- 軽自動車も条件によっては優秀な釣り車になる。
- SUV代表フォレスターvsミニバン代表ノア。・・・その前に。
- 軽自動車のメリット。保険料を抑えるなら軽が正義!
- 軽はボンネットの長さで選べ!釣り車にはジムニーよりもN-BOXがオススメな理由とは?
- 軽スーパーハイトワゴンは視界も居住性も抜群に良い。普通車より広い?
- 軽は税金・保険料が節約できる。特に初めての車は軽に数年乗って料率クラスを下げるべし。・・・と思っていた。だがしかし。
- 軽のデメリット。絶対的積載量と高速安定性、当たり負け。
軽自動車も条件によっては優秀な釣り車になる。
先に要点を言っちゃいましょう。
軽自動車は、究極のスペース効率を研究し尽くして開発され、連綿と進化を続けてきた、
日本が誇る優秀な伝統工業製品です。
その進化の頂点に君臨するのが、
新車販売台数総合1位を誇るベストセラー、
「ホンダ・N-BOX」です。
【N-BOX】国民的軽自動車にフロボ積載は可能か?釣り車積載検証シリーズ①N-BOX編。
この超優秀な国民的軽自動車が、釣りに使えないはずはありません。
ただ、使い方のスタイルによって向き不向きはあり、
普通車を買った方が幸せになれる人もいます。
では、どんな条件の人はN-BOXをはじめとする軽スーパーハイトワゴンが向いていて、
どんな人には向いていない(普通車のSUVやミニバンを買った方が良い)のでしょうか?
なるべくザックリ見ていきましょう!!
なるべくね・・・。
SUV代表フォレスターvsミニバン代表ノア。・・・その前に。
釣り好き兼業主夫ビーノが釣り車兼ファミリーカーとして究極にして至高の1台を求めるこのシリーズ。
前々回、前回で、それぞれSUV代表のスバル・フォレスター、
【釣り車兼ファミリーカー選び】まとめ①SUV編。走破性、積載性、視界、居住性。総合力でフォレスター1択!
ミニバン代表のトヨタ・ノア
【釣り車兼ファミリーカー選び】まとめ②ミニバン編。総合でノア!ステップワゴンとフリード+もアリ。
を、それぞれ選出しました。
この流れで一気に決勝戦!
そして購入記事執筆!
シリーズ完結大団円。めでたしめでたし!!
・・・と行きたいところなのですが、タイトルおかしくない??
そう、ダンジョンの残りがありまして・・・。
ということで、今回は軽自動車編です。
最初っからN-BOXの優勝は決まってるんですけどね。
軽自動車のメリット。保険料を抑えるなら軽が正義!
ここまでほぼ出てきてませんでしたが、
釣り車兼ファミリーカーには、軽もアリです。
実はビーノの最初の愛車はスバルのヴィヴィオという軽で、
3ドアハッチバックでスーパーチャージャー付きの四駆でしたが、
リアシートをたたんでエレキやバッテリーを積んで河口湖や霞水系にバス釣りに行ったり、
冬はスキー道具3人分積んでスキーに行ったりしてました。
小さいけれど軽快な走りで、なかなか楽しい車でした。
要するに軽自働車には思い入れがあるんですよ。
軽のメリットとしては、
- 税金・保険料の維持費が安い。
- 小回りが利き、狭い道路でも運転しやすい。
- ヘタな普通車よりも視界もよく、居住空間も広い。
などが挙げられます。
軽はボンネットの長さで選べ!釣り車にはジムニーよりもN-BOXがオススメな理由とは?
じゃあ軽の中で、どんな車が釣り車兼ファミリーカーに向いているのでしょうか?
