曰く、
マニュアル車のようにクラッチを切ってつないでいるから」なんだそうです。
カタログには「インテリジェントデュアルクラッチドライブ」と書いてありますが、普通のガソリンで走っているときと、モーターでアシストしているときで違うギアを使っており、ギアを切り替えるときにはマニュアル車のようにクラッチを切ってつなぐ作業をしているんだそうです。
なので、オートマ(トルコンAT)やCVTより効率がいい半面、タイミングによっては一瞬、スコッ!と抜けることがあるそうなんです。
それがマニュアル車と違って機械任せなので慣れないと違和感があるんだそうな。
いや、踏み込まなければそこまでギクシャクはしないんですよ。
でも、スムーズとは言い難いです。
つい数日前に車検の代車で新型フィットのe-HEVモデルに乗ってきたばかりだったので、なおさらそのギクシャク感が気になりました。
燃費の改善はあるけれど、乗り心地の面ではメリットよりもむしろデメリットが大きいです。
エクストレイルの記事で書いた、「同乗者が酔わない」の、逆のデメリットが予想されます。
運転者にとっても疲れる原因になりそうです。
こんだけタイムラグと変速ショックがあるなら、正直、ガソリンエンジンでいいんじゃない?と思っちゃいます。

というのも、フリードの場合、エンジンはガソリン・ハイブリッドとも排気量1.5Ⅼで基本的には同じもの(チューニングはしているそうですが)。
試しにガソリンエンジン車も試乗させてもらいましたが、速くはないものの、4人乗車でまあまあ十分な加速。
ハイブリッドよりも明らかにスムーズで疲れない乗り心地でした。

なので、現行のフリードを買うなら、ハイブリッドよりもガソリン車かなぁ。という感想でした。
こればかりは乗ってみなければ分からない。乗ってみて良かったです。
ホントにTさんの営業姿勢、売らんかなじゃなくって徹底的に納得するまで分かってもらおうというやり方、有難いですよ。他のメーカーの車もTさんが売ってくれないかなぁ。

ハイブリッドがe-HEVで四駆があればベスト。次のモデルで出ないかな?

フリードも古くは見えませんがかなり長いモデルです。
ライバルのトヨタ・シエンタがフルモデルチェンジしたし、フリードもそろそろモデルチェンジしてe-HEV出ないかな?と思います。
e-HEVになるとスムーズさがまったく違います。
そしてe⁻HEVモデルの四駆があればベストです。
しかし、Tさんの予想では、四駆のe-HEVは出ないでしょうということでした。
納得せざるを得ないその理由は・・・次の記事で書きます。😅

お値段、そして税金は?

いずれもフリード+のクロスター4WDで、本体価格税込み、カタログ価格です。
ハイブリッドが¥3,084,400。
ガソリン車が、¥2,754,400。
目安ですが差額は¥330,000ですね。

見積もりはもらったのですが、いろいろ検討する前にTさんが勝手に僕にくれたので、選んだタイプが四駆じゃないんですよね。ちゃんと見積もりもらったら、更新しますね。

まあでも、目ん玉飛び出るような値段だった前回のエクストレイルに比べれば、随分おとなしい値段です。2車種目にして、早くも金銭感覚狂ってますかね。

もう一つ気になるのが税金関係です。

同じフリード+でも、ハイブリッドとガソリンでは税金が違います。
ハイブリッドの方が安いんでしょ?ってまあそうなんですけど、計算してみましょう。
ちなみに数学は苦手で高1の時100点満点で2点を取ったことがあります。

どちらもフリード+クロスター4WDで、ハイブリッドとガソリン車で比較します。

ガソリンハイブリッド年間差額
自動車税(基準)\34,500\15,000¥19500
13年超\39,600\15,000¥24600
重量税\24,600/2年\20,000/2年¥2300/年
13年超\34,200/2年\20,000/2年¥7,100/年
18年超\37,800/2年\20,000/2年¥8,900/年
参考:国土交通省ホームページ

自動車税と重量税を合計すると、概算ですが13年未満で年間¥21,800、13年超で¥31,700、18年超では年間¥33,500の差が出ることになりますね。
仮に13年で乗り換えるとして、¥283,000の差が出ることになります。

車両価格の差が¥330,000だったので、差し引き¥47,000。
ガソリン代がの差が、おそらく2年分程度でペイするのではないかと。

うーんこれを考えると、やっぱりハイブリッドの方がいいのかな。
試乗した印象ではガソリン車に傾いていたんですが・・・。

まとめ。走破性より日常使いを優先する場合の、現時点でベストアンサーの一つ。視界と取り回し、積載性◎。価格も手頃。悪路を重視せず、ハイブリッドの最新モデルにこだわらなければ買い。

まとめます。

釣り車に求める条件、
①積載性:
とにかくフラットで広い荷室。このコンパクトボディで、信じられないくらいです。

②悪路走破性:△。
4WDがちゃんとラインナップされているので多少のぬかるみなら抜け出せる程度の走破性はあると思いますが、最低地上高は四駆モデルでも標準的な150mm。極端な悪路では過信は禁物です。
FFモデルは135mmと、間違っても釣り車に選んじゃダメなレベルです。絶対4WDモデルを選びましょう。

③視界:
視点の高さではステップワゴンには及ばないものの、ミニバンならではの視界の広さ、快適性。乗車中すべての時間、そしてすべての同乗者にも恩恵があります。

④日常の使い勝手:
ミニバンですし。スライドドアですし。コンパクトボディですし。2段式の荷室ですし。
使い勝手重視のユーザーにとっては、唯一無二の存在ともいえるでしょう。
SUVとは別のわくわく感があるんですよね。
日常を豊かにしてくれる予感というか。
あ、良いこと言っちゃった。

まとめのまとめ。

悪路走破性はそこそこレベルで妥協できるのなら、
そして快適な視界と室内空間、日常の使い勝手を重視するのならば。

フリード+(4WD)は、
釣り車兼ファミリーカーとして、非常に優秀な1台
であることは間違いないと思います。

最後に、うちのボウズ(小2)が描いた夏休みの宿題の絵手紙を紹介します。

ホンダカーズ埼玉のTさんに見せたら、喜ぶだろうなぁ。
まだ、購入決定ではないけれど。

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