釣りグルマとしての積載性能とそこそこの悪路走破性、
そしてファミリーカーとしての日常の快適性。
これらが両立する車選びを目指したこのシリーズも回を重ねてきました。
記事になっていない車種を入れると十数台の車に試乗したり計測してきました。
そんな中で有力候補として上がっているのが、スバル・フォレスターとトヨタ・ノアのE-four。
/釣り好き兼業主夫の車選び⑤ フォレスター編その1。SUVならこれしかない?フロボ積載能力と信頼の悪路走破性、ミニバン並の視界をもつ唯一のSUV!弱点は燃費。
妻の意向もあって、気持ちはノアに傾きつつあったのですが、価格と並んでネックになっているのがトヨタ純正のディスプレイオーディオ(DA)。
この専用ユニット、どうしても社外のナビやオーディオに交換できないらしいのです。
ところが、この曲者の専用ディプレイオーディオ(DA)を避けて好みの社外ナビオーディオを選べる、
OEMで実質ノアと同じ車があることがわかったのです。
しかもその車種にはもう一つ大きなメリットが!!
どんな車なんだろう?気にになる気になる~!!
…って既にタイトルに書いちゃってるんですが。

ということで、教えたいような教えたくないような、大穴車種について全力レポートします!
- 結論。ノアに社外ナビ・オーディオを付けたい場合の最適解。OEMの同一車種。納期も短い!!リセールを気にせず乗りつぶすなら、買い!
- トヨタのディスプレイオーディオには不満と不安と不信。交換不能!音質も悪い?納期延び延びの一因?何とかならんの?
- トヨタ車に社外ナビ・オーディオを付ける方法を調べてみた。
- 吉報!ランディのOEM元がセレナからノアに変更!しかもナビ・オーディオレス仕様有り!これは狙い目かも!!🦆
- スズキ・ランディ、試乗してきました!
- ランディとノアとの違いは何なのか?検証してみよう。
- ノアとの違い①グレード構成編
- ノアとの違い②外装編
結論。ノアに社外ナビ・オーディオを付けたい場合の最適解。OEMの同一車種。納期も短い!!リセールを気にせず乗りつぶすなら、買い!
例によって長くなるので先に結論です。
その車種はスズキ・ランディ。
ノアの外装と装備をちょっと変更しただけで中身は一緒の、OEM車種です。

「ノア」というネームバリューを捨てる代わりに、
オーディオレス仕様(またはディーラーオプションナビ)が選べます。
トヨタ専用DAの呪縛から逃れられるので、
裏技施工とかせずにオーソドックスな方法で好きなオーディオ環境が構築できます。
さらにもう一つのメリット、それはトヨタ車と比べ、納期が相対的に短いこと。
では、詳しくご覧ください!!
トヨタのディスプレイオーディオには不満と不安と不信。交換不能!音質も悪い?納期延び延びの一因?何とかならんの?

ノアに限らず最近のトヨタの新型車に標準装備されている専用のディスプレイオーディオ。
これについて語りだすと長くなりすぎて記事1本分になっちゃうので、
そのうち別記事を上げたいと思います。
ここでは要するに、
・ノアは気に入った!
・しかしトヨタの専用ディスプレイオーディオが不安要素でしかない!
・使える音楽ソースが限定される!
・いや、そもそも音質が悪いらしい!
・拡張性もないらしい!
・オプション入れないと5年以降全くナビが使えなくなるとか、超一流企業の売り方としてあり得ない!
・納期が長い一因にもなってるんじゃないの??
・ハッキリ言っちゃえば選択肢がないこと自体が車の楽しみを奪われるようで気に入らない!!
・動けよ公取委!!
ということで不満爆発の矛先になっているのです。

トヨタ車に社外ナビ・オーディオを付ける方法を調べてみた。
トヨタ系のディーラーさんではもちろんのこと、
イエローハットとかのカー用品店で相談しても、
トヨタのディスプレイオーディオを外して社外ナビオーディオをつけることはできないという返事。

