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納期待ち車検対策。中古スタッドレスタイヤを買って車検を通す話。

物欲生活。
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新車の納期は1年半。車検が来てしまう。

コロナ禍以来、新車の納期が一向に短くなりません。
納車待ち1年なんてザラ。
人気車種だと1年半とか、受注停止なんてのも珍しくありません。

特にトヨタ車が一番ひどい気がします・・・。

さらに追い打ちをかけるように不正問題で、受注どころか生産停止になった車種まで。

一方中古車はどうかというと、
現物商売なので納期は基本即納ではありますが、
新車が買いづらい分需要が多いのか、高いですね・・・。
新車と比べてさほどお得感がありません。

中古車のコスパに納得できないなら、渋々新車を契約して長い納期を待つしかないのですが・・・

新車を待つにはもう一つ大問題があります。
それは・・・

車検が来てしまう!!

1回車検を通すには、車種にもよりますがなんだかんだ10万~15万ぐらいかかってしまいます。
もうじき買い替える車の車検に大金を投じるなんて、アホらしいじゃないですか。

タイヤが減って車検通らない!

まぁ車検通さなきゃいけないのは契約時に分かっていて納得して買ったからいいのですが、
ひとつ問題が生じました。

それは、

「タイヤがすり減って車検を通らない」

もうじき買い替える車のタイヤに大金を投じるなんて、アホらしいじゃないですか。

そもそもの話を説明すると長くなるのですが・・・。

現在、ビーノの愛車4代目ステップワゴンRKのタイヤは、
前輪2輪がノーマルタイヤ、後輪2輪がスタッドレスタイヤとなっています。

これは何故かというと、自宅の車庫を出るときに低いコンクリートの角にタイヤのサイドウォールを擦ってしまい、見事に裂けてしまったからです。

タイヤって、地面に接触するトレッド面は強いんですが、
側面、いわゆるサイドウオールはけっこう弱いらしいですね。
タイヤ屋さんが言ってましたが、最近のタイヤは特に燃費性能重視で側面が薄くなっているらしいです。

ビーノはそんなサイドウォールを擦ってしまったので、
パンク修理材とかでは誤魔化せないような裂け目ができてしまいました。

しかも2回も。
いや、1回はビーノが、2回目は妻が同じことをやらかしたんですけどね。

仲いいでしょ??

その時すでに車の買い替え検討に入っていたので、タイヤ代にお金をかけるのはもったいないと思い、
非駆動輪の後輪だけスタッドレスに換えて誤魔化しておこうとしたわけです。

狙いは悪くなかった。

ただ、あれからすでに2年以上経過。
ビーノのくだらないこだわりによる決定の遅れと納期の長期化のダブルパンチのおかげで乗り換えが進まないまま、
2度目の車検期限が、刻一刻と近づいてきているのです。

タイヤは高い。もうすぐ買い替えの車には痛すぎる出費。

ちなみににタイヤの買い替え費用ってどれぐらいかかるかというと、
サイズによって全然違うのではありますが、

ビーノのステップワゴンRKの純正タイヤサイズ、195/65R15の場合。

ブリヂストンの夏タイヤの場合、
1本あたり¥13,000~¥20,000、×4本で¥52,000~¥80,000。

え?8万とか??マジあり得ないんですけど。
ていうか、5万でもキツイ・・・・。

次の車に流用できないか?

いや、タイヤって重要なパーツですからね。
道路を走る乗り物である車の、路面と接触する唯一のパーツですから。
走るのも曲がるのも止まるのも、みんなタイヤがあってこそ。
釣りでいうならフックとラインを兼ねたような重要な道具です。
乗る人の命を預かるものなので、ケチるべきところではない。

・・・はずなのですが。

もうじき乗り換えて車ごとバイバイする予定のタイヤには、
あまりももったいないと思ってしまうのです。

で、あれば。

車検を通すためにどうしても必要な出費なら、長く有効に使えるように工夫するのはどうでしょう?

