- ランディ(≒ノア・ヴォクシー)にスピーカーの取付をしてもらいました。
- ノアではなくランディを選んだ理由。トヨタ純正DAが嫌だった。
- オートブラストさんでスピーカー取付とサウンドチューニングをしてもらいました
- オートブラストとは
- オートブラストのデモカーはとんでもない。
- ビーノが選んだカーオーディオとは
- ナビは事前に楽天で購入。
- サイバーナビを選んだ理由は音質調整機能。
ランディ(≒ノア・ヴォクシー)にスピーカーの取付をしてもらいました。
このブログの人気企画の一つだった、「釣り車兼ファミリーカー選び」。
新たな愛車、スズキ・ランディの納車とともに、このシリーズが完結して1年が経ちました。
【決定!】究極の釣り車兼ファミリーカーはこれだ!フォレスターか?ノアか?フリード2列車か?まさかの大穴◯◯か?
ていうか、購入編とかオプション編も書こうと思っていたんですが、管釣りシーズンだったので。

黒保根編とかABA編とか、結構エネルギーのいる記事も書いていましたからね。
要は気力と体力が無かったのです。

いや、1年間聴き込んでエイジングも進み、耳にも馴染んできたところなので、
ようやくレヴューを書ける態勢が整ったってことですよ。
そうだ、そういうことにしておこう。

※と、書いてから実はさらに数ヶ月経ってしまいました・・・。
ノアではなくランディを選んだ理由。トヨタ純正DAが嫌だった。
そもそも、何故誰もが知る王道ミニバンのトヨタ・ノアやヴォクシーではなく、
わざわざマイナーなOEM車種であるスズキ・ランディを選んだのか。
欲しいオプションを付けた時の総額が若干割安だったから、とかもありますけど、最大の理由は、
トヨタ純正ディスプレイオーディオが嫌だったから。
高い、音が悪い、選べないの3重苦ですからね。
(個人の主観です。)
中でも、とにかく「選べない」のが嫌。
これは最大のストレスですよ。
選べないとしても、追加料金がかからずナビ機能もサウンドチューニング機能も充実していて音が良いのなら、まだ許せますけど、
聴こえてくる評価は否定的なものばかりですからね・・・。
それを回避するためにアルパインの専用パッケージとか、
あとはプロショップに頼めばトヨタ専用DAは温存したままディススプレイとして活用し、
オーディオソースはDAPを使用し、外部アンプとDSPとを介してサウンドチューニングをすることで音質を改善する方法もあるそうなんですが。
費用は30~50万円かかるそうで。

しかもこの金額、スピーカーの代金は入ってないのです。
アンプとDSPで信号を良くしても、音の出口であるスピーカーが純正のペナペナのまんまじゃ、
何のための投資か分からないですからね。

ちなみにこちらが純正のペナペナスピーカーです。
先代の愛車ステップワゴンRKも、今回の新車ランディも、型番まで同じデンソーテン製のスピーカーでしたが、もう悲しくなるほどペナペナの、コーン紙なんかただの紙でした。

もとい。
専用DAを外部アンプとDSP経由で高音質化する裏技もあるという話でした。
しかしそこに大金を注ぎ込むぐらいなら、リセールとか無視しても、
スズキブランドであるがゆえにトヨタ専用DAが付いていない、
つまりヘッドユニットを自由に選べる、
OEM車のランディを選んだ方が良いと考えたのです。

フロントグリルと内装色はノアの方が好みだったんですけど、
オーディオの自由度を取ったのです。
そういうユーザーも、多数派ではないにしても、一定数いると思うのですよ。
自動車メーカーさんに届け!!
オートブラストさんでスピーカー取付とサウンドチューニングをしてもらいました
というわけで、今回、オートブラストというカーオーディオ専門店で、
スピーカー交換とサウンドチューニングをしてもらってきました。
その選んだ内容と経緯、
掛かった金額、
メリットデメリット、
結果の満足度、
などをシェアしたいと思います。
では、行ってみよう!!