ただ、世の中に絶対はない。
ニーズがある以上、何らかの方法はあるはず。
今は無くても、いつか誰かが必ず開発してくれるはず。
ということで、ネットで根気よく検索すると、裏技的な方法は無いわけではないみたいです。
ただ、裏技であって現時点で確立されているわけではないので、
確実でなかったり費用が掛かったり、特殊なノウハウを持つプロショップしかできなかったりと、
少々敷居が高そうなんですね。
これも長くなるのでいずれ別記事にまとめリンクを作ろうと思います。
吉報!ランディのOEM元がセレナからノアに変更!しかもナビ・オーディオレス仕様有り!これは狙い目かも!!🦆
そんな中、検索してたら出てきたのが、スズキ・ランディ。

マイナーな車種なので一応説明しておくと、
ランディはスズキのミドルサイズミニバンですが、
軽・小型車専業メーカーであるスズキが他社から供給を受けて、
自社ユーザーの主に子育てファミリー向けに販売しているOEM車です。
以前は日産セレナのOEM車でしたが、
今のモデルからOEM元がトヨタ・ノアに変更されたそうなのです。
ビーノはランディというミニバンの存在は知っていましたが、
実際に見たのは何代か前のセレナ時代で、ノアに変わったことも知りませんでした。
ノアに変わっているということは…
ミドルサイズミニバン唯一のハイブリッド4WD、E-Fourもあるのではないか??
そしてひょっとして、トヨタ純正の専用ディスプレイオーディオ無しが選べるのではないか??
検索してみると、どうやら、ビンゴ!らしいのです。
これは要チェックです!
ノア購入に踏み切れない要因の一つであるディスプレイオーディオ問題が、
一気に解決するかもしれません。
スズキ・ランディ、試乗してきました!
ということで、スズキのHPから試乗車を置いてある店舗を検索して、行ってみました。
スズキアリーナ狭山中央店さんです。
ビーノの自宅からは車で30分ぐらいかかります。
もっと近くにもスズキの販売店はあるのですが、
マイナーな車種だけに試乗車をおいてある店舗が少ないんでしょうね。
ノアを2度見ているので、実車が無ければカタログと見積もりだけでも話は進められる気はしますけど。
試乗インプレは、もう本当にノアと一緒なので、ざっくりと。
やっぱり新型ノア・ランディは快適に運転できますね。
視界は良いし。
ハイブリッドの加速も減速も自然だし。
静かだし。
同じ試乗コースを続けてハスラーでも走ってみたのですが、
違いが分かり過ぎて。

足回りの違いなのかボディ剛性なのかパワートレーンなのか、
カーブを走り抜ける時の安心感が全く違うのがよくわかりました。
横に振られないんです。
同じカーブをハスラーで抜けると、体幹をきっちり支えていないと横にズレる感覚があり、
試乗中だし減速しようかな?って思っちゃいます。
体感速度が20kmは違いました。
ノア、もといランディだと間違いなく運転していて疲れが少ないはずです。
そしてそれはおそらく、同乗者にとっても同じか、より顕著なのではないかと。
ノア、じゃなかったランディは、
走れるミニバンであり、同乗する家族にも優しい車だと思います。
ランディとノアとの違いは何なのか?検証してみよう。
「実質」ノアと同じとか「中身は」まんまノアとか、「ほぼ」ノアとか言われると、
気になりますよね。
じゃあ、そのほんのちょっとの違いは何なのかと。
そこに納得できて、むしろメリットが感じられれば買いだし、
逆ならばわざわざマイナーな買い方をする必要はないわけです。
以下、検証していきます。
ノアとの違い①グレード構成編
まず大きな違いはグレード構成。
ノアのグレード構成はハイグレードのZ、中間のG、廉価版のXの3つがあり、
ZとGにはそれぞれエアロ付きのS-ZとS-Gがあります。

そしてパワートレーンはハイブリッドとガソリン、駆動方式もFFとE-Four、ガソリン4WDがあり、
各グレードに7人乗り(2列目キャプテンシート)と8人乗り(2列目ベンチシート、S-Zを除く)があります。
かなり複雑なグレード構成ですね。
それに対してランディは単一グレードで、Gのみ。ノアでいう中間グレードです。

