新しいランディングネットを購入しました。
以前の記事で、手持ちのラバーネットを改造するか既製品を買うか悩んでいるという妄想をシェアしましたが…
妄想ランディングネット改造。エリアとフロボ兼用ラバーネット、柄の延長を企んでみた。
結局、既製品を購入しました。
しかも、選んだのは予定と違う商品。
その選択理由とメリットデメリットをシェアします。
購入の動機。足場が高いとスミスの12型では届かない!
詳細は上の記事に書いたのでざっくりまとめますが。
これまで愛用してきたランディングネットはスミスの0712型。
柄の長さ=グリップの長さという非常にコンパクトで取り回しの良いネットです。
フロボやプールフィッシングでは取り回し最強です。
しかし朝霞やイワナセンター、浅国など他の釣り場で使うと、少し足場が高いだけで対応が難しいことがありました。
なので、ちょっとでいいから柄が長いネットが欲しくなったという次第です。
プロックスの15型の購入を検討、しかし実物を持ってみると重い!
そして諸々考えた末に改造を断念し、
コスパに優れた定番ラバーネットであるプロックスの15型を買うつもりで、
ブンブン狭山店さんに実物を見に行ってきたのですが・・・。
実物を持ってみると、意外と・・・
重い!!
いや、仕方ないとは思うんです。
ラバーなので、大きくなればネット部分だけでも自重が増えるし。
柄も長くなれば強度が必要になるし。
さらに、長くなればテコの原理で持ち重りがするのは当然。
しかし、魚を掛けてロッドとリールを操作しながら片手で扱うものですから、
軽くて取り回しの良いものの方がストレスがないのは当然。
うーんこれはストレスかも。と思ってしまったのでした。
そして意外と、フレームと柄の接続部分にガタがあるのも気になりました。
これなら、改造で自分で柄をつなげるのと大差ないかも・・・。
買って自分で柄をカットすることも考えましたが、
そうするとこの留め金は自分では付けられなそうなので、固定式になるんですよね。
それかグリップ側を切るか。
切って接着してみてから「やっぱり重い」とか「固定が甘い」とかは嫌だなぁと。
とうことで購入はないかなと。
軽くてサイズ感ピッタリのネット発見。その名はゴールデンミーン・キャプチャーネットⅣ。
しかしさすがブンブン狭山店さん、ランディングネットだけで結構な数の在庫がありまして、
いろいろ物色できたのです。
その中でこれはと思ったのが、
ゴールデンミーン・キャプチャーネットⅣ。
メーカーHPによると、
「ゴールデンミーン・キャプチャーネットⅣは、バックルホルダー搭載でモバイル性に優れ、強化軽量アルミシャフト、軽量アルミフレーム、軽量ラバーコートネットを採用することにより、取り回しの良さは勿論の事、程良い大きさで様々な魚種に対応します。」
キャプチャーネットⅣ | ゴールデンミーン (golden-mean.co.jp)
何が良いかというと、サイズ感と軽さと、ギミック。以下詳しく。
① サイズ感。
まずフレームのサイズはH420×W330mm、深さ260mm。自重298g。
シャフト長は235mm〜365mmの伸縮機能付き。
全長は実測で67.5~80cmです。
伸縮幅は大したことありませんが、ビーノとしてはちょうど欲しかったサイズ感。
全長が12型比で24cm長くなっているので、「ちょっとだけ届かない」が届くはず。
・・・とかいうデータよりも。
こっちの写真の方が分かりやすくないですか?