つまり、乗換後の車にも流用出来ないか考えた訳です。

タイヤサイズとホイールサイズ

ここで当然問題になるのが、現在の車と乗換後の車のタイヤサイズとホイールサイズ。
一緒ならば全く問題ありません。

現在の車のタイヤサイズが195/65R15。
これはまあ、分かります。幅が195mm、扁平率65%でRはラジアルの略で今はみんなラジアルなので考えなくてヨシ、最後の15はリム径が15インチということですね。

ホイールサイズは、最初よく分からなかったのですが、
調べたところウチのは6J15+45 100-5Hという規格らしいです。

15インチのほかにどうやら幅とかオフセット値とかPCD値??とかあるらしいですがよくわかりません。
分かったのは5Hはボルトを通す穴(ホール)の数で、同じ車名でも4Hと5Hがある車種もあるらしく、
知らないでネットとかで買っちゃうと恐ろしいですね。

そして、乗換予定の車種の純正サイズはというと、
タイヤは205/60R16。ホイールは6J16でした。

残念、同じじゃなかったですね。
そもそもインチが違いました。
でもここで諦めるビーノではないのです。
くだらないこだわり=くだわりなので、納得いくまで調べないと納得がいかないのです。

スタッドレスはインチダウンという選択もアリ?

しかし考えてみて下さい。
世の中の車好きの人々の中にはポピュラーな、「インチアップ」という道楽カスタムがありますね。
たとえば純正で15インチを履いている車のホイールを1インチ大きな16インチに変更し、
その分タイヤの扁平率を下げて外径はほぼほぼ変わらないようにする、という。
(外径が大きく変わっちゃうとメーターが狂っちゃうので)

このインチアップの効果は何かというと、1にも2にも「見た目」。
ホイールが大きくなった分、横から見た時の迫力が増し、カッコ良くなるそうです。しらんけど。

一方デメリットはないのかというと、いっぱいあります。

  • 燃費が悪くなる
  • 乗り心地が悪くなる
  • 走行性能が悪くなる
  • 悪路に弱くなる
  • タイヤ代、ホイール代が高くなる

こんなにあります。
走行性能については異論もあるかと思いますが、要はバランスを崩しかねないということですね。
ビーノは初代フィットを何の知識もないままインチアップしたところ、
直進安定性は増したけれど好きだったキビキビ感はスポイルされてしまった記憶があります。

あとの項目は間違いないのではないでしょうか。
特に困るのが最後の「高くなる」

何だか知りませんが、サイズが上がると、値段がぐんと高くなるのです
しかもタイヤに関しては消耗品なので、また数年後に買い換え。
ホイールをインチアップしてあると、
次回も高いタイヤを買わなければいけなくなるのです。

では逆に、「インチダウン」はどうなんだろう?

あまりポピュラーな言葉ではありませんが、少数ながら実行している人もいるようです。

インチダウンのメリットデメリットはインチアップの逆になるのでしょうか?
ひとつずつ検証すると・・・?

  • 燃費が良くなる
    →ホイールが小さくなりバネ下重量が軽くなるので、燃費は良くなるはずです。たぶん。
  • 乗り心地が良くなる
    →扁平率が上がってタイヤの空気の容積が増えるので、クッション性が良くなって振動が少なく、まろやかな乗り心地になるはずです。たぶん。
  • 走行性能が良くなる
    →これはちょっと微妙で、ある要素は向上し、ある要素は低下するんじゃないかと。たぶん。
  • 悪路に強くなる
    →バランスによりますが、インチアップした薄〜いタイヤよりは、インチダウンした空気室に余裕のあるタイヤの方が悪路にも強いような気がします。たぶん。
    オフロード系のタイヤで扁平率40%とかないですからね。
  • タイヤ代、ホイール代が安くなる
    →これは間違いないです。16インチよりも15インチの方が安いです。タイヤもホイールも、
    下手したら交換工賃もホイールサイズで変わってきます。

逆にデメリットは

  • カッコ悪くなる
    →気にする人は異常に執着する気にする部分ですが、
    気にしない人にとっては、全く気になりません。
    自分のタイヤのホイールなんて、乗っちゃえば見えませんからね。
    ていうか、そもそもインチップした方がカッコイイとも思っていなかったりするので。

