カーマニアでも何でも無い、ただの釣り好き兼業主夫のビーノが、
釣りグルマ兼ファミリーカーとして理想の1台を求めて延々と彷徨い続ける比較検討するこのシリーズ。
見たい車はあらかた見てきて、個別のレビュー記事を上げてきましたが、
そろそろ年貢の納め時。
重視する事項ごと、ジャンル別そして総合で、
自分がこれ欲しい!っていうか買います!
と言える究極の1台を、決めに入りたいと思います。
前回はSUV編で、スバル・フォレスターが見事選出されました。
【釣り車兼ファミリーカー選び】まとめ①SUV編。走破性、積載性、視界、居住性。総合力でフォレスター1択!
だったらもう買っちゃえ!ぐらいの推しっぷりでしたが、
どっこい、もう一つの勢力であるミニバン勢も検討してからでないと、
最終結論は出せないのです。
そのへんがくだわり(=くだらないこだわり)なので。
余談ですが、アニメ「葬送のフリーレン」の回想シーンで、
勇者ヒンメルが
「ダンジョンは一つの階層を全て制覇してから次の階層に進むもの」
と持論を展開する場面がありましたが、
ビーノはその思想にいたく共感する者であります。
ということで、ミニバン編、行ってみよう!
- 結論!総合力でノアが圧勝!ステップワゴンとフリード+もアリ。
- 3大Mクラスミニバンと2大コンパクトミニバン。
- Mクラス3大勢力はノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴン。
- フリード+は最高にちょうどいい。しかし3列シート車は釣り車に向かない。
- 居住性はどれも良好。一度ミニバンに乗ると他に乗れなくなる。
- ベンチシートとキャプテンシート、どっちが良いか?
結論!総合力でノアが圧勝!ステップワゴンとフリード+もアリ。
結論からいうと、総合力でノアの圧勝でした。
ネットで調べている段階ではステップワゴンの方が良いだろうと思っていたんですが、
実物を見て試乗して、ノアの出来の良さ、非の打ちどころのなさに考えを改めざるを得ませんでした。
圧勝です。
ですが、こだわりポイントによっては、ステップワゴンの方が合っている場合や、
フリード+がベストだよ!っていう場合もあるともいます。
そのあたりを詳しーく掘り下げていきましょう!
3大Mクラスミニバンと2大コンパクトミニバン。
ミニバンブームといわれたのはずいぶん前になりますが、
SUV全盛の現在でもミニバンは根強い人気があります。
特に子育て世代を中心に圧倒的な人気とシェアを誇るのが、
Mクラスとコンパクトクラスのミニバンです。
何故このクラスが支持されるかというと、幅広い乗り手と環境に対応できるからだと思います。
ミニバンを購入する中心的な層は子育て世代。
特に、保育園・幼稚園や学童、塾などへの送迎に活用する、
パパママというかママパパ世代が多いのです。
ビーノも上の娘を1歳から保育園に預けて以来、現在も下のボウズを学童に預けており、
足掛け14年ぐらい、夫婦交代で子供たちの送迎をしていますが、
送迎の車で圧倒的に多いのが、Mクラスとコンパクトクラスのミニバン、
その他は軽スーパーハイトワゴンです。
なぜでしょうか?
これらの車種に共通するのが、後席スライドドア。
乳児から小中学生まで、子供の乗り降り(乗せ降ろし)で本当に圧倒的に便利なのです。
特に雨の日にお姉ちゃんと小さなボウズを連れて、
着替えとお昼寝布団まで持ち帰らなければいけない日とか、
泣きそうな状況の時に、
ステップワゴンの大きな電動スライドドアがどれだけ心強かったことか。
そして保育園の駐車スペースって、けっこうキツキツのところ、多くないですか?
ビーノの子供たちが通った(ふたりで足掛け10年お世話になった)
保育園の駐車場は、ホント狭かったです。
そんな環境で必ずしも運転が得意じゃないママさんたちが運転してくるのです。
車の後ろのバンパーどころか側面の鉄板ボコボコの車とかいくつもありました。
もちろん運転大好きなママさんやパパさん、一部じいちゃんばあちゃん達もいます。
ちなみにビーノは必ずしも運転が得意じゃない方のパパさんです。
そんな環境で選ばれる車種はというと、
- セレナ、ノア/ヴォクシー、ステップワゴン、当時は+プレマシーのMクラスと、
- フリード、シエンタ、ルーミー/タンク、ソリオのコンパクトクラス
を合わせたミニバン軍と、
- N₋BOX、タント、スペーシアの軽スーパーハイトワゴン
の3大勢力が圧倒的に多かったです。
1台だけ、キャンピングカーで来てる猛者がいましたけどね。
その上のクラスに分類される、
- アルファード/ヴェルファイヤ
- オデッセイ
- エルグランド
などは、あまり見かけませんでした。この辺の車はそのサイズ感と価格から、乗り手と買い手を選びます。
(キャラクターは違いますがデリカD:5や乗用ハイエースなども同様かと。)
日本一売れている車・N₋BOXに代表される軽スーパーハイトワゴンは、
軽の車体でありながらスライドドアと広い車内空間、
運転しやすく後席にも優しい視界で
送迎車としてはまさにベストオブベスト。
対してMクラスミニバンは、
大きく見えて、実際に車内は広いけれど、
ボンネットが短い分、車体自体のサイズは実はセダンより小さく、
当時は5ナンバーの横幅に収まるなど意外と運転しやすいのが
子育て層に受け入れられたのだと思います。
だってビーノ夫妻が乗りこなしてるんだもん、運転しやすいんですよ。
(たまにこすりますけど・・・。)
Mクラス3大勢力はノア/ヴォクシー、セレナ、ステップワゴン。
そのMクラスミニバンといえば、
- ノア/ヴォクシー
- セレナ
- ステップワゴン
の3大勢力が長年しのぎを削ってきた寡占市場です。
ちょっと前は
- マツダ・ビアンテ
- プレマシ-
あたりも参戦していたのですが、マツダはいつの間にか撤退したのかな?