のため、
ちなみにスミスやプロックスの12型がH378×W310、全長56cm。
深さは記載なしですが、大差ないかなと。
GMの方が気持ち大きいかな?ぐらい。
ただ、12型のネットが半球形なのに対してキャプチャーネットⅣの方は円筒形に近いドン深形状のため、結果的にネット内のスペースに余裕があります。
買う予定だったプロックスの15型はというと、
フレームはH445×W365mm、深さ275mmと少し大きいくらいですが。
全長112cm、自重は450gあります。
② 軽い。
自重が298g。
プロックスの12型が260gですから、大差ない軽さです。
やや大きく柄の長さがあるのに約40gしか違いません。
また、柄の長さはズーム機能で好きな位置で固定できるので、無駄に長くて持ち重りがするということがありません。
ちなみにプロックスの15型は450gあります。
150gの差があるうえに、先端にあるラバー部分が重く、しかも長さがあるのでテコの原理で持ち重りがするのです。
③ ギミック盛りだくさん。
ビーノは基本的に多機能なものよりもシンプルに単機能を突き詰めたモノの方が好きなのですが。
見てみて下さいな、この盛りだくさんのギミック。
作り手の気概を感じちゃう台紙じゃないですか。
公式HPから引用すると、
❶ラバーコートネット
ネットには10mmピッチ組糸ラバーコートネットを採用。
軽量化は勿論、水切れが良く、針絡みを軽減します。(ネットの深さ:260mm)
❷先端平面形状フレーム
フレームの先端を平面形状にし、魚をすくうファーストアクションの抵抗を軽減。
❸ネット一体型フレーム
フレームとネットを一体にする事により針絡みを軽減します。
❹八角アルミシャフト
シャフトには、八角アルミパイプを採用。丸形パイプに比べ、強度アップ。
❺ワンタッチスライドパーツ
ワンタッチスライドパーツ採用。ワンタッチでシャフトを簡単に伸縮することができます。
ストッパーを上げるとシャフトのスライド調整ができます。
❻バックルホルダー搭載EVAグリップ
カラビナを外さずワンプッシュで簡単に脱着できる、バックルホルダー搭載EVAグリップを採用。
❼カラビナ&スパイラルロープ
カラビナとスパイラルロープを装着。移動時やランディング時のネット落下を防止。
ゴールデンミーン公式サイトより。
キャプチャーネットⅣ | ゴールデンミーン (golden-mean.co.jp)
これでもかっていうくらいのギミックを搭載。
この中で重要なのは、④八角アルミシャフトと⑤ワンタッチスライドパーツ。
とにかく軽くても剛性があり、伸縮部分がカッチリとロックされるところが優秀。
伸縮の途中で留めてもちゃんと留まります。
伸縮範囲が短すぎて、途中で留める必要、無いんですけど~~~。💀
その他はまあ、有っても悪くない感じです。
⑥➆はオカッパリのランガンで動き回る人には良さそうですね。
狭い船上にすべての装備を詰め込むフロボや釣り座の限定されるエリアトラウトには、
飾り程度でしかないです。
なので詳細は略。使ってみて個人的な琴線に触れたら更新します。
ラバーコーティングネットのメリットとデメリット。
ところでこの軽さの大きな要因の一つが、
ラバーネットではなくラバーコーティングネットであること。
狭義のラバーネットはネットそのものがゴム(シリコン)製であるのに対し、
ラバーコーティングネットはナイロンなどの繊維でネットを組んだ上から、
ゴムでコーティングしたもの。
この「ラバーコーティングネットであること」が気になって、
結局この日は1時間以上釣具屋にいて、
何にも買わずにお店を後にしました。
「何も買わずに魔界から出てくるなんて意志が強い」とホメてくれる方もいましたが、
「貧乏釣り部員五時レンジャー」のグリーンさんをして
「全ての釣具屋を敵に回す行為」と驚嘆せしめた悪い癖。
ビーノの優柔不断ぶりが、悪い方に発揮されるとこうなります・・・。👺
話をラバーコーティングネット問題に戻して。
エリアのレギュレーションでは、「ネットはラバーネット使用」というのが一般的ですが、
これは広義のラバーネットであってラバーコーティングネットも含むという解釈もあるようです。
ですが釣り場によってはラバーコーティングネットの使用も禁止のところがあるとも聞きます。
そこで、ビーノが行ったことのある釣り場の公式サイトで確認すると・・・
- 川越水上公園:ランディングネットはラバー製のみ使用可。
※ ラバーコーティングネットを含むか否かの記述無し。
- イワナセンター:ネットの種類についての記載なし。
※「ラバーネットで水から上げる時間は30以内でお願いします」とあるのでラバーネット前提なんだと思います。コーティングネットについての記述なし。 - 宮城アングラーズヴィレッジ:「リリースをされる方はゴム製のネットをご使用下さい」
※ ラバーコーティングネットは禁止という解釈もできる表現ですが、明記なし。 - 朝霞ガーデン:ネットの種類に関する記述なし。
- 浅川国際マス釣り場:ネットに関する記述なし。
そもそも公式HPにレギュレーションに関する記述無し。😅
浅川国際鱒釣り場 (biglobe.ne.jp)
公式HPよりもユッケさんの「管釣りってなんだ」を見た方が詳しいです。
「リリースの場合はラバーネットを使用すること。※レストハウスでレンタル可能(¥100)」とあります。
浅川国際鱒釣場ってなんだ!?料金・レギュレーション・その他細かすぎる釣り場情報をお届け!東京都にある老舗管理釣り場のクリアポンドを堪能せよ!! | 管釣りってなんだ!?秘密結社KTC! (whatkanturi.com)
- 小菅トラウトガーデン:ネットに関する記述無し
小菅トラウトガーデン INFORMATION (kosuge-tg.com)
- 那須白河フォレストスプリングス:ランディングネットは、ラバーネットをご使用下さい。
※ ラバーコーティングネットに関する記述無し。
ルールと釣り場でのお願い|那須白河フォレス¥トスプリングス (forest-springs.com)
ということで、明確にラバーコーティングネットの使用を禁止しているところも、
逆に使用可能を明示しているところもありませんでした。
SNSなどネット上で見ていると、結構エリアでラバーコーティングネットらしいものを使用している方はいらっしゃるんですよ。
そこで幾つかのエリアさんに問い合わせてみました。
宮城アングラーズヴィレッジ:ラバーコーティングネットも使用可能。
川越水上公園:ラバーネット推奨だが、ラバーコーティングでも問題ない。
イワナセンター:ラバーになっていれば大丈夫。
朝霞ガーデン:ランディングネットの規定無し。ラバーならびにラバーコーティングネット布地や無結節糸の網よりも魚を痛めにくく望ましい。
浅川国際鱒釣場:ラバーがついていればOK
ということで、とりあえず使用は可能なようです。
では、もしレギュレーション的に使用可能だとして、実際、魚に対するダメージはラバーネットと比べて差があるのでしょうか?