ハイブリッド車は7人乗り(2列目キャプテンシート)のみで駆動方式はFFとE-Four。
ガソリン車は8人乗り(2列目ベンチシート)のみでFFと4WDを用意。
エアロ付きのグレードはありません。
むっちゃシンプルというか、割り切ってます。
さすがOEMですね。
しかしビーノが狙っていたのは非エアロの「G」で、
ハイブリッドの7人乗り2列目キャプテンシートE-Fourなので、全く問題ありません。
むしろ、E-Fourを省かずに供給してくれたこと、大感さ際です。
↓
NEWS – 週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト (momoclo.net)
まとめると、
豪華フル装備のトップグレードやエアロ系が欲しい人はノアを買え!
非エアロの中間グレードで良い人はランディも要検討!
そしてE-Fourの設定がある!ってことですね。
ノアとの違い②外装編
外装は、顔周りとカラーバリエーションが若干違います。
顔周り。メッキパーツの使い方に違い。意外とイケてる?
まず顔周りからチェックします。

エンブレムがトヨタからスズキに変わっています。
…は当然として。

グリルが、若干変わっています。
ノアの非エアロ系グレードでは、眉間というか、左右ヘッドライト間の細いところがクロームメッキ、その下のグリルのようなバンパーのようなところはボディ同色でした。

ランディでは逆にヘッドライト間はボディ同色、
その下のバンパーっぽいところがクロームメッキです。

これは完全に好みの世界ではありますが、エアロ付きの顔がオラオラすぎて苦手で、
しかし非エアロ系の顔はちょっとのっぺりしすぎて若干物足りなく感じている人には、
つまりビーノには最適ではないかと。
側面や後ろはまんまノア。
見出しのまんまですが、側面から見たり、

後ろから見た場合、

エンブレムと車種名を見なければ、ノアと区別はつきません。
斜めから見ても・・・

・・・これは分かりますね。

カラーバリエーションが少ない
ノアのカラーバリエーションがこちら。

ランディがこちらです。

ランディには、ノアのカラバリのうち、
レッドマイカメタリック(赤)とグリッターブラックガラスフレーク(黒。ラメ入り?)がありません。
しかしこの2色はもともとノアでもエアロ付きのS-ZとS-Gのみの専用色だったので、
エアロ付きの顔がオラオラすぎて苦手なビーノには縁がなかったカラーです。
非エアロの赤があったら選択肢に入ったんですけどね。
逆にビーノが選ばない黒に関しては、黒系が他に2色あるので黒好きの人も問題ありませんね。
(片方はやや紫がかった黒で、れにちゃん寄りの箱推しの方には良いかもしれません。)
ノアとの違い③内装編。内装色が黒のみ。
基本的には同じですが、ノアには2色あった内装色がブラック1色になり、
「フロマージュ」という淡色系がありません。

ビーノは明るい色の方が好みなので、ノアでは「フロマージュ」を選ぼうと思っていました。
気持ちが明るくなりますし。何か美味しそうですしね。
運転席に座っている分にはさほど目に入らないので気になりませんが、
2列目以降に座った時に視界に占める割合が大きいため、差が出る気がします。
視界が柔らかい色で包まれていた方が、気持ちが優しくなる気がしませんか?
ファミリーカーですからね。
これは残念ポイントです。
まあでも、慣れれば問題ない範囲ですかね。こんな感じです。
そんなに真っ黒でもないですね。無難な感じです。

ノアとの違い④装備編
オーディオレス仕様。社外ナビ・オーディオ装着可能!

ディーラーオプションの、普通の7インチ画面の2DINナビが入っています。
トヨタ専用の11インチディスプレイオーディオプラスが入るスペースなので、普通サイズのナビを入れると枠(ベゼル)が太いのは否定できません。

画面サイズは7インチでも十分だとは思いますが、バランス的に気になる人は、
社外の9インチまたは11インチのフローティングタイプのナビ・オーディオを入れましょう。
社外オーディオ・ナビ選びについても別記事を書こうと思いますが、
今のところ良さそうなのがアルパインのビッグDAというディスプレイオーディオです。
7,9,11インチとありますが機能は一緒だそうです。