身も蓋もないですが、一番の候補は
日本一売れている車、N-BOX。
軽に限らず、登録車を含めて日本で一番売れている車ですから、
どう考えても良い車なのは間違いないです。
どこが良いかというと、
視界も良く乗り心地も良く、
スライドドアがついていて居住空間も広く、
もちろん小回りも利いて燃費も良く、
お買い物や保育園・学童の送迎など、
日常の足にするにはこれ以上ない最高の車です。
そしてこのN-BOX、実はフロボも積めます。
助手席をガッツリ前に出して完全に一人乗り状態になるし、
ロッドホルダー推奨になりますが、載せられるのです。
エレキが見えませんが、載せたはず・・・うんまあ、載るでしょう。
軽で釣り車というと、まず最初にジムニーが思い浮かぶと思います。
あれは確かに悪路走破性は最強だと思いますが、
積載能力は低いし、後席にドアが無いので荷物を引っ張り込むのも大変だし、
お買い物の荷物も後席ドアから簡単に放り込めないのでいちいちバックドア開けなきゃいけないし、
そのバックドアも横ヒンジだし。
(ジムニーシエラは5ドアがありますが軽ではないですから別車ですね)
意外と使い勝手に制約があるんですよ。
ジムニーにフロボ載せている知人もいますし、
キャリアにカートップしている車も見かけますが、「頑張ってる」感がありますね。
それ自体を楽しめる方には良いですが、楽ではないと思います。
カヤックをカートップする場合はジムニーむちゃくちゃ似合うので、超良いと思いますよ。
ずっとそのスタイルのみで釣りするかは分かりませんけど・・・。
要は、乗り手や環境を選ぶのです。
好きな人にはとことん愛される車だけど、万人向けではないのです。
なので、軽でも悪路に強いSUVタイプならば、
ジムニーよりはハスラー・タフト等の5ドアタイプを選びますね、
ビーノだったら。選ばれし者ではないので。
荷物の積み下ろし、家族の乗り降りなど、釣りでも日常でも使い勝手がまるで違います。
ジムニーよりボンネットが短い分、車内も少し広いです。
ジムニーもキャラとしてはすごく好きですが、
道具としての使い勝を重視するなら5ドアは欲しいです。
ハスラーもあんななんちゃって感満載なのに、なかなかどうして本格的な性能してますからね。
そういうところもももクロに通じるものがあります。
ただしやっぱり、ボンネットがある分、車内の広さや積載性能ではN-BOXや箱型には劣ります。
ということで、軽で釣り車にするなら、環境にもよりますが、
N-BOXなどの軽スーパーハイトワゴンか、
より積載性能を重視するならエブリイやアトレー等のいわゆる箱型、
軽ワンボックスが良いでしょう。
要するに、
軽自動車は「ボンネットの長さ」を基準に選べ‼
・・・ということですね。
普通車と違って軽自動車はサイズの上限が規格で決まっています。
- 全長 3,400 mm
- 全幅 1,480 mm
- 全高 2,000 mm
- 排気量 660 cc
- 定員 4名
これが上限です。
この中で一番設計上の制約になるのが全長なのではないでしょうか。
なので、逆にいうと、この限られた3,400mmの長さの枠をいかに配分するかで
車の性格が決まるともいえるわけです。
走りの性能を重視したいなら、車の重心を中央に近づけた方が良い。
そうするとボンネットは長くなり、前列シートは車の中央付近になります。
スポーツカータイプのS660やコペン、
かつてのAZ-1・ビート・カプチーノ(いわゆるABC)などのほか、
走破性を重視する本格オフローダーのジムニーやパジェロミニもこのタイプになります。
(カーマニアでも何でもないんじゃなかったっけ・・・)
一方、荷室や居住空間を最大に取りたければ、
当然ボンネットを無くしたキャブオーバータイプが理想的なわけで、車の形は箱型に、
前後のオーバーハングを限りなく無くし、前列シートは限りなく前方に配置されることになります。
具体的な車種はエブリイ、アトレーなどですね。
特にエブリイは箱型のスペース効率を究極に追求した車で、
電気工事とかの職人さんがよく使っていますから、釣り車としてもかなり優秀だろうと思います。
れにちゃんがCMソング歌ってるしね。
高城れに『everyday れにちゃん』|ももいろクローバーZ RELEASE COLLECTION (mcz-release.com)
この2つを両極端として、中間にいろいろな車種があるわけですが、
実現したい車の性格によってバランスを取りながら前後の配分をするわけです。
・・・たぶん。
ジムニーのようなSUVタイプだけれど、