まとめると、インチダウンした場合のメリットとして確実なのは、
コスト面で節約効果が期待できること。
その他は程度問題で、メリットになったりならなかったり。
デメリットとしては、カッコ悪くなることを気にする人もいるけれど、
ビーノはまったく気にしない派です。

なので、コスト面を重視するならインチダウンを検討しても良いのではないかと思います。

もっとも、もともと新車についている純正のタイヤやホイールを換えてまでインチダウンするのはかえってコストがかかって無意味なので、スタッドレスを買う時に検討すればいいかと。

共通して使えるタイヤサイズを調べる

インチダウンする場合(もちろんインチアップもですが)、
適合するタイヤサイズを調べなくてはいけません。

適合不適合はまずタイヤの外径で決まります。

なのでこの場合、新車のタイヤサイズを基準として、
ホイールサイズを1インチ下げた場合に外径がだいたい同じになるタイヤサイズを調べます。

タイヤの外径は「タイヤサイズ.NET」
https://www.tiresize.net/index.phpで検索すると一覧表が見られます。

Screenshot

これを見ると205/60R16の純正タイヤの外径652mmに対して、
15インチにインチダウンすると、
外径648mmの205/65R15か、654mmの195/70R15が近いのが分かります。
せっかくだから車高を上げて悪路に強くしたいので許容範囲内で純正サイズより大きめなタイヤを選びたいところですが、サイズ表にあっても実際に売っていなくては話になりません。
特に今回は「より安く」というのが目的なので、中古でタマ数が出回っているメジャーなサイズを狙う必要があります。

なので、「目当てのサイズ+中古 スタッドレス」を楽天で検索すると、
205/62R15の方は出回っていることが分かりました。

あとは、タイヤの横幅がボディからはみ出してしまうと車検を通らないので、要確認です。
195→205と1cm大きくなるだけなので、現状のタイヤを見る限り1cm以上は余裕がありそうだったので問題ないかと。

これで、タイヤそのものは共用できそうなことは分かりました。

ホイールは次の車に確実に装着できるか?タイヤショップ、ディーラーに確認。

次は、ホイールが装着できるか。

タイヤだけ合ってもホイールが車に合わなくては、履くことはできません。、

なので、いま夏タイヤに履いているアルミホイールが次の車に装着可能か、調べる必要かまあります。

ネット上を探してもChatGPTに聞いても分からないので、プロに聞いてみることにしました。

まず、購入予定の中古タイヤショップに。
「適合についてはご購入前にお気軽にご相談下さい」と書いてありましたので。親切ですね〜。

電話して問い合わせたところ、
「適合情報では16インチまたは17インチとなっており、15インチの適合は出ていない。現物を合わせて見ないと何とも言えない」
ということでした。

うーん、購入前に聞いてみて良かった。

ディーラーで現物合わせ。落とし穴はブレーキキャリパーの干渉!

次に相談したのが、次の車を購入予定のディーラー。
購入予定なので可能な限り相談に乗ってくれます。

メールで相談したところ、回答は概ねこんな感じでした。
「メーカーの適合情報では15インチは不可となっている。取引先のタイヤ業者さんに聞いたところでも、15インチを付けた実績はない。
しかし実際に合わせてみると装着可能な場合があるし、ひょっとしたらブレーキ関係のパーツが干渉していることも考えられる。
同型の社用車があるので、よかったら現物を合わせてみませんか」

願ってもないお話です。

ということで、社用車の使用予定とビーノの休みを調整して、行って来ました。

ビーノの営業担当のOさん、新しいお店に異動して店長さんなんですが、
自ら社用車をジャッキアップしてタイヤを外し、ビーノが持ち込んだタイヤを付けてみてくれました。
有難いことです。

そして、結果がこれです。

やってみれば一目瞭然ですね。

「ブレーキキャリパーに干渉するので、15インチホイールは装着できない。」

という結論になりました。

正確には完全に接触しているわけではないのですが、
ミリ単位しか隙間がないので実質的に装着困難ということです。

ひとことでまとめると、
ブレーキキャリーがぱみゅぱみゅしちゃうもんだいがあるんですね。

次の車に合わせて現車をインチアップする選択も?