アルパイン ディスプレイオーディオ DAF11Z 11型 フローティングビッグ DA
電動スライドドアや後席エアコン、シートヒーター等が標準装備に。
ノアでオプションだった重要装備が、意外と標準になっています。
大きなところでは、ノアの快適利便パッケージ(¥172,720)に相当する、
・ハンズフリーデュアルパワースライドドア
・ナノイーX
・左右独立温度コントロールフロントフルオートエアコン+リアオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)
・快適温熱シート(運転席・助手席)
・独立センターコンソールボックス(充電用USB2個付き)
が標準装備。このうち大事なのは電動スライドドアとシートヒーターですね。
E-Four車に限りますが、寒冷地仕様も標準装備です。
・ウインドウシールドディアイサー、
・PTCヒーター、
・ヒーテッドドアミラー
このへんはわざわざオプションで付けないけれど、付いてたら地味にうれしい装備ですよね。
氷を溶かしたり、エンジンが暖まる前にヒーターが効き始めるとかの装備は、
非寒冷地に住んでいてもきっと役に立つことはあります。
豪華・先進・派手なギミックは設定なし。欲しい人はトヨタへ。
逆に装備出来ないのが、
・T-CONNECT関連と、
・自動駐車システムと、
・電動リアゲート。
車系YouTubeなどでスゲー機能として紹介されているオプションは、軒並みオミットされていますね。
だけどねー、このへんの機能、必要ですか?
ただの派手なギミックでしょ??
お金もかかるし、重量増で燃費も不利になりますよ。
ノアのGとZの重量差は40kg、燃費差も0.2km/Lありますからね。
横の電動スライドドアは便利ですよ。
フロボみたいな重量物を後ろから積んでも、横のドアを開けて引張り込めると楽なんですよ。
あと、うちのボウズなんか、助手席に座るのに後席ドアから乗り降りしてますからね。

雨の日なんかリモコンで開けて駆け込めば濡れるの少なくて済むし。
つまり、電動スライドドアは毎日使うものです。
それに対してリアゲート、電動で開けるほど、頻繁に乗り降りしますか?
ビーノは釣り車としてフロボやエレキ、艤装品を後ろから積み下ろすので、
一般人より頻繁に開閉するんですけど、それでも別に電動欲しいとは思いませんよ。
スイッチ押すにも、たとえ足で開閉するにしても、でかくて重いフロボやエレキやバッテリーはいったん置かないと無理ですからね。
だったら手動で十分です。
ビーノより頻繁に、それこそ毎日のようにリアゲートを開閉する人や、
ホワイトベースのカタパルトみたい!っていうのがうれしくて、
リアゲートを開いて中からゴールデンレトリバーを発進させたい人にとっては、
意味のある贅沢なのでノアのZグレードを選べばいいでしょう。
個人に合ったものを選べるのがオプションの良いところですからね。
駐車支援はスマホでできなくても普通のバックカメラがあれば十分だし、
T-CONNECTに至ってはそれこそスマホで十分だし、なぜ車にそんな機能を持たせる必要があるのか理解できないというか、余計な機能を省いてスマホを活用するのがディスプレイオーディオのコンセプトなんじゃないの??ナビ機能を省いた分のスペースとコストはアウトソーシングできない音楽再生と拡張性にかけてくれよ、と言いたいのです。
そもそも専用ディスプレイオーディオを避けたいがためのランディなわけなので。
結論!実用上ないと困る装備は特にない。面白先進豪華装備が欲しい人は、ノアを選ぶべし。
価格はちょこっと安い?いや場合によってはけっこう安い??
ランディの税込本体価格は、ハイブリッドのE-Four仕様で¥3,697,100。
オプションとか諸費用いろいろ含んだ見積もり総額が、¥4,331,750でした。
付けたオプションとしては、
バイザー・フロアマット、一応ナビ、ETC2.0、バックカメラ、ドラレコ。
メンテナンスパック、ボデイコート、延長保証など後から削れるものもついています。
値引き・下取り後で400万を少し切るぐらいの予想。
対してのノアは、ハイブリッドGの7人乗りE-Fourで税込本体価格は\3,540,000と安く見えるものの、
オプションと諸費用込みだと¥4,361,890。
含まれるオプションが電動スライドドア・シートヒーター・2列目オートエアコンの快適利便パッケージが¥172,700。ディスプレイオーディオプラス・バックガイドモニター・ETC・の電装品で¥348,700、その他ETCセットアップ料やバイザー・マット等。
ボディコートや点検パックは入っていないですね。
値引き前の見積もり総額の差は約3万。一見、値引き額で逆転可能そうなわずかな差です。
ただし、ランディの見積もりにはまだ削れる要素が含まれています。
ナビはケンウッドの¥195,030で計算していますが、カー用品店で付ければ半分ぐらいで付けられそうだし、ノアを買った場合はオーディオの裏技施工にお金がかかるから同等としてナビレスで考えていいかと。
ドラレコ¥44,980もトヨタでは入れていないから外して計算。
ボディコート1年¥60,500は自分でやれば1万ちょっとぐらいで材料はそろいそうだし、