3大勢力が強すぎたんでしょう。
あとノアヴォクの兄弟車であるエスクワイヤも、
先代の80系ではそこそこ売れてたと思うのですが、
現行の90系では出してないんでしょうか、見かけませんね。
スズキのランディのOEM元がセレナからノアに変わっていたのも知りませんでした。
(ランディの存在は知ってたと暗にマニアックさ自慢をしている・・・?)
はっ!またマイナトークにそれてしまった・・・。
フリード+は最高にちょうどいい。しかし3列シート車は釣り車に向かない。
コンパクトミニバンの雄といえば、ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタです。
他にもトヨタのルーミー/タンク(通称ルミタン)とか、
スズキのソリオ/バンディットとかもあるんですけど、
キリが無いのでこの際省略しましょう。
このコンパクトクラスのミニバン、
何といっても取り回しが良く、街中で乗るのにはMクラスよりも快適。
Mクラスほどではないですが車内の居住空間も広く、
運転視界も後席視界も快適で、
ファミリーカーとして十分な機能を持っていると思います。
特にフリードは、車内の広さ、運転視界で群を抜いていると思います。
正直言って、モデルが一世代新しいシエンタに試乗しても、
個人的には何もわくわく感は感じなかったし、
モデル末期のフリードより優れているところは何も感じませんでした。
(ルノーとかプジョーみたいな欧州車チックな見た目が好きな人は買えばいいと思いますが、
乗っているとデザインは見えないので・・・)
実はシエンタもカローラクロスと一緒に試乗してきたのですが、
記事にするモチベーションが全く起こりませんでした。
5人乗り2列シート車の試乗車が見つからなかったので、
自分が真剣に欲しいと思う視点で見れなくて、
結果的に記事としても独自性が出しづらいっていうのもあるんですけどね。
県内どこにも試乗車配備してないってことは、メーカーもディーラーも推してないんでしょうね。
そこ行くとフリードの2列シート車
「フリード+(プラス)」は、単なるシートのバリエーションではなく、
独自に作り込まれた派生車種として、抜群の使い勝手を発揮します。
詳しくはこちらの記事で。
【フリード+】最高にちょうどいい!広大な荷室にフロボ積載可能。走破性よりも視界と使い勝手優先、一つのベストアンサー。釣り好き兼業主夫の車選び② フリード/フリード+編。
コンパクトミニバンの注意点ですが、
確かにシートは3列ありますが3列目シートまで快適かというと、そうとも限りません。
正直、子供が小さいうちはまだいいけれど、小学校高学年以上になると(もちろん大人も)、
3列目はちょっと窮屈になると思います。
まあそれでも、ヤリスクロスの2列目よりマシかとは思います。
しかし、このクラスの3列シート車には致命的な欠陥があります。
それは・・・
大きな荷物が乗りません。
小さな荷物なら、3列目シートを荷物置きにすればいいのですが、
フロボのような大きな荷物を積載するには、3列目シートを跳ね上げて・・・
う~ん、狭っ!
側面に分厚いシートがくっついて、荷室の横幅を圧迫します。そして、2列目は畳めません。
これじゃフロボは積めません。
クーラーボックスぐらいは、なんとか・・・。
それに対して5人乗り2列シートのフリード+はというと・・・
ひ・・・広っ!
これだけ違うのです。タイヤハウスを避けずに、
逆にテーブルの脚兼天板の一部として生かしてしまう発想といい、
作り込んでありますね!!作り手の試行錯誤の過程が想像できます。
コストじゃなくて発想をかける、開発思想まで伝わってきちゃいますよ。
こういうの大好きです!
居住性はどれも良好。一度ミニバンに乗ると他に乗れなくなる。
ミニバンはやはり、どの車も居住空間に余裕があります。
Mクラスのノアヴォク・セレナ・ステップワゴンはしのぎを削ってきただけあって、
どれも車内は広々としていて、十分以上。
他のジャンルの車とは一線を画す、広く快適な空間があります。
一度ミニバンに乗ってしまうと、次に乗る車に困る。他の車に乗れなくなる。
と言われるゆえんんです。
ベンチシートとキャプテンシート、どっちが良いか?
また、ミニバンの車内レイアウトには2列目シートのタイプによって大きく分けて2種類あります。
- 8人乗りベンチシート
- 7人乗りキャプテンシート
です。
ミニバン独自!2列目キャプテンシートは家族で快適なロングドライブができる。
座り心地が良いのは、断然キャプテンシートです。
要するに2列目も運転席助手席と同等の独立リクライニングシートになっているので、
ロングドライブでの疲労感が全然違います。
子供たちが大きくなってきて小学校高学年以上になり、
家族で旅行やドライブに出かけるような仲良しファミリーには、こちらが良いでしょう。
これは他の車種にはない、ミニバン独自のメリットといえるのではないでしょうか。
ベンチシートのメリットは使い勝手!おむつ替えや着替え、買い物袋など何でも置けてロッドホルダーも不要!