オートブラストとは

今回お世話になったお店は埼玉県志木市の浦所線沿いにあるカーオーディオのプロショップ、
「オートブラスト」さんです。
このお店は「感動サウンド」の名の元に、
自然で聴き疲れのない、まるでその場で演奏しているような
リスニング空間の実現を目指して音作りをしています。
カーオーディオマニアというとインチアップした超扁平タイヤでフルスモークのセダンが
重低音をドンドンと響かせて・・・
というのが昭和世代のビーノのイメージでした。

今はそんなことないですね。
オートブラストさんはHPで「音漏れはカッコ悪い」と明言しています。

さいたまスーパーアリーナ会議室での「音漏れ」に参加したオタク親子の写真です。
うん、確かにカッコイイもんではない。でも、楽しそうだなぁ。
・・・もとい。
オーディオプロショップ・オートブラストが目指すのは、
「感動サウンド」。
予算内で可能な限り、豊かで自然な音を楽しむリスニングルームを作ってくれます。
実はビーノはオートブラストさんに来るのは2度目でした。
先代の愛車・4代目ステップワゴンRKにオーディオを入れる時も、
お店で代表の小笠原さんに相談に乗っていただいたのです。
その時は費用面とかいろいろ悩んだ末に、他のお店で施工してもらいました。
今回もいろいろ考えたのですが、
やっぱりオートブラストさんでやってもらいたいなと、
再び門を叩いたのです。
オートブラストのデモカーはとんでもない。
オートブラストさんでお願いしたかった理由はいくつかありますが、
最大の理由はデモカーで聴いた音がとんでもなかったこと。
オートブラストさんの店頭にはデモカーのプリウスがあり、
実車に乗った状態で音楽を聴かせてもらうことができます。
デモカーの中で音楽を聴いてみると、どんな感じかというと・・・
ヤバいです。

ほんと語彙力無くなるってよく言いますけど、
ビーノは日本語の語彙力は比較的ある方だと思うんですよ。
いや、若い頃に比べるとここ数年随分低下してきているかもしれませんが、
そんなに極端に無い方ではないと思うんですよ。
問題なのは、語彙力じゃなくって、表現力というか。
「言葉を失う」って、こういう状態なんでしょうね。
自分の内側にどんなに語彙をため込んでいても、
それを取り出せない状態に陥ってしまう。
ST的にいうと、喚語困難という状態になります。
(ビーノの本業は言葉のリハビリ、言語聴覚士です。)
本当に目の前で歌っているのを、ライブ会場の最前で聴いているかのような臨場感と豊かな響き。
聴いているというより包まれるような。
それでいて、歌手の声の響きや息遣い、ひとつひとつの楽器の奏でるひとつひとつの音までが粒立っているというか・・・
ほらね。
どこまで行っても、よくありがちな表現しか出てきません・・・。

前のステップワゴンの音だって、悪くなかったんですよ。
むしろ良かったんです。
ブルームーンオーディオというメーカーのSX165というスピーカーを入れて、
ドアチューニングといって、まあ軽めのデッドニングも試行してもらい、
ヘッドユニットはケンウッドの彩速ナビでしたが一応タイムアライメントも調整してありました。
ここ2年ぐらいは音量が勝手に下がったり片側のチャンネルが聴こえづらくなったりという不調はありましたが、それ以外は満足いく音に仕上がっていました。
また、前回デモカーの音を聴かせてもらったときはステップワゴンのペナペナの純正スピーカーに耳が慣れている状態での比較でしたが、
その前の初代FITはBOSEのスピーカーを自分でインナーバッフルと簡易デッドニングして取付したり、
最初の愛車・ヴィヴィオスーパーチャージャーは秋葉原の店頭で聴き比べて友達に手伝ってもらってスピーカー付けたりしてきました。
なので、マニアではないけれど耳はド素人でもないつもりです。
今回聴いても、やっぱりオートブラストさんのデモカーのリスニング空間は異次元でした。

ただし、このデモカーと同じサウンドを求めることはできません。
デモカーは、当然ながらお店の技術が惜しみなく注がれています。
フロントスピーカー交換だけでなく、ツイーターやサブウーファー、
アンプやDSPをはじめ、たぶんハイレゾのデジタルオーディオプレーヤーなど。
各所にこだわりの機材がインストールされ、完璧なチューニングが施されており、
車がもう1台買えるくらいのコストはかかっている、らしいです。
同じようにサウンドを作るとしたら、
とても庶民のビーノが出せる金額ではないのです。

が、もう1台、代車用の軽(三菱のアイ)のオーディオも聴かせてもらいました。
軽で、それなりに年数の経った車なので、箱としてはあまり恵まれた空間ではないと思います。
インストールした機材もそれほど特別なものではない、一般客が導入可能な金額だそうです。

それでも、素晴らしいリスニング空間になっていました。
「個々のご希望と予算に合わせてですが、方向性としては、こういった音を目指します」
うーん、目指したいです・・・。