メンテナンスパック¥54,240と延長保証\10,500はあってもいいけどトヨタでは含まれていないから比較は無しでそろえるべきだし。
そうすると合わせてざっくり32万は削れるので、見積もり総額の差額3万を足すと、
ランディの方が35万ぐらい安くなる計算ですね。ざっくりですけど。
ランディを選ぶメリット
これはもう、トヨタの専用ディスプレイオーディオを避けられることに尽きるでしょう。
素直に社外のナビオーディオまたはデイスプレイオーディオを購入して、
シンプルな構成で好みのオーディオ環境を構築できるわけです。
それ以外は好みの世界になります。
非エアロですがグリルがメッキになるので、人によってはちょうどいいかもしれません。
あとは、細かいことを挙げるなら、快適利便パッケージと寒冷地仕様が標準になってたりとかで、
人によってはノアより安く上がる可能性はありますね。
ももクロのオリジナルコラボグッズでももらえるなら大きなメリットになるんですけど。
それこそ人によるか。

ランディを選ぶデメリット
デメリットは、大きく分けて2つあります。
グレードや色の選択肢が少ない。
OEM品の宿命ですが、本家に比べるといろいろな選択肢が大幅に絞り込まれていること。
例えば、グレード構成、ボディカラー、内装色ですね。
ビーノはこのうち、内装色がブラックのみになるのが痛かったです。
グレードやボディカラーはたまたまノアで候補に挙げていたものがあったので、
特にデメリットには感じませんでした。
エアロじゃなきゃやだ!とか特別仕様車が良い!っていう人は、ごめんなさい、ランディに向いていないようです。
ノアの名を捨て、ランディという名前で、生きろ!
2つ目は、名前。
当たり前ですが、
「ノア」というブランド名、ネームバリューだけはさすがに諦めなければいけません。
これが何に影響するかというと、リセールバリューと、他人に車種を伝えるときのめんどくささ。
そのうち「スズキのノア」とか言い始めて、何それになっちゃいますからね。
あとは購入時に家族を説得するときとかですね。
ところで、ランディとは、たしかドイツ語で月曜日の意味ですね。
なぜスズキがミニバンの名前に月曜日と付けたのか、もしくは別の由来があるのか知りませんが、
ランディと聞いてビーノが真っ先に思い浮かべたのがこの漫画。