しかしベンチシートにメリットがないのかというと、もちろんあります。
それは平らなシートの上をユーティリティスペースとして好き放題活用できること。
例えば荷物置き場として。
スーパーで沢山の買い物をした時、買ったものをどこに載せますか?
ビーノは主に2列目シートの上に載せます。
2列目足元にも置けるのですが、シート上の方が取り出しやすいのと、
生鮮食品を買った場合、夏は足元はボディに近く熱を持ちやすいこと、
冬は足元に暖房の吹き出し口があることから、
どっちにしてもシート上の方が鮮度が落ちづらいと思われるからです。
また、足元は土足で歩くので食品を置くにはシート上の方が清潔ですね。
その荷物置きのスペースが、
ベンチシートなら真っ平で片側のスライドドアを開けるだけで簡単に積み下ろし可能。
キャプテンシートの場合は左右独立して肘掛けもついている分、
反対側に載せた荷物は取り出しづらくなるという欠点があります。
もちろん、境目に置ける置けないで絶対的な積載量にも差が出ますよね。
もうひとつ、これは小さな子供がいる家庭には超重要なのですが、
ベンチシートはオムツ替えや着替えスペースに超便利。
逆にキャプテンシートはおむつ替えには使えないということです。
え?子供出来たからミニバン買ったぜ!ミニバンといえばキャプテンシートだぜ!
…っというノリでキャプテンシート車を買っちゃった!!どうしよう!!
・・・って人はどうしたらいいかというと、安心してください。
3列目シートでおむつ替えすればOKです。
ただ、お子さんを抱えて3列目まで移動するのってちょっと手間だし腰に負担掛かりますから、
2列目でできるに越したことはないです。
こういうことって、経験すれば当たり前のことなんですけど、
やってみないと想像つかないしなかなか人から聞かないですよね。
これからファミリーカーを選ぶ子育て世代の方は、ご参考までに。
ミニバン以外の車もほとんどがベンチシートじゃね?と思うかもしれませんが、
違いは足元のスペースです。
親が立つ足元スペースが広く(スライドして広くすることも可能)、
高さもあるので、無理な姿勢でおむつ替えをする必要がなく、非常に楽です。
これはミニバンの2列目と3列目のおむつ交換のしやすさの違いにも当てはまりますね。
ビーノは仕事でも(大人の)おむつ交換をしているので、このへんには(も)こだわります。
もう一つ、釣りグルマとしてのメリット。
ベンチシートだと、真ん中にも座面があるので、
ワンピースやセッティング済みのロッドを立てかけられるというメリットがあります。
ミニバンの天井に車載用ロッドホルダーをつける人もいますが、ビーノは付けたことがありません。
それは、外から見て目立つと車上狙いの標的になりやすいといわれること、
また、普段からつけていると頭上スペースや視界に圧迫感が出ないか心配なことからです。
ファミリーカーである以上、釣りに行かない時はなるべく釣り車感は出さずにさりげなくいたいのです。
(個人の感覚です。ギア感たっぷりの車もそれはそれでカッコいいと思います。)
また話が逸れますが、盗難の話が出たついでに。
釣り具の盗難対策には、SBI損保の自動車保険のオプションで
「社内外身の回り品保障特約」というのが有効じゃないかと思います。
車内外身の回り品補償特約 – SBI損保の自動車保険 (sbisonpo.co.jp)
限度額が30万円なので、エリアトラウトのハイエンドのタックルを6本とか揃えている人には、
全然足りないですね。ビーノには十分ですけど。
除外品の規定に「船舶」とあるので、残念ながらフロボは補償されません。
エレキも「船舶」の付属品として補償されない可能性が高いですね。
バッテリーはどうなるんでしょう。
リチウムイオンバッテリーは高いので、補償してもらえると安心感が増すなぁ。
ちなみにですが、下のURLから申し込んでいただくと、
新規お申込者(あなた)と紹介者(ビーノ)の両方が、なんか得するらしいです。
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2列目キャプテンシートとベンチシートの話に戻りますよ。
ここまで読んでうーんどっちも捨てがたい!と思った方。
そんな方はセレナを選べば解決します。
何と、2列目中央部分のシートと背もたれが「スマートマルチセンターシート」という名前の多機能ボックス兼アームレストとして独立して動くことで、同じ車がベンチシートにもなれば、キャプテンシート風にもなるのです。
完全ベンチシート状態の写真が撮れてなかったですが、背もたれをたたんでアームレストにした状態ですね。伝わってくれくださいお願いします!(←ださい)
2列目キャプテンシートにしてウォークスルーにした状態。
うちのボウズはこのウォークスルーが大好きなのです。
ちなみにこの状態の時、例の多機能ボックス「スマートマルチセンターシート」は1列目、運転席と助手席の間にあります。
セレナはこういうところが上手いですよね。子供の成長に合わせて使い方をアレンジできる。
買った時にオーナーが想定していなかった使い方も、車の方で予め折り込んであって対応しちゃうって、さすがです。
これ、何代か前から続いているセレナ伝統のお家芸なんですよね。
さすが永年、日本のファミリーカーとしてのミニバンブームを牽引してきただけあります。
でもよく考えると、キャプテンシートにした時、中央側アームレスト無くなっちゃうってこと??