オフロードの走行性能を多少妥協してでも、居住性や日常の使い勝手のための5ドアにしたければ、
ハスラーやタフトのように、若干ボンネットを縮めタイヤサイズを小さくして、居住スペースに前後長を割く。
中間的なのが従来型のボンネット付き軽。
ミラ、アルト、ライフなど。
この辺はどちらかというと居住性よりも、
車としてちゃんと走ることを中心に素直に考えられた、基本的な形ですね。
これよりももう少し室内の広さを重視したいからボンネットを短くエブリイ寄りに、
車内の広さを重視するけれど、エブリイほど荷物を積めなくてもいいから運転しやすさと快適さを求めるなら、若干ボンネットを残した形にする。そして、縦に少し広げる。
ワゴンR、ムーブ、N₋WGN等の軽ハイトワゴンが当てはまります。
サクラとかデイズとかもみんなほとんどこのへんのどこかに位置しますね。
そして、軽の規格は、前後の長さ、つまり全長が限られているのに対し、
縦の高さ、全高の制限は2,000mmと非常に緩い。
この2000mmがどれぐらい緩いかというと、
このシリーズでビーノが試乗してきた中で一番デカい、デリカD:5の全高が1,875mmなので、
デリカよりちょびっと高いぐらいまでおっけ。という緩さなわけです。
この緩い全高の枠を生かして車内を広く使おうとして生まれたのが、
いわゆる軽スーパーハイトワゴンなのです。
N₋BOX、スペーシア、タント等。
現在の主流になっている車種ですね。
・・・たぶん。
軽スーパーハイトワゴンは視界も居住性も抜群に良い。普通車より広い?
このN-BOXをはじめとする軽スーパーハイトワゴン、
軽自動車の枠の中で適応しつつ独自の進化を続けた結果、どうなったかというと・・・
ヘタな普通車よりも運転視界も良いし、居住空間も広いです。
一度ミニバンに慣れてしまうと、次の車選びに困る。
特に視界の圧迫感がどうしても・・・というのは、
このシリーズでビーノが繰り返し訴えてきたお悩みポイントなのですが。
(あ!今気付いたけど検索条件に入れとくべきだった!!)
N-BOX等の軽スーパーハイトワゴンに乗ると、この視界の圧迫感が無いのです。
さすがに、普通車のミニバンには負けますよ。
総合的な広さでは、コンパクトクラスミニバンのフリードには、さすがに勝てません。
しかし、N-BOXに限っていうと、
- 3列目シートが無い
- 2列目シートが前後にスライドする
- 背が高い
- 側面のパネルが垂直に近い
などの特徴から、車内が非常に広く使えるし、運転視界にも全く圧迫感がないのです。
運転視界でいえば、ヴェゼルはもちろんのこと、
エクストレイルやカローラクロス、レヴォーグ・レイバックなんかよりも、
全然上なんじゃないでしょうか。
車幅が狭い分、運転席右上の右折時の信号を見上げるときだけはちょっと首をずらすこともあるかもしれませんが、通常の運転姿勢に関してはミニバンから乗り換えても圧迫感やストレスが無いです。
ビーノの知人でも、3代目ステップワゴンからの乗り換えでスペーシアにした人がいるくらいです。
つまり軽スーパーハイトワゴンは、車体こそ小さいですが、
ミニバンと共通の方向性で使い勝手と快適性を追求したミニミニバンなんですね。
・・・たぶん。
軽は税金・保険料が節約できる。特に初めての車は軽に数年乗って料率クラスを下げるべし。・・・と思っていた。だがしかし。
軽自動車の規格が何のためにあるかというと、税制上優遇されているからですね。
1.0~1.5L以下の自動車税が年間30,500円、2.0L以下だと36,000円なのに対して、
軽自動車税は、年間10,800円。
1/3以下です。ビーノの頃は確か7千円代でした。
そしてそれより影響が大きいのが保険料。
だから若き日のビーノは軽のスーパーチャージャーを選んだのです。
あれから四半世紀以上経ちましたが、今もそうだろうと思って調べてみました。
任意保険は排気量だけでなく保険内容、車種、安全装備、運転者条件によって計算が複雑なので単純な比較が難しいので、某外資系ダイレクト系保険会社のサイトを使って、具体的な車種と運転者条件でシミュレーションしてみました。
軽自動車代表N-BOXと普通車代表ノアで、
50歳ゴールド免許・運転者30歳以上夫婦限定・無事故等級20等級の場合と、
23歳のブルー免許の若者が新規で契約する場合で比較しました。
若者は18歳でシミュレーションしたかったんですが、
サイトでの自動シミュレーションを断られてしまったので、
やむなく23歳というやや大人設定に。
ほら!軽の方が大差で安いでしょ!