ビーノが選んだカーオーディオとは
そして今回ビーノが選んだオーディオのシステムと選んだ理由を公開します。

ナビは事前に楽天で購入。
ヘッドユニットは、パイオニアのサイバーナビ。
AVIC-CL912IIIというモデルです。
現在ならAVIC-CL912IVになっていますね。
画面サイズは8インチ。これは老眼で標準の7インチが小さく感じるようになったこと、
また7インチだとナビ・DA設置スペースの枠が大きくてのっぺりとした印象になること。
逆に9V以上の画面サイズにしても、横幅が広くなるものの縦はさほど拡がらないため、
ナビ画面の情報量は進行方向には広がらないためメリットが感じられなかったからです。
ちなみに、ネットワークスティック付属無しのモデルです。
理由は、分かりますよね。
高いお金を払ってナビを買った上に月額料金がかかるのが嫌だったからです。
グーグルマップやYahoo!カーナビなんか、常時更新で無料ですからね。
スマホの通信費は別途かかりますが。
購入と取付ですが、今回ナビは楽天で購入し、納車前にディーラーで取付けてもらいました。
オートブラストさんでも取り扱いはありますが、
別購入した理由は、ひとつは価格面。
単純な価格だけでなく、大きな買い物は楽天のセールで買うとポイントがガバガバ稼げますからね。
ビーノ流ポイ活についてはこちら。
もう一つは取付のタイムラグ。
オーディオレス仕様で買っているので納車のタイミングですぐに付けたかったのです。
ナビはグーグルマップでしのげるとしても、音楽も何もなしはきついですからね。
そういえば最初の愛車のヴィヴィオもオーディオレス仕様だったのですが、
最初はダッシュボードにラジカセ積んで走ってました。
車を共有していた姉が掃除している時にロックしないで車を離れたら、
見事にラジカセ盗まれてました。
車が無事でよかったですけど、マジ治安悪いわ、うちの実家付近・・・。

その地域に住んでてロックしないで離れられる、姉の神経も信じられないんですけどね。

サイバーナビを選んだ理由は音質調整機能。
今回選んだナビはパイオニア製サイバーナビ、AVIC-CL912III というモデル。
サイバーナビを選んだ理由はいくつかあります。
① 音質調整機能が充実している。
タイムアライメントをはじめ、音質調整の項目やパラメータがきめ細かく、
外付けDSPを付けなくても十分にサウンドチューニングができる。
・・・らしいです。

サウンドチューニングのベースとして最適ってことですね。
もう一つ音質に定評があるナビとして三菱のダイアトーンサウンドナビがありますが、
ナビ機能がイマイチという定評もありますので・・・。

② ナビ機能も充実している。
これは正直そこまで重視していないというか、
基本的なナビが追加課金なしでできればいいと思っているのですが。
別に3Dで案内してくれたり派手な演出の必要は全然ないんですけどね。
ただ、自車位置精度はしっかりしてて欲しいのと、
辺鄙なところに出かけがちな釣り人としてはスマホに接続してないと止まってしまうのは困るので、
ディスプレイオーディオではなくナビにしました。
もう一つナビ機能に定評があるのはパナソニックのストラーダなんですけれど、
こっちは音質調整機能や音質そのものがイマイチという定評が・・・。
以前は案内音声を声優の日髙のり子さんが担当していて、ちょっと良いなと思ったんですが、
今は他社と同じ人工音声ですから、ストロングポイントが無くなってしまいました。
あと、カー用品店に行くと最近のナビは中華製が席巻しているようですね。
ちょっと見てみましたが、なんか「液晶画面がいかにきれいか」ばかり推していて、
車内でテレビとか動画とか見ないビーノは正直全く興味がわきませんでした。
完全自動運転になったら意味があるのかもしれませんが。
ナビのサイズは8インチ、非フローティング。
ナビの価格を左右するポイントに、画面サイズがあります。
だいたい従来のダッシュボード内蔵型のナビの場合、2DINといって機器がちょうどはめ込めるサイズの制約があり、そこに会うのが7Vというサイズだったのですが。
最近の車の場合、純正ののナビそのものがダッシュボードを大きくはみ出すサイズになっており、
トヨタ・ノアの派生OEM車種であるランディもトヨタ製ディスプレイオーディオが設置できるスペースがあります。
また、各種画面サイズに合わせて縁取り部分をカバーするパーツがディーラーオプションとして用意されています。
なので、好きな画面サイズを選べるのですが、従来の7v型だと、ちょっと小さいなと思いました。
ひとつは、10インチまで設置できる枠があるのに7インチだと縁取りが広くなり過ぎて何か見栄えがよろしくないこと。もう一つは年々老眼が進んで細かい案内表示が見づらくなってきたこと。
では限界までデカくすればいいかというと、今度はお値段がかさみます。
さらに表示部分だけがダッシュボードから飛び出るフローティングタイプというのを選べばいくらでも大画面を設置できるわけですが、今度は邪魔になるし、見た目のバランスっていうものもあります。
で、比べてみると、7Ⅴと8インチだと縦(天地)方向が大きくなるのですが、
8インチと9インチでは横幅は増えるものの縦はあんまり広がらないことが分かりました。
ナビの画面で大事なのって、縦方向だと思うんですよ。進行方向の情報をどれだけ表示できるかに関わってきますからね。横幅は実質的にあんまり影響が無い。
なので、8インチが機能とコスパを考えてベストバランス夏菜と思ったのです、ビーノの場合。
あと、通信機能は月額料金がかかるナントカスティックとかは要らないかなと。
スマホと連携できれば十分ですよね。
さらに実はこの機種は1年落ちのモデルでした。
これも、現行モデルと比較して実は機能性能に全く差が無く、違うのは地図更新の無料期間が違うだけということで、安い方を選びました。
これは、購入時期で値引き額が違うのでその時期にお得なモデルを買う必要がありますね。
あ、もちろんお金は無限にあるから気にしないという人はその限りではありませんよ。
たぶんそんな方はこの記事を読んでないと思うのですが・・・。
スピーカーはソニックデザイン。