もう一つ考えられる選択肢があります。

現在のステップワゴンをインチアップして、
次の車に適合する16インチのホイールと中古タイヤを購入するというもの。

ビーノの愛車ステップワゴンRKは、
たしかディーラーオプションで16インチホイールを装備可能だった気がするので理論的には可能ではないかと思われます。

その場合の適合タイヤサイズは、どうなるかというと、

現車ステップワゴンRKのタイヤサイズが195/65R15で、外径が635mm。
次の車のタイヤサイズは205/60R16で、外径は652mm。
外径の差は17mmとなります。

純正タイヤとの差が15mm以内であればメーターん誤差も許容範囲で車検を通るらしいので、
16インチで外径が両者の中間になるタイヤサイズを探すと、

195/60R16が外径640mmで現車+5mm、新車-12mm。
185/65R16が外径647mmで現車+12mm、新車-5mm。
215/55R16が外径643mmで現車+8mm、新車-9mm。
235/50R16が外径641mmで、現車+6mm、新車-11mm。

という結果になりました。

しかし、現在のステップワゴンに装着することを考えると、
ただでさえインチアップして燃費が悪くなるのにタイヤ幅も広く、
扁平率もスポーツカー寄りの50や55にするのはデメリットが大きい。
それもスタッドレスと考えると意味不明なサイズ変更になってしまいます。
しかも235mmとなるとボディからはみ出して車検を通らないリスクが高いので、
そもそも何のためのタイヤ交換か分からなくなってしまいます。

なので、16インチを選ぶとするならばタイヤ幅を新車の純正サイズよりも狭くする方向で考える方が良いと思うのですが、

195/60R16は外径が新車-12mm。
車検には何とか通りそうですが新車よりも12mmも小さくなるということは、最低地上高も6mm程度低くなる。つまり悪路に弱くなるということではないかと。
6mmぐらい気にするなというかもしれませんが、そもそもの車選びのコンセプトとして、

「フロボのような大きな荷物が積めて悪路に強く、家族で乗っても快適な釣り車兼ファミリーカー」

だったわけです。

最低地上高が220mmあるフォレスターなら6mmぐらい減っても問題ないかもしれませんが、
そもそものクリアランスに余裕がないミニバンタイプの場合、6mmのディスアドバンテージは無視できません。もんだいがーるです。

185/65R16の方は外径647mm新車-5mmと許容範囲であるものの、
純正サイズよりも幅が20mmも狭くなってしまうと、今度はオンロードでの走りの安定性に不安が出てきます。
まあ無理しなければ問題なく走るとは思うんですが、せっかくの新車でバランスを崩すの嫌じゃないですか?

インチアップのデメリット

インチアップしてタイヤを共用するデメリットは、他にもあります。

新車を購入すれば当然夏タイヤと純正の夏タイヤとホイールはついているので、買うのはスタッドレスになります。
新しい車で使うスタッドレスを今から納車まで1年以上履いて擦り減らすのか?
ホイールまで買ってしまって、もし万一事故とかで納車まで待てず、急遽別の車を中古で買うことになったら?
無駄に投資して燃費の悪いインチアップで過ごす意味がなくなってしまいます。

そんなことになったら、取らぬ狸の皮算用。策士策に溺れ、安物買いの銭失い。

不確定要素は当てにしない方がいいですね。
小さな節約のために、大きな無駄遣いをしてしまっては意味がありません。
しかも、お金を使って快適になるならまだしも、我慢して妥協した結果の出費では無意味です。