特に新規契約の若者ほど差が大きいでしょ!
・・・ってどや顔で言いたくて、頑張ってシミュレーションしたのですが・・・。
N-BOX | ノア | ||
50歳20等級 | 車両保険あり | 33,960 | 64,420 |
50歳20等級 | 車両保険無し | 17,620 | 25,890 |
23歳新規 | 車両保険あり | 281,990 | 352,880 |
23歳新規 | 車両保険無し | 116,720 | 120,300 |
あれ?なんか、そうでもないですね。
ビーノが初めて車を買った30年前とは、いろいろ変わったんでしょうね~。
ていうか、若者の保険料は、どっちにしても高いなぁ。
車両保険有りの保険料は、どっちの車種もえぐいなぁ・・・。
ちょっと待てよ?昔と変わったことというと、保険のリスク細分化が進んだこと・・・。
無事故の中年の保険料を下げるために、新規の若者の保険料は上がってるのかもしれない。
ひょっとすると従来型の保険会社の方が安かったりして・・・?
ということで損保ジャパンでシミュレーションしてみると。
損保 | ジャパン | アクサ | ダイレクト | ||
N₋BOX | ノア | N₋BOX | ノア | ||
50歳20等級 | 車両保険あり | 62,400 | 69,120 | 33,960 | 64,420 |
50歳20等級 | 車両保険無し | 34,680 | 34,080 | 17,620 | 25,890 |
23歳新規 | 車両保険あり | 194,400 | 220,320 | 281,990 | 352,880 |
23歳新規 | 車両保険無し | 87,480 | 81,720 | 116,720 | 120,300 |
やっぱり、若者の場合、損保ジャパンの方がアクサより安くなってる!
え?ちょっと待って!N-BOXとノアの保険料、ほぼ変わらないじゃん??
車両保険無しだとノアの方が安くなることもあるの??
つまりはそれだけ、保険請求に関する何らかのデータがあるってことなんでしょうか。
あんまり憶測で物は言えないけど。
車両保険料は車両価格が違うから違って当然なので、
車両保険無しで比べた保険料が、保険会社の事故で保険金を支払うリスクの評価ってことですよね・・・単純化しすぎかもしれませんが・・・。
おっかしいなぁ。N-BOXだって「Honda SENSING」標準装備で「サポカーワイド」のはずなんだけど。衝突安全性能の評価もクリアしてるはずだし。
シミュレーションサイトのデータが古いのかな。
まあ実際ノアの新車を車両保険無しで乗る勇気はビーノにはありませんが・・・。
※ あくまでざっくりシミュレーションです。
ご契約の際には必ずご自身でしっかり見積もりを取って比較してください。
考えてたんと違う・・・。
こりゃぁ、記事の組み立てが変わってきちゃうなぁ・・・。
軽のデメリット。絶対的積載量と高速安定性、当たり負け。
N-BOXを推している記事ですけれど、当然ながら軽であるがゆえのデメリットもあると思います。
デメリットに当たる状況が頻回に予想される、重視する人は軽を選ばない方が良いかもしれません。
逆にいえば、これらのデメリットに当たる状況をそれほど重視しない、予想される頻度が少ない人には向いているってことですね。
軽のデメリット①絶対的な積載量はやっぱり限られる。
使い勝手が良いことをさんざんほめちぎりましたが、
もちろん軽なので積載量には限界があります。
人は法規上、4人までしか乗れません。
当然ながら荷物の積載量も同型の普通車よりも絶対量は少ないです。
荷物の積載量は同じタイプの普通車と比べたら、やっぱり制限されます。
「同じタイプの」というのがポイントで、全ての普通車に劣るわけではありません。
つまり、N-BOXだったら、同じタイプの普通車というと、
該当するのが「2列シートのスライドドア付きミニバン」。
フリード+と比べれば、奥行と横幅の面で明らかに負けますよ。
縦も2段式のフリードプラスには負けますがそこは特殊事情。
でもそれは、相手が同じホンダの空間活用技術の粋を集めた、
広大な荷室を誇るフリード+だから。
でも実際買う時にフリード+と比較する人、います?
ソリオと比べる人はいるかもしれませんが、
フリードやシエンタだったら、普通は3列シートじゃないですか?