今回選択したスピーカーは「ソニックデザイン」というメーカーのもの。
ちょっと聞き慣れないかもしれません。
カーオーディオのスピーカーのメーカーというと、
国産だとカロッツェリアやアルパイン、ダイアトーン。
海外ものだとFOCALとかJBLとかが有名どころかなと思います。
昔はBOSEも車用のスピーカー出してたんですけど、最近はあんまり聞かないですね。
で、ソニックデザインなんですが。
ビーノも前の愛車ステップワゴンのオーディオ選びの時に、
オートブラストさんのサイトで初めて知りました。
ソニックデザインのメリット
ソニックデザインの最大の特徴は、「エンクロージャー一体型である」こと。

どういうことかというと、普通、ホームオーディオ用のスピーカーって、
音を出す機械であるスピーカーユニットが、スピーカーボックスという箱に入っているじゃないですか。
あの箱がエンクロージャー、直訳すると「囲い」みたいなニュアンスでしょうか。たぶん。
ビーノは若かりし頃、何故かスピーカーを箱から作ろうと(して失敗して断念)したことがあるのですが、
スピーカーの響きってユニット(機械部分)だけでなく、けっこう箱の影響を受けるんですね。
楽器に例えるなら、ギターなら弦がユニットでボディがボックス。
木管ならリード、金管ならマウスピースがユニットで管の部分がボックス。
つまり、原音を作る部分よりも、響かせる部分の方がデカくて高いわけですよ。楽器の場合。
ホームオーディオの場合、予めユニットが箱に組み込まれているわけですが、
それでもその箱をどう設置するかで、けっこう音の響きが変わります。
床に直置きするのか、専用のラックやマウントに乗せるのか、オーディオボードの上に置くのか。
また、背面を壁に近づけるのか離すのか、
オープンにするのか棚の中に埋め込むのかによっても響きの程度も質も違います。
実家にいた時のビーノは自分の部屋のうち3畳だけを畳敷きに、2畳分ほどを板張りにしてもらい、
オーディオボードはスピーカーにも使われるMDFという素材(中繊維木質圧縮集成材)で自作したところ、
小型のスピーカーですが安定感のある重厚な響きになって、とても満足でした。

・・・だったのですが、重大な欠点がありました。
このオーディオボード、重すぎて移動できないため、
実家を出て20年経つ今でも動かせずにそこにあるという、いわくつきの作品になってしまったのです。

何が言いたいかというと、
それだけスピーカーにとって「エンクロージャー」が大事っていうことです。
なのに、カーオーディオのスピーカーは、99%以上、
エンクロージャー無しのスピーカーユニットむき出しで売られています。
車載ならエンクロージャー無しで十分響くのかというとそんなことはなく、
車載であってもエンクロージャーは必要です。
じゃあどうしているのかというと、だいたいの車のスピーカーはフロントドアに固定されているので、
ドアの内側をスピーカーのエンクロージャーとして活用しているのだそうです。