この件に関してTwitterで質問してみたところ、
「ラバーコーティングネットは網の結び目部分が出っ張っていて、魚体に擦れる」
「大きく重い魚ほどダメージが大きい」
「目がこすれて失明する魚がいる」
等のご意見をいただきました。
また、ビーノと同じくエリアトラウトだけでなくバス釣りもされるTaKu☆Suiさんからは、
「ピーナッツのフックが絡まってマジ最悪でした」
という話も。トレブルフックとの相性は良くないみたいですね。
家に帰って熟考の結果、フレームは気に入っているので、
「問題があれれば替ラバーネットを買って交換すればよい」という結論に達し、
購入することにしました。
ラバーネット替えネット
プロックス(PROX) 交換用ラバーランディングネット15型ネットクリアPX89415C
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購入先は楽天のナチュラムさん。
Golden Mean(ゴールデンミーン) キャプチャーネットIV ガンメタ
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価格は¥3959と送料無料ラインの¥3980にギリ届かない絶妙な価格設定。
なのでこちらも負けじと「耐力スナップ#000」を買って送料無料ラインにギリ乗せて注文しました。
まるで三苫の折り返しレベル?😅
もちろんセール期間かつ5か0の付くポイントアップデーに合わせ、実家の母へのプレゼントのシャワーヘッドやら、米やらキングブレードやら本やら、整腸剤や目薬やら、タイミング待ちしていた「急ぎじゃない買い物」を同日注文して買い回りしています。
主夫ですからこれぐらいはしないと。
楽天ポイントを使って好きなお店で好きな釣具が買える⁈超アナログ「仮想ポイント交換術」とは?お小遣い制お父さんに贈る裏技!
バカでかい箱が届いた
さて、数日後。
佐川さんから軽くてバカでかい段ボール箱が届きました。
段ボールに「小」と書いてあります。
すいません、デカくなかったです。ビーノが間違っていました。😅
中には「GMキャプチェーネットⅣガンメタ」と書かれたうっすーい箱と、
外箱の内側に耐力スナップ#000が張り付けてあります。
ネットだけだったら内側の箱のみで発送できたのに。
なまじ送料無料を避けるような値段設定にするから配送コストが上がっちゃったという例ですね。
申し訳ないけど、しょうがないよねぇ。
スナップはテープで張り付けて透明フィルムで巻いたってOKだったんだけどね。
送料を払いたくなかっただけで。
これがゴールデンミーン・キャプチャーネットⅣ。
さてこちらが購入したGMキャプチャーネットⅣ。
やっぱり良さげなサイズ感ですね。
開封して詳細チェックしていきましょう。
GMキャプチャーネットⅣのメリット
いつものようにメリットとデメリットを遠慮なく検証していきますよ。
ネット部分の適度なサイズ感
自宅で持ってみても、やっぱりちょうど良いサイズ感です。
12型でも入るは入るんですけど、50クラスとか雷魚やアメキャなど太さのあるやつが入ると、
もう一回り余裕が欲しかったんですよ。
ですが大きすぎると重くなって取り回しが悪くなるし、写真映えも悪くなるから、
これぐらいが絶妙じゃないでしょうか。
柄の長さが適度。しかも軽くて強い。
柄を伸ばしてみたところ。
まあ伸縮の幅は十数cmなんでタカが知れていますが、
ほんと「これぐらい」の長さが欲しかったんです。
たぶん使用時はこの長さ固定で使うと思います。
逆に短くていいなら今まで通り12型で良いので。
ガタツキがない。
購入予定だったプロックス15型にはフレームと柄をつなぐ接続部分にガタがありましたが、
これは非常にがっしりしていて頑丈そうでした。
様々なギミックを搭載しつつも、要となる部分はいたってシンプルに作ってある。
分かってますね~ゴールデンミーンさん。さすがです!