積載性はステップワゴンが最高。次いでノア>フリード+>セレナの順。
次に釣り車として重要な積載性の話。
Mクラスミニバンならどれも合格点であるのはその通りなのですが、
その中でも車内空間と荷室の広さに差があります。
1番広いのはステップワゴンです。
第一にボディサイズが長く、車内空間そのものが広い。
そしてボディのサイドのパネルが内側に絞り込まれておらず垂直に近いので、上方向も広いです。
まあノアもセレナもこの辺は十分広いですが、ステップワゴンはその中でも一番広いです。
これの反対ですね。
そして荷室に関して重要なのが3列目シートの格納方法。
ステップワゴンは床下というか床面に完全に収納されて床と同化し、床から上に邪魔なシートが存在しなくなります。
荷室が広くなる上に、後方視界にも遮るものが一切ありません。
これは荷室の面では最高です。
モトクロスのバイクを積む人なんか、乗用車ならステップワゴン一択と言われているらしいですね。
(ハイエースのバンとかを除いて。やっぱりどの趣味の人でも、ファミリーカー兼用のニーズは高いのです、たぶん。)
セレナの場合、3列目シートは跳ね上げ式で、分厚いので荷室の横幅を圧迫します。
なので荷室の有効な幅は70cmと大幅に狭くなってしまいます。
ノアはセレナに近いのですが、3列目シート自体が薄く、窓にぴったり納まるので荷室はかなり広くなります。ステップワゴンと比べてもほぼほぼ遜色ないくらいの実用的な広さがあります。
ただし窓にぴったり納まる分、(荷物を積んだ際の)斜め後方の視界は制限されます。
ということで、荷室の広さ、積載性に関してはステップワゴン圧勝。次がノアになります。
その次に広いのが、実はフリード+。
いや、2段式になるので上手く活用すれば使い勝手は一番いいかもしれません。
フロボのような極端な大物を積まず、ロッドやタックルボックスやクーラーボックス、
バウデッキやフローターぐらいなら、ひょっとしたらこっちの方が良いかもしれないくらいです。
(ステップワゴンにイレクターでアングル組んだらさらに最強、とかいうのはまた別の話です。)
なので、管釣りやオカッパリ、レンタルボート、フローターの人にはかなりお勧めできますね。
ただし、2列目の座面のたたみ方とか、ボードを敷いたり、一手間があります。
ボードの厚さ分の段差もあるので、フロボのような大きな重量物は、
スペースとしては十分載せられるけれど、載せやすさとしてはちょっとひと手間あるかもしれません。
何を乗せるのかと、どこまでの手間をかけられるかですね。
この過程を変身合体ロボの変形過程みたいだと思って楽しめる人には、
この上ない相棒になるのではないでしょうか。
気になるのは、ハイブリッド車の場合、バッテリーの関係で二段式の荷室の下段が浅くなるそうなので、そこに積みたい荷物の積載が無理なく可能か、購入前に確認した方が良いですね。
重心の関係で低いところに置きたいバッテリーやクーラーボックスなどですね。
バストーナメントに出る人でライブウエル積みたい人とかには適さないかもしれません。
【フリード+】最高にちょうどいい!広大な荷室にフロボ積載可能。走破性よりも視界と使い勝手優先、一つのベストアンサー。釣り好き兼業主夫の車選び② フリード/フリード+編。
フリードやシエンタの3列シート車は積載能力が低い。
低評価の車についてもあっさり書いておきます。
フリードの無印やシエンタの3列シート車は大きな荷物の積載には向かないです。
フリードの3列シート車です。
3列目シートは一応たためますが、2列目はたためません。
この荷室だと、大物の積載は難しいです。
シエンタの2列シート車は、見れてないのでわかりません。
カタログを見る限りこれといった工夫は無さそうなので、
おそらくフリードプラスを超えることはないでしょう。
運転視界はノアが最高!次いでステップワゴン>セレナの順。
ビーノは運転視界にこだわります。
SUV編で見て来たように、4代目ステップワゴンに十年以上乗ってきたビーノには、
ミニバン以外の車種に乗り換えると、どうしても視界が窮屈に感じられてしまうのです。
ミニバンならどれでも大丈夫かというと、・・・まぁだいたい大丈夫ではあるのですが。
やっぱり車の値段もかなり上がっていて高い買い物である以上、
より快適な車を選びたくなるのが人情。🥷
そのキビシイ目で比べた時、
最も運転視界が良かったのは、ノアでした。
計算し尽くされたノアの視界。
Aピラーが、存在感を忘れさせるくらい細くて、
実質三角窓の後ろ側の枠がAピラーのような感じ。
外から見るとそんなことはないので、
運転席から見る角度や影などの心理的な効果を計算し尽くした結果
なのでしょう。
あざと気持ちいい!!
ガンダムのコアファイターのコックピットってガラスで覆われていて、
枠があるのに視界の邪魔にならないじゃないですか。
あんな感じですよ。
(伝わらないかな)
今回一連の試乗で視界がいいな!と感じた車は大抵前の三角窓が縦長で、
ステップワゴンもセレナも先代モデルから縦長三角窓を採用してましたが、
(セレナは先々代かな?)、
ノアは先代80系の三角窓は45度の直角二等辺三角形に近い普通の形だったので、今回は
先行したセレナ、ステップワゴンを上回るべく相当研究したのでしょう。
繰り返しになりますがビーノはこういう作り手の工夫の跡が感じられるモノづくりが大好きです。
それが滅多に使う機会がない単なるギミックで終わっては意味がないのですが、
視界は車内にいる全ての時間を豊かにしてくれる重要ファクターですからね。
全てを満たす選択肢が無い場合、使う時間が長い要素にこだわって選ぶと満足感が高いと思うんです。
まとめると、
ノアが一歩抜きん出ているものの、他のミニバンも視界は良好でした。
順序をつけるなら、
① ノア
② ステップワゴン
③ セレナ
④ フリード
⑤ シエンタ
というところでした。
四駆とハイブリッドの両立はノアとフリードのみ!