しかし車のドアは本来、エンクロージャーとして設計されていません。
そりゃそうです。
自動車メーカーにとって、ドアは乗り降りするためのもの、
そして走行中は乗員を保護する壁であって、
スピーカーの一部ではありません。
スピーカーは本来の機能とは異なる用途でドアを利用し、
鉄板と鉄板の間のわずかな空間をエンクロージャーとして、
音を響かせているんですよ。
考えてみるとかなり窮屈な話ですよね・・・。

デッドニンングの必要性
そんなドアをスピーカーの一部として効率良く鳴らすためには、
「デッドニング」という加工が必要です。
これは何かというと、本来スピーカーの一部として設計されていない車のドアの内部を、
鉛のシートやらブチルゴムやら吸音スポンジやらを貼り付けて、
穴をふさいで音漏れを防いだり余計な共振を抑えたり音の反射を防いだり拡散させたり、
スピーカーユニットを直接金属パネルにビス止めするのではなく木製のバッフルボードに乗せて固定したりして、ただスピーカーユニットを固定しているだけの歪な金属のパネルから音響を最大限に引き出すエンクロージャーに変化させる加工のことです。
(ほぼ素人のビーノが今思いついた説明なので正式な定義ではありません。)

聴いただけでも結構面倒そうな作業なのが分かると思います。
ビーノも実は2代前の愛車・初代フィットの時は自分でドアの内張を外してオーディオテクニカ製のバッフルボードを入れてBOSEのスピーカーを付けたり、
スピーカー周囲のみの簡易デッドニングをしたことがあるのですが、
それだけで素人にはなかなかの作業でした。
本格的なドア全面のデッドニングとなると、素人が手を出すのは危険と言わざるを得ないでしょう。
今の車って、昔の車と違ってハイテクの塊になってますから・・・。

それでどれぐらい音が良くなったのかというと、まあ劇的に音が良くなりました!
中温から低音の響きが良くなり、高音の伸びと解像度が格段に・・・
と、いたいところですが、これには裏がありまして。
最初バッフルボードを挟まずに新しいスピーカーを搭載したところ運転席のドアガラスに干渉してしまい窓が開かなくなってしまったため、バッフルボード無しで新しいスピーカーの音を聴けていないのです。
当然、バッフルボード(とデッドニング)アリで純正スピーカーを乗せ直したりもしていないので、
バッフルボードとデッドニングのみでの音の違いは検証できていないということになります。

先代の愛車・ステップワゴンRKの時はショップでデッドニングをお願いして
劇的な音質改善に満足しましたが、
これもスピーカー交換とセットだったので、どこまでがスピーカー交換の恩恵でどこからがデッドニングの効果なのか正直よく分かっていません。
ソニックのスピーカーはデッドニング不要?
なぜそんなことを長々と書くかというと、今回選んだソニックのスピーカーの大きなメリットの一つが、
デッドニングが不要
だからです。

これってすごくないですか?
今までのカーオーディオのスピーカーは、どんなにすごい高級メーカーの物でも、
デッドニングすることが前提だったのです。
(30年ぐらい前に流行ったボックス型のリヤスピーカーは除く)
そして、デッドニングにかかる費用が、プロに頼むと間違いなく、
スピーカー代よりもはるかに高いのです。

スピーカーユニットそのものは、超高級なものは際限なくあるとはいえ、
だいたい3万~5万円出せば必要十分な性能の物が手に入ります。
しかし、デッドニングを含めて取付工賃込みの総額だと、どう値切っても15万は下らないのです。
しかも、スピーカーユニットは「モノ」なので取り外すこともできますが、
デッドニングは「加工」なので、その車から外せません。
つまり、車を乗り換えたらさようならなのです。

そんな高額投資が必要なのに車とともにサヨナラする運命のデッドニングが、
本当に不要になるスピーカーなら・・・?
それは、試してみたいじゃないですか。
あとは、信じるか、否か。