ということで、この案は却下しました。

まあ普通の人は最初から考えもしないで素直に買い換えると思うんですけどね・・・。

結論:現車の純正サイズのスタッドレスを中古で買う。

ともかくこれで納得、諦めがつきました。
紆余曲折しましたが、現車のステップワゴンRKの純正サイズに合わせることにしました。

最初から素直にそうしろよと。

しかし長く使う見込みはないので、コストを抑えるために中古タイヤを買うことに。

そして、普通なら夏タイヤを買うところですが、ビーノが選んだのは中古のスタッドレス。

今年の冬は娘が受験なのでスキーに行く予定はないのですが、
冬場の釣りでもちょっとした凍結路を走ることはちょいちょいあります。
特に高速代のかからない小菅には1シーズンに3〜4回は行く可能性があり、
奥多摩湖畔の連続カーブや釣り場入口の坂道など、凍結ポイントがあります。

また、日常生活では積雪地域ではないものの、
近頃の激しくなる気候では突然のドカ雪が振るとノーマルタイヤでは動けなくなるリスクがあります。

理想は夏タイヤと冬タイヤを履き替えた方が良いのは当然として、両方買ったらコストが2倍かかります。なので、夏タイヤか冬タイヤどちらか選ぶことになります。
今回は悪条件時の安全性を重視してスタッドレスを選ぶことにしました。

楽天で検索すると豊富な選択肢が。残り山重視でえらぶ。

ステップワゴンRKの純正タイヤサイズは195/65R15。
同じMクラスミニバンの80系ノアヴォクシーの他、プリウスなどにも使われているメジャーなサイズなので、玉数豊富なのが有難いですね。

選ぶ時に重視したのは溝の残り。
中古とはいえ、あまり走らないうちに売ってしまったタイヤが多数あるようで、残り溝8分とか8.5分とかがゴロゴロあります。
製造年も新しい方が当然ゴムが柔らかく氷上性能も安心ですが、当然値段も高いので、
この際製造年にはこだわらずに5年落ちの物を選びました。

製造年が古くても溝が残っていればスタッドレスとしての性能は保たれているというデータもあるらしいです。中古タイヤ屋さん曰くですけど。
少なくともオールシーズンタイヤ以上の性能はあると考えていいでしょう。

メーカーについては、これまで使って来た経験から、凍結路での性能、3〜4年目の性能維持、ドライ路面での快適性等を含めてスタッドレスについてはブリヂストンがベストと考えているのですが、
ブリヂストンは1万円ぐらい高かったので、この際こだわっていられません。

なので、一応名前の通った国産メーカーならOKとしました。

ということで、選んだのが、ダンロップ ウィンターマックス WM01。
195/65R15の純正サイズで、製造後5年とまあまあ古めですが、8~8.5分山残っています。

【楽天市場】こちらの商品は現在ご購入いただけません

値段はタイヤ代が4本で税込¥19,800。楽天ポイントが2,130Pついて送料無料です。

新品を買えば7〜10万円ですから、かなりの節約になります。

取付店を探して予約。

次に取付問題。

近くに実店舗のある中古ショップで買えば問題ないのですが、
狙ったサイズの状態の良いタイヤが見つからない場合、ネットで買うことになります。

その時困るのは取付です。
ホイールが付いていれば自分で交換すれば済みますが、
次の車に付けられないのが分かっているのにホイールまで買うのは無駄ですからね。

なので、取付をやってくれるお店を探します。

まず今回の車検は節約のためディーラーではなくスタンドに頼むことにしたのですが、
そこで聞いてみたところ、「うちでやると高くなっちゃうんですよ〜」とのこと。
具体的な金額はよく憶えてませんが。

ビーノが住む川越周辺で探してみて、持込み歓迎で安かったのがこちら。

アイパーツ川越店
https://www.i-parts.co.jp/shop/shop06.asp

取付料金はサイズによって違いますが、15インチの場合、1本¥600+バランス¥550、廃タイヤ¥390。¥1540×4本で合計¥6,160。
まあまあの値段に見えますが、他は廃棄量別で¥2000ぐらいだったので他よりリーズナブルです。