釣り車としての重要ファクターの一つ、悪路に強いこと。
あくまでもミニバンなのでSUVのような最低地上高や対地障害角まで望めないのは前提として。
せめて、凍結路や雪、ぬかるみ、土手道に強い、
「四駆であること」
は満たして欲しい。
それも、フォレスターやエクストレイルやRAV4のようなナントカモードとかの、
高度な奴じゃなくてもいいのです。
この際、前後輪の間にプロペラシャフトを持たず、後輪はモーター駆動のみの電動四駆でもいいのです。
ノア、ステップワゴン、セレナ、フリードとも、四駆は持っているのですが、
カタログ末尾のラインナップ表をよく見ると、大問題が発覚しました。
ハイブリッド車に四駆が無い!
何と、ステップワゴンのe:HEVとセレナのe-Powerには四駆がないのです。
ホンダの営業Tさんいわく、
ハイブリッドは大きなバッテリーを載せる必要があるので、
ステップワゴンの3列目シートを床下に収めるので精一杯。
ただでさえ低床を売りにしているので四駆の機構を両立するのはスペース的に無理なのではないか、と。
それは納得のいく推測ですよね。
ですがセレナはどうでしょう?
e-Powerなんて、そもそも全てモーター駆動なんだから、
プロペラシャフトとか存在しないし、電線とモーターだけあれば良いので、
レイアウト的にも自由が利き、四駆との相性バッチリでは?
と素人は思うんです。
でも、ラインナップにないのです。
(ビーノが試乗した時点の情報です。その後加えられていたらごめんなさい)
ノアに関しては、後輪はモーター駆動のみのE-Fourですが、ちゃんとハイブリッドの四駆があります。しかも嬉しいことに先代に比べて後輪のモーター出力が大幅に向上し、発進時の補助程度だった後輪の駆動力を走行中もより積極的に使うようになっているらしいです。
なので、釣り車としてノアを買うなら、絶対先代80系よりも現行90系のE- Fourが良いですね。
見た目は大して変わらないし、むしろ先代の「煌」とかカッコいいんですけどね。
釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編その2。ノアE‐Four(ハイブリッド4WD)の悪路走破性は悪くない?最低地上高125mmの真実とは?
もうひとつハイブリッドの四駆をラインナップしているミニバンに、フリードがあります。
もちろんフリードプラスにもあります。
この辺、生活四駆のニーズを満たそうという、ホンダの社会的使命感が伺えます。
しかしこのフリード、実はモデルが古く、ハイブリッドシステムがe:HEVじゃないのです。
つまり、2モーター式のストロングハイブリッドではなく、シングルモーターなんですね。
その何がデメリットかというと、さほど燃費が良くない、とかよりも、
踏み込んだ時にクラッチ制御がギクシャクするんですよ。
これはホンダの前担当営業マンのTさんが根っからの車好きの正直営業で、
試乗の時に徹底して試させてくれたから分かったことで、
普通に乗っていたら気になる場面は少ないかもしれません。
実際に加速力が必要な場面って、高速の合流とか、右折待ちからの発進で直進車が来ているときぐらいですから。
ただ、ガッツリ踏み込むとガクガクガク!と歯車が噛み合うまで一瞬の不快なタイムラグがあるというか、マニュアル車のクラッチを乱暴に繋いだような挙動をするのです。
気になるっちゃあ気になります。
発進加速のスムーズさは、燃費に加えてハイブリッド車の大きな魅力。
そこはやっぱり、スーッとスムーズに出て欲しい訳ですよ。
フリードももうじきフルモデルチェンジらしいですから、
次のモデルではe:HEVの四駆をラインナップして欲しいですね。
噂では3列目シートがステップワゴンのように床に収納されるらしいので、その分四駆が無くなっちゃわないか心配です。
ということで、現行車種で新世代のハイブリッドシステム搭載で四駆があるのは、
ノア(と、その兄弟車)だけになりますね。
釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編。全てを満たす完璧なファミリーカー!クラス唯一のE-four搭載HVミニバン。弱点は最低地上高と超長い納期!
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釣り好き兼業主夫の車選び⑧ランディ編。ノアに社外ナビ付けたい人必見!トヨタ純正ディスプレイオーディオ嫌い派に捧ぐ大穴、その名はスズキランディ!
ミニバンの燃費比較。
ノア E-Four | ステップ ワゴン e:HEV(FF) | ステップ ワゴン G四駆 | セレナ e‐Power FF | セレナ G四駆 | フリード HV四駆 | フリード G四駆 | |
WLTC | 22.0 | 20.0 | 13.3 | 20.6 | 11.6 | 19.8 | 15.6 |
市街地 | 22.0 | 20.4 | 9.9 | 21.3 | 8.6 | 17.0 | 12.2 |
郊外 | 23.9 | 21.3 | 13.8 | 22.5 | 11.9 | 21.3 | 16.2 |
高速 | 20.9 | 19.1 | 15.0 | 19.2 | 13.4 | 20.3 | 17.2 |
ノア、圧勝!