かかった金額を公開
今回オートブラストさんで支払った金額は、¥174,800也。
内訳はというと、スピーカー本体はソニックプロのハイグレード(といっても3種類あるうちの中級グレード)、
TBM-1877Biという機種で、¥118,000。
取付工賃が¥30,000。
サウンドチューニングが¥20,000で、
合計¥168,000に消費税¥16,800。
諸々割引適用して¥174,800。でした。
サウンドチューニングについて
サウンドチューニングという項目が出てきましたね。
ここが実はプロショップに頼む最大のメリットです。
だって、スピーカーを取り付けて電源をつなぐだけなら、
ディーラーでも電装屋さんでも全然十分じゃないですか。
しかし、プロショップにお願いすると、ここにサウンドチューニングという音作りの工程が入るのです。
タイムアライメント
イコライザー調整
あと何があるのか、企業秘密の部分もあるのだと思います。
今回ブログ記事を書くことはオートブラストさんに了解をいただいているのですが、
サウンドチューニングの画面の写真やPらメーターの数値はアップしないでと言われました。
そりゃそうですよね。
プロが試行錯誤で辿り着いたチューニングの結果が、同一車種なら数値を真似するだけでだいたい再現できちゃうとしたら、プロショップに依頼する意味が半減してしまいます。それこそ知的財産権の侵害です。
ですが、データが飛んでしまったときのためにバックアップを取ることはOKだそうなのでそこは安心してください。
サブウーファーについて
通常のフロントスピーカーの再生可能周波数は大雑把にいって、
低域が100Hz~、高域が~20kHzHz前後。
設置スペースの限られる車内空間では、高域を担うツイーターの設置は比較的制約が少ないものの、
低音を再生するウーファーの口径はどうしても小さくならずを得ず、
低音域の量感が不足しがち。
つまり、低音が80Hzまで再生できるといっても、限界ギリギリの80Hzまで余裕で再生できているわけではなく、ようやく鳴っているので質や量は目をつぶってねって状態になると思います。
そこで、サブウーファーの出番です。
サブウーファーの役割はフロントスピーカーで出せない超低音をずんずん響かせること。
・・・ではなく。

フロントスピーカーの小口径のウーファーで何とか出せるけれど無理して出している帯域を、
より低域まで余裕を持って再生できる専門家のサブーファーに担当させることで、
フロントスピーカーのウーファーを負担から開放し、
本来得意な帯域である中低音~ミッドレンジに専念させることでよりきれいな中音域を再生させようというもの。…だと思う。たぶん。
サブウーファーというとズンドンズンドン重低音を響かせる昭和のイメージが抜けないビーノなのですが、
デモカーで聴いた女性ヴォーカルを支える豊かな低音の響きはそんなビーノの偏見を払拭してくれました。
その時に聴いた最初の曲は確か、平原綾香の「ジュピター」だったと思います。
出だしの「エヴリデイ・・・」からではなく。
その前の吸気音を聞いた瞬間からして、鳥肌が立ちましたよ、もう。
代表の小笠原さんいわく、サブウーファーを付けないオーディオシステムなんて、
出汁を入れない味噌汁みたいなもので、
旨味やコクが感じられない薄っぺらなただの味噌味の汁のようなサウンドになってしまう、
というような話でした。
(若干意訳アリ)
デモカーの音を聴くとそれも納得ではあったのですが、
何しろスピーカーとサウンドチューニングだけでも予算オーバー。
サブウーファーまで付けると本当にマズいことになります。
ただでさえ車の購入で数百万円が飛んでおり、前の車の車検や関連する出費、
さらに娘の高校進学も控えていたのです。

(当時は高校の学費無償化が決定しておらず、共働きのビーノ家は補助金対象になるか微妙で残業代の申請を控えているような状況でした。
残業を控えていたのではなく、残業代の申請を控えていたというのがポイントです。
そして娘も公立の進学校にチャレンジするか微妙なラインでした。
結果として所得制限には全然引っかからない所得で無償化も決定し、
志望校も1ランク落としてもともと行きたかった比較的安全圏の公立を受験して合格したのでやれやれなのですが、残業代を無駄に控えてしまいました。
繰り返しますが残業は控えていないのがポイントです・・・)

ちなみにプランごとの見積額はというと・・・
①スピーカーが「スタンダード」でサブウーファー無しのプランだと、
合計金額¥116,500。これは予算内です。
②スタンダード+サブウーファー(カロッツェリアのTS-WH500DA)で、
本体¥43,000+工賃¥32,000+ケーブル¥3,500=¥78,500+消費税で¥86,350プラス。
スタンダード+サブウーファー+サウンドチューニングのプラン合計だと
¥202,850ですね。
③「ハイグレード」でサブウーファー無しのプランで、¥174,800。
そしてそして、オートブラストさんお勧めの、
④ハイグレード+サブウーファー+サウンドチューニングの完璧プランだと、
合計¥261,150也でした。