そして3列シートのフリードやシエンタと比べたら、どっちがたくさん積めると思います??
うーん何とも言えない?そう、何とも言えないのです。
荷物の種類や使い方によっては、跳ね上げた3列目シートの下にも物は置けるので、フリードの方が平面の幅は広いかもしれませんが、奥行と高さのあるものはN-BOXの方が積みやすそう。
使い勝手は、人によりますがビーノはN-BOXの方がシンプルで使いやすそうだと思います。
荷物を積んだ状態でスライドドア開けて横からアクセスできるのはデカいと思います。
絶対的な積載量で勝てなくても、使い勝手では勝負ができるのです。
軽のデメリット②高速安定性では劣る。
やっぱり高速を走る時の直進安定性では、軽は普通車にはかないません。
ビーノは昔ヴィヴィオにスキーを積んでスキーに行っていたと書きましたが、
その時のキャリアが、三角なんですよ。分かります?
ルーフのバーに水平に1台ずつ積むタイプではなく、30度と60度の方の三角定規みたいに、
ルーフの端っこから斜めにとんがって突き出してるタイプ。
車を共有していた姉が、カッコ優先で買ってきちゃったんですね。
主にスノボ用なんですが、スキーも積める。
しかも
当時のスキーってカービングになる前だったから身長+10~15cmとか言われてて、
ビーノと友人①186cm、友人②192cmとかの板を3台並べてたんですよ。
あ、1台分は補助席みたいな簡単キャリアを反対につけてたかも。
とにかく風圧をモロに受けまして。
たしか750kgぐらいだったヴィヴィオの車体は、男子3人と荷物が乗っているとはいえ、
ふわ~っと横に流されましたね。
四駆で雪道には強かったけれど、トンネル出口と橋の上の強風は恐怖でしたね~。
まあそれは極端な例ですが、軽い車体で車高が高くなった現代の軽スーパーハイトワゴンは、
やっぱり横風には弱いんじゃないかと思います。
強風時でなくても、ホールベースが短く風圧も受けやすいボディは直進安定性の面で不利ですよね。
昔の軽と比べればエンジンも足回りもずいぶんよくはなっていますが、
大きな車と比べると、どうしても高速、ロングドライブでは疲労感が違います。
でも、じゃあヤリスと比べたらどうかといわれると、高速で比べてないから分かりません。
たぶん、後席に乗ってる人はN-BOXの方が疲れないんじゃないだろうか?勝手な予測ですけど。
軽のデメリット③当たり負けするかもしれない。
3つ目は、「もしかしたら」でしかないのですが、やっぱりファミリーカーとしては考えておかないといけないところ。
もしも万一、事故に遭ってしまったときの安全性。
これは確たる根拠があるわけではないのですよ。
近年の軽は、10年前とは比べ物にならないくらい安全になったと言われています。
各種安全装置の標準装備化をはじめ、衝突安全性能の評価でも登録車に負けない高評価を得ています。
もはや、「軽自動車は事故ったら終わり」なんてことはない、ちゃんと安全性を考えて作られていると思います。
にもかかわらず、ニュースで複数の自動車が絡む酷い事故が報道されるとき、
軽自動車が極端に変形している画像が目につきませんか?
何で?軽だって衝突安全性は同レベルのはずじゃないの?って思うじゃないですか。
たぶん、心理的に選択して見ているから、バイアスがかかってるだけじゃないかと。
それもあると思います。
でももしかしたら、こういうことも考えられるんじゃないかと。
衝突安全性の試験って、単独で走らせて、障害物にぶつけますよね?
正面だったりオフセットだったり、側面からもやるみたいですが。
正面衝突って、静止している障害物への衝突じゃないですか。
そうすると、衝突エネルギーって、質量×速度だから、車の自重に関係するじゃないですか。
つまり、軽い車体の方が衝撃が少なく、有利。
それはそれでいいことなんですけど、車対車の事故では、そうはいかない。
相手の車も動いているので、相手の車の質量×速度+自分の車の質量×速度が、両方の車にかかってくるんじゃないかと。
専門家じゃないので、もしかすると正確には違うかもしれません。
ひょっとしたら(相手の車の質量+自分の車の質量)×相対速度なのかな?