やっぱりトヨタのハイブリッドはすごいですね。
他はハイブリッドの四駆が無いので同じ条件で比べられてませんが、
ノアのハイブリッドはFFの場合、さらに1.0~1.1km/Lぐらい走りますからね。
セレナのガソリン四駆が一番燃費が悪いですが、
本来このクラスのボディに四駆だと、これぐらいはガソリン食うものなのでしょう。
それに比べてさらに車体が大きいはずのステップワゴンは1.5Lターボのおかげか、
頑張っていると思います。
車体の小さなフリードのガソリン車と比べても2.2km/L程度の差ですし。
ただし実燃費はこの通りかは分かりません。
実際に荷物載せて人が乗って負荷がかかった状態だと、
小排気量のエンジンほど回転数上がりますからね。
フリードは車体が軽いため、ガソリン四駆でもそこそこは走りますね。
同じフリードのハイブリッド四駆と比べると4km/Lちょっと違いますが、
燃費むちゃくちゃ悪いとは思わないですね。
ガソリン四駆でもフォレスターのe₋BOXERより、ちょい走ります。
ミニバンで総合力抜群の1台はノア。
ここまで見てきて、
- 総合力で高く評価できる車種
- 条件によってはアリな車種
- ビーノ的釣り車兼ファミリーカーには適さない車種
が明確になってきました。
総合力ダントツは、ノアです。
(ヴォクシーも含みますが、見た目でノアの方が好きなだけです。)
理由をまとめると、
- ハイブリッドの四駆があること。
- 運転視界が良いこと。
- 荷室の広さと後方視界はステップワゴンには劣りますが、十分以上であること。
- そしてこれらが全てハイレベルでバランスが取れていること。
ビーノはどっちかというと全て平均的に高得点な車よりも、
一点でもオンリーワンのストロングポイントを持った車の方が惹かれるのですが、
ノアは全てハイレベルにバランスが取れた上に、
クラス唯一のハイブリッド四駆をラインナップしており、
さらに運転視界というストロングポイントでも群を抜いています。
燃費性能もクラストップです。
一見無難な優等生でありながら、深く知るとトキメキとワクワク感があるのです。
ということで、
ミニバンジャンルで総合力No.1は、ノアしかない
んじゃないでしょうかね。たぶん。
・・・何度も言いますが個人的な好みですからね。
ノアの3大弱点。最低地上高・納期・専用ディスプレイオーディオ。
しかし、そんなノアにも弱点はあります。
ざっくり言っとくと、
① 最低地上高が125mmと低い。
② 納期が1年半とか受注停止とか激長で、いつ手に入るか分からない。
③ 専用ディスプレイオーディオ以外のナビ・オーディオが付けられない。
・・・①は釣り車としては気になるポイントですね。
②はほとんどのトヨタ車購入のネックになっていて、特にハイブリッド車はひどい傾向にあります。
③とかは気にしない人は全く気にならないポイントですね。
詳しくはノアの記事に書いたのでこちらをご参照ください。
釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編。全てを満たす完璧なファミリーカー!クラス唯一のE-four搭載HVミニバン。弱点は最低地上高と超長い納期!
釣り好き兼業主夫の車選び⑥ノア編その2。ノアE‐Four(ハイブリッド4WD)の悪路走破性は悪くない?最低地上高125mmの真実とは?
ナビとディスプレイオーディオの違いとは?純正DAと社外品の選択、トヨタ専用DAからの逃走。
【朗報!】90系ノア/ヴォクシー対応アルパイン製社外ナビ降臨!トヨタ専用DAからの脱獄!純正ディスプレイオーディオ移設BIG-Xナビ装着パッケージ。
ステップワゴンとフリード+のストロングポイント。
他の車種はどうかというと、重視するポイントによってはアリだと思います。
具体的には、ステップワゴンのガソリン四駆と、フリードプラスの四駆です。
ステップワゴンのガソリン四駆。究極の積載性と居住性を重視し、寒冷地等でハイブリッドの恩恵が少ないなら。
車内と荷室の広さを最優先し、ハイブリッドにこだわらない人なら、
ステップワゴンのガソリン四駆モデルがベストだと思います。
ストロングポイントは何といっても、
荷室が真っ平で最高に広いこと。もちろん居住空間も広いです。
それでいて最小回転半径はノアより小さく、小回りも悪くないです。
運転視界もノアに次ぐ良さです。
三列目シートを畳んでも窓を塞がないため後方視界も抜群です。
弱点は、ハイブリッドのe:HEVモデルに四駆がないことだけです。
ということは、ハイブリッドにこだわらないならステップワゴンが広くて良いわけです。
そして、ステップワゴンのガソリン車の特徴は、
Mクラスミニバン最大サイズの車体でありながら、エンジンは小さめの1.5Lターボを積んでいること。
ちなみにe:HEV車は2.0LのNAエンジンです。
これはどういうことかというと、
明らかに維持費節減、税金対策なんですね。
ご存じのように、日本の自動車税は排気量で決まります。