タイヤは取付店に直送。金額はトータルで¥25,960。

ところで、ネットで買ったタイヤ、デカいので家で受け取って当日まで保管して車に積んで取付店に持って行くのってめんどくさくないですか?
玄関に置いといたら邪魔だし、外に積んどいて前日大雨が降ったりしたら、びしょ濡れのタイヤを積んでいくのはめんどくさいですよね。

取付け店によっては直送OKのところがあります。
アイパーツさんも予約時に書いておけば対応してくれるということなので、お願いしちゃいました。

ということで、かかった金額が、

タイヤ代が¥19,800
取付工賃がバランス、廃棄料を含めて¥6,160
トータルで¥25,960

で済みました。

新品タイヤを買った場合7~10万円かかるので、4~7万円の節約。えらい違いです。

ここで節約した分を釣り具に回したりしてはいけません。
これから新車購入に莫大な資金が必要になるのですから。

中古スタッドレスで車検を乗り切る、デメリットの実際。

中古のスタッドレスを買ってみたところ、やっぱりというか、デメリットもありました。逆にデメリットとして想定していた割に、実際はそうでもなかったものもありました。その辺りをシェアしたいと思います。

デメリット① 燃費が悪い?

スタッドレスなので、夏タイヤよりも燃費には不利です。
そして、確かに交換前に比べて燃費が悪化したような気がします。

現在のビーノの愛車ステップワゴンRKの燃費はリッター10km行かないくらい。
タイヤ交換前は10.5kmぐらい走っていました。
ちょびっとですが悪くなっている気がします。

また、発進加速が鈍くなったような気もします。

が…それが全てスタッドレスのせいなのか、ハッキリしません。
だって、連日の体温越え猛暑日ですから、エアコンフル稼働の日が多いのです。
エアコンガンガン使っていればエンジンに負担がかかるので、
加速は悪くなるし、燃費も悪くなるのが当たり前です。

タイヤ交換前より悪化しているのは確かだけれど、環境要因が違いすぎるので比べられないのです。

デメリット② 減りが早い?

夏場にスタッドレスを履きっぱなしにするデメリットとして、「減りが早い」というものがあります。

ドライ路面を走るからだけでなく、路面が非常に熱いため、夏タイヤよりも軟らかいゴムを使用しているスタッドレスは摩耗が早いということもあると思います。

実際に夏タイヤがパンクしてから後輪のみスタッドレスで過ごして来ましたが、
FFなので駆動輪の前輪の方が負担が大きいはずなのに後輪のスタッドレスが減ってしまい、
「前輪の夏タイヤ2本は車検通るけれどスタッドレスは通らない」と言われてしまいました。
しかも、減って来たために一度、残っていた2本とローテーションしたはずなんですが、
結局そっちも減ってしまったという。

ということで、北国の夏ならともかく、灼熱の埼玉ではアスファルトが溶けるんじゃないかというくらいの過酷な環境で走らなければならないため、
夏の間スタッドレス履きっぱなしにするのはおすすめできません。通常は。

そう、今回のように乗り換え前提で使用期間が1年程度と限られている場合は話が別です。

残り1年であれば、年間1万キロ程度の走行距離であるビーノが8分山以上の残り溝があるタイヤを車検通らないほど履き潰してしまうことは考えにくいです。
たとえ納車まであと2年になったとしても、最後の半年は夏。
プラットホームが出て冬タイヤとしては使えなくなったとしても、
スリップサインが出て夏タイヤとしても使えなくなるまではまだ余裕があるはずです。

デメリット③ うるさい?

ビーノはオーディオマニアではありませんが、そこそこいい音にこだわります。
現在の夏タイヤはヨコハマの「アドバン・デシベル」という静粛性を売りにしたタイヤです。

余談ですが、この「デシベル(dB)」音の大きさの単位と思われがちですが、実は違います。
音の大きさの体感的な感覚というのは物理的な音の大きさと比例せず、むしろ対数に近いのです。
つまり、音の聴感的な大きさが2倍になっている時は音の物理的なエネルギーが10倍になっているという。「dB」は「対数表記である」という記号であって、単位ではない。
単位は「dB」のあとに書かれる「HL」=ヒアリングレベル、「SPL」=音圧レベルなどで定義されるわけであって・・・(以下略)