ギミック
伸縮のストッパーが若干固いのですが、その分しっかり留まります。
そして柄が細く軽いにもかかわらず、剛性が高い。
その他は、うん、まあ、いいや。
GMキャプチャーネットⅣのデメリット
ではデメリット行ってみましょう!😏
ラバーコーティングネットは魚体に優しくないのか?
さて、ラバーコーティングネットは魚体に優しくない疑惑がありましたが、
現物をよく見てみると・・・
うーん、結び目もないし、特別魚体を擦りそうな感じには見えないですね。
ただ、ラバーネットに比べると細いので、大物だと重みが集中して圧力がかかると言えばかかり得るかもしれません。
また、黒いのでクリアなラバーネットと比べれば、夏場は熱くなりやすいかもしれません。
この辺は使ってみて検証したいと思います。
交換もアリの前提で購入。しかし交換は困難?
さて、フレームが気に入ったので、もしコーテイングネットが魚に優しくなかったりレギュレーションで使えない場合、替えネットを買って交換してしまえばいいと思ったのですが。
どうやら構造上、ネット交換は困難かもしれない?
フレームの内側にネットの端が挟み込まれていて、
一般的なラバーネットとは固定方式が違うことが1点。
もう一つはフレームが柄にガッツリ接着されていて、簡単に外れそうもないという点。
プロックスの15型に若干のガタがあったのは、必要なガタだったのかもしれませんね。
追記。強力な対抗馬出現。ドレス・ランディングネット100!
かくしてこのランディングネット問題は決着がついた、かのように見えた。
だがそれは幻想に過ぎなかったのだ!
・・・もとい。
この記事のアップをTwitterで告知したところ、早速見て下さったフォロワーのtakashi inabaさんからコメントをいただきました。
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何でも、この商品のネット部分をラバーネットに交換して使われているとのこと。
さらに、ひめパパさんも、おそらく同じものを、やはりラバーネットに交換して使っていらっしゃるそうで。
ほほう、似たような感じだけどネット交換できるんですね。
いいなあ。伸縮方式も似てる感じだし、軽そうだし、良さげだなあ。
でも・・・お高いんでしょう??
クリックしてみて下さいな、買わなくてもいいので。
↓
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(「猫」っていったい何??と思った方はAmazonのレビューを読んでください。🤣)
え?ええ??
¥1,100???
ラバーコーティングもしていない普通のネットだそうなので、
エリアで使うには(というかバスやネイティブを含めリリース前提の釣りをするには)自分でラバーネットに交換が必要ではありますが、プロックスの15型用が適合するそうですから。
プロックス(PROX) 交換用ラバーランディングネット15型ネットクリアPX89415C
楽天市場で見る Amazonで見る Yahooショッピングで見る
合計しても¥2,000ちょっとでしょうか。何というコスパ!
気になるネット交換はビスで外してできるそうです。
面白いのは、逆三角形の底辺の直線部分が金属フレームではなく、紐のようになっていること。
これは恐らく折り畳みのためですね。
書き忘れましたがこのネット、折りたたんで非常にコンパクトになりますから、
公共交通機関や自転車・バイク、で釣りに行くアングラーにはばつぐんです。
あとビート・カプチーノ・AZ1・S660なども・・・いないか?
耐久性としては、inabaさんが1年使用してガタがきはじめ、あと1年は使えそうということですが、それだけいっぱい魚をすくってきたのでしょう。ビーノだったらあと3年は持つ気がします。
しかしコスパを考えれば無敵ともいえるこのDRESSの折り畳みネット、
実は意外な落とし穴があったのです。
何と・・・
ランディングの時、向きを間違えると・・・
「勝手に折りたたまれてしまう」らしい・・・。
それはキョーフ!!
まとめ。とにかく使ってみよう。
とにかく、まずは使ってみないとですね。
今回良かったのはスペック情報だけで買ってしまわずに実物を触れたこと。
でも結局その場で決断できずに、帰ってからネットで買ってるんですけどね。
これが本当の、
ネットショッピングやあああぁぁぁぁ~~~~~ッ!!
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