1.0L、1.5L、2.0Lを境に税額が変わります。
なので、排気量1500ccの車と1999ccの車は同じ税額です。
ステップワゴンのガソリン車はエンジンを車体に対して小さめの
1500cc未満の排気量に抑えることで税金を安く抑え、
その分不足するパワーをターボで補う戦略をとったのです。
これをホンダは「ダウンサイジングターボ」と呼んでいます。
じゃぁなんでハイブリッドのe:HEV車は1.5Lじゃなくて2Lエンジンなの?と疑問が出てきますね。
それはおそらく、エコカー減税とグリーン税制があるから。
簡単に言えば、ハイブリッド車はエコカー減税で税金値引きされているし、
グリーン税制で13年以降の割り増し対象にもならないから、
無理して排気量減らさなくていいよ!ってことだと思います。
そうそう、ガソリン車だと13年以降、税金が割増になるんですよ。
最悪の制度ですよね。
13年以上経ってもちゃんと整備していればまだまだ走れる車は沢山あるのに、
廃棄したらそれだけゴミもCO2も出るでしょうに。
まあ年間増額されるの5千円程度みたいだから買い替えコストの方が大きいので、
それだけで買い替えの理由にはならないですけどね。
また話がそれましたが、言いたかったのは
ステップワゴンのガソリン車はその税金対策に小排気量のターボで対応
してくれているということです。
面と向かって国交省に楯突く訳にはいかないけれど、
反骨精神とユーザー利益を優先する本田宗一郎イズムをモノづくりで体現してくれたわけですね。
素晴らしいと思います。
あと、些末なことですが、
ステップワゴンのe:HEV車はシフトレバーがなくボタン式なんです。
これ、家電チックで操作感が無くて、ビーノは馴染めなかったんですが、
ガソリン車は普通にレバー式のインパネシフトで、ちゃんと車運転してる感があって好きです。
昭和な人はもちろん、車の操作感が欲しい人は要比較ですよ。
ということで、ハイブリッドにこだわらないなら、
そして車内と荷室の広さを最重視するなら、
ステップワゴンのガソリン四駆車は、
最高の釣り車兼ファミリーカーだと思います。
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同じく四駆のラインナップがガソリン車にしかないセレナは、
3列目シートの格納方式に工夫が無いための荷室の狭さ、
ガソリン車に関して燃費や維持費を抑えるための何らの工夫もないこと、
特段のストロングポイントが何もないことから、候補からは外れました。
あ、ストロングポイントは色ですね。色、けっこう重要ですよ。
釣り好き兼業主夫の車選び➆Newセレナ編。王道ミニバン。e-POWERの走りと豊富なカラバリが魅力。弱点は荷室幅と4駆がガソリン車のみ!
もう一つ余談ですが、ホンダに限らず各メーカーがハイブリッドの四駆を重視しない理由に、
寒冷地との相性があるんじゃないかと。
ハイブリッド車のモーターは、バッテリーに溜めた電気で動いてますね。
バス釣りでボートに乗る人は良く知っていると思いますが、
バッテリーは寒さに弱いです。
寒い冬の夜間や早朝だと、バッテリーの能力は格段に落ちます。
細かい数値は各種あったような気がしますが忘れました。
とにかく始動性も持続力も、いろいろな指標が押しなべて低下します。
冬でもバス釣りする人はバッテリーに貼るカイロを貼って使う人もいるくらいです。
ビーノもやったことがあります。
(推奨しているわけではありません。あくまで低温に弱いことの例ですよ。)
そして、車の暖房って、エンジンの排熱を利用するじゃないですか。
ハイブリッド車は車種やバッテリーの状態にもよりますが、
発車時は主にモーターで駆動するので、
発車前はエンジンがかかっておらず、廃熱利用の暖房が効かないわけですね。
もちろんガソリンエンジン車であってもエンジンが暖まるまでは暖房は効かないので、
しばらくは寒さを我慢して乗ってるわけですが。
あまりにも極寒の時だと、アイドリングしてエンジンを暖めてから乗ったりすることってあるじゃないですか。埼玉県では条例でアイドリング禁止されてますけど。
ハイブリッド車でも設定でできないこともないかもしれませんが、
それやっちゃうとハイブリッド車の恩恵、あんまりなくない??
ってことになりません?
あとは寒冷地仕様とかオプションとかグレード別設定で、
シートヒーターとかPTCヒーターとか、廃熱利用以外の暖房手段がある場合は、
是非装備した方が良いですよね。
PTCヒーターは電気食いそうだし、
シートヒーターは後席まで設定が無かったり、
チャイルドシート使ってる席は意味ないという短所はあり万能ではないですが、
役に立つときもきっとあるでしょう。
何が言いたいかというと、
あんまり寒冷地だと、バッテリーも弱るし暖房の負担もかかるので、
ハイブリッドの恩恵があんまり無くなるんじゃない??
むしろバッテリーとモーターの重量分、不利になるんじゃない??