赤石路代の「アルペンローゼ」。
おそらく映画「サウンドオブミュージック」をモチーフにしていると思われます。
ナチスドイツが台頭する時代のスイス・オーストリアを舞台に、
時代に翻弄されながら懸命に生きる少年少女の恋と成長を描いた少女漫画です。
アニメ化もされました。
ちなみに「アルペンローゼ」とはスイスアルプスに咲くツツジに似た赤い花で、
アルプス三大名花の一つといわれます。
ちなみにあと二つは有名な「エーデルワイス」という白い花と、
超無名な「エンツィアン」というりんどうみたいな青い花です。
エーデルワイスがなぜ有名なのかというと、歌になっているから。
これもたしか、映画「サウンドオブミュージック」ですね。
もひとつちなみに、「アルペンローゼ」も作中で重要な意味を持つ歌の題名になっているのです。
はい、つながりました。
この「アルペンローゼ」の主人公の少年の名前がランディ(月曜日)、少女の名前がジュディ(木曜日)なんです。
昔の少女漫画なんで、今みたいに人間の内面の闇とか描いてなくて、
主人公たちがとにかくいいやつなんです。
脱線ついでにどんどん横道にそれますが、
なぜビーノがこの少女漫画を知っているのかというと、
小学校高学年頃に喘息がひどくて虚弱児で不登校だったビーノは、
学校を休むと(釣りに行く訳にもいかず)することがなくて暇なので、家で姉の少女漫画を勝手に読んでたんです。
ところで、スズキランディって続けて書くと田口ランディみたいですね。
学生時代愛読してました。
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まとめ。こんな場合はランディ、買いでしょ。
まずはトヨタの専用ディスプレイオーディオをどうしても使いたくない人。
逆にいうと自分で選んだ社外のナビ・DAを入れたい人。
この人には大きなメリットがあります。
それから、3年とか5年の短期で新車を乗り継ぐタイプではなく、
気に入った車を買ったら少なくとも10年以上は乗り続ける人。
10年以上乗った車だと、ネームバリューがあってもなくても下取り価格に大きな差はつかないですからね。
「短期で乗り換えても結局かかる金額はトータルでは変わらないから常に新しい車に乗れた方がいい」っていう考えの人もいます。
それも一理あるし、程度の良い中古車が出回るのは歓迎なので一概に否定はしませんが、
ビーノは愛着のある車はそうそう乗り換えないほうです。
オーディオとかをいじって好みに仕上げたら、3年や5年じゃもったいなくて乗り換えられませんよね。
デッドニングなんてしたら、次の車には引き継げないですからね。
最後に、欲しい装備がランディで選べる人。
ノアのカタログを見て、非エアロの中間グレードのGにしようと思っていた人は、概ね大丈夫だと思います。
結論!オーディオとコスパにこだわるが、ネームバリューは気にしない人には最適解!かも。
結論です。
ノアが欲しいがトヨタの純正ディスプレイナビが気に入らない、
なるべくシンプルな構成で良い音のカーオーディオを構築したい、
ノアのネームバリューにはこだわらず、リセールは気にせず長く乗るつもりの人。
こういう人はナビ・オーディオで妥協する前に、
または裏技的なシステムに多額の投資をする前に、
ランディをチェックしてから決めても遅くはないと思いますよ。
ひょっとしたらあなたにとっての最適解になるかもしれません。
おまけ。スズキといえばももクロ。スズキのディーラーに行けばももクロ(の何か)に会える??
スズキとももクロには深い縁があります。
ハスラーのCMに起用してくれて以来、モデルチェンジでお役御免かと思えば、
今度は単一車種じゃなくて企業全体のイメージキャラとして全面推ししてくれてますからね。
もう、スズキといえばももクロのイメージが定着しています。
何となく流れていたTVから、たまたまCMで「お待ちしてます!スズキの大決算!」とか「愛車無料点検!」とかももクロの声を聴くと、
それだけで一瞬でもささくれ立った心が癒されるじゃないですか。
(ビーノだけ?)
令和5年の正月なんか、4人ともソロバージョンで「スズキの初売り!」言ってくれてましたからね。
あれは幸せでした。
スズキ・ハッピークローバーというラジオ番組もやっているし。
高城れに単独でエヴリィのCMに起用してもらって[everydayれにちゃん」というまんまの題名でタイアップ曲まで出してるし。
今回初めて、いや30年以上ぶり?でスズキのディーラーに行ったのですが、
お店の自動ドアにもももクロが、店内のディスプレイにもももクロ出演の動画が、
それもセニアカーの解説とか、マニアックな実用的解説動画にまで出演していて、
ああ、スズキに縁のあるタレントさんといえばももクロっていうファミリー感があって、
もはやモノノフなんだなーって感じがして嬉しかったんですよ。

もしスズキで車を買って車検や点検整備で定期的にお付き合いするようになったら、
毎回ももクロ関連の何かに会えるとか、うまくいけばコラボグッズの何かがもらえたりするかも??
とか車の本質とは全く関係のない下心があったりなかったり。

納期は半年!トヨタの半分以下!!
あ、そうそう。大事なこと書き忘れることでした。
未確定情報ではありますが、納期を聞いたら、ノアより大幅に早そうでしたよ。
ノアの、というかトヨタ車種全体の最大のネックである納期。
ノアは複数のトヨタ系ディーラーで1年から1年数か月かかると言われました。
どのメーカーも供給体制で苦労しているようですが、トヨタが一番顕著だと思います。
半導体不足で専用ナビの供給が遅れているのも原因の一つとも噂されていますが。
で、実質ノアと同じ車であるランディは、当然トヨタが生産している訳なのですが…。
ランディの納期は半年前後
だそうです。
え??OEM車なのに??
もちろん確定したわけではないのですが。
本家ノアの半分以下じゃないですか。
レッキとした新車ですよ?!

大事なことだけ、もう1回言いますよ。
せーのっ!
納…
スズキに行けば、
ももクロ(の、何か)に会える!!

釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編。全てを満たす完璧なファミリーカー!クラス唯一のE-four搭載HVミニバン。弱点は最低地上高と超長い納期!
釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編その2。ノアE‐Four(ハイブリッド4WD)の悪路走破性は悪くない?最低地上高125mmの真実とは?

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