しかしそこが重要なのではなくて、相手の質量もかかってくるということが言いたいだけです。
そうすると、相手が重い車で、その自重がもたらす衝突エネルギーに対応するように頑丈に作られていても、こっちが軽い車体で、軽い自重の衝突エネルギーにのみ対応する設計だったとしたら・・・
自損事故では同等の安全性でも、重い相手に飛んでこられたら、負けてしまいますよね。
それは軽が悪いわけじゃないんですが。
でも、自衛するしかないじゃないですか。
とすると、高速を頻繁に使うなら、軽じゃない方がいいのかな、
と、2児の父でアラフィフになってもまだまだ子育て続行中なビーノは思います。
ファミリーカーだもの。
たとえ一人で乗る時でも、家族を乗せて走っているのです。
N-BOXをおすすめしたい人の特徴3選!使い勝手を重視する人。近場釣行が多い人。車以外にお金を使いたい人。
N-BOX等の軽スーパーハイトワゴンが、
釣り車兼ファミリーカーとしてどんな人にお勧めかをまとめます。
- 使い勝手を重視する人。
- 遠征より近場釣行が多い人。
- 車以外にお金を使いたい人。
具体的に説明しますね。
絶対的な積載量よりも使い勝手を重視する人。
使い勝手を重視する人には、N-BOXが向いています。
もっというと、「絶対的な積載量よりも」、使い勝手を重視する人というと分かりやすいでしょうか。
フロボを載せれば載せることはできましたが、結構頑張って載せているのは否定できません。
なので、フロボのような極端に大きな荷物を積むのが日常でメインの使い方であれば、
やっぱりフリード+以上の普通車の方が使いやすいと思います。
しかし、フロボまでは載せない、もしくは載せるのはたまにぐらいで、
普段は最大でエレキとバウデッキとバッテリーとか、
クーラーボックスやバッカンやドカットとウエーダーと防寒具と、
あとはロッドが載せられればいいよ。
それよりも積み下ろしのしやすさとかの方が重要だよ、という人。
安心してください。
使い勝手、積み下ろしのしやすさに関しては、
軽スーパーハイトワゴンほど研究しつくされている車種はないでしょう。
何せ、あらゆる存在の中で一般ユーザーが車に積み込むときに最も気を遣う、
「寝ている赤ちゃん」
を抱えて起こさないようにやさし~く
積み込みやすいように設計されているのですから。
タントのセンターピラーレススライドドアなんか、まさにそれですよね。
ミニバンも積み込みやすいじゃん?
商用ハイエースとかだってむっちゃ積めるじゃん??
・・・って思いますか?
しかし大きい車は、環境に左右されるのです。
ミニバンの全長はセダンより短い!とビーノはどこかで書きましたが、それは運転中の話。
大きなミニバンには大きなバックドアが垂直に付いているので、
すぐ後ろに建物の外壁があったり、駐車場で後ろに車がついてたりすると、
車を動かさないとバックドアを開けられなかったりします。
ビーノの家もまさにそれです。前のフィットの時は開けられたのに。
(そんなときのためにセレナはガラス部分だけ開けられたりしますが。)
管釣りの駐車場で、後ろの車と背中合わせで荷物の積み下ろしに気を使ったことある人、いますよね?