すいません、ビーノの本業は言語聴覚士なものでついつい豆知識が出てしまいました。
ビーノだけに。

車のロードノイズはタイヤのトレッドパターンに大きく左右されます。
スタッドレスのトレッドパターンは雪を掴むことが最優先でノイズとか一切考えてないので、うるさいです。
しかも5年落ちの中古スタッドレスなので、ゴムが硬くなっています。
ゴツゴツするので、軟らかい新品のスタッドレス以上にノイズも出やすいです。

正直、静かに音楽を聴くような環境ではないです。

ですが。

13年乗ったステップワゴンで劣化しているのはタイヤだけではなく、ナビ・オーディオもです。
気持ちよく聞いていたと思ったら音量が下がったり、フロントのスピーカーからの音が聞こえなくなって後ろからだけになり、音場定位の悪いこもった音になったと思ったら突然戻ったり、
ロードノイズどころじゃないのです。
なので、タイヤの違いによるリスニング環境の違いなんて、屁でもないのです。

デメリット④ 乗り心地が悪い?

③と同じ理由でスタッドレスのトレッドパターンは乗り心地とか考えてません。
しかも、溝が深く、ブロックがゴツゴツして複雑に並んでいるので乗り心地には不利です。

さらに中古スタッドレスの場合はゴムが硬くなっているので、輪をかけてゴツゴツしています。

したがって、乗り心地は夏タイヤと比べてゴツゴツしています。
ちょうど、SUVの同じ車種でも、オンロード重視のノーマルタイヤ装備のグレードと、
タフ系のエクステリアをまとったオフロード系のグレードがある車種があるじゃないですか。
RAV4とかフォレスターにありますよね。

そのオフロード系のグレードで純正でオールシーズンタイヤを履いている場合。
乗り比べてみると乗り心地がまるで違うっていうことがありますよね。

/釣り好き兼業主夫の車選び⑤ フォレスター編。SUVならこれしかない?フロボ積載能力と信頼の悪路走破性、ミニバン並の視界をもつ唯一のSUV!弱点は燃費。

「よね」って言っても、誰か共感してくれるんだろうか・・・。

まとめ。車検対策として夏でも中古スタッドレスを買う意外なメリット

メリット①なんといっても安い。

ステップワゴンRKの純正サイズ、195/65R15の夏タイヤを新品で買った場合、
近所の黄色いカー用品量販店でブリヂストン・エコピアNH2004本セットが
¥67,320+交換工賃¥10,600=¥77,920。

スタッドレスを新品で買った場合、別のタイヤ専門店ですが、
195/65R15の場合は4本込々で、 
ブリヂストン・ブリザックVRX2が¥86,800。
格安のアイスパートナー2でも¥69,800します。

205/60R16の場合はもっと高くて、
ブリヂストン・ブリザックVRX2が¥117,800もします。
格安のアイスパートナー2でも¥89,800。

それに対して今回かかった金額はタイヤ代が¥19,800、取付工賃が¥6,160。
トータルで¥25,960です。

格安のスタッドレスとの比較でも¥43,840の節約です。
この価格差で車検が通せて一応冬の雪道も性能は落ちるにせよ走れるのであれば、
多少のデメリットは目をつぶれます。

これはあくまでビーノの価値観と経済感覚での話です。
完璧を求めるなら新品でエコピアとVRXを買うのがオススメです。
新車が来たら中古ショップに売りましょう。

メリット② 硬い分、燃費はそんなに悪くない?