②フロントスピーカーをソニックデザインのエントリーモデルである「スタンダード」に抑えて、
サブウーファーを入れるか。
③フロントスピーカーは「ハイグレード」を選んで、
サブウーファーは今回は見送り、いずれ欲しくなったら追加するか。
この2択で悩みました。

どちらも結構な高額なのですが。
でも、車をノアじゃなくてランディにした分、若干購入資金が浮いてたので、
(と、思い込むようにして)
その分を回しても罰は当たらないと思うんですよ。
いや、そもそもそんな金額払って最高の音にしなくたって、
たとえばカロッツェリアあたりの普通のスピーカーをトレードインで交換するだけなら、
3万~5万円+工賃でそこそこの音になるでしょ??
贅沢しないで、それぐらいで良いんじゃない??

葛藤がありました。
だって、釣り具は6万~8万のハイエンドが大人気の中、
ビーノは竿もリールも2万前後の中級品で十分満足してるじゃないか。

でも、たまにしか使えない釣り具と違って、カーオーディオはほぼ毎日聴くのです。
毎日の幸福感に影響するのです。
そして、それが薄っぺらな音だと、毎日悲しくなるのです。
自分の日々の人生までもが薄っぺらになってしまったような感じがしてしまうのです。

お店のパネルに付いたスピーカーを切り替えながら何度も聴き比べました。

はじめはスタンダードモデルのスピーカーでも、遜色ないくらいいい音に聴こえました。
むしろ、スタンダードの方がまとまりのあるマイルドな音で聴き疲れがしないような第一印象でした。
こっちでいいかな・・・?
しかし、耳が慣れてくると、違いが分かるようになってきました。
なってしまったというか。
楽器の数が、違って聴こえるのです。

バンドサウンドのみだとさほど分からないのですが、
特にオーケストラが入っているような音楽だと、その差は歴然です。
「パーカッション」がひと塊だったのが、ドラムの種類が聴き分けられたり、
シンバルだと思っていた中にタンバリンが入っていたり、が別々に聴き分けられて、
なおかつ全体としてもまとまりは失っていないのです。
「楽曲」を聴いていたのが、「演奏」を聴くようになったというか。
もちろん、スタンダードの方だって十分良い音ではあるんですけどね。
結論はソニックデザインのハイグレードタイプ。
選んだ結論は・・・
③の「ソニックデザインのハイグレードモデル、サブウーファー無し」
¥174,800のプランでした。
サブウーファーは、欲しくなったら追加すればいいし、要らなければ追加しなければいい。
しかし、一度施工してもらったスピーカーを「やっぱりハイグレードに変えたい」となったら、
丸々全額かかってしまう。
後悔するよりも、ベースは良いものを。
まあ、そうなるわな・・・。

結論。素晴らしいサウンドに仕上がりました。
いろいろ悩んだ末に施工してもらって、どうなったかというと、
素晴らしい音に仕上げていただきました。
今まで聞いていた、同じ音源が、入っている音の数が違って感じられるのです。
楽器が種類別に別々に聞こえるし、バックコーラスがちゃんと聞こえるし、
ボーカルの吸気の息遣いはもちろん、余韻まで。
アコギの弦の震え、バイオリンやビオラの余韻までがしっかりと耳に届くのです。
思わずバイオリンのことをヴァイオリンと表記したくなるくらいです。
ちなみにビオラはViolaなのでヴィオラと表記しても良いはずなのですが何故かヴァイオリン以上に恥ずかしい感じがするのでどちらも弾いたことが無いビーノは普通にバイオリンとかビオラと表記することにしたのです。何故ならビーノはヴィーノにしてしまうとイタリアのちいさなバーで飲んでいる小洒落たイケオジ風になってしまい豆スナック感が無くなってしまうからなのです。たぶん。

ところで何で釣り具ってヴァとかヴィとかヴェとか多いんでしょうかね??
ヴィーノじゃなかったビーノの愛竿の一つヴァルケインのゼロヴァージと、
持ってる中で一番いいリールがヴァンフォードですし、
バス釣りではかつて溺愛していたロッドがエアヴァイパーとヴィゴーレでした・・・。
音楽の趣味が変わる??
スピーカーの話に戻りましょう。