・・・ってことなんです。
ガソリンエンジン車との実燃費の差が縮まるというか。逆転はしないでしょうけど。
データはないけどそんな話をよく聞きます。
ということは、生活四駆の需要が多い雪国や寒冷地では、
暖地・平地と比べてハイブリッドの人気が低いのかな??ってこと。
だからホンダや日産は四駆のハイブリッドを無理して出さないんじゃないかと。
トヨタに関してはなぜ四駆のハイブリッドを出しているかというと、
E₋Fourを持ってるからですね。
トヨタは自前のハイブリッドシステムに絶対の自信を持っているので、
たとえ寒冷地で多少燃費が落ちたところで他社に負けない自信があるから、
「トヨタのハイブリッド」という商品力を前面に出して売りたい。
さらにE-Fourなら従来型の四駆に比べて機械的なパーツが少ないので、
重量増や製造上のいろんな兼ね合いも最低限で済む。
四駆の性能を割り切ったおかげで、ラインナップに幅が広げられる。
ってことじゃないかと思うんです。
ホンダのe:HEVの四駆は、ステップワゴンにはありませんけど、
ベゼルとかZR-Vを見る限り、
エンジンの駆動を機械的に後輪に伝えるタイプの従来型四駆を真面目に採用してますからね。
ミニバンの四駆は後輪電動でも十分な気がするなぁ。
あとはモーターの出力と制御の問題ですよね。
トヨタはタフ系SUVで売っているRAV4ですら、
ハイブリッド車の4駆はE-Fourでリッター20kmですから。
(でもガソリン車の従来型四駆でも15.2km/L走るのは偉すぎる。どうなってるんだ)
それに引き換え日産は、e‐Power・e‐4orceという素晴らしい機構を持っているにもかかわらず、
セレナに採用してくれなかったんだなぁ。
やっちゃえよ、日産。
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また話が逸れますけど、ボルボが全車EVに切り替えるそうですね。
大丈夫かよスエーデン。
寒いだろうに、バッテリー持つのか・・・?
取り回しとコスト優先ならフリード+。
そして、5ナンバーサイズのコンパクトな車体に唯一無二の2段式荷室を備える、
ギア感満載のニッチな車種、フリード+。
どれぐらいのサイズ感かというと、
- 全長4,265mm
- 全幅1,695mm
- 全高1,735mm
- 最低地上高150mm
- 車両重量1,500kg(ハイブリッド4WDの場合),
- 最小回転半径5.2m。
The 5ナンバーですね。
このコンパクトな車体にこれだけのユーティリティを詰め込んだのは、
ホントホンダならではだと思います。
やっぱりN-BOXを筆頭にサイズに制限がある軽自動車を永年作り続けてきたこと、
初代フィットに始まるセンタータンクレイアウトをはじめとして、
コンパクトカーの車内を有効に使うことが抜群に上手いですよね。
しかも思い付きでパッと出したんじゃなく、
モビリオスパイクの頃から3代続けて熟成してきてますからね。
あとは経済性。
車両本体価格が、ハイブリッドの四駆で¥2,820,400。
ガソリンの四駆だと、¥2,534,400。
ここにいろいろ諸費用やオプションはかかりますが、200万代ですよ。
これまで紹介してきた他の車と比べて、安くないですか??
いや、間違いなく安いですよ。
ていうか、他の車が高くなりすぎてるんですよ。
10年前と比べて100万円以上は上がってますから。
そりゃ運転支援機能とか、進化してるのは間違いないんですけどね~。
そして維持費も、車両価格が安いから保険料も安いはずだし。
1.5Lだから税金も安いし、ハイブリッドならさらに割引税率になるし。
要は、荷物はたくさん積みたいたいけど、
大きな車体は取り回しがキツイ!
購入価格も維持費も高いのは買えない!!
でも使い勝手はぜえええええったい妥協したくなぁぁぁぁいっっ!!!!
ていうか、使いやすくカスタムしちゃうぜ相棒だぜぇぇぇぇッット!!!
・・・・っていう人のために、これ以上ない車なんだと思います。
まさに、
「最高にちょうどいい、ホンダ!」
これ、名コピーですよね。
モデルチェンジしても使い続けてるの、ホンダさん分かってるなぁ~。
そういうところ好きだわ~。
だから四駆のe:HEV出してね~。
まとめ。ミニバン代表はノア。決勝はフォレスターとの一騎討ち!
ふう。今回もまとまらなくなってきたけど、ようやくここまで辿り着きました。
読んで下さった方も大変だったでしょう。
お疲れさまでした。(←ありがとうございますだろ)
まとめると、釣り好き兼業主夫ビーノが選ぶ釣り車兼ファミリーカー、
ミニバン部門は総合力で
ノアE-Fourの圧勝。
クラス唯一、ハイブリッドで四駆があるという時点で既にぶっちぎりなわけですが、
さらにその燃費性能もぶっちぎり、
ビーノが最もこだわる運転視界も試乗した全車種で最高レベル。
荷室もステップワゴンにわずかに劣る程度で十分広い。
あ、言うの忘れてましたが運転もしやすく、
重心の高いミニバンがふらつきやすい連続カーブでも安定していました。
(ステップワゴンも安定感はあるけど、ノアの方が軽快。)
弱点は3つほどありましたが、ストロングポイントが圧倒的に大きいですね。
ノア以外の車種では、
- より広さを求める人でハイブリッドにこだわらないなら、ステップワゴンのガソリン四駆。
- 取り回しの良さと経済性を重視するなら、フリード+。
・・・という結果になりました。
じゃあ、今度の休みにトヨタのディーラーに、
ノア買いにこう!!
・・・とはならないんですよ、ビーノの場合。
まだ、SUV部門で代表に選出された、
フォレスターとの決勝戦が待っているのです。
そう、このブログのタイトルは「くだわり生活。」
くだわり=くだらないこだわりをどうにか意味のある形にすべくもがいているのです。
つまり釣り好き兼業主夫ビーノは勇者ヒンメルの思想に共感する者なのです。
ということで?
次回、SUV代表フォレスターvsミニバン代表ノアの一騎討ち。
釣り車兼ファミリーカーとして究極にして至高の1台を決める頂上決戦が、
いよいよ幕を開ける・・・のか??
ほんとに開けるのか、幕!?
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