デメリットで中古のスタッドレスは硬いから~という話が何度も出てきましたが、硬さがメリットになることもあり得ます。

スタッドレスタイヤは通常、夏タイヤに比べて燃費が悪くなりますが、
これはゴムが軟らかく、路面に吸い付くように作られているために、
逆にいうと路面からの剥離の時に粘る=転がり抵抗が増すことが大きな原因だと思われます。
(他にもありそうですがこの際話をシンプルにしましょう)

ということは、5年経過してゴムの軟らかさが低下したタイヤは、本来意図していた凍結路面への吸着力が低下している代わりに、転がり抵抗も幾分軽減しているのではないかと考えられるわけです。

実際、実測値で燃費はやや低下しているわけですが、リッター当たり1kmも変わっていないくらいなので、これは猛暑によるエアコンへの負担の影響が大きいんじゃないか、つまりタイヤ変更による影響は思ったほど大きくないのではないかと。

そういえば変更前の後輪もスタッドレスではあったのですが、
既にプラットホームが出ており、所によりスリップサインも見え隠れしている状態なので、
ほとんど夏タイヤというか、夏タイヤ以下になっていますので夏タイヤと考えて比較して差し支えないのではないかと。

メリット③ 硬い分、そんなに減らない?

スタッドレスが減ってしまう原因は、ゴムが軟らかいからだと書きました。
そして、中古のスタッドレスは新品時に比べてゴムが硬くなっているとも書きました。

ということは・・・?
硬くなった中古のスタッドレスは、新品と比べて相対的に減りが遅いのではないか??
という推測が成り立ちますよね?

まあこれはもちろん机上の推論です。
実際に新品のスタッドレスを灼熱の埼玉で通年履きつぶしたことはないので、正確な比較はできません。
3年、4年経ったブリザックなら通年履いたので比較できるでしょうか??
いや、普通に3シーズン履いて減った状態からの通年履きつぶしなので、検証にはならないですね。

まあでも、仮説としてはもっともらしい気はしますよね??

メリット④ 意外と悪路に強い?

硬めの中古スタッドレス、意外と悪路に強い説。

これも同じ流れで、中古のスタッドレスはゴムが固いですよね。
そして、普通の夏タイヤよりも、溝が深く、ブロックがしっかりしていて、
軟らかい雪面に深く食いこんで足場を作るような働きをします。

これは何かに似ているような気がするのですが、
オフロード用のMT(マッドテレーン)タイヤやAT(オールテレーン)タイヤに似ているのではないかと。

違いは、MTやATの方がよりブロックが大きく、溝が深く広い。

そして、スタッドレスには、ブロック一つ一つの中に「サイプ」と呼ばれる細かな溝がありますが、
これは凍結路面に食いつくためのもので、ぬかるみにはあんまり関係ない。

そして、ぬかるみからの脱出を考えるなら、ブロックはしっかりしていた方が良い。たぶん。
なぜって、泥をつかんで車体を前に進めるには、しっかり泥に食い込みつつ変形しない方が良いですからね。たぶん。

なので、経年変化でゴムが硬くなったスタッドレスは、
あくまでスタッドレスではあるのですが、
ちょっとオールシーズンよりの性格になっているのではないかと思うのですよ。

つまり、硬さでいうと、

新品スタッドレス<中古スタッドレス<AT<MT

みたいな。

この並び順はぬかるみに対する走破性にもなるんじゃないかと。たぶん。

ということで、中古スタッドレスはぬかるみなどの雪道以外の悪路に意外と強い可能性がある、と。

ということで、わざとぬかるみに入って検証してみました!
・・・っていうのをやる勇気ないんで、実際は分からないんですけどね。

まとめのまとめ。

ということで、車検を通すためのタイヤ買い替え、
結局やったことは

①5年落ちのスタッドレスを中古の通販で購入、値段は\19,800 楽天ポイント

②近くの中古パーツショップにタイヤを直送してもらい取付。費用は取付工賃が¥6,160。

トータルで¥25,960。

今回節約できた金額は新品の格安スタッドレスとの比較で¥43,840。
まあまあの金額だと思います。

ポイント分を考慮して、楽天セールなどをうまく活用すれば、
もうちょっとでエアリティやヴァンキッシュに手が届きそうな金額ですね。

楽天ポイントを使って好きなお店で好きな釣具が買える⁈超アナログ「仮想ポイント交換術」とは?お小遣い制お父さんに贈る裏技!

決して釣り具に使っちゃなんねーぞ・・・。

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