スピーカーを換えてもらって、何が変わったかというと、聴く音楽が変わってしまいました。
いや、ももクロは相変わらず聴くんですけどね。
前述のケルティックウーマンとか。
邦楽では、中島美嘉とか、手島葵とか。
声そのものの魅力を前面に出すような歌手の曲を多く訊くようになりました。
施工を担当していただいたオートブラストの金治店長も、
以前は某坂道グループとかのアイドル系も好きだったのに、
この仕事してから音楽の趣味が変わってしまって、
録音の良くない音源は聞きたくなくなってしまったとおっしゃっていました。
歌や演奏の上手い下手だけじゃないんですね。
プロはそういうところに注目するのね・・・。
まあビーノは一周回ってまたももクロ聴いてるんですけどね。
だって、ソロのパートだけじゃなく、ユニゾンでも全部個々の声が聞こえるし、
しっかりと定位して聴こえるし、あーりんがママにとらわれそうになったときにあーりんに力を送っている声の中にあれ?夏菜子の声が入ってる??とか、今まで気にもならなかったことが聴こえてきたら、
より尊いじゃないですか・・・。

まあ、このへんは流しといてください。音楽だけに・・・。
後悔したこと。ソニックデザインを導入する副産物とは?
最後に、音質面では全く非の打ち所がないくらい満足してしまったソニックデザインのスピーカーと
オートブラストさんのサウンドチューニングなのですが。
導入してみて、後悔したポイントが一つあります。
それは、エンクロージャー内蔵のスピーカーならではなのですが。
「前回のステップワゴンの時に、
ソニックデザインを導入していればよかった」

ただの提灯記事かいって思うかもしれませんが、まあ聞いてください。
前のステップワゴンの時もオートブラストさんでソニックデザインのプランを検討したことは既に書きましたよね。
その時は結局、他のショップでデッドニング付きのスピーカー交換をしたということも。
ステップワゴンの時の音質も、満足していたのでそこは後悔はしていなかったのですが・・・。
後悔したのは、意外なことにコスト面なんです。
一般的なオーディオショップでスピーカー交換を施工してもらった場合、
費用の大半はデッドニングなどの工賃なので、次の車に持ち出せないのです。
スピーカーユニットそのものに関しても、ウーファー部分は外して再利用は可能ですが、
ツイーター部分は接着の関係で再利用不可でした。
もし前回、ソニックデザインとオートブラストさんを信じ切ることができていたなら・・・。
車が変わったらソニックデザインのスピーカーユニットを外して新車に移植し、
元の車は純正で付いていたペナペナのスピーカーに戻してあげればいいのです。
そりゃあ、ツイーターを固定するために穴を開けたところの部品代と、
サウンドチューニング代は別途かかりますけれど・・・。
つまり。
オーディオにこだわると車は簡単に買い換えられない。
車を買い替えると、オーディオはイチから施工し直し。
・・・という常識を、エンクロージャー内蔵型のソニックデザインは覆すことができるのです。

ということは、
新車を買って3年で買い換え続ける勢の皆様でも、
ソニックデザインならば
高音質のカスタムオーディオの道が開ける!
・・・ってことじゃないですか??

まあ、ビーノは絶対やりませんけど。
だって、新しい車を買ってから、いろいろ馴染んで快適に使えるようになるまで、
1年や2年はかかるので。ビーノの場合。
やっと仲良くなって楽しくなってきた頃にお別れなんて、悲しすぎるじゃないですか。

まあビーノは新しい釣り具を買っても前から持ってる釣り具もまず捨てないし、
若い頃は一度好きになった女の子は何年でも片思いし続けてたし、
ももクロもかれこれ13年ぐらい?推してるし・・・。

スピーカーの話に戻りますよ。
ということは、サブウーファーも入れて約27万円かけて理想的なシステムを組んだとしても、
次の車にもその次の車にも持ち越して3台乗り継いで使ったとしたら、
1台当たり9万円。
(サウンドチューニング代と取付工賃は別途かかりますが)
毎回デッドニングするよりはよっぽど経済的じゃないですか。

もちろん、スピーカーのサイズが適合する必要はあるんですけど、
かなりの車種に適合するみたいですからね。
しかも、ナビ本体と違って、スピーカーってそうそう壊れたりしないということは、
気付いた時点で早く導入するほどコスパは高くなる訳じゃないですか。
すいません、この見出しは釣りでした。

おっと、今回の記事は釣りとは関係ないかと思ったら、最後の最後で釣りが出てきた。
おあとがよろしいようで….。




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