車体の短い軽なら、駐車スペースに左右されずに気軽にバックドアを開けて荷物が出し入れできるじゃないですか。
これ、意外と使い勝手に響くんですよ。
後ろは気軽に開けられる。
横にもスライドドアが付いている。
室内の高さもあるから、変にしゃがまなくていいし、
大きめの荷物を積んでも後方視界がふさがれない。
しかも、子育て世帯、特に若いお母さんを意識して作られているから、
車内のちょっとした小物収納スペースとかも充実している。
使い勝手が悪いはずが無いんですよ。
環境に左右されない使い勝手という点では、ミニバンをも超えるんじゃないでしょうか。
これは日常はもちろん、釣りの行き帰りの自宅や現場での積み下ろしにも、
絶対役立つストロングポイントといえるのではないでしょうか。
車は日常の足。釣り場も近場が多い人。
家族でロングドライブに行く、ちょっとした家族旅行は車で行っちゃうよ、
コロナ禍で電車乗らない生活慣れちゃったし、人混みめんどくさいし。
・・・っていう人は、軽よりもMクラスのミニバンやSUVの方が良いでしょう。
ビーノ家はこのタイプですね。すっかり郊外型。
逆に、旅行は新幹線や飛行機で行くから、車ではそんなに長距離は行かないよ。
あくまで日常の足だよ、っていう方は、むっちゃ軽が向いていると思います。
いやむしろ、軽しか向いてないかもしれない。
釣りの面でいうと、
高速で2時間以上かけて遠くの釣り場に行く頻度が多く、それがメインだ。
近くで釣れる釣り場無いんだよ。
・・・ていう人。
フロボを始める前のビーノはそうでしたね。
ボートに乗れる釣り場って、一番近くても相模湖で高速で1時間。
好きなのは河口湖で早朝は1時間半で着くけれど帰りは3時間かかってました。
管釣りだって、川越水上公園以外はやっぱり高速で行くところが多いですし。
逆に、比較的近くに釣り場があって、一般道だけで30分とか1時間程度で行ける人。
北関東管釣り銀座とかいわれる群馬栃木のあの辺に住んでいる方、
バス釣りなら富士五湖とか房総リザーバーの近くに住んでる方、
まんまですけど海の近くの釣りできるところに住んでる方。
使い勝手と取り回しが良い、軽、特にN₋BOXが向いていると思います。
あと、バスや淡水の小物釣りで野池や用水路巡りをする方とか、
小回りが利いて駐車時に邪魔にならない、スライドドア付きの軽がむっちゃ向いてると思います。
車体が小さい上にギリギリに付けても反対側のスライドドアから乗り降りと荷物の出し入れができますからね。
もちろん、いくら軽でも他人の土地や田んぼの出入りをふさぐような場所に停めたらダメですよ。
道間違えてヤバいとこ入っちゃって、狭い道をバックで戻らなきゃいけない時とかも、
車体が小さくて後方視界が良いのは心強いですよ。泣きますけど。
車以外にお金を使いたい人。
経済性を重視する人、維持費を安く上げたい人は、軽が適しています。
・・・っていうと、当たり前だよね~って読み飛ばされそうですが、
ちょっと待ってください!
絶対あなたに当てはまります!
税金や保険料よりも、
他のことにお金を使いたい人!!
はい、あなた。当てはまりましたね。
あなただけのために書いているのですよ。
・・・という展開から、
税金保険料の維持費を節約して、釣り具買ったり、釣行費用に充てよう。
・・・とか、
浮いたお金は、月に¥1,000でもいいからNISAでインデックス投資をしよう。
・・・とか、言いたかった訳なんですが。
さっきのシミュレーションで構成狂っちゃいました。
若い人で新規契約の人がどうやって保険料を節約するかは、大問題だなぁ。
今度、よく調べておこう。娘が免許を持てる数年後までに。
そんな歳かぁ・・・。
まとめ。N-BOXは最強の使い勝手。条件によっては最強の釣り車兼ファミリーカーに。
サクッとまとめるつもりが、今回もガッツリ長々と脱線しました。
まとめると、
N-BOXを筆頭とする軽スーパーハイトワゴンは、最強の取り回しと使い勝手を誇る車。
日本で一番売れているだけあって、釣りにも日常にもむっちゃ使える車だと思います。
しかし、どの車もそうですが、条件によって、向く人・向かない人がいます。
やっぱりフロボのような極端に大きな荷物を頻繁に乗せる人、それがメインの人や、
高速に乗って長距離ドライブが多い人、家族旅行も車で行く人は、
やっぱりMクラスのミニバンやSUVが適していると思います。
【釣り車兼ファミリーカー選び】まとめ②ミニバン編。総合でノア!ステップワゴンとフリード+もアリ。
【釣り車兼ファミリーカー選び】まとめ①SUV編。走破性、積載性、視界、居住性。総合力でフォレスター1択!
そうでなくて、近場メインで、フロボのような極端に大きなものよりもそこそこサイズの荷物を積んで取り回しと使い勝手を優先する人には、むっちゃ向いていると思います。
そして、経済性の検証には失敗したと。
まぁアレですよ。
保険は「ここが安って聞いたから」みたいな思い込みじゃなくて、
しっかり比べて選んだ方が良いってことですよ。
思い込みが肝心♪とも言いますけどね。…何の歌だっけな